「ぶるぅわぁ!!」
顔なじみであるPが盛大にくしゃみをした。いや、くしゃみなのかどうか分かんないけど向かい側に座るPから唾液らしき何かが吹きかけられたからきっとくしゃみ。ぶっ飛ばすぞ貴様・・・。
「ここ最近花粉が激しくてな、どうもくしゃみが止まらない。志希から薬貰って見たんだけど効果が出るのが遅いらしくてな・・・」
「まず俺を唾液まみれにしたことを謝ってください」
「あーめん」
「神に祈るな」
「そーめん」
「季節が違う」
「くしゃみしたのに大魔王って出ないんだね」
「魔王ならお前の事務所で事務員やってるじゃん」
「「HAHAHAHAHAHAHA!!!」」
この話題はやめておこう・・・。デスクの向こうから殺意の波動を感じる。
「しかししきにゃんの薬って聞くだけで不安がマックスなんだけどそこんところどうなのよ」
「流石の志希でも花粉症の辛さは分かっていてくれてるだろうから、ひどい事にはならないと信じてる」
信じるも何も免許持っていない人が作った薬とか飲んでも平気なのかと思わないでもないが、今更な感じが凄いので突っ込まないようにしておこう。そもそもそれ言い出したらスタドリもエナドリも引っかかりそうだし。
「プロデューサー、花粉症なの?」
忠犬が現れた。そういえば忠犬の家って花屋だもんな、花粉症とは縁が無さそうで羨ましいね。
「そこはかとなく悪意を感じたけど、ごめんなさい貴方とは付き合えません前世からやり直してください」
「いろはすみたいなこと言ってんじゃねぇよ。むしろ俺は犬より猫派なんだ。でもみくにゃんのファンでは無いから前川座ってろ」
勢いよく立ち上がりかけた前川を牽制しつつ、否定の言葉を述べておく。こうでもしないとイラン勘違いが生まれてそこから俺の命を狙う事案まで発生しかねないのだ、あれ?この事務所やばない?
話が脱線したな、てかそもそも真面な話をしていたわけでも無いんだけどね!
「あ、やばいまたくしゃみでる」
「待って今凛ちゃんガードするから」
「大丈夫、プロデューサーの体液なら何でもバッチこいだよ」
忠犬を盾にしつつPのくしゃみをやり過ごそうとしたところ
「はぶっしょ!」
「へ?」
「お?」
---バシュンと言う音と共に忠犬の服が爆ぜた。何を言っているかわからないと思うが俺も理解出来ない。唯一理解できるのはぷりっとしたお尻が中々に艶めかしく、眼前に繰り出された忠犬の二本の指が俺の眼球めがけて突き出されて
「目がぁあああああああああああ!!!」
目つぶしを行う際には用法容量を守って正しくおこないましょう。
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Pが何処かの魔法先生の如くくしゃみで服を脱がす術を手にした。なにそれ怖い。
原因はどうせしきにゃんの薬のせいだと分かってはいるのだが理解が追いつかない。
不可抗力なのに眼球を潰されたのも近いが出来ない。むしろ許さない。でもまぁメインカメラをやられた程度では支障はない。でも渋谷は許さない。小娘の体で欲情する程落ちぶれちゃいないのだ。
「でも見たよね?」
「見ました」
「プロデューサーも見たよね」
「見ました」
「変態やん・・・」
「お前もな!」
「ぎるてぃ」
渋谷さん今日も絶好調である。
さておき、くしゃみで服が爆ぜるようになってしまったプロデューサー君。これからも仕事があるというのに花粉症が一向に収まる気配が無いらしい。つまりだ
「やばい出そう」
「待て貴様今度は誰を脱がすつもりだ」
「はっくしょぃ!」
静止の声も虚しくPのくしゃみが事務所を吹き荒れる。真正面に立っている俺が脱がされるのかまいったなぁ・・・。と思ったのも束の間
「脱げないだと・・・?」
「いや、驚かれても困るんだけどさ」
俺が真っ裸にならないのは別に良いんだけどさ。ほら、サービスシーンを期待してた読者諸君の事を考えるとやっぱそこは脱げておくべきだったと思うんだ俺は。
なんか変な電波受け取ったみたいだわ、俺が脱げと得する人とか普通に考えていないから。
「まぁいい。で、仕事どうするつもりなん?」
「幸い外回りの仕事はちひろさんでも大丈夫だし、俺はおとなしく事務所内でパソコンと向き合うとするよ」
「じゃあ俺もそろそろ仕込みに戻るとするわ。これ以上誰も脱がすなよ?フリだからな?」
「敢えてふるのか・・・」
フラグ建築師としてはこんな面白そうな状況は見過ごしたらならない気がしたので・・・。
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なんてことが今朝の遣り取り。
時刻が一時過ぎであり、今日も今日とてPに昼食の出前を頼まれたのでラーメンを岡持に入れて再び参上。そもそも居酒屋にラーメンを注文するなと説教したい。作った俺が言うのもあれだけどさ。まぁ作れない訳では無いので作るのだが、居酒屋であれば色々とダシを取る材料もあるわけで、どっかの野球民がよく訪れる居酒屋でもラーメンは作っていたしね。
「ちわーす、神楽屋でーす」
「え?」
「お?」
346事務所に入るとそこには下着姿の愛梨ちゃんがいた。つまりこれはあれか、くしゃみが悪いのか。
「早苗さん呼ぼうかな」
「待って違うの俺くしゃみしてないの」
いや良いんだよ、分かるよ俺には。愛梨ちゃん脱がしてみたいもんな、理解できる。でもそれって下着を残してたら意味が無いんだよ、どうせならいい雰囲気になった所でゆっくりと一枚一枚脱がしていってこそあの身体の一番の楽しみ方だと俺は思う訳」
「神楽後半声漏れてる漏れてる」
「嘘やん」
「ほんま」
初代シンデレラガール&元同僚に対してセクハラを働いた奴がいるらしい。
そんな事もありましたが愛梨ちゃんは服を探しに外に出ようとしたので何とかそれを止め、千川の服を着させて何とかひと段落した所である。むっちむちやぞ
「千川の身体が貧相なのか、愛梨ちゃんがおかしいのか・・・」
「絶対後者です、私だって中々良いスタイルしてるんですからね?」
「だってさ武内君何か一言」
無心で仕事を行っていた武内君に無理やり話題を振ってみたらせき込んでしまった。そりゃまぁ愛梨ちゃんと千川を比べるのが間違いだったよな。ごめん千川お前も中々スタイルいいと思うよ。
「ごめんなさい神楽さんとか眼中に無いんで精巣の中からやり直してください」
「お前等俺になんか恨みでも・・・あるんだろうな・・・」
毎日のようにからかいまくってるし、恨みが無ければそれはそれでびっくりだけど。もう一度億の確立を乗り越えて生まれなおせと言われても中々に厳しいものがある。
あ、でも俺すっかり忘れてたけど既に一回乗り越えてたわ。二度あることは三度あるって言うしワンチャンリトライ可能・・・?
「仏の顔も三度までって言いますよ?」
「三度目は無い可能性もあるのか・・・」
じゃあ生まれ変わるのは考えない方が良いですね。それに何だかんだでこいつらとバカやって過ごすのも楽しいしな。
「さて話を戻してP、症状は緩和された?」
「まぁ今朝よりはマシになったかなって程度。まだむずむずする事もあるけど気を付けてれば何とかなるんじゃないかな」
それは行幸。
取り合えず伸びる前にラーメンを食べさせる。一々店に戻って食べ終わるのを待つよりかは事務所で待っていた方が楽で良いのでソファに座り勝手にコーヒーを入れて食べ終わるのを待機しておく。
「おはようございます」
「ん、楓さんおはよっす」
「おはようございます楓さん」
相変わらず美人である。一日24時間見ていたい気持ちに駆られるが、確実にそれを行ったら変態でありストーカーもビックリするレベルである。なんて思いながら楓さんをじっくりと眺めているとウインクされた。やばい可愛い
「今日は温かいですし、花粉が凄いらしいですね」
「花粉の被害者がすぐそこにいるけどね、今のPに近寄ったら危険だよ。下手すりゃ裁判沙汰になるから」
そんな俺の忠告に彼女は小首を傾げてしまう。うん、まぁそりゃ分かんないよね行き成りこんなこと言われても。
「神楽神楽、胡椒何処?」
「岡持の仲だからご自由に・・・・・・待ってお前それフラグ」
なんて思って慌てて胡椒を取り上げようとしたが時すでに遅し。
「サテスファクション!!!」
そんな満足してそうなくしゃみと共に何故か、そう何故か楓さんの服が飛び散った。
初めに思ったのは綺麗だという事。陶器の様に白い肌、シミ一つ無い程に美しい肌は俺の目を縫い付けて離さない。
そしてその胸元に存在する豊かな双丘。まことに、まことに残念な事であるが下着は消し去っていなかったPのくしゃみ、あいつまじ使えない。それでも薄緑のブラとショーツを着ている楓さんは途轍もなく美しい。世紀末の南斗の将も思わず見とれてイチゴ味になってしまう程に美しい。
楓さんは自身の現状にやっとこさ気が付いたのか、慌てて体を隠すように腕を奔らせる。腕に押しつぶされる形となった胸が何とも艶めかしい。羞恥に濡れ赤く染まった身体が途轍もなく艶っぽい。
このまま見とれていたい、と気が止まってしまえばいいのにと思った矢先に
「あんまり見ちゃだめですよっ」
再び目つぶしが俺の襲った。
あの後、無事にPの花粉症は治まっていった。それまでに脱がした数は30程、その中に美波ちゃんとか時子様がいたのに見逃してしまったことが途轍もなく悔やまれる事だった
私は何を書いていたのか・・・
テンション低い状態で書くと迷走するのは何時もの事です