仮面ライダーデュークMAGI 黄金の果実争奪戦   作:カズミン

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閑話 プロフェッサーのとある一日 PART2

AM07:10

喫茶店カフェ・マル・ダムール

この店は1981年創業の喫茶店で、店内奥の壁には絵皿が飾られていて毎年1枚ずつ増えている。創業21年目の現在は21枚の絵皿が飾られている。

僕や校長行きつけのこの店はマスターが作るスペシャルブレンドが評判で、1500円と値が張るものの、その味は絶品で1万円支払ったという人までいるほどだ。

そのため、常連客は多く、学園新聞にまで掲載されるほどだ。

ちなみに内装はカウンター席6席、4人掛けテーブル席3卓、店の奥まったところにある2人掛けテーブルが1卓で、少ない席の割にゆったりとしたスペースが魅力となっている。

 

 

 

カラン♪カラン♪

 

僕と校長は店内に入るとカウンター内側でコーヒーカップを磨いている眼鏡をかけた男性が僕らの方に顔を受けた。

「おはようございます。」

「こんにちは、マスター。」

僕と校長はこの店のマスターに挨拶した。

 

 

マスターの名前は木戸明。今年50歳で、昔はおニャン子クラブの大ファンだったらしいが、最近はモーニング娘。にハマっていて吉澤ひとみがお気に入りらしい。

 

ちなみに、20年以上見た目が変わっていないという噂があるが、真偽のほどは分かっていない。

 

「おはよ~♪センちゃんに速水ちゃん。」

マスターも陽気に挨拶を返してくれる。

センちゃんとは、マスターが僕に着けたあだ名だ。なかなか気に入っている。

「マスター、いつものを。」

「僕も。」

僕と校長は何時も頼むメニューを注文すると、カウンター席に座った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、お待たせ。」

その声と共にマスターが僕らが注文したメニューをカウンターに並べた。

ちなみに僕が頼んだのは、トーストとベーコンエッグにブレンドコーヒーが付く850円のモーニングセット。

校長が頼んだのは、700円のミックスサンドと1500円のスペシャルブレンドだ。

 

カラン♪カラン♪

僕らが朝食を食べ始めるとスーツを着た男性が来店してきた。

「おはようマスター。」

「おはよ~♪嶋ちゃん。」

男性はこの店の創業当時から常連で、マスターの幼馴染の嶋護さんといい、嶋財団の総帥をしている。

「マスター、今日の体脂肪率は?」

「11.5%。嶋ちゃんは?」

「10.8%だ。」

マスターと嶋さんはいつも体脂肪競争をしているが、マスターが負け越している。

嶋さんはメニューを注文すると、僕の隣に座った。

 

ちなみに席順は

 

  マスター

   ↓

   ◎

  ―――――― ←カウンター

  ●●●○○○

  ↑↑↑

  校僕嶋

  長 さ

    ん

 

となっている。

 

 

「やあ、久しぶりだね。速水君。戦極君。」

「どうも。」

「おはようございます、嶋さん。」

嶋さんは僕らに声をかけてきた。

実を言うと嶋さんとはここ1年ほどはこの店では会っていなかった。

ここ1年、嶋さんは昼頃にこの店を訪れているらしいが、僕は朝方に来ることが多いというのがその理由だ。

「どうかね。研究の方は?」

嶋さんは店を見渡して客が他にいないことを確認し後、僕にそう問いかけてきた。

「順調です。嶋さんのところの人間工学研究所から提供された最新鋭の技術のおかげでARシステムが完成がかなり早まりました。本当にありがとうございます。」

「気にすることはないよ。我々が開発したライダーシステムにもARシステムの恩恵を与えられたことで、ライダーシステムのバージョンアップがかなり進んだからね。」

嶋さんは素晴らしき青空の会という世界各地に拠点が置かれている未知の脅威から人類を守るために結成された組織のリーダーを務めている。

青空の会では16年も前に試作型ライダーシステムがロールアウトされており、2000年には少量の量産に成功して、世界中の支部に1基ずつ配備されると共に、各地で人間を襲う魔族やインベスを討伐しているらしい。

そして昨年の試作型戦極ドライバーの完成を機に青空の会のライダーシステムにヘルヘイムの果実をロックシードに変化する機能を追加装備させたばかりだ。

ちなみに僕は今、日本に配備されている青空の会のライダーシステム一号機に装備されているの銃に変形する剣を参考に銃と剣の機能を兼ね備えた無双セイバーという武装を設計しており、今年の12月には試作品が完成する予定だ。

 

 

 

カラン♪カラン♪

「よお。マスター。」

「こんにちは。マスター。」

僕ら3人がマスターと会話をはさみながら朝食を食べ終え、コーヒーを飲んでいるとワイルドな風貌の男性と活発そうな女性が来店してきた。

「おはよ~♪ジロちゃんにゆりちゃん。」

ワイルドな風貌の男性は麻生次狼さんといい、この店の16年前からの常連であるとともに青空の会に所属する戦士でライダーシステム一号機の変身者を務めている。

活発そうな女性は麻生ゆりさんといい、次狼の妻で、この店でかつてアルバイトをしており、かつては青空の会の戦士として戦っていたが、子供を身籠ったことで現役を引退し、現在は育児に専念しているらしい。

また、次狼は人間ではなく、狗族という妖怪であり、当初は正体を隠して青空の会に所属していたものの、親友の男性ヴァイオリニストに諭されたことで、正体を明かした上でユリさんにプロポーズした後に結婚したって話がこの店の関係者の間では結構有名だ。

二人には現在、15歳になる長男と10歳になる次男、13歳になる長女のお子さんがおり、3人ともが半妖であり、次男が次郎の妖の血が最も濃いらしい。その次男は現在、京都にある関西呪術協会に預けられ、父親である次狼さんを超えるために修行の毎日であるらしい。

 

ちなみに、次狼さんの親友の男性ヴァイオリニストはヴァイオリンを弾かせれば右に出る者はいないといわれるほどの天才らしいが、自分の出演するコンサートを気分で出席しないなど、若いころは結構やんちゃしてたらしい。現在は結婚しており、奥さんの尻に敷かれ、生活のためにちゃんとコンサートに出るようになったらしい。まあ、奥さんとは今でもラブラブ、夜もその......、まぁ、ね...。

今は単独コンサートツアーの真っ最中で、奥さんとお子さんと一緒に世界中を飛び回っているらしい。

因みに、この奥さんは爵位持ちの魔族らしく、旦那さんに一族に伝わる鎧を結婚の記念にプレゼントしたらしい。

 

 

 

 

「よお。ハヤミン(・∀・)」

校長に気付いた次狼さんはニヤニヤしながら校長に声をかける。

ダンッ!!!

「私はっ、速水、速水公平だ!!!!いい加減にしろ!!!ブッドッヴァゾォ!!!」

校長・・・・・・速水校長はカウンターに拳を叩きつけると勢いよく立ち上がると次狼さんに向かって叫んだ。

「そうかそうか。悪かったな。以後気を付ける。」

「お前は何度も何度も、同じことを...。」

「落ち着きなさいって速水ちゃん。」

「止めるなマスター。もう我慢できん。次狼!!自分の言葉には責任を持ちたまえ!!君のその言葉は非常に軽い...、軽すぎるっ!!」

「分かった、分かった。」

 

 

 

 

「マスター、お会計。」

「はいはい♪850円ね。」

僕は次狼さんと速水校長のやりとりに呆れ、会計を済ませると大学部の香川研究室に歩いて向かった。

 

 

 




無双セイバーって、青空の会のライダーシステムのアレにそっくりだなってことで、無双セイバーはアレを参考に作られたって設定にしました。

ゆりはザンk...、ワタr.........、次狼さんと結婚した都合上、めぐみんとその弟の光秀は生まれていません。父親が違うので。
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