仮面ライダーデュークMAGI 黄金の果実争奪戦   作:カズミン

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※戦闘描写がありますがうまく書けていません。ご了承ください。
 オリジナルアームズが登場します。



第一話

2002年9月1日

リョーマ・スプリングフィールドは麻帆良大学の敷地内にある香川研究室にいた。

研究室と銘打っているものの、実際には敷地内に建てられた地上5階、地下15階の大きな研究施設なのである。

他の研究室から不満があるのではないかと思われるが、香川英行教授の人望や実績もあり誰も文句をいうものもいない。

この研究室で行われている研究の内容は学園長でも知らない。

正確には表向きの研究内容が報告されており、本来の研究であるヘルヘイムの森の研究に関する情報を知る学園関係者は学園の理事長とその腹心にのみに限られている。

 

~SIDEリョーマ~

僕は年齢詐称薬を使用して青年の姿でヘルヘイム研究の共同研究者である香川教授の研究室にいる。

他にもスタッフがいるが、現在は実験用の器材の調整を行っている。

ちなみに、僕が何をしているかというと、

 

 

 

 

 

 

 

 

「カメラはちゃんと回ってるみたいだね。」

ビデオカメラで自撮りしてる。

念のため言っておくと僕はナルシストではない

 

…………

 

 

…………

 

 

…………

 

 

…………と、思いたい。

 

 

「2002年9月1日。今日は先日完成したばかりのロックシード、識別番号(シリアルナンバー)L.S.-14(イチヨン)、ドラゴンフルーツロックシードの性能テストを行う。」

そう言うと僕はデスクの上に置いてある試作型戦極ドライバーと紅いロックシードを写した。

 

 

 

戦極ドライバーは世界でも有数の頭脳を持つドクター真木や香川教授、小沢女史らの協力と最新鋭の設備と技術の使用によって開発にかかる時間を大幅に短縮することに成功し、10年前倒しで完成することができた。

 

 

 

 

「プロフェッサー。」

一人の女性が話しかけてきた。

「ん?何だい湊君?」

話しかけてきた女性の名前は『湊耀子』。

この大学に通う学生で今年入学したばかりだ。

彼女は去年の8月に夏季休暇を利用してウェールズへと海外旅行に来ていたのだが、そこで偶然クラックを発見し、好奇心からその中に入ってしまったんだ。

 

 

 

 

どこかで聞いた話だね。( ̄∇ ̄;)ハッハッハ

 

 

 

 

その時、僕は偶然ヘルヘイムの森にいた。何故かというとウェールズに発生していたクラックの維持に成功したため、研究班とその護衛班を引き連れて完成したばかりだった戦極ドライバーの試作型と簡易型の実地試験とヘルヘイムの調査を行うためだった。

 

 

~リョーマ回想~

 

「ん~、インベスがいないねぇ。」

僕はその時、戦極ドライバーの実戦データを採るためにインベスを探して研究班と護衛班を連れてヘルヘイムの森を探検(?)していた。

「リョーマ君。今日はもういいんではないかね。戦極ドライバーに実装した果実のロックシード変換機能のテストは無事成功したわけだからね。それにクラックも不安定な状態でいつ消滅するかもわからないんだ、ヘルヘイムの調査は日本の麻帆良にある世界樹の木の根を利用して香川君と真木君が人工クラックを作ってからでも良かろう。引き返そう。」

引き返そうと提案したのは今回の調査に同行していた出資者で著名な探検家でもある園咲琉兵衛氏だ。

「でもあなた。今回のテスト行わないと、今後の計画にも支障をきたすわ。ロックシードで召喚したインベスよりも森にいるインベスのほうが強力ですもの。森のインベスを倒せないと、アーマードライダープロジェクトの中止も検討しないといけないもの。」

琉兵衛氏の意見に反対したのは琉兵衛氏の妻で戦極ドライバーの制作に協力してもらった科学者の文音女史だった。

「う~む。確かに一理ある。どうするかね。リョーマ君?」

奥さんの意見を受けてどうするべきか迷った琉兵衛氏は僕に意見を求めた。

僕は二人の意見はどちらも正論だと思った。

文音女史の言う通り今回のテストは重要だが人工クラックが完成すればいつでもできると考え、今回は琉兵衛氏の言う通り引き返すことにした。

「そうですね。ひき「きゃあっ!!」kっ!なんだっ!」

僕が引き返そうと言い切る前に女性の悲鳴が聞こえてきた。

 

悲鳴が聞こえた方向を見ると、東洋人………日本人と思われる女性がインベスに襲われていた。

「どうやら、テストはできそうですね。」

園咲夫妻にそう言うと僕はインベスに向かって走り出した。

 

 

 

僕はインベスに飛び膝蹴りを喰らわせることでインベスを女性から遠ざけることに成功した。

「大丈夫かい?」

「え、ええ。」

女性は服は泥まみれになっているものの、ケガらしいケガはなかった。

「そう。それは良かった。」

僕は懐から戦極ドライバーを取り出し、お腹に押し当てると腰にベルトが装着された。

「そこから動かないで。」

さらに僕は上着のポケットから黄色いロックシードを取り出した。

 

 

そのロックシードはレモンロックシードといい、僕専用に設計したロックシードで、これを使用すると、データ収集・解析機能が付与される。

 

 

僕はロックシードを掲げると解錠した。

 

<レモン>

すると、頭上に鋼鉄のレモンが生成される。

「変身。」

さらに僕は戦極ドライバーのカッティングブレードを1回倒した。

 

その直後に頭上のレモンが僕の頭に覆い被さり、それで生じたエネルギーによって僕の体は青色のアンダースーツ・ライドウェアに身を包んだ。

 

<レモンアームズ!インクレティブル・リョ~マ!>

電子音声がなると同時に、鎧が展開され、展開が終わると同時に僕の右手にはフルーレ型アームズウェポンのレモーレが出現した。

 

それは、ヘルヘイムの森という神秘の森に、アーマードライダーデュークという高貴な戦士が姿を現した瞬間だった。

 

 

 

 

インベスの攻撃をかわしつつ、レモーレを振るい、インベスを軽く痛めつけて牽制していた。

インベスは本能的に僕の危険性を察知したのかすぐさま近くに実っていた果実を食べて紅いヤギのようなインベスへと姿を変えた。

 

ヤギインベスは頭の二本角をバネのように伸ばして攻撃してきたが、後ろに女性がいるため避けることができないため、レモーレを逆手に持ち、ナックルガードを使って弾いたり、剣先を利用して受け流すことによりで防いでいた。

 

その攻防が幾度も続いた後、僕はその状況を打開するために額のゲネティックシグナルを発行させ、インベスのデータ解析を開始し弱点を探し始めた。

 

そして、解析の結果、二本角で5回ずつ交互に攻撃が放たれた後、角が一度、元の長さに戻ることが分かったものの、女性の安全を考えて手を出せず、相変わらず膠着状態に陥っていた。

 

 

 

「彼女は私に任せなさい!」

その声に振り向くとそこには琉兵衛氏の助手を務めている轟響子さんいて、女性に寄り添い、その場から離れていった。

「これで何とかなるかな。」

僕は二本角の攻撃を防いだ後、角が元の長さに戻り始めるのと同時にレモーレを順手に持ち替えて駆け出し、カッティングブレードを1回倒した。

<レモンスカッシュ>

インベスの目の前まで来た瞬間にインベスが角を再び伸ばして攻撃してきたが、しゃがむことで躱し、黄色のエネルギーをレモーレを突き出した。

 

レモーレの剣先はインベスの額を貫いていた。

 

その直後にインベスはレモーレに込められていたロックシードのエネルギーにより、爆発を起こすのだった。

 

~回想終了~

 

その後、女性=湊くんは検査を受けた後、湊くんの今までの成績を見て興味を持った僕は彼女をスカウトし、事務処理能力と身体能力の高さから僕がスカウトし、僕の秘書兼ボディガードになったてわけさ。

 

「撮影は私が引き受けます。」

「それじゃあ頼むよ。」

僕は湊くんにビデオカメラを渡すと戦極ドライバーを装着して、ドラゴンフルーツロックシードを手に取った。

 

 

「起動実験を開始します。」

スタッフの一人の沢口くんがそう言ったのを確認すると僕はシミュレーションスペースに移動し、ドラゴンフルーツロックシードを解錠した。

<ドラゴンフルーツ>

頭上で限定クラックが開き、鋼鉄のドラゴンフルーツが出場したのを確認した僕はカッティングブレードを1回倒した。

<龍戟!ザン!ザン!ザン!>

ドラゴンフルーツの鎧が展開され、展開が完了すると同時に右手には刀身がドラゴンフルーツの断面を模している薙刀型のアームズウェポンであるピタヤ龍戟が出現した。

 

 

 

 

 

「戦闘テストを開始します。」

沢口君のアナウンスと共にスタッフがロックシードを解錠し、10数体のインベスが僕を包囲するように召喚された。

僕がピタヤ龍戟を構えると同時にインベスが一斉に襲い掛かり、僕は上空に飛び上がることで避け、着地と同時にピタヤ龍戟を突き出して召喚されたインベスの一体であるセイリュウインベスを貫き、続けざまにエネルギー刃を複数飛ばして、複数のインベスを倒しそれに怯んだ残りのインベスもピタヤ龍戟で切り伏せて倒していった。

 

最後に残ったのはヤギインベス一体のみだった。相手にとって不足はないな。

その言葉を合図にヤギインベスは角伸ばして攻撃してきたが、僕はピタヤ龍戟を回転させてそれを防ぎ、ゆっくり近づいていき、左手でカッティングブレードを2回倒した。

<ドラゴンフルーツオーレ>

紅いエネルギーを纏ったピタヤ龍戟で連続突きを放ち、ヤギインベスの角の攻撃に寸分違わず当てることで、ヤギインベスの角を完全に砕いた。

「チェックメイト。」

仮面の奥で笑みを浮かべると角を破壊されて怯んだヤギインベスに向けてピタヤ龍戟を振り下ろした。

 

 

 

 

 

 

「本日のすべてのテストを終了します。」

僕は沢口君のアナウンスを聞くとロックシードを外して変身を解除した。

それにしても、やはりヤギインベスは面白い。あの角は本当に興味深いな。

いっそのこと家で飼おうかな。

「プロフェッサー。」

僕がそんなことを考えていると湊くんが声をかけてきた。

「何だい。湊くん。」

「どうぞ。」

湊君は僕にタオルとア○エ○アスを差し出してきた。

「ありがとう。」

「いえ。」

僕はタオルとア○エ○アスを受け取ると汗を拭き、水分補給をした。

「湊くん」

「はい?」

「君に渡すものがあってね。」

「渡すものですか?」

「沢口くん、例の物を。」

僕は沢口君を呼ぶと、沢口君はラッピングされている箱を持ってきた。

沢口君から箱を受け取ると、僕はその箱を湊くんに渡した。

箱を開けたらどんな顔をするのかな?

「開けてみたまえ。」

「はい!」

湊くんが箱を開けるとその中にあったものは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「戦極ドライバー?」

箱に入っていたのはイニシヤライズ前の試作型戦極ドライバーだった。

「君専用に僕が設計したものだ。大事に使ってくれたまえ。」

「私専用...。」

ん?

 

 

 

 

 

湊君。なぜ顔が赤いんだい?

「後、これも渡しておくよ。」

そう言って僕は先ほどの実験で使用したドラゴンフルーツロックシードを湊君に手渡した。

「ありがとうございます、プロフェッサー!!」

 

 

 

 

だからね、何で顔が赤いんだい?

 

 

 

それに、テンションも高いし。

 

 

 

あと、何でロックシードを頬擦りしてるんだい!?

 

 




レモンアームズのアームズウェポンのフルーレの名称は本作オリジナルです。
レモーレとは「レモン」と「フルーレ」、さらに最近話題の「アモーレ」を組み合わせて考えました。
レモーレよりも前に考えていたのは「レモネード(レモン)」と「レイピア」を組み合わせた「レモネイピア」というものでしたが、よく考えると、レイピアではなかったため、没にしました。

オリジナルアームズのドラゴンフルーツアームズのアーマー展開方式はドリアンと同じです。頭部アーマーはレモンアームズの物に似ています。

アームズウェポンに付いている「ピタヤ」とはドラゴンフルーツの別名です。
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