一話番外編を挟んで、次のヒロインは考えてはいますが内容が、ないよう…ふふ
めっちゃ短いです
世間様を大いに騒がせた一世一代の大勝負から一週間。
良くも悪くも業界は賑わっていた。
まずは楓さんの評判。
アイドルを辞める事も考えていた俺たちだが、意外なことに楓さんに対する風当たりは寧ろいい方向に進んでいた。
『一世一代の大告白!漢を見せた彼に迫る!』
『高垣楓、謝罪会見のはずが電撃結婚発表!』
『今、世間を賑わせている夫婦!彼らの評判を聞いて見た!』
などなど。
なんか俺にも記者が質問しに来る様になり面倒である。
『楓さんなら仕方が無い』『俺らの25歳児が人妻になったぞ』『いや寧ろ売れ残りの心配をしないで済んで良かったわけで』『俺もあんな告白されて見たい…』『おいまて』『寧ろ告白したい』『待て待て』『もう神楽さんがヒロインで良いんじゃないかな』『同意』などなど。菊の門を締めていかないと俺の貞操が危うい評価もされていた。
その評価のお陰で楓さんはアイドルを続けることに反対する意見は消え去り。『人妻アイドル』として更に忙しくなっている。
346側も大きく賑わい。変態扱いだった俺の評価が繰り上がり『良い意味で変態』にランクアップした。解せぬ。
更に何故か、何故かPに対するアプローチが過激になっており、毎晩愚痴に付き合うことになった。だから社内恋愛だけでも辞めさせておけと…。
愛梨ちゃん周子ちゃんからもお祝いのメッセージを頂き、なんと俺たちの為にライブを企画しているらしい。商魂逞しく事この上ない。
現在不在の両親にも国際電話にて結婚の報告をしておいた。そのさいに『俺たちベガスに住むから!』などと爆弾発言を頂いた。何を言ってるかわからないポルポル状態になったが詳しく聞くとベガスで稼ぎすぎたらしい。なんでも一度こっそり日本に帰ってきた時に茄子ちゃんと握手していたらしく、そこから有り得ないほどにツキが回って来たとか。茄子様々である。
そんな激動の中、俺たちはと言うと
「おかえりなさい、楓さん」
「はい、おかえりしました」
二人で、夫婦として住むことに決めたのは今の俺の家だった。あっという間に引越しを済ませ、荷物を運び入れた彼女の行動に驚いたがとても嬉しかった。
仕事終わりで疲れている彼女の左手の薬指には指輪がはまっており、テレビに出るたびに光に反射したそれが俺たちを繋ぐ証となっている気がして自然と笑みが零れる。
「悠人さんっ」
「ん?どうかしました?」
「ふふ、呼んだだけです♪」
まじ可愛い。
「悠人さん、いきなりなんですけど私子供は二人がいいです」
「おう、いきなり過ぎて冷静になった。」
「そもそもですよ?悠人さんが私に手を出さないからこんなことを言う必要があるんです」
ぷくっと頬を膨らませた楓さん。天使。
いやしかし、手を出さないと言われても今忙しいじゃないすか。毎日仕事で遅くまで頑張ってるじゃないですか。
「疲れなんて知りません、問題は悠人さんがしたいのこしたく無いのかです」
「したいです」
即答である。しょうがないじゃん、こんな美人と夫婦なんだもん。嘘つけないもん。
「じゃあしましょ♪まずは二人でお風呂です♪」
この後メチャクチャ。
『皆さん、私達のライブに起こし頂きありがとうございます。』
何千、何万という観客の視線を浴びながら私は告げる。
色々あった。私の両親へのご挨拶、マスタートレーナーとのレッスン。毎晩の営み。おっと、今は考える必要ないですね、これは。
『本日はアニバーサリーです。346の三周年もですが、私達。子供が出来ました♪』
ざわめきが生まれる。そうだろう、何せまだ何処にも伝えていない。あ、事務所の皆は知ってますよ?それから悠人さんが『ヒットマン』と呼ばれることになりましたが、私関係ないですね。
『ふふ、色んなことがありました。これからもあります。それでも、私はシンデレラの道を歩き続けます。』
私は悠人さんだけとシンデレラ。でも、アイドルとしての私は、シンデレラを目指す。それが私のアイドルを続けて行く上での決意でした。
そっと舞台裏に視線を移す。そこには愛する貴方がいる。
それが私に勇気をくれる。
『では、そろそろ歌いたいと思います。お願い!シンデレラ!』
煌めく衣装を身に纏った私を見ててください。
私の精一杯を見てください。
私を一生見てください。
『夢は夢で終われない』
叶えて見せます、私の夢を!
楓さん可愛い。始めて見た時から心を撃ち抜かれました。
と言うことで高垣楓編終わりです。あまり盛り上げる話も無かったお話ですがここまで書き終えたのは皆様からの感想を力に頑張ってこれたからです。
とりあえず、次回予告。
『恥などとうの昔に捨てて来た!』
『押して参る!』
『み、みちゃダメです!』
『闇に飲まれよ!』
次回、蘭子死す。
デュエルスタンバイ!