仮面ライダーデュークMAGI 黄金の果実争奪戦   作:カズミン

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第二話

リョーマ宅

2002年12月24日クリスマスイブの昼、リョーマ・スプリングフィールドは本来の子供の姿でリビングのソファに腰かけながら本を読んでいた。

「たまには家でのんびり過ごすのもいいな。」

リョーマは学園が冬期休暇に入ったのを機に書斎の読んでいない小説を読み漁っていた。

 

 

ピンポーン

「ん?」

チャイムの音が鳴り、リョーマは本にしおりを挟んでから玄関へ向かった。

 

「やあ。」

リョーマが扉を開けると白いスーツで眼鏡をかけ、無精髭を生やした男が立っていた。

 

 

~SIDEリョーマ~

僕の目の前には眼鏡をかけ、センスのない白スーツを着た髭面眼鏡の不審者が立っていた。

「誰だい、君は?」

不審者は僕の言葉に驚き、一瞬だけ間抜け面を晒したが、すぐに苦笑した。

「ハハハ......、ひどいな。僕の事を忘れてしまったのかい。」

「君のような不審者の顔なんて知らないね。」

「ひどいな。君のお父さんの友達だったタカミチ・T・高畑だよ。」

「ふ~ん......。」

「ずっと君の事を探していたんだ。あの事件以来、君の行方が分からなかったから心配したが、二週間前程に偶然、君の姿を見つけてね。それから一週間調査を重ねて君が魔法薬で青年の姿になり、戦極龍馬という名前で麻帆良で大学生として過ごしているとことが分かってね。一週間ほど前から君を見守っていたんだ」

「見守る?( ̄∇ ̄;)ハッハッハ、監視するの間違いだろう。」

「どういう意味だい?」

「君が言った通り、ここ一週間ほど自宅と麻帆良大学、それと僕の行きつけの店以外のところでは常に誰か...、いや君か......、君の視線を感じていた、つまり君はストーカーってことだろう?」

「なっ!ぼ、僕は見守っていただけだ!!!」

不審者...、高畑は狼狽し、そう叫んだ。

「( ゚Д゚)ハァ?ストーカーは皆そういうんだよ。帰ってくれ、君には何の興味もわかない。」

僕はそういうと踵を返しリビングに戻るために廊下を歩き始めた。

 

 

 

 

「待つんだ、リョーマ君っ!!」

高畑は僕を追ってズカズカと入ってきた。

「何だい?まったく...。」

不法侵入だ。

そう心の中で呟きながら振り向くと高畑に視線を向けた。

「君には来年赴任してくる双子の兄のネギ君の受け持つ女子中等部2-Aの副担任をやってもらいたい。」

「なぜです?」

「ネギ君の最終課題のためと、君の修業のためだ。」

「くだらない。そもそも僕はメルディアナに入学すらしていないんだ。そんなことをするつもりは微塵もない。」

「なっ!何故だ、リョーマ君!!!君はお父さんのような立派な魔法使い(マギステル・マギ)になろうとは思わないのか!!!!!」

僕はその言葉を聞いた次の瞬間、

「ハハハハハハ!ハハハハハハッ!!!!!立派な魔法使い?正義の名に酔いしれている自分にとって都合のいいことだけを正義と言って疑わないバカな大人になれっていうのかい?それとも父親のような大量殺人鬼にでもなれって?くだらない、実にくだらない。」

「なっ!大量殺人鬼っ!!!!なんていうことを言うんだ、リョーマ君!!!!!!お父さんに謝りなさい!!!!」

高畑はそう怒鳴ってきたが僕はソレを無視し、リビングに戻るとソファに座り込んだ。

~SIDEOUT~

 

 

「事実だろう?僕が見た映像には仲間の中の2人と一緒に笑いながら、たくさんの人を殺していたんだからね。」

「それはっ!!戦争だったんだ!!!仕方のないことだろうっ!!!!!」

「戦争?まあたしかに戦争では敵は倒さなくてはいけない。」

「そうだっ。」

「だが、それと笑って人を殺すのは話が別だ。」

「そr「やぁ、お邪魔するよ。リョーマ君。」は、っ!!」

 

リョーマが声の聞こえた方に視線を向けるとそこにいたのは、速水校長と胡桃を掌で弄っている強面の男性、

 

 

 

 

そして、初老の眼鏡をかけた黒髪の男性とブローチを付けたロマンスグレーの髪の男性だった。

 

 

~SIDEリョーマ~

僕は聞き覚えのある方へ視線を向けるとそこにいたのは、

 

 

 

 

「り、理事長!な、なぜここにっ!!!」

朗らかな笑みを浮かべた麻帆良学園の最高責任者である我望光明理事長とその秘書兼ボディガードの立神吼、速水校長と京都大学の江本州輝教授の4人がそこにはいた。

「何故?君は妙なことを聞くね。此処は私がリョーマ君のために用意した家で、私は彼の保護責任者だよ?彼の様子を見に来ることに何の問題があるのかね?古畑君。」

「高畑です。我望様。」

高畑の名前を間違えた理事長に秘書の立神さんがすかさず訂正した。

「ん?そうかね。学園の教師と生徒の名前は全員記憶していると思ったがね。ハハハ。」

「理事長。それは彼が出張ばかりでほとんど学園にいないからでは?」

速水校長は嘲笑を浮かべながら理事長の疑問に答えていた。

「むっ。そうか、なるほどな.........。高畑君。」

「はっ、はい!」

理事長は先ほどまでの笑みを消し、真剣な眼差しを向け、威厳を滲ませた声で高畑の名を呼んでいた。

「彼の女子中等部2-Aの副担任就任は認めるとしよう、リョーマ君は教員免許を既に持っているからね。」

そう、僕は麻帆良入りした際には既に教員免許を取得していた。麻帆良大学でリョーマ・スプリングフィールドとして教壇に立つこともあるので我望理事長の力添えで特例措置として受験し、合格したからね。

 

理事長は高畑を睨みつけて言葉をつづけた。

「しかし、出張にかまけて自分の生徒を蔑ろにするのは良くないな。」

「は、はあ......。」

「分からないのか。」

速水校長はそう言いながら理事長の前に出た。

「中等部に勤務する私の教え子の園田くんから聞いたが、君の受け持つクラスの一部の生徒が寂しがっているという話を聞いたんだが。」

「それは、」

速水校長の言葉を受けて高畑の顔が暗くなった。

「そういうことだよ、高畑君。リョーマ君にかまう前に、自分の生徒を第一に考えるべきではないかね。」

「はい...。」

「そういうことです。お引き取りください。」

僕がそういうと、高畑はしぶしぶ帰っていった。

 

 

 

「助かりました。理事長。」

「礼には及ばないよ。」

「我望、時間が迫ってるぞ。」

「そうか。すまんな江本。実はカフェ・マル・ダムールでクリスマスパーティをするのでね。君を誘いに来たんだ。」

「そうですか。ぜひ参加させていただきます。」

 

 

その後、僕は理事長のリムジン(運転は立神さん)に乗り込み、カフェ・マル・ダムールに向かった。

 

そして、マスターや青空の会の3人やドクター真木、理事長達4人、湊くん、エヴァと従者2人と楽しい夜を過ごした。

 

 




ご指摘を頂いたので一部変更しました。

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