ラ・ヴァリエール公爵家
翌日
昨日大宴会が終わり、今日改めて公爵とカリーヌはマダラさんに話をする。今回はマダラさんも椅子に座り話を聞くことになっている。そのとなりにはカトレアとルイズが座っておりルイズの隣にエレオノールが座っている。
「マダラ殿、昨日はカトレアの病気を治していただき感謝する。そしてそれまでの無礼をお詫びする。」
ヴァリエール公爵とカリーヌはマダラさんに頭を下げる。マダラさんは特に気にしてはいないため、いいという。
「今回の件だがルイズとマダラ殿の罰は無しとしよう。そして土地についてだが1つ提案がある。」
マダラさんはヴァリエール公爵が何を提案してくるのか気になった。
「土地はヴァリエール領内であれば好きなところをやる。その代わりと言ってはなんだが娘のカトレアの婿殿になってはくれんか?」
マダラさんは・・・・は?っという顔になった。声には出さなかったもののいきなり何を言い出すんだと思っていた。
「なぜだ?」
マダラさんの返しは当然だろう。
「まぁそうなるだろうな。我がヴァリエール家はカトレアの病気を治してくれた方に嫁がせようと思っていたのだ。そして今回はマダラ殿が治してくれた。実力もカリーヌを軽く越える。カトレアも婚約については賛成している。どうだ?こんな美人なかなかいないぞ?」
ヴァリエール公爵はカトレアのいいところをマダラさんにいい続ける。それを目の前できくカトレアは赤面して耳を塞ぎたいところである。ちらちらとマダラさんの顔を見ては恥ずかしさのあまり逃げたくもなる。マダラさんはこう考えていた。この婚約に関して受けようと思っていた。うちは一族復興ができると考えたからである。土地をくれるのだからデメリットは特にないと判断し、考えがまとまった。カトレアが美人についてはマダラさんは特に意識していなかった。どうやらそっち方面はかなりの鈍感であると言える。
「カトレアがいいのなら婚約してもいいだろう。」
マダラさんはあきらか上から目線だがもうこのヴァリエール家一同はなれたために特に気にすることはない。むしろ公爵の方が頭が上がらないぐらいである。
「本当か!では早速土地を決めねばな!どういう土地が良いか?マダラ殿。」
ここから一時間くらいマダラさんとヴァリエール公爵の土地決めの話し合いが始まる。カリーヌは公爵のとなりで紅茶を飲み、カトレアもマダラさんのとなりで土地について聞いている。端から見れば新婚が家を探しに来ているようにも見える。
一方でマダラさん達が土地決めの話し合いをしているときトリステイン宮殿で動きがあった。
「フーケが脱走しただと!?すぐに見つけ出しとらえろ!」
どうやらマチルダが牢屋から抜け出したらしい。トリステイン宮殿では衛兵がどたばたしていた。このころトリステインのアンリエッタ姫はゲルマニアに婚約の話をしにいってていない。どうやら大変なことが起きているようである。
ヴァリエール公爵家
話し合いが終わったのかマダラさんはどこの土地にするか決めた。
「ここの土地にしよう。」
マダラさんが選んだのはかなり広い森の中にあるぽっかりと空いたような土地だった。簡単に言うと森の真ん中だけ木がはいていないということである。何故この土地を選んだかというと忍びだからというのもあるがうちは一族復興となると問題になるのは写輪眼である。この世界において写輪眼自体ロマリアにばれれば異端扱いされる。するとうちは一族復興どころではなくなるため、あまり目立たないところに作るのである。この土地は家はないため建てなければいけない。
「ここの土地か、すぐに土メイジを呼んで屋敷を建てさせよう。」
公爵は土メイジを呼ぼうとするがマダラさんにとめられる。
「問題ない。家を建てるぐらい俺ひとりでじゅうぶんだ。」
公爵はマダラさんがそう言うので呼ぶのをやめる。そしてそれではとマダラさんをその土地まで案内する。その土地は馬車で30分くらいの距離にあり、公爵、カリーヌ、カトレア、マダラさんはその場所に移動した。
「ここか・・・・では早速家を建てる。」
マダラさんは手を目前で組み術を発動させる。
「木遁四柱家の術!(verうちは)」
マダラさんが術を発動させると木が一ヶ所に集まって1つの家を一瞬で作った。それだけに足らず他の家もつくり、1つの村が完成した。どんな感じかと言うと木の葉の里みたいに周りが森でそれほどでかくはないがうちは一族が住んでいたところみたいな感じになっている。家はもちろん座敷である。マダラさんが西洋風の建物を好む筈がない。てか似合わないwwカトレアの部屋も作ってあり、そこだけ西洋風で別世界みたいになっている。
一瞬で村を作ったマダラさんに一同はまた呆然となるが公爵は気を取り直して話を進める。
「さすがは婿殿!それでこの村はなんと言う名なのだ?」
マダラさんはその質問をきいてドヤ顔で答えた。
「うちはの里だ!」
公爵はそれを聞きいい名だと言うと次に進める。隣ではカトレアが微笑んでいる。
「それでは明日、ここで婚約披露宴を行おう。今回は身内だけで済ますか。」
公爵はそう言ってルンルン気分で屋敷に戻っていく。カリーヌもマダラさんに頭を下げて公爵の後を追う。残ったマダラさんとカトレアは新居に入っていったのであった。
今回はここまでです。次回でカトレア編ラストにします。お楽しみに!