金持ちになりたい様、本当にありがとうございます。
「正気か!?」
アクノロギアの後方から術式の矢を放ったエル達はルドラの行動が理解できなかった
「あの~あれってやっぱり・・・」
「ヤバいに決まっている!!あの術式の矢は副作用で感情の制御が難しくなるんだ!ただでさえ妹たちが傷つくのを嫌がるアクノロギアの目の前で妹を消すなど苦しませて殺してくれと言っているようなものだぞ!?」
エルが半分パニックになりながら説明しているとアクノロギアが動き始める
「・・・ほう」
ルドラへ無言で殴り掛かる、しかしルドラを守る〝王宮城塞〟に阻まれ大地を砕く威力を持った拳は固い音を出すだけで終わる
「・・・」
2回、3回と攻撃するが〝王宮城塞〟には罅一つなくそれを確認したアクノロギアは魔道之書を取り出し開くと中から『滅竜之王』を縛っていた物と同じ鎖で縛られている一つの宝玉が出てくる
「あれは!?急いで止めてくれ!!」
エル達はベニマル達に合流すると全員にそう言った
「あの玉は一体なんだ!今のアクノロギア様が出すものなんだからあいつらを倒せる者なんじゃないのか?」
ベニマルは冷静に言うが心の中では少し焦る。今まで一番近くでアクノロギアを見てきたエルが軽いパニックに陥っている玉に嫌な予感しかしないからだ
「あれは究極能力を封じた
「なんでそんな危ないことを」
「だから厳重に保管しロックもかけている!わざわざそんな危ない事をしたかなど簡単だ
うっかり使ったら世界が滅びるからだ!!」
アクノロギアは後ろのエル達には反応せず宝玉に封印された究極能力を発動する
『
その瞬間、玉からドロリとした黒い液体が出てくる、液体は止まることなくあふれそれが一定の量になると人や魔物の形になると地上へと降りていき生き残った帝国の兵たちを捕まえ、顔を確認した後、ある者は捕らえある者は殺す
「何をしているんだ」
ベニマルは黒い生物達の行動に疑問を覚える。皆殺しにするのは分かる、一定数を生かすのも分かる、しかし黒い生物はわざわざ一人ずつ顔を判断して生かすか殺すかを選んでいるように見えた
「分けているのだ、家族がいるものとそうでないものを」
「なに」
ベニマルはエルの言ったことがよく分からなかった、今のアクノロギアの状態を見れば怒っていることは分かる、そんな状態で家族がいるからと言う理由で殺さないというのは不自然だった
「言っておくが家族がいるから殺さないんじゃない、その逆だ」
「逆?」
「アクノロギアは目の前で妹を殺された、それと同じことをしようとしているのさ」
「まさか」
「捕まえたやつを帝国まで運んだ後そいつの目の前で家族を殺すつもりだ。普段ならそんな事はしないが・・・今のアクノロギアは正気を失っている」
エルは少し寂しそうな表情でアクノロギアを見るがアクノロギアはそれに気づかず、或いは無視して〝王宮城塞〟を破壊しようとする
「無駄です、いくら貴方でもこれは破壊できない」
フェルドウェイは〝王宮城塞〟を攻撃し続けるアクノロギアにそういうがアクノロギアに反応が無い。その事にルドラは嫌な予感がする
(いくら怒りで我を忘れていたとしても無駄なことをするとは思えないが)
そこでルドラは気づいた、アクノロギアの目が赤く光り殴りつけている場所から徐々に何かが広がっているのを
「!!」
ミカエルはとっさにフェルドウェイを引っ張りアクノロギアのから離すと〝王宮城塞〟の一部が割れ先ほどまでフェルドウェイがいた所までアクノロギアの拳が入り込んでいた
「な!?〝王宮城塞〟を力だけで」
「いや、違う前に聞いたことがある。書き込んだら対象物が消えるまで解析・崩壊を繰り返すアクノロギアが作った魔法、自立崩壊魔法陣か。アクノロギアも解析を手伝ったのだろうが〝王宮城塞〟を破壊するほどとは流石と言うべきか」
ミカエルがそう言う間も自立崩壊魔法陣は〝王宮城塞〟を侵食し破壊していく
「退くぞ、アクノロギアの力も取り込みたいが、今この狂竜と戦うのは難しい」
そう言うとミカエルとフェルドウェイはその場から消え、そこには怒りに狂っているアクノロギアが残された。行き場を失った怒りは当たり一面に飛ぶことは無かったがまだアクノロギアの手には究極宝玉があり黒い生物は帝国兵を惨殺している
「よお、アクノロギア」
アクノロギアが後ろを向くとそこにはリムルが立っていた。リムルを見るとアクノロギアは普通の人間では即死するであろう程の殺気をリムルに向ける
「さっきから見てたけど、もしかしてまだ怒り狂ってる?」
普段のアクノロギアならリムルを敵とは認識しないだろう、しかし運が悪いことに今アクノロギアの体を動かしているのはアクノロギアの一部とリムルとの面識がない滅竜之王。リムルが敵かどうか判断できなかった。さらにアクノロギアはミカエルに支配されながらも見ていた、リムルが殺された妹、ヴェルグリンドを捕食するところを
「・・・」
アクノロギアは『支配之王』で
「・・・その怒りは理解できるよ、俺もシオン達を失ったとき感じたから。だが完全に暴走しているお前を放置するわけにはいかない。親友に『兄上を助けてくれ』って頼まれたしな」
「加勢するぜリムル様」
「待て、エゼル私たちでは足手まといだ」
「だがよおエル!」
「・・・マルド・ギール、トラフザーに連絡できるか?」
「できますが」
「すぐに連絡を取ってくれ、今のアクノロギアを止めるにはあのお方に手伝ってもらった方が良い」
究極能力紹介
終焉之時(ラグナロク)
『死之空間』
ユニーク以上を習得していない存在は発動者の直径100キロ以内にいると死ぬ、究極能力未満の存在はダメージを受ける(空間内に居る限り永遠に)
『死之軍団』
アクノロギアの命令を聞く生物(ゴーレム?)を生み出せる
時間があれば無限に出てくる
空間支配、炎熱空間、無機物支配、世界崩壊
世界崩壊は使うと相手に治療不可能の攻撃を与える
(例)リムルが無防備に受け切られたらそこからは二度と再生しないなど
活動報告にて質問回答をしています。何か小説内で気になる事でもありましたらお気軽にお使いください。
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