居酒屋で愚痴を聞くだけの簡単なお仕事です   作:黒ウサギ

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気がついたらお気に入り1000突破である。(震え声
本日二作目もぐだぐだ


第27話

『闇に飲まれよ!』

 

『機会があればまた会うことだろう。それが運命というものさ』

 

『以上、スタジオからの中継でしたー!』

 

テレビに映っていた蘭子ちゃんと飛鳥ちゃんが挨拶しているのを見て、やっぱ日本語って難しいと思った。

牛スジの煮込み、今日のオススメとして店先のボードに記入する。やー飛鳥ちゃんはまだしも熊本弁は辛いわ。フィーリングで判断するしかないしね。俺も昔、しかも前世の方ではよく患ってたものだ。しかも高校の時に、死にたい。でもしょうがないじゃん、奉仕部とか隣人部とかよくわかんない部活とかあってさ、みんなしてワイワイやってんの見ると俺もなんか部活やりたくなったのよ。そんな奴らが集まる同好会もあったしはっちゃけてたのよ。

 

「いやん、恥ずかしいぞ」

 

まぁ過去の話だ。しかも再び触れることのない過去だ。

牛スジ煮込み以外にもホルモン焼きなどを準備しながら開店の準備もする。

今日の夜にでもあいつらが来るからそのための準備もしながら…

 

 

 

 

「で、なんで俺がレッスンやんの?」

 

煙草の煙を宙に漂わせ、目頭を押さえながらPに訪ねる。

 

「いや、神楽運動神経よかったじゃん?なんかトレーナーさんの姉妹全員がインフルエンザに罹ったらしくてな。かと言ってライブを控えてる今レッスンやらないわけにもいかないし」

 

「そこで俺に白羽の矢が立ったのか」

 

「そゆこと。学祭の時にダンス披露してくれたのを思い出してさ。やーいいダンスだった、ヘッドスピンとか初めて見たよあの時。」

 

おう、黒歴史まだあったわ。学生だからはっちゃけただけなんだけどな、しっかりと見られてるとは思わなかった。

 

「まぁ俺もその時に忙しくて見れなかったんだけど、ちひろさんが動画を撮っててくれてな」

 

おい千川。なにしてんだよ。

あいつ次にこの店来たら瞼の上にわさび乗せてやる…

 

「頼むよ神楽ー。こんなこと頼めんのお前しかいないんだよ…」

 

正直Pには、色々とお世話になってたりするので引き受けても良いとは思っている。しかしそうなると居酒屋の方が…

 

「大丈夫、午前中だけだから!」

 

大丈夫じゃないです(白目)

仕込みとか色々とあるんです…

しかしライブを失敗させる訳にもいかないので…

 

「あーうん…メンバーは?」

 

引き受けることにした。まぁそこまで濃い面子でもないだろうし大丈夫だろうと高を括っていたら

 

「NGと、蘭子と飛鳥の五人だ!」

 

あ艦これ(白目)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やーい変質者ー」

 

「やーい薀蓄語りー」

 

「やーいおっぱい星人ー」

 

てめえらの血の色は何色だ!

上から渋凛ちゃんみお島村さんである。おっぱい星人ちゃうし、おっぱいが好きな紳士なだけだし。

ほらお前らのせいで蘭子ちゃん思いっきり後ずさりしたじゃねぇか。胸元隠すな、寧ろ寄って更にエロいから。あと飛鳥、お前のサイズは興味ないから出直してこい。

 

「ふん!」

 

「あべしっ!」

 

腹パンされました。

 

「確かに僕はまだ成長途中だし、蘭子や先輩方と比べると見劣りするかもしれないが。それを口に出して言い訳では無いんだ、いいね」

 

「大丈夫、渋凛もお前と同じで慎ましいから」

 

「せい!」

 

渋凛に地獄の断頭台されました。

お前ら頼むから愛梨ちゃんとか見てから攻撃しろ。それかせめて他の3人レベルに育ってから攻撃しろ。

殺意の波動に目覚めた二人を窘めながら本日のレッスンの内容を伝える。

なに、簡単だ。今度ライブで踊るダンスを午前中踊り続けるだけだから(ゲス顔)

おう、恨むならそこのひんぬーコンビを恨め。本気で痛かったからな断頭台。

 

「そもそも神楽さんは踊れるの?」

 

「おう、踊れる。」

 

「ならば汝の真なる力を見せて見よ!(なら、神楽さんの踊り見て見たいです!)」

 

蘭子ちゃん天使。しかも着てる服が動きやすさを求めたためなのかメッチャピチピチしててセクシー。

まぁ求められたのなら答えて見せよう。

 

「刮目せよ!これが我の真の姿だ!(よっし、ちょっと本気だすわ)」

 

やべぇ熊本弁うつった。

 

 

 

 

取り敢えずと765さんの『Ready!!』を全力で踊ったらみんな崩れ落ちた。なずぇ…

 

「なんか私シンデレラガールに選ばれて浮かれてたみたい…」

 

「私もです…」

 

「神楽さん上手すぎて逆に吐き気を催すレベルだよ…」

 

見せろと言われたから見せたのにこの言いようである。誰か俺の骨拾ってくれ。

 

「まぁ俺が踊れるのはPのお陰だから。あいつの作ったメニューやってればお前らも踊れるようになるって」

 

嘘だけど。

こうでもしないと5人とも再起動しなさそうだし。

 

「そうか、なら僕もこんな所で立ち止まってる場合じゃないね」

 

「そうですね、私達にはまだ未来があります!」

 

「暫くしたら神楽さんなんか追い越してやるもんね!」

 

「闇に飲まれよ!(神楽さんなんか倒してあげます!)」

 

「行こう皆、私達の音を刻むためにも。今は練習あるのみだ」

 

なにこのラスボス直前みたいな団結。あと島村、俺に未来が無いみたいな言い方すんな。

取り敢えずそれぞれの持ち歌を次回のライブで踊るらしいので一人一人踊らせて見る。

 

「島村ケツ出てねぇぞ!」

 

時には真面目に指導し

 

「蘭子ぉ!まじ堕天使!」

 

時には真面目に指摘し

 

「飛鳥!渋凛!揺れてない!」

 

地雷を踏み抜き

 

「未央さんの水着姿まじパッション!」

 

無事にレッスンは終わった。

ふぅ………アイドルは最高だぜ!

やー真面目に仕事したから疲れたわー。慣れないもんヤルもんじゃないわー。じゃあ、俺はこれで。生きねば…。

このあとむちゃくちゃ瞬獄された。

 

なお五人は無事にライブを大盛況で終えた。

ただライブで普段より踊れていたことに納得出来ない顔をしていた。解せぬ。

 

あとレッスンを五人にしたことを、楓さんに伝えたらめちゃくちゃウメハラインストールされた。




黒ウサギふざけすぎぃ!
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