艦これ!炎の提督達   作:リキマール(朝潮は俺の嫁)

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はい!後編です!あらかじめに注意!
・グロ…かも知れない!
・性格が大きく変わっているかも知れません!
・鬱注意!!


キーワードは避けられぬ運命!


第3話「ワリィ…(後編)」

「俺は、彼女を守るためならば喜んで砲弾になろう…」

複数いた金色の彼女たちに容赦なく、一人、また一人と切り捨てていく

「俺は彼女を守れるのならば盾になろう…」

彼女達は男を殺そうと鉛玉を,爆弾を、魚雷をぶつける「俺は彼女の全てであって彼女の全てが俺である…」

黒い煙によって確認ができない彼女達は男が死んだかどうかを確かめに近寄る

「だからこそ俺はあいつのためにならたった一発の魚雷になり彼女を護ってやる…」

黒煙が切り裂かれた様になると同時に周りにいた彼女達は次々に切り裂かれていく

「それが!!」

黒煙が晴れていく中見えるのは

「愛するものを背負う男の宿命と誓いだ!」

敵の返り血を浴び、怒りを表しているかの様な出雲がそこにいた

 

〜岩川鎮守府〜提督室

 

「金色の巨人…」

「何だろう…嫌な予感しかしないんだが…」

「巨人の前にいるのは、今まで戦ったことのない異形の深海戦艦…」

「それも金色…」

「なあ…大河お前これ見覚えねーか?」

「すごくあるんだよな…だけどそれがいるなんてあり得ない…」

5人の不安な顔に長門が聴く

 

「あの、提督…あれとはいったい…それに何でそれがあり得ないのですか?」

 

大河は恐る恐る口にした

「あれは本来、いてはいけないものなんだ…あれは…

フェストゥムは…」

「ふぇす…とむ?」

「フェストゥム…蒼穹のファフナーに出てきた敵…」

「あいつらは読心術や攻撃無力化…同化現象って言う人間を結晶化させて砕いちまう攻撃、オマケに本体の中に眠ってる結晶核を壊さない限り倒れない、化け物中の化け物だよ…」

それを聴いた雲龍は

「そんな…それじゃあ提督が危ない!!」

そういって雲龍は提督室を飛び出した

「おい雲龍!今行ってもあいつの足を引っ張ることになるぞ!!」

「それであの人が死ぬ様なら私は、自害するまでです!あの人を守り、あの人の力になるのが私なんです!」

「雲龍!!」

「俺たちもすぐにいくぞ、緊急出撃だ!」

「おう!」

急いでカタパルトに向かい、艤装を装備し雲龍を含めた俺たち6人は雲龍の案内を元に出雲の元に向かった…

 

 

〜鎮守府近海戦闘地域〜

 

「ぐっ…!!流石にこの人数相手だと辛いか…てかあいつ…いつまでこっちを見てんだ?」

腹に砲撃を喰らい怯む出雲、刀はボロボロになり…その姿は…精神肉体共に限界を超えていた…

 

「………」

睨む先の金色の巨人は未だに沈黙を保つ…

巨人の周りには金色の深海棲艦がまだ何体もいた…

 

(へっ…倒しても倒してもキリがない…それどころか増えてやがる…これじゃこっちがジリ貧で押されちまう…)

 

体はよろめき、今にも倒れそうな状態だ…

だがそれでも敵は攻めてくる…砲撃をし、艦載機を飛ばし、魚雷を発射させ、副砲で牽制する…

 

「くっ…うるぅらああああ!!」

 

いくらか被弾しながらも出雲は切り続ける

後ろから襲いくる敵を逆袈裟斬りにした後、不意に意識が飛び意識を戻してすぐき後ろを振り向いた瞬間…

 

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」

 

片腕を…刀を持っていた右腕を持っていかれた…

深海棲艦達は、敵が無力化になったと思い足を止め、攻撃をやめた

出雲は激痛に耐えながらも、自分の近くに浮いている持っていかれたく右腕を咥え、刀を左に持ち替える

その様子を…巨人は口角を上げ…本来はない歯のようなものを見せる笑い方をし…そして出雲に「来いよ」というようなジェスチャーをする…

それに気づいた出雲はそれに対しさらに激しく怒りを高め、巨人に向かいながら走り、深海棲艦達を薙ぎ払う…

 

「うるうぅらあああああああああああ!!前へ!前へ前へ前へ前へ!!前へええええぇぇぇ!!」

 

片腕でありながらもその勢いは全く衰えず、激しく怒号しながら切り進む、それは激し嵐のように、台風のように、斬撃の台風となって進む

 

 

「ああああああああああああああ!!いあああああああああああああああ!!!」

巨人めがけて猛突進し巨人に近づいた所で、ヲ級の頭を踏み台にし、飛んでいる艦載機を踏み台にしながら進んで行く、そして後少しで巨人を切りつけることができると思った瞬間…

 

「ジャマハ…サセナイヨ…」

 

「!!?」

 

突然、黒いフードに覆われた深海棲艦に頭を叩きつけられ、そのまま海面に落とされた…海面から浮き上がった後、出雲は上を見た…そこには見たことのない深海棲艦がそこにいた…人型…フェストゥム以外の人型がいたのだ…黒いフードの他に尻尾のようなものが生えている、しかもその尻尾には口と砲台がある…そして何よりフードの中から見えるその顔は…

 

「悪魔…か…?」

 

とてつもないどす黒いスマイルを見せる少女がそこにいた、少女は瀕死になっている出雲の言ったことに対し

 

「やだなぁ…悪魔なんて存在しないものじゃないよ…僕らは人間…純粋な人間なんだ!あ、名乗るのを忘れてたね、僕の名は…そうだなぁ…君たちで言うところのレ級…とでも言っておくよ…」

 

「あいつは…一体なんなんだ?」

 

「いやだな〜そんな事敵である君に教えるわけないじゃないかー…でもまあ、もう直ぐ死ぬ君に教えてもいいかもね、あれは君らが知っている世界で、本来はないものとしていた「フェストゥム」、ある時を境にこいつらと手を組むことになったんだよ」

 

「お前達は…なんで戦っているんだ?」

 

「戦っている理由?そうだね〜まあ僕らもこいつらも、ある目的が一緒で戦っているんだよね〜、その目的は…本来あるべき地球の姿に戻す…地球の汚物を消毒しろってね!」

 

「その汚物ってのは…まあ察するに…人類ってところか…」

 

「よく分かってるね!そうだよ!僕ら深海棲艦は、海を汚す君ら人類(おぶつ)を海からでれないようにし、陸での生活だけにさせる、そして彼らは陸にいる糞にも役ただずな人類(ゲキブツ)を殲滅させる…そしてこの世界に平穏が訪れる…どお!ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの脚本より素晴らしいと思わないかい!?」

 

「ああ…本人が聞いたら血反吐吐くくらいに笑えない冗談だぜ…ジョス・ウェドンの方が面白おかしい脚本が作れるってのによ…」

 

「誰それ?」

 

「"アベンジャーズ"って言う映画の脚本と監督をやっている俺にとっちゃ最高の人だ…映画の内容は、最初に敵にボッコボコにされる上に味方が犠牲になることもあって、チームは壊滅状態になるって話だ、だけど…」

 

「もういい、どんどん味方がいなるんでしょ?んじゃあ君が今から犠牲第1号ってことで悪いけど君の話は長すぎてつまらない…じゃあね」

 

出雲の話を無理やり切り、トドメのパンチを浴びせようと殴るその瞬間…

 

シャン…

 

レ級の小さな体に斬撃が入る…レ級のそして追加とばかりに砲撃が加わりそして…

 

「はあああああああああああ!!」

大河の大鎌がレ級の尻尾を切断した

 

「ガアアアアアア!!」

切られたショックになんとか耐えるレ級、だがこれだけではなかった

 

「奴が怯んだ!」

 

「撃て撃て撃てーーー!ぶちかませーー!!」

 

「波動砲用意!!」

 

「あってたまるかそんなもの!!烈風(隼)をおろせぇ!!」

 

「それ烈風…だけどまあ、よくもやりやがったな…」

 

砲撃、艦載機による雷撃と艦爆、そして雷撃…おびただしい弾幕が5人の怒りとなって容赦なくレ級達に襲いかかる…

 

体がボロボロ担っている出雲に雲龍が駆けつける

「提督!!」

「雲龍…バカヤロウガ…直ぐに後で合流するって言ってたのによ…」

「あなただけ、先に逝かせることなんて絶対にできません…だからどうか…自分だけでどうにかしようなんて…思わないでください!!!」

「っ!!」

涙を流しながら雲龍は出雲に抱きつく、もう二度と離すまいと強く…強く…

 

「な…なんで…こんなはずじゃあ…君が犠牲になるはずなのに…」

 

尻尾が切られ、片足でしか立っていられないレ級が出雲に睨みつける

 

「説明の続きを言ってやるよ…壊滅状態だった正義は、"復讐者"となって勝つ話なんだよ!!人の話は最後まで聞くんだな!バカヤロウコノヤロウが!!」

 

「ぐ…ガアアアアアアああああああぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

最後の意地とばかりにレ級が出雲に襲いかかろうとするが…

 

ザンッ!!

 

最後の力を振り絞りボロボロ刃を持ってレ級を真っ二つにする出雲

 

「あとはテメェだけだな…巨人!!ってあれ?」

 

切り終えた後に振り返ると同時に刀を巨人に向けた後、そこに巨人の姿は見当たらなかった…

 

「やろう…」

「まあ待て、今あいつと戦ったところで勝算はあまりない、ここは一旦帰るぞ、怪我もひどい…」

「そうだな…そうしよう…」

彩鵞が出雲を止め、出雲は雲龍に肩を借りながら帰ろうとする

 

「あーあ…しっかしどうしたもんだかなぁ〜…」

「相手が俺たちの知ってる深海棲艦じゃ無くなったからなぁ…」

「もっと強化しないと…」

「俺たちはとりあえず先に行って明石達が直ぐに修理できるように連絡しに行こうぜ…」

「出雲!そういうわけだから先に行って直ぐ戻ってくるからな!」

「わかったよ…こっちはゆっくりと帰るからよ…」

そうして俺ら5人は出雲を残し、先に鎮守府に向かった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それが…出雲との最後の会話だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「提督…」

顔を暗くした雲龍が出雲に話しかけた

「どうした?」

「ごめんなさい…あなたの命令を無視して…私…」

「いいんだ…」

「え?」

「いくら命令を無視したとはいえ、それはお前が考えて行動したんだ…上の命令でもなければ誰の命令でもない…お前自身の答えなんだ…その答えに誇りを持てよ…」

「提督…」

「なあ雲龍…」

「なに?」

「少し…目をつぶっててくれないか?」

「…いいわ」

そう言って雲龍はゆっくりと目を瞑る…

そして出雲は雲龍に優しいキスをしようとした…刹那

 

 

 

 

 

ドッ…

 

 

 

 

 

後ろから大きな衝撃とともに雲龍共々吹き飛ばされる

何事かと出雲が起き上がり、見た光景は…

 

 

「なんだよ…おい…なにやってんだよテメェ…」

雲龍の背中には、切ったはずのレ級の尻尾が深く刺さっていた…

「テメェ…よくも…よくも雲龍を!殺す!コロスコロスコロスコロスコロス!!切られて平気なら磨り潰す!磨り潰してダメなら焼き殺す!絶対に…絶対に絶対に絶対に絶対に!!殺してや…」

殺意と怨念と…涙を流しながら尻尾を攻撃しようと刀を持ち這いずるが…

 

ドン…ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!

 

最後の悪あがきとばかりに尻尾についていた砲台が出雲に向け何度も連射した…黒煙の中…そこにいたのは…黒く、もはや人の形を残さず散ってしまった出雲だけだった…

撃ち尽くした尻尾は息を絶えた…

 

 

 

(ワリィ…どうやら先に行かなくちゃいけねぇようだ…先に行って待ってるぜ…みんな…)

そうして出雲は、深海にへと落ちていく…静寂に包まれた暗黒へと落ちていく…

 

そして、倒れている雲龍を発見と同時に、出雲がいなくなったのを知ったのは俺たちが別れてからほんの数十分後の事だっただった…




出雲…轟沈…そして雲龍の運命は?次回も(いつ上がるかはわからないけど)お楽しみに!!
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