現在帝国は魔王リムル、いやこの世のどんな敵と戦っても勝利を確信していた。その理由は現在西側諸国へ侵攻している百万近い軍勢、では無い。確かにこの帝国軍も誰も負けるなどと思っている者はいない。しかしその軍勢よりも確実に強いと確信できる一体の魔物が彼らの目の前にいた。
帝国には守護竜がいる、守護竜と言っても魔道王朝サリオンのような竜王ではない、竜王とは比べ物にならない差がある竜種が一体ヴェルグリンド
そのヴェルグリンドよりも強いと言われるヴェルグリンドの兄、アクノロギアの存在が帝国が現在敵はいないと確信できる理由である
「本当にこいつがあのアクノロギアなのか?」
ある一室でその部屋の見張りを任された兵士がそんな事をいう。現在アクノロギアは人の姿をしている上に妖気等も完全に遮断して人形のように動かないのでこんなことが言える
「おい、やめておけ」
アクノロギアを刺激しそうな同僚を止めるようにもう一人の兵士が言うがそんな言葉を無視して更に喋る
「おいおい、なにビビってんだ?皇帝陛下の能力でこいつはもう帝国の言いなり、生きた兵器みたいなもんだぜ?」
その瞬間、アクノロギアが少し反応したのに二人は気づかない
「俺たちみたいな帝国皇帝近衛騎士団でもないのが監視を任されてる時点で一応ってだけで只の報告要員だろ。こいつさえいればどんな国や魔王だろうが圧勝、竜種ですら敵わないだろ」
「おい」
「魔王リムルの所の竜種ヴェルドラも敵じゃない!皇帝陛下が命令すれば直ぐにこいつは飛んで行ってヴェルドラをッ!?」
その瞬間、いままで興奮したように話していた兵士の首をアクノロギアが掴みゆっくりと絞めていく
「ぐ、ぐるじ・・・」
「やめて!!」
アクノロギアはその声に従い兵士を放り投げる
「あなた達はもう普通通りの仕事に戻っていいわ、皇帝陛下には私が言っておく」
「わ、分かりました」
そういうと咽る同僚に肩を貸し兵士たちは部屋を出ていく
「・・・はあ」
部屋でアクノロギアと二人きりになると女性は疲れたため息を出し、ベットの端に座るアクノロギアの膝の上に頭を乗せる、アクノロギアは無表情、どこか嬉しそうに頭をなでる
「・・・久しぶりに再会したと思ったら皇帝に自由を奪われた状態なんて。ごめんね、私にはどうする事もできない」
「・・・」
アクノロギアは撫でるのを止め相手の目を見つめる
「気にするなって言いたいの?」
伝えたいことが伝わったからかアクノロギアは撫でるのを再開する」
「・・・すごいね、皇帝に完全に支配されているはずなのに少しだけだけど自分の意識が残っているみたい・・・私にはできないや」
女性は少し寂しそうに言うと気持ちを切り替え明るく話す
「さて!いつまでこうやってのんびり出来るかわからないけど時間が許す間、すっごい久しぶりの親子水入らずを満喫しようね!パパ!!」
彼女、
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