次回のヒロインはきまっておりません。まじ悩ましい
世界一の美女。アルティメットパーフェクト楓さんと夫婦になった。無事に子供を授かり現在はアイドルを休業し、我が店の看板娘として軽い手伝いをしてくれている。
「楓さん、出来上がったものお願いします」
「はい、あなた♪」
幸せ過ぎてハピハピしそう。
いつか呼び捨てで名前を呼びたいのだが中々踏ん切りがつかない。楓さんはあなた。と素敵な呼び方をしてくれているのだから俺も素敵に『かえちゃん』と呼んだら鼻で笑われた。心折れそう。
「いやー羨ましいですなぁ渋凛」
「そんだね、私もいつかはプロデューサーと結ばれたいよ」
「隠す気無しですね!」
「恋愛禁止じゃないしね。どうプロデューサー、ピチピチの女子高生が今なら嫁になるよ?」
「ノーコメントで」
NGがライブを無事に終わらせ、打ち上げとしてうちを選んでくれたのは大変有難いのだが
「楓さん、初めては痛いって聞いたんですけどぉ本当ですかぁ?」
「ふふ、そうねぇ。私は余り痛くは無かったわ。」
「うわ、うわー!生々しいよ…生々しいよ!まゆもなに聞いてるのさ!」
「美嘉ちゃん、これは必要なことなのよぉ。いつかまゆもプロデューサーさんと結ばれた時に覚悟が必要になるわけだし」
「いつか!プロデューサーと!?」
「それでそれで?神楽さんの大きさはどんなもん?やっぱポークビッツサイズ?」
やっぱりってなんだよユッキ。お前ビール出さねぇぞ。
「そうね…サツマイモかしら」
やめて、やめて!生々しい会話やめて!
「サツマイモ!?はいんの!?」
美嘉ちゃんが混乱しまくってるからもうやめて!俺のメンタル的なもやめて!
そんな願いは虚しく、赤裸々トークは加速して行く。
そこから逃げるように俺は料理に没頭する。てか誰だよアヒージョとか注文したの。居酒屋で出す料理じゃないから
「神楽、幸せそうだな」
「本当ですね。しかも冗談で頼んだアヒージョ作ってますよ今。」
千川しすべし慈悲はない。
「冗談で頼んだとしても作れるんなら作ってやるよバーカ」
料理を渡して、俺も席に着く。気がつけば楓さんもゆっくりと会話を進めており、休憩していてくれてる。
「やーいどくしーん」
「お前17分割するぞ」
プロデューサーに必須なんですかね。そういった技能。
「大丈夫でーす、私が行き遅れる前にPさんがもらってくれるのでー!」
「え、何言ってるんですか?」
泣くな千川、強く生きろ。
さすがP、数多の女性を(無意識に)口説いて(無意識に)振る。どうしてこうなった…
「Pはさ、誰か気になる人とかいないの?」
「気になる人ねぇ…。いないことないけどさぁ…」
おっと、空気が変わったぞ…
でもPは気づいていない。流石やで
周りが静かになったことでPは黙ってしまう
「大丈夫だって。周り煩いから聞こえないって」
と言うと騒ぎ出した。待ってろみんな、俺がちゃんと聞き出してやっからよ!
「上?下?タメ?」
「下」
うっわ、何人かお葬式ムードになった。
「20?10?」
「10」
「このロリコン」
「聞いておいてひどく無いかなお前」
だって10なら千枝ちゃんも圏内じゃん。完全アウトじゃん
ほら渋凛見てみろよ。顔ヤバイぞ、三代目がして良い顔して無いぞ。
「女?男?」
「その質問は可笑しい」
小粋なジョークである。だから皆、手に持った箸おいてくれ。
「髪型は?」
「うーん、長いな」
「お前いつだかロングは嫌とか言ってなかった?」
「嫌ってわけじゃ無いぞ?なんか大変そうだなーって思ってさ」
何その感想。男が抱く気持ちじゃ無いよね
「性格は?」
「大人しい感じかな?なんて言うか自分を前に出さないで、いつも控えめにしてる感じ?」
「てかお前のタイプ言ってるだけじゃんそれ」
さっきから聞いていると昔聞いた理想の女性像まんまである。
「まぁなー、だって周り聞いてんの知ってたし」
と、小声で言ってくる。流石の鈍感王でも気づくか。
「まぁ俺はまだ皆のことで手一杯だよ。自分のことよりもな」
「そんなもんか、まぁお前なら良い人見つかるよ」
これは確定している。多くの女性から慕われているのだ。ならばその中に理想の女性がいてもおかしく無いだろう
「さて、良い感じになったところだし。今日はお開きにするか」
「ご馳走様でした」
「幸せにね、楓」
「神楽さん、楓さん泣かせたら事務所総出で説教ですからね!」
皆様々な言葉を告げて帰っていく。
まるで嵐のようだった。
「悠人さん」
「ん?どうしましたか?」
「貴方の一緒になれて、私は幸せです」
そう言いながらお腹を撫でる。
「俺も幸せですよ、楓さんと夫婦になれて」
「それでですね、子供の名前なんですけど」
うん、突然ですね。まだ性別の判別もついてないのに、
「よろしければなんですけど、私が決めてもいいですか?」
出来れば二人で考えたかったのだが、生憎とそういったもののセンスは俺には皆無である。
「どんな名前なんですか?」
「私達が、再会するきっかけをくれた場所の名前です」
「あぁ、それなら文句無しですね」
そう言って抱きしめる。
ーーこれからも、宜しくお願いしますね。悠人さん
ーー勿論ですよ。愛してます『楓』
子供の名前は分かったかな?
Pのタイプの説明はふみふみを考えながら書いてました。
やまなしおちなし