ラ・ヴァリエール公爵家外
今ここでは戦闘服に着替えた烈風のカリンことカリーヌが、その真正面にはうちは一族の伝説の忍のうちはマダラが向かい合って立っている。カトレア、ルイズ、エレオノール、シエスタは遠く離れてこの戦いを見ることにした。さらに遠くではゼツが気配を消して観察している。
そういえば前回紹介していなかったが、ヴァリエール公爵は夜に帰ってくるので今はいない。
「マダラさんでしたか・・・・あなたの雰囲気から見てただの使い魔ではないと思っていましたが本当にそのようですね。」
カリーヌはマダラさんの放つ自然な威圧を感じとり、かなりの実力者と判断する。まぁマダラさんはその上を行くんだが
「少しは楽しませてくれよ」
マダラさんはそう言って目を一気に輪廻眼にする。そして今回は忍具を使わないのか団扇と芭蕉扇は巻物にしまっている。その目を見たカリーヌは
「!?その目は?」
カリーヌはマダラさんの目が紫の波紋型に変わったことに驚きマダラさんに聞く。
「言っただろう。お前には神にも等しい力を見せてやると、まぁ教えてやろう。これはうちは一族の持つ瞳写輪眼の最終進化系の輪廻眼だ。まぁせいぜい俺を楽しませてくれよ。」
そしてカリーヌとマダラさんの戦いが始まった。マダラさんは開始早々素早く印を組み、術を発動する。カリーヌもすぐに呪文を唱えて魔法を発動する準備をする。
「火遁豪火滅却」
マダラさんの口から広範囲の炎がカリーヌにせまる。カリーヌはカッタートルネードを使い、すぐにその場を離れる。その行動は正解だった。何故ならカリーヌの放ったカッタートルネードはマダラさんの豪火滅却に簡単に飲まれてカリーヌがいた場所は焼け野原になっていたからである。
「私のカッタートルネードをいともたやすく飲み込むなんて!?」
カリーヌはスクエアスペルの魔法が簡単に敗れたのに驚く。
「いい判断だ。全力ではないとはいえ、よくかわしたな!」
マダラさんはとても感心していた。カリーヌはマダラさんの全力じゃない発言にレベルの差を感じる。豪火滅却を見たルイズ達は
「何なの!?あの威力!お母様のカッタートルネードが効かないなんて!ちょっとちびルイズ!使い魔がメイジなんて聞いてないわよ!?」
エレオノールは平民だと思ってたマダラさんが魔法を使えることに驚く。まぁ忍術なんだが
「マダラの強さはこんなものじゃないわ!まだスサノオを出してないもの。」
ルイズはマダラさんの強さはこんなものじゃないと言う。そして皆さん気づきましたか?ついにルイズのマダラ様々がとれました。どうやらエレオノールの言葉でもとに戻れたようです。
「スサノオ?」
カトレアはその言葉に疑問をもつ。ルイズは答える。
「スサノオはマダラのもつ眼の力で絶対的な破壊力と防御力を誇ったものです。ちいねえさま」
ルイズの説明は表面的ではあるがまぁ会っている。観客一同はマダラさん達の戦いを見る。
「では、これならどうでしょう!」
カリーヌはスクエアスペルの偏在を使い、10人になる。
「ほう、面白い術を使う。それでどう攻めてくる。」
マダラさんは余裕の態度で相手の出方を見ている。
「カッタートルネード!」
カリーヌは10人で全方向からマダラさんに向かってカッタートルネードを放つ。そしてマダラさんは動くことなく、腕を組み、余裕の顔でそれに直撃した。そして煙りが立ちこめてマダラさんの姿を隠す。カリーヌはあれで倒せているとおもわず、次々と風の魔法をマダラさんに当てていく。それを見てルイズとシエスタはマダラさんが心配になり、エレオノールはマダラさんが負けることに期待していた。ただ唯一カトレアだけは直感でマダラさんが無事だと感じる。しばらくしてカリーヌは攻撃を止めて、いまだに煙りで見えないマダラさんを観察する。
しばらくして煙りが晴れてカリーヌが見たものは無傷なマダラさんだった。これには流石にカリーヌも言葉をなくし一同も唖然となっている。
「なかなかいい攻撃だった。だが、俺に傷をつけるまでには至らなかったようだがまぁいい。次に進むとしよう。」
マダラさんは手を眼前で組み、ある木遁忍術を使う。カリーヌはマダラさんが何かやると思い、警戒している。
「木遁秘術樹界降誕」
マダラさんがこの術を発動すると地面から大量の木々が樹界を作っていく。そしてカリーヌは地面が揺れているのを感じる。
「何もないところから次々と木が!?」
カリーヌは一瞬で森を作るマダラさんに本当に人間なのかと疑いたくなってくる。周りのメンツも流石に唖然となっている。ルイズはギーシュ戦で見たことはあるがそれでも驚かない方が無理だろう。エレオノールやカトレアは最早次元が違いすぎてもうカリーヌを心配するぐらいだ!シエスタはもうついていけていない。
「さぁ、続きを始めるとするか。これで死んでくれるなよ?まだ遊び足りないからな!」
カリーヌはマダラさんの遊び宣言に恐怖を覚える。樹界を作ってまだ遊びだというマダラさん。カリーヌはかなり本気で戦ってはいるがここまで力の差を感じると逃げ出したくなる。だが、この樹界はマダラさんの術により出したもの。ということはここから逃げることは不可能とカリーヌは判断する。まぁこの樹界のせいで観客は見れなくなったんだが、ここは小説補正でなんと遠見の鏡をオスマンが貸してくれていたのだ。っていうよりオスマンがこれはあった方が良いからしばらく貸すと言って借りていたのだが観客はそれを使い、樹界の中の戦いを見る。
「さぁ、俺にお前の強さを見せてみろ。」
マダラさんはそう言うと巨大な木の幹の上に立ち腕を前にかざす。するとカリーヌに向かってマダラさんのところからものすごいスピードで向かっていく。
「速い!?」
カリーヌは魔法を放つのをやめてよける。そしてすぐに魔法を発動する。
「エアストーム!」
今のところカリーヌ含めた偏在は誰1人やられてはおらず、10人によるエアストームを放つ。それはマダラさんを狙ったものではなく、樹界を破壊するために放ったのだ。
「この樹界が狙いか。」
カリーヌにとって樹界はステージが狭すぎるため周りの木々を破壊していく。マダラさんはせっかく用意したステージが台無しになっていくのを見て次の行動を起こす。
「火遁豪火滅却!さぁ、どう対処する。」
それはカリーヌと同じで空までおおう木に向かって放ったものだ。そして燃えた木々が雨のように落下してくるのを見たカリーヌはカッタートルネードを使い、上空の木々を撒き散らしていく。だが、マダラさんもただ見ているだけではなくカリーヌの下から木を地上につきだしたり邪魔をする。カリーヌは避けては魔法を繰り返すを繰り返していたが偏在が次々と消えていくのが分かった。そして、最後の偏在も消えて、カリーヌ1人になった。カリーヌはあらゆる風魔法を使いまくり、この危機的状況を乗りきった。周りの樹界もほとんど破壊されていた。マダラさんは感心する。たとえ手を抜いていたとしてもこの世界でこれほど戦えるものに会ったことがないからだ。マダラさんは高揚感に浸っていた。すると突如マダラさんが吹き飛ばされた。遠見で見てたメンツも吹き飛ばされたマダラさんを見て驚愕する。吹き飛ばされたマダラさんは地面に転がる。
「ようやく当たりましたか。エアハンマー、今回はスクエア級で放ちました。それをもろにくらったのです。さすがにこたえたでしょう。」
マダラさんが高揚感に浸っている時にカリーヌはエアハンマーを放ったのだ。だが
「いい一撃だった。とっさにこれを使わなければ大ダメージだった。」
そう言ってマダラさんはカリーヌにそれを見せる。実はマダラさんはスサノオ一部展開で防いだが物理法則で吹き飛ばされただけだったのだ。観客のルイズは叫ぶ。
「お母様気をつけて!!スサノオが来ます!」
カリーヌはその言葉を聞いてすぐにマダラさんから距離をとる。はたしてこの戦いどうなるのか、次回で。