岩蔵たちは偵察に出かけたキリたちの連絡を待たず、歩き出していた。当然ルフィたちも共に行動し、海賊に襲われないようにと護衛についている。
勝手な行動を責める声はなかった。不満を露わにする二人をルフィが抑えたせいだろう。
彼ら三人はすぐに理由を聞くでもなく、ただ当たり前のように後へ続いていた。
島を歩いている分には何一つ目立った変化がない。
至って普通の無人島。争いごとの気配がない平和な景色だ。
森の中を歩きながらウソップは拍子抜けしたようで気楽な態度だった。
「海賊が占拠してるって割には普通の島だな。おっさん、その話本当なのか?」
「ああ。噂で聞いただけだがな」
「噂か……居るのか居ないのか微妙なとこだな。まさかどっかで待ち伏せしてるんじゃねぇだろうな、おい。や、やべぇんじゃねぇのか? おいみんな、もうちょっと慎重に歩け」
「心配すんな。待ち伏せしててもおれがぶっ飛ばす」
「お、おう。一見頼もしい言葉だけどなルフィ、相手を見くびるのはよくない。ひょっとしたら弓矢とか銃とかでどっかから狙ってるかもしれねぇわけだし」
「おれ銃弾なら効かねぇぞ。ゴムだから」
「あっ、きったねぇ!? ずるいぞおまえだけ!」
「んなこと言われてもしょうがねぇよ。ウソップも悪魔の実食えばいいじゃねぇか」
終始和やかな時間である。
別段緊張している様子も無く歩いており、表情も緩んでいた。
しかしそんな空気でもトビオは些か表情が暗く、どうすればいいのかわからない様子。
岩蔵のことが気になった。今まで一度たりとも幼馴染についてなど話さなかったというのに。それがまさか、大海賊のウーナンだなんて。
戸惑いは隠しきれず、だからといって岩蔵に聞くこともできない。
今日の彼はいつにも増して笑みが少なく、独特の雰囲気を纏っていた。その奇妙さが気になって取っ付きにくいと思ってしまう。以前から喧嘩も少なくなかったとはいえ、今日は何かが違う。
突然ルフィたちへ話を持ち掛けたのもそうだ。
海賊を信用する性質ではなかったはずなのになぜ彼らに護衛を頼んだのか。
気になることがあり過ぎて、頭が痛くなりそうだった。
仕方なくトビオは後ろを歩くルフィたちへ振り返り、気を紛らわせるためにも話しかける。
彼らは警戒心もなくあっさり対応してくれる。海賊らしいとは思わないが、そこらの子供とも変わらなそうな雰囲気が今は助けとなった。
「あのさ、おれが海賊の子分になるのって、無理なのかな」
「んあ?」
「なんだよ、いきなり」
不安そうな顔で問われてルフィとウソップが反応する。
海賊になりたいという話の続きだろう。突然ながらその表情を見ると無視する訳にもいかない。
歩きながら真剣な顔で問われたとあって、二人も自然と真剣に話を聞いた。
「やっぱり、おれなんてただのガキだしさ。海賊の仲間になったって役に立てるかどうかわからないし。ウーナンに会って頼んでも、無理なんじゃないかと思って」
「やってみなきゃわからねぇだろ。ウーナンがどんな奴かだってわかんねぇじゃねぇか」
「でも……」
「ウーナンがどうやって仲間を選んでるか知らねぇけど、少なくともおれは役に立つ奴を選んでるわけじゃねぇぞ。何もできないとしても弱かったとしても、傍に居て欲しいって思った奴らが今の仲間だ。それに今は何もできなくたって、冒険してりゃ強くもなるだろ」
「そんなのでいいのかな。海賊って」
「バカだなぁおまえ。海賊は自由なんだぞ、自分のやりたいようにやればいいんだ」
笑顔のルフィに言われてハッとする。
ルールに縛られないのが海賊。そのことをすっかり忘れていた。
自らがルールを作って、役に立つ立たないなど勝手な判断をしているのは愚かだと言いたいのだろう。表情といい態度といい、常々何も考えていなさそうだったので驚いてしまう。この瞬間だけはウソップやナミでさえ感心していたようだ。
一度前を向いて、俯いて考える。
海賊になりたい。そんな欲求は以前から持っていた。
家出をしたことだって何度もある。その度に海賊になってやろうと思っていたのだが、不思議と上手くいかずに今日になっていた。今、やれるのだろうかと改めて考えてみる。
逡巡するトビオの背へルフィが声をかけた。
「やりたいんなら好きにやりゃいいさ。でもな、海賊は誰にでもできるもんじゃねぇから覚悟しろ。覚悟がねぇ奴が海賊やったって死ぬだけだ」
「覚悟?」
「自分の命を賭ける覚悟だ」
トビオに向ける言葉でありつつ、傍で聞くウソップがごくりと息を呑む。
普段は能天気でバカに見えるルフィも、やはり海賊。笑みはそのままにそう言った彼の目は真剣で、言い知れない迫力を感じる。とてもバカな少年には見えない。
恐る恐るトビオが頷くと、途端にルフィがにかっと笑顔を変えた。
「でもおでん屋もいいと思うけどな。毎日おでん食えるんだろ?」
「あれは商売用で、おれたちが毎日おでん食ってるわけじゃないよ」
「そうなのか? なーんだ」
「それに毎日じゃ流石に飽きるし」
「おれは毎日肉でも飽きねぇぞ」
「いやおまえ、肉とおでんをいっしょにすんなよ。肉は調理法が色々あるだろ」
ようやくウソップが口を開いて制止し、辺りの雰囲気は元に戻った。
静かな森の中を歩き、人の姿を見ることもなく、徐々に目的地へ近付いている。向かう先は島で最も高い山。緑は欠片も無く赤土の岩肌が晒されている。
岩蔵は黙々とそこを目指して進んでいた。
ふと気になってルフィが尋ねてみる。
なぜそこまで自信満々に動けるのか。行動だけでそこまでの自信を見せる以上、なんとなく事情は察しているが手持無沙汰となったのだろう。警戒していない声が出される。
「おっさん、この島来たことあんのか?」
「初めてだ。だが遠巻きに見たことがある」
「ふぅん。なんでおれたちまで連れてきたんだ? 黄金奪って逃げるかもしれねぇぞ」
「それならそれでいい。おれが興味あんのは黄金じゃねぇからな」
ルフィが頭の後ろで手を組む。
黄金が欲しくないとは珍しい。怖がりだと自称するナミでさえ黄金の話を聞けば目の色を変え、なんとしてでも手に入れると息巻いているのに、彼の言葉に嘘はなさそうだった。
ウーナンと幼馴染だったという話、嘘ではないらしい。
トビオ自身は今一つ信じられずに居たがルフィたちは疑っておらず、そういうこともあるのだろうという認識。なにせ彼らも他人が聞けば驚くような体験をしているのだ。幼少期に赤髪のシャンクスと共に過ごしたルフィと、父親が赤髪のシャンクスの一味に居るウソップ。名前が大き過ぎるために他人が聞けばおそらく信じないだろう話を持つだけに疑う様子はない。
今度はウソップが岩蔵へと声をかけた。
「でもよおっさん、おれたちに出会うまでにチャンスはあったんじゃねぇか? その海賊がここに来たのってつい最近らしいし、どこ行きゃいいかわかるなら尚更」
「考える必要があった……今まで踏ん切りがつかなかったんだ」
「それなのにおれたちを連れてきたのか」
「海賊に襲われちゃ堪らんからな」
「おれたちだって堪らねぇっての」
表情を歪めてウソップが呟くものの足は止まらず。岩蔵は尚も前に進む。
複雑な事情があったのだろうか。
深く語らないのでまだ事情が読めない。
態度を見ていれば話す気もなさそうなので、不思議と誰も追及しなかった。
「まぁいいや。それより黄金楽しみだよなぁ」
「おまえは気にしなさすぎだろ。本当に黄金なんてあるのかねぇ」
「なかったら無駄足じゃない。何がなんでもあってもらうわよ」
「おまえはおまえで無茶なこと言ってるぞ……」
二人より後ろを歩いていたナミの声が突如割って入ってきて、それが妙に気合いの入った物だったからか、ウソップがげんなりした顔で肩を落とす。
その時、ナミのポケットの中で子電伝虫が声を出し始める。
キリからの連絡が来たと知ってルフィやウソップも彼女を見やり、取り出された子電伝虫はルフィへ渡される。一応とはいえ船長、話を聞くのは彼がいいだろうと思ったようである。
「きっとキリからよ」
「クジラ見つかったのかな」
通信が始まる。
目を開いた子電伝虫の口からはキリの声が聞こえてきた。
《こちらキリです。どうぞー》
「おれはルフィ。海賊王になる男だ」
《知ってるよ。クジラの像を調べてみた。やっぱり尾は東じゃなかったね》
「じゃあどこ行きゃいいんだ?」
《像から見て北側、一番高い山。尾は曲がって多分あそこを指してる。宝もそこだ》
「へぇ。あ、でもなキリ。おれたちもうそこに向かってんだ」
《どういうこと?》
キリの問いにウソップが声を返した。
当初の予定通りに進まなかったことを報告する。だがそれが功を奏したようだ。
「実はあのおでん屋のおっさんがウーナンの幼馴染だったらしいんだよ。高い場所に宝を隠す癖があったんだと。それで勝手に移動し始めちまったんだ」
《なるほど。まぁでも目的地に向かってたんならいいことだよ》
「それよりおまえら海賊は? もう倒したのか?」
《こっちには居ない。周りを見回しても居そうにないし、本当に居るのかどうか微妙だね》
「じゃあこっちに合流しろよ。海賊っつってもどんな規模かもわからねぇわけだし――」
《いや、このまま近くの城へ行ってみるよ。あそこならお宝とか眠ってそうだしさ》
「なにィ!?」
危険を考慮して提案したのだがあっさり断られ。
再び不安に苛まれたウソップは自分でも意識せずに声を大きくしてしまった。しかしお宝と聞いて動き出したナミが歩調を速め、二人に追いつくとウソップを押しのけて言う。
「よく考えろよキリ、何度も言うがおれたちは六人しか居ないわけで、戦力はバラケさせない方がいいに決まってるだろ。いいか、もう一回言うぞ。今から全員合流して――」
「いいえ、合流なんてしなくていいわ。そのまま城へ行ってお宝を探して。だけどキリ、取り分についてはわかってるわよね?」
《わかってる。じっくり探してみるから、そっちは任せたよ》
「黄金についてもいっしょだから」
《はいはい》
再びルフィが話し始める。
ウソップは相変わらず不安から騒いでいるものの気にならず、喚き声は聞こえつつも、キリも慣れた調子でルフィの相手をしていた。
「なんか問題あったか?」
《ない。そっちは?》
「おれたちも問題ねぇ。いいか、敵を見つけたら暴れていいぞ。ウソップとナミのことはおれに任しとけ」
《はは、了解。こっちの二人にも伝えとく》
通信が切られ、子電伝虫は眠ってしまう。
それをナミへと手渡し、ルフィは笑った。
「そういうわけでおれたちだけで行くぞ」
「くぅぅ、やっぱり援軍は見込めねぇのか……」
「大丈夫だ。おれは強ぇから誰にも負けねぇよ」
「限度ってもんがあるだろ。どんな奴が相手かもわからねぇのに」
「森を抜けたぞ。ここだ」
前を歩いていた岩蔵が足を止める。ようやく森の中を抜けて山の麓に立ったらしい。だがそこは山というより巨大な岩壁のような様相だった。
高い。とてもよじ登れるような外見ではなさそうだ。
辿り着いたのはいいがどうやって登るのか。
足を止めた一同はひとまず岩壁を眺める。
「で、どこから登ればいいんだ?」
「おれに任せろ。一発で登ってやるぞ」
そう言ったルフィは一団の前へ出て、右腕をぐるぐる回して天辺を見た。
思い切りゴムの腕が伸ばされる。
天辺まで届くことはなかったが途中の岩を掴んだ。そこを起点に跳べば頂上に辿り着くなどほんの数秒の出来事だろう。ルフィは仲間たちを見回した。だがナミもウソップも否定するように首を横へ振っており、岩蔵とトビオは異質な光景に目を丸々とさせている。
「行くぞ。掴まれ!」
「いやいやいやいや!?」
「無理言うんじゃないわよ! どうなるかわからないじゃない!」
「そうか? でもこっちの方が早いぞ」
「死んじまったら意味ねぇんだよ!」
「あんたと違って私たちはゴムじゃないんだから!」
「しょうがねぇなぁ。じゃあどうやって登るんだよ」
言いつつ、ルフィが腕を引き戻すと同時、トビオがある方向を指差す。
「なぁ、あそこからなら登れるんじゃないかな」
「お? どこだ?」
よく見れば岩山には人間一人がようやく通れそうな道がある。かなり危険な様子だが、他には道もない。どうやらそこを通るしかなさそうだった。
ウソップとナミの顔が曇る。
跳ぶのも危険だが歩くのも危険そうだ。
行かない訳にもいかないため、二人は揃って肩を落とし、溜息をつく。
対照的にルフィは楽しそうだった。
「お~、あそこか。よし行こう」
「ほ、他の道は?」
「なさそうだしいいだろ、あそこで」
「ハァ~……これだから冒険って」
肩を落とす二人を連れて、ルフィが先導して細い道を登り始める。
岩蔵とトビオも後からついて来た。
いつ落ちるかもわからない危険な道。一同慎重に進み始めるも、ルフィだけはいつも通りに軽い歩調で、落ちることさえ恐れずにどんどん進んでいった。
緊張感からしばらく無言になる。
数分間は歩くことに集中していたが、壁に手をついて進みつつトビオが岩蔵へ声をかける。
「じいちゃんってウーナンの幼馴染だったんだろ? おれ、そんな話初めて聞いた」
「ああ。あいつが海賊になる前の頃だ」
「どんな人だったんだ?」
「知りたいのか。そうか、おまえはウーナンに憧れてたからな」
「おれも知りてぇぞ、おれも」
トビオと岩蔵の話にルフィも興味を持ち、後ろ向きに歩きながら会話に参加した。しかし道を踏み外しかねないルフィの姿にウソップとナミが慌て、厳しい口調で注意するものの聞き入れられず、気にしていないのか岩蔵もそのままで話を始める。
「おでん屋になったのはな、あいつの親父さんがおでん作りが上手かったからだ。炭鉱で金を掘る仕事をしてたんだが、おでん作りが上手くて、ただのおでんでいつも仲間たちを笑顔にしていた。おれはそこに憧れてその味を引き継いだ」
「へぇ。おっさんが始めたんじゃねぇのか」
「商売として始めたのはおれだ。だが味は親父さんの物を引き継いだに過ぎねぇ」
「ウーナンのことは?」
待ち切れない様子でトビオが尋ねる。
彼の後ろに岩蔵が居た。焦る気持ちを理解してか、落ち着いて続けられる。
「ウーナンはそんな父親が好きじゃなかったようだ。毎日汗水垂らして働いて、掘り出せるのはほんの小さな金だけ。時には何も出ない日だってあった。それでも親父や仲間はおでんを食って笑ってる。ガキの頃のあいつは、そんな姿に反発していたんだろう。それまではおれもいっしょになって海賊旗を作ったりしていたが、その遊びを、あいつはいつしか本物の夢にし始めたんだ」
「それじゃおっさんも海賊が好きだったのか?」
ルフィの問いに岩蔵は頷いた。
嘘はない。幼少の頃、海賊に憧れる心があった。ただ今は違うというだけ。
「船出の時にはいっしょに来いと誘われた。だがその時にはおれはおでん屋を始めようと思ってた。世界一のおでん屋になろうとな。だからあいつの誘いを断り、喧嘩別れしてそのままだ」
「じゃあ、何年も会ってないんだ」
「ああ。イーストブルーに来たって話も聞いてたが、結局会わずじまい。今日までずっと」
岩蔵の声は深い後悔を表し始める。
今まで見られなかった感情。初めて聞く声にトビオはわずかに振り返る。
あくまでも岩蔵は前を見ていて、ともすれば山の上を眺めて物思いに耽っていた様子だ。
「おれはずっと後悔していた。互いに道を違えたのは仕方ないとしても、和解さえできなかったことを。チャンスが一度もなかった。今になって、できれば会って話したかったと思ってる」
「そう思った時には、この島に海賊が来てたってことね」
「ああ。ただただ情けねぇ話だがな。それともう一つ、あいつが一度もおれのおでんを食わなかったことだ。おれが親父さんに習って何度作っても、あいつはおれが魂を込めたおでんを食おうとしなかった。今はただそれだけが心残りなんだ」
岩蔵がナミの言葉にも頷く。
きっと語り尽くせないほど思い悩んだのだろう。今の表情がそれを物語っている。
不意に言葉の交流が止まる。
重苦しい空気が流れて数秒の頃、徐々に高い場所へ上っていくため、辺りに吹く風が強くなっていた。体が飛ばされないように気をつけながら、ルフィが笑顔で言う。
「今のあいつなら食ってくれるかもしれねぇと、そんなことを考えちまったのさ。だが」
「今日やっと話せるな。ウーナンはここに居るんだろ?」
「居たとしても、あいつはもう……」
「そんなの勝手に決めるなよ。まだ何も見つかってねぇのに。トビオ、おまえはウーナンが死んでると思うか?」
「え? い、いや、そんなことない!」
「ほらな。生きてるって信じてる奴が居るんだ。何も見ねぇ内から勝手に諦めるな」
トビオとて、大体の事情は想像できている。ルフィに問われて出てきた言葉はただの願望であることには薄々気が付いていた。しかしルフィはおそらくそれを知って、それでいいと言いのける。
思わず岩蔵は言葉を失くす。
心のどこかで諦めていた。それではだめだと言うのか。
ルフィは前を見て歩き続けながら彼へ伝える。
「ウーナンだってきっと会いたがってるさ。友達だったら言いたいこと言って、謝りたかったら謝れよ。もう少しで頂上だ。きっとウーナンに会える!」
「ああ……」
前向きな言葉に岩蔵が苦笑し、トビオも笑みを浮かべる。
単純な思考だが、それくらいの方がいいのかもしれないと思う。彼の笑顔に押し切られるような形であるが、不思議と気分は悪くない。
それからまた数分、無言で登り続けた。
やがて頂上へ到達し、彼らは誰一人落ちることなく頂上の地面を踏みしめる。ウソップは崩れ落ちそうな姿で安堵の息を吐き、ナミはいよいよ黄金が見つかると胸を躍らせる。そしてルフィとトビオはウーナンに会えるのだと目を輝かせた。
頂上へ到着してまず見えたのは、中央にぽつんと置かれた小さな小屋。
「着いた!」
「あぁ? おまえら一体どこの誰だ?」
そして強面で屈強な体格の海賊だった。