ROMANCE DAWN STORY   作:ヘビとマングース

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海賊専門の泥棒

 目的地も決めずにとりあえず動き出したルフィは無人の町に嘆いていた。

 食事ができる店、或いは肉屋でもあればと歩いていたがそんな物は一切見えず、看板があったとしてもシャッターは下りたまま。人っ子一人見えずに空腹を満たせそうにない。

 

 「どこも閉まってんなぁ。これならキリに弁当作ってもらえばよかった」

 

 草履で歩く音がぺたぺたと妙に大きく聞こえ、この場にどれほど音がないかよくわかった。

 喧騒のない町とは寂しいものだ。

 どれだけ歩いても食事にはありつけず、笑顔を見るどころか人に出会うこともない。

 

 しばらくすれば退屈だと感じるのも無理はなかった。

 町民にも出会えず、敵の海賊も見つからず、船へ戻ろうにも道はわからない。ついに困り果ててしまったルフィは歩みを止めないまま腕組みして口を尖らせた。

 全く困った姿に見えないがきっと困っているのだろう。

 呑気に呟く彼は少なくとも慌ててはいなかった。

 

 「いやぁーまいった。適当に歩いてりゃ見つかるかと思ったけど見つかんねぇな。やっぱキリと一緒に動いた方がよかったかな。全然道わかんねぇや」

 

 話す相手もいないためぶつぶつ呟いて歩いていた。

 特に理由も無く角を曲がって右手にあった道へ入る。

 ちょうどその時、目の前の通りを横切っていく人間を数名見かけた。ようやく自分以外の人間を見つけたルフィはパッと笑顔を咲かせ、早速追うことに決めた。

 

 「しっしっし、やっと誰か見つけたぞ。敵かな? それか町に住んでる奴かな?」

 

 機嫌よく駆け出して路地を出て、通りに出た途端に件の人間の背中を見つける。先頭を走るのは少女で、他の三人は男だ。何やら慌ただしい様子である。

 そこには緊迫したムードもあったはずだがルフィは受け取らず、走って追いかけ始める。

 何も気にしないのか手を振りながら声さえかけ始めた。

 

 「おーいっ!」

 

 声に気付いた男たちが振り返る。眉間に深い皺を刻み、決して友好的な態度ではなかった。

 

 「あぁん? 誰だあいつは?」

 「知らねぇ。町の奴じゃねぇのか」

 「とにかく今はあの女だ! 早く海図を取り戻さねぇと大目玉喰らうぞ!」

 

 走りながら振り返った男たちだが足は止めず、どうやら必死で少女を追っているらしい。すぐに視界からルフィの姿を消して逃げる背に集中した。

 よほどの理由があったようだ。

 

 声は少女にも届いている。

 彼女も同じように振り返り、ルフィの姿を確認した直後、ふわりと笑顔を見せた。

 息を切らしながらも必死に足を動かして逃げていたはずが、唐突にその場で立ち止まり、体ごと振り返ってルフィを見る。そして胸に丸めた紙を抱きながら叫んだ。

 

 「お、親分! 早く助けてください! 命令通り取ってきましたからっ!」

 「なにぃ? 親分ってのは……」

 

 三人の男たちもまた足を止め、追いついて来るルフィを見る。

 傍に来て立ち止まった彼は笑顔のまま、恐怖心もなく気軽に強面の彼らへ話しかけた。

 

 「やっと人に会えた。なぁ、この町に来た海賊ってどこにいんだ? あとメシ食えるとこ教えて欲しいんだけどよぉ」

 「親分、か」

 「ただのガキじゃねぇか」

 「つまりこいつが海図を盗むように言いやがったわけだな」

 「ん? なんだ?」

 

 サーベルを手にした男たちは見るからに威圧感を発して彼に迫る。

 剣呑な雰囲気は察したがルフィの顔つきは変わらない。

 おもむろに男の一人が腕を振りかぶって剣を振るおうとしても表情は変わらなかった。

 

 「面倒なことしてくれやがって。おれたちがバギー一味だってわかってんのか!」

 

 思い切り剣が振るわれた。攻撃というより彼の間抜けな麦わら帽子を弾き飛ばそうとする動き。それをルフィは背を逸らしただけで回避する。

 反射的に拳を握って一撃。

 腹を殴られた恰幅の良い男は凄まじい痛みを感じ、一瞬で意識が混濁した様子だ。

 

 膝から崩れ落ちて動かなくなってしまう。

 鳩尾に喰らって一瞬で決着はついた。残る二人の男や少女は信じられない物を見る目でルフィを見ており、本人は左手で大事そうに帽子を押さえ、少し怒った表情だった。

 

 「なにすんだ。おれの宝だぞ」

 「て、てめぇ! いきなり何やってんだコラァ!」

 

 残る二人が怒りを露わにルフィへ殺到する。

 明らかに武器を振り上げて彼の命を奪うつもりであり、そこに迷いは微塵も見られなかった。

 

 思わず少女は反応しかけるも、それより先にルフィが動く。

 決着は一瞬でついた。襲い掛かる右側の男の顔を殴り、左側の男は顔面を蹴られる。

 たったそれだけで彼らは倒されたのだ。

 

 力の差があり過ぎる。無手でサーベルを相手に無傷で勝つなど普通ではない。外見からは想像もできない強さが今の彼からは窺え、驚きを抱かずにはいられなかった。

 呆然として、思わず思考が停止する。

 あっさりした決着はそれほどの衝撃を伴っていたようだ。

 

 しばし静観していた少女は意を決して彼に歩み寄る。

 想像以上に使えそうだ。彼ほど強い人間なら使い道はあるかもしれない。

 胸の中には密かな策略を忍ばせ、親しげな声で話しかけた。

 

 「すごいわね。一人でこいつら倒しちゃった」

 「誰だお前」

 「私はナミ。海賊専門の泥棒なの。ねぇ、手を組まない?」

 「んん?」

 

 唐突な提案だった。

 ルフィは訳も分からずに首をかしげ、ほくそ笑む少女の顔をじっと見つめた。

 

 

 *

 

 

 場所を移し、二人は倒れた男たちから離れて、一軒の家屋に入っていた。

 先に家へ入ったのは見知らぬ少女。

 オレンジ色の髪のショートカットと、Tシャツとミニスカートというラフな服装に身を包んで、とても海賊には見えない。ただルフィへ対する態度は決して恐怖を持ち合わせなかった。

 

 少女はナミと名乗った。

 ルフィを先導してリビングに入ると椅子を勧め、自身はその前に置かれた椅子へ座る。腰を落ち着けたところでルフィが口火を切った。

 

 「ここお前の家か?」

 「違うわ。だってこの町の人間じゃないもん」

 「いいのかよ、勝手に入っちまって」

 「どうせ何も取らないし別にいいでしょ。ちょっと場所を借りるだけ」

 

 ナミは真剣な様子でテーブルに一枚の紙を置いた。

 

 「それより取引よ。私、欲しい物があるの」

 

 聞いているのかいないのか、ルフィの反応は思いのほか悪い。

 ナミの声は聞こえていたはずだがだらしなく座ってのんきな表情だ。

 

 「それよりおれ腹減ったよ。お前なんか作れねぇか?」

 「あのね、今から大事な話をするの。少しくらい集中できない?」

 「メシがねぇんだったらいいよ。おれ難しい話だめだからキリに言ってくれ。それにお前と組むつもりもねぇしな」

 「あっ、ちょっと」

 

 何か気に入らないことでもあるのか、ルフィは席を立つと家を出ようとしてしまう。慌てて止めるための声を出さなければならなかった。

 彼女にはどうしてもやりたいことがある。この町で、或いはその先で。

 見知らぬ人間ではあったもののここで可能性を捨てる訳にはいかなかった。

 

 「わかったわ、料理なら私が作ってあげるから話を聞いて」

 「ほんとか?」

 「その代わりちゃんと協力してよね」

 

 仕方ないといった顔でナミが立ち上がり、家の奥へと向かう。

 何気なくルフィも様子を見に行けば、キッチンに入った彼女はいくつかの棚や冷蔵庫を漁り、食材を見つけて料理を始めていた。

 

 泥棒と名乗ったことに嘘はないらしい。

 キッチンの入り口に立つルフィはテキパキ手を動かす彼女へ言う。

 

 「ここお前の家じゃねぇんだろ? じゃあ空き巣か」

 「違うわよ。私は海賊専門の泥棒。海賊以外からは盗まないわ」

 「今盗んでんじゃねぇか」

 「仕方ないじゃない、わがまま言ったのはあんたでしょ。嫌なら今すぐやめるけど」

 「それはだめだ。おれは腹が減った」

 「だったら余計なこと言わないで。こっちだってこんなことしてる場合じゃないんだから」

 

 コンロの火を使い、熱されたフライパンにベーコンと卵が落とされる。ジュージューと耳に心地よい音が聞こえて徐々に匂いも漂ってきて、ルフィはいよいよ腹の虫を鳴らす。

 一方で彼の目は彼女を気にしていた。

 疑問を持つからこそ素直に質問をぶつけ始める。

 

 「お前、なんで泥棒なんかしてんだ?」

 「なにそれ。関係ないでしょ」

 「だって海賊専門だろ? この町誰もいねぇから盗み放題なのにさ、そっちの方が簡単だろ。なんで海賊しか狙わねぇんだ?」

 「そんなの簡単。海賊が大ッ嫌いだからよ」

 

 端的に言われたが今の一言には複雑な感情が乗っていた。

 ルフィはじっと彼女を見る。

 

 「おれたちも海賊だぞ」

 「はぁ? 嘘つかないでよ。あんたみたいな海賊居るわけないでしょ。全然見えない」

 「本当だ。船も旗もあるんだぞ。まぁ船は奪ったんだけどな」

 「はいはい。そういうのは別にいいわよ」

 

 ルフィの言葉を聞いてナミは信用しなかった。手を組むとは言ったがそこまで深い関係になるつもりはないのかもしれない。或いはまだ信用し切れていないのか。

 料理を続ける手だけは止まらず、律儀な面は見られるものの、表情はどことなく固い。

 

 「なんで海賊が嫌いなんだ?」

 「そんなの……私の大切な人を――」

 

 最後まで言わずに唇を噛んだ。それだけでなんとなくの事情は察する。

 すぐに表情が変わって気丈に振る舞い、焼き上がった目玉焼きとベーコンが皿に移された。さらに近くの籠に入っていたパンもつけてやり、ルフィへ見せる。

 おおっと嬉しそうな声。瞬時に笑顔が戻った。

 

 食事をするならさっきの場所で。部屋へ戻った二人は同じ席に座って向かい合い、ルフィの前には一枚の皿と少量の料理。嬉しそうに食べ始める。

 その間にナミはテーブルの上に置いてあった海図を手に取った。

 

 苦労して手に入れた、明るい未来への希望。

 それを大事そうに見つめた後、再びナミがルフィへ提案する。

 

 「話、聞いてくれるわよね」

 「ああ、いいぞ。メシ作ってもらったしな」

 「そう。じゃあ始めるけど……私は何が何でも一億ベリー稼ぎたいの。そのためにはここに来てる連中のお宝を盗みたい。ついでに言えばこの海図、これはグランドラインの海図よ。どんな場所かは知らないけど、そこへ行けばきっと一億ベリーなんてすぐ貯まる」

 「金が欲しいのか」

 「ええそうよ。悪い? 一億ベリーまであと少し。何度か航海すれば今の私ならきっと稼げる」

 「そっか。で、おれは何すりゃいいんだ?」

 

 尋ねられてナミはにこりと笑う。

 整った容姿だ。見る者が見れば可愛らしいと誰もが思うだろう。しかしルフィにとっては目の前の食事の方がよっぽど興味があるらしく、見ることはあっても見惚れることはない。

 

 「あんた強いんでしょ? あの海賊たちに勝てる?」

 「当たり前だ。おれは海賊王になるんだぞ」

 「あっそ。だったらあいつら倒してよ。あんたたちが戦ってる間に私は宝を盗み出して、安全なところへ避難する。その後合流してお宝は山分けってことで」

 「んん、わかった」

 

 皿の上をあっという間にきれいにし、パンを口いっぱいに詰めながらルフィが頷く。

 予想通りの反応にナミはほくそ笑んだ。

 提案はしたが、その通りに動く予定はない。彼が敵と戦って騒ぎを起こしている内に、自分が宝を盗んで逃げ出す。ここまでは作戦通りだ。しかしその後、ルフィと合流する気などない。山分けするといったお宝は彼女が独占して使わせてもらう。

 

 伊達に海賊専門の泥棒として一人で航海していない。

 頭を使わねば女性の一人旅など危険過ぎてとてもではないができないだろう。

 その点、彼女は自分が持てる能力を理解し、上手く使っていた。頭の回転の速さと自らの美貌、そして優れた感覚による航海術。そこらの海賊にだって負けるつもりはない。

 そして自信もある。

 航海を始めておよそ八年。幾度も窮地を潜り抜けてきた。

 

 ルフィのことは強いと認めていても、信用してはいない。きっと今回も切り抜けられる。

 そう思って頭の中で計画を組み直していたが、食事を終えたルフィが気軽に言った。

 

 「でも宝はお前が全部持ってっていいぞ。おれ別にいらねぇし」

 「えっ……?」

 

 気軽に告げられた言葉に耳を疑った。

 金銀財宝は誰もが欲しがる物だろうと思っている。だからこそ価値があるし、渡さないために姑息な手段と知りながら作戦を考えた。それを今、いらないと言ったのか。

 理解ができずにじっと見つめてしまう。

 ルフィは別段特別なことを言ったつもりはないようで、嘘を言った様子もない。

 それが余計に混乱を深め、ナミは二の句を告げるのが難しくなった。

 

 「いらないって、どういう意味?」

 「だってお前必要なんだろ。おれたち元々あいつらぶっ飛ばすつもりだったし、もらわなくても困らねぇしな。あ、そうだ。泥棒だったら肉とか盗んでくれよ。海賊からならいいだろ?」

 「お宝がいらないって、あんた、海賊だって言ったでしょ? いらないわけないじゃない。なにそれ、私をからかってるの?」

 「別にからかってねぇよ。でも海賊なのはほんとだ」

 「バカみたい……なんなの、あんた」

 

 理解が及ばず、苦悩したナミは仕方なく理解せぬまま割り切ることを決めた。

 くれると言うならもらっておく。どうせそのつもりだったのだ。

 

 食事を終えてコップに入った水を飲むルフィを見やり、視線は麦わら帽子を捉え、そういえばと思い出す。彼はそれを傷つけられそうになって怒っていなかったか。

 おれの宝だ。そう言っていた。

 思い出したのを機に試しに聞いてみる。ひょっとすると価値のある物なのかもしれない。

 

 「そういえばさっき、その帽子がお宝だって言ってなかった?」

 「ああ。友達から預かった大事な帽子だ」

 「へぇ……ひょっとして宝の地図が隠してあるとか?」

 「そんなんじゃねぇよ」

 「じゃあ、それ自体に価値があって、滅多に手に入らない材質で出来てるとか」

 「普通の帽子だぞ」

 

 彼の話にはわからないことが多い。普通の帽子なら宝ではないだろう。

 表情を歪めて不満を露わにするナミは文句を口にし始めた。

 

 「それでどこがお宝なのよ。どこにでもある普通の帽子でしょ」

 「この帽子は、おれがガキの頃に偉大な海賊から預かったんだ。いつか必ず返しに来いって約束してさ。これはおれとシャンクスの誓いの証だ」

 

 帽子を手に取って笑顔で言われ、ナミが静かに目を伏せる。

 シャンクス。その名は知っている。

 グランドラインに君臨するという海賊たちの皇帝。今や四人居る内の一人に数えられるほどの有名人で、知らない人間の方が珍しい。まさかそんな大物の知り合いだとは。

 

 赤髪のシャンクスが麦わら帽子をトレードマークとしていた噂も知っている。

 聞かされてすぐに信じられる話ではないとはいえ、自分で海賊だと名乗ったことといい、いよいよ彼が海賊だという話の信憑性が高まったようにも感じる。

 信じなければならないのかもしれない。そう思った時には思考が変わっていた。

 ナミの目には冷たさが表れ、海賊を忌避する感情が大きくなる。

 

 「そう。あんた、本当に海賊なのね」

 「だから言ったじゃねぇか。海賊だって」

 「はぁ……まぁいいわ。それならそれで利用できるでしょ」

 

 ちょっと待ってて。

 そう言ってナミは家の奥へ行ってしまい、しばしルフィが取り残される。

 待っていろと言われて待って居れば彼女は数分で戻って来た。ただ奇妙だったのは手にはロープを持ち、何に使うかわからないそれを隠すでもなく現れたこと。

 気になってルフィが尋ねてもただ笑顔で避けるだけだった。

 

 「なんだそれ? なんか使うのか」

 「ふふふ、使い方は後でわかるわよ」

 

 ナミがルフィの傍へ立って彼の目を見つめる。

 

 「作戦を教えるわよ。今から私があいつらの居場所を教えてあげる。そこであんたは敵を倒してくれればいいだけ。その間に混乱に乗じて私がお宝を盗む。どう? 簡単でしょ」

 「うし、いいぞ」

 「それじゃ腹ごなしも済んだし、行きましょ。出来れば今日中に終わらせたいしね」

 

 二人は連れたって家を出た。

 大通りの真ん中を歩いて、向かう先はナミに任せる。地理に詳しくないルフィは大人しく後ろからついていくだけで周囲を警戒する様子さえない。

 歩く最中にルフィが口を開いた。

 

 「なぁ、お前海図読めるのか?」

 「ええ。航海術は持ってるからね」

 「そうか、それ聞いてなかったなぁ。じゃあさ、おれたちの航海士になってくれねぇか? 海賊の仲間に」

 「冗談。私はね、この世で海賊が一番嫌いなの。好きな物はお金とみかん」

 「そうなのか。おれは好きだけどなぁ、海賊」

 「わからないわよ。あんたみたいな能天気な奴には」

 

 妙に険の強さを感じる表情だったと理解する。

 しばらく歩いていれば静かな町の中、唯一喧騒を感じる大きな酒場が見えてきた。

 

 あれが敵のアジトなのだろう。

 表情を変えずにルフィが建物を見つめていた時、なぜかナミは彼の周りをくるりと回って、手に持っていたロープを体に巻き付け、腕を拘束していた。

 

 特に抵抗する訳でもない。

 あっさり縛られてしまった後でルフィは首をかしげる。

 

 「なんでおれ縛られてんだ?」

 「すぐにわかるわよ。ほら行きましょ。向こうの大将に挨拶しないとね」

 

 縛られたルフィを連れてナミが歩き出す。

 どうせ乗り込むつもりだったのだ。別段おかしいことと感じず、ルフィも後へ続く。

 そして二人は敵の本拠地へ静かに乗り込んでいったのだ。

 


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