これからもこんな小説ですが宜しくお願いします
気まずい空気が室内に充満する。
一人は愚痴を零し、弱みを見せてしまった感じがして気まずい。
一人はPにえぬてぃーあーるされたみたいで気まずい。
一人は半裸を目撃してからまだ顔真っ赤で可愛い。
「本日はお見舞いに参加して頂き大変ありがたく…」
「何でそんな畏まってるんですか?」
わかんない。
空気がそうさせてる気がする。
「というか、なんとも珍しい組み合わせしてんね。」
クール二人にキュート一人。まずクラリスさんとはそこまで親しくしたことがないんですけど…
「私は、神楽さんとはそこまで交友が有るわけではありません。しかし、信頼するプロデューサーの友人が病に倒れたとお聞きし、微力ながらお手伝いができない物かと思いまして」
まじGOD
346プロに所属する人には悪魔だったり鬼だったり、天使だったり神様だったり。多種多様です。涼宮さんいれば狂喜乱舞するんじゃないかな。
「ところでー、神楽さんは全裸でなにしてたの?」
「全裸ちがう、半裸。」
お巡りさん出てくるからあまり巫山戯たこと言うんじゃないぞ!周子ちゃん!
半裸になっていた事情を説明すると、楓さんが部屋から飛び出して行った。やだ物凄く不安。
周子ちゃんはなんかニヤニヤしてるし、クラリスさんはまだ顔真っ赤。まじキュート。
勢いよく階段を駆け上がってくる音がし、凄まじい音と共に扉が開けられた。
「さぁ、服を脱げ!」
やだ…男前…。
「………」
「………いざ」
クラリスさんが手拭い片手に近づいて来る。その顔は緊張しており、今だに赤くなっている。
「……っん」
少し冷たくなった手拭いが体に触れ、縦に横にと汗を入念に拭き取るようにと動いて行く。
ゴクリと誰かの喉が鳴った。ごめん、俺です。
だって考えても見てよ!これご褒美じゃん!美人さんに体拭いてもらうとかまじご褒美!
楓さんはまじまじと見てるだけだし、周子ちゃんは「へー」「ほー」「これはなかなか」とか言いながら指先でつついて来るもんだからたまったもんじゃない。
「すいません、今度は前失礼しますね」
前は自分で拭けますよ。と告げるため振り向こうとしたのだが
ふにょん
柔らかい感触が顔に触れ、甘い匂いが鼻腔を通って行った。
「あの、神楽さん。出来れば後ろを振り向かないで、前を向いたままでいて欲しいのですが」
クラリスさんきづいてないっぽい!おっぱいが顔に当たってるのにきづいてないっぽい!やった!
少しだけでもとこの感触を堪能していると、凄い殺気が飛んで来たので直ぐに前を向いた。殺気の出処は察して欲しい。
「ところでクラリスさん。なんで後ろから手を出して前を拭くんですか?」
「あ、いえ…。私が前から拭きますと、神楽さんの裸体を思い切り見てしまう形になりますので…」
少し恥ずかしいのです…。
そう呟いたクラリスさんをベットに引きずりこみたくなったけど俺は悪くない。
成る程、三人でお見舞いに来たのはこういった事案が発生しないようにするための配慮なのかもしれない(遠い目)
「クラリスさん、そろそろ交代しようかー。流石に見てるだけってのはきがひけるしー」
「あら、でしたらお願いしてもよろしいでしょうか?」
あ…、甘い匂いが…。
いや、周子ちゃんもいい匂いさせてるから全然大丈夫!匂いフェチじゃないけど、フェチになりそう!
「ではではー…、あむ」
「ひあっ!?」
こちら右耳たぶ!現在、周子ちゃんに甘噛みされたもよう!まじ幸せです!
というかなんで甘噛み!幸せ!甘噛みなんで!
「いやーいい反応してくれますねー神楽さん。」
あ、こいつ楽しんでるだけだわ。
「清潔になりましたー!」
スッキリスッキリさっぱりさっぱり。お風呂に入れなくても体を拭くだけで大分変わりますね。
「いや本当に、お三方。本日はありがとうございました!」
「いやーこちらこそ、面白い反応をありがとう」
「私は大してお役に立てた気がしませんけど。喜んで頂けたのでしたら幸いです」
アイドルまじアイドル。
またねー、お疲れ様です。なんて言いながら彼女達は帰って行った。
ふう、これで最後に下を清潔にすることができる。上は確かに綺麗になったけど、流石にした迄脱ぐなんてしたら一発アウトだもんね!
「神楽さんのグラビア…ふふっ」
「おい25歳なんでまだいる」
キョトン?と首を傾げても可愛いなんて思ってないんだからね!
美しい………はっ!
帰ったんじゃないんですか、楓さん。訪ねてみると寝てたとか。さすがフリーダム楓。
「神楽さんの裸、見てみたい」
「可愛らしく言っても脱がないからな!」
というか頼むからベットから出てこい!俺が寝る時に気まずい事になる!いい匂いしそうで夜が怖い!
少し強引だけど腕を掴んで立たせることにしよう。
辞めて、布団から目だけ出して見つめるの辞めて。襲いたくなるから。
「さ、楓さん。起きてくださいっと!?」
ドン
何故楓さんが、俺の上にいるのだろうか。腕を掴んで起こそうと思ったら倒されていた。やだひ弱…。
なんて、冗談で誤魔化してる場合ではなく。
少し、落ち着こう。落ち着けない状態だけど落ち着こう。覆いかぶさる形でこちらを見ている楓さん。瞳は潤んでおり、唇も艶がありとても柔らかそうで。眠っていたせいか、少しだけはだけている胸元から見える肌がとても、綺麗で……。
「楓…さん?」
いつ迄も反応がない彼女の顔に手を伸ばし、触れる。
「〜〜〜!?」
火でも出るんじゃないかと思うほど顔を真っ赤にさせて、楓さんは素早い動きで逃げて行った。
「………」
なんだったのか。
後に残されたのは病人一人。
やはり人がいなくなって部屋が広く感じてしまう。
でも
(楓さんの匂い…)
今日は、さみしく無いかもしれない…