昭和ライダーはさておき、平成ライダーの反応を見ていると、一般からはそうみられているんだなとしみじみ。
クウガのOPが流れた時は年甲斐もなくテンションが上がりましたね。あと、最期の演出が卑怯。
ちなみに好きなサブライダーはギルスとパンチorキックホッパー、主役ライダーだとクウガとキバとオーズです
「次は槍の豪雨だ、お前に避け切れるか?アモン」
そんなアモンがアザゼルが拾ってきた養子の一人であること、悪魔の因子を入れられた人間であることが分かると、獰猛に笑いながら前言撤回した。この平和ボケした現代、まるで神話の英雄のような誕生をした人間であった子供と聞いては口端が吊り上がるのを抑えられない。自分で育て上げ、いずれ、反旗を翻すようになった時は自らの手で叩き潰す。
其れでつぶれるようであれば、その程度であったということ。
浄化の作用のある光の槍を作りだし、それをアモンに向かって凶相の堕天使は降り注がせる。アザゼルやバラキエルが見れば怒号の嵐が飛ぶ光景だが、これについてはコカビエルは一歩も譲ろうとしなかった。戦闘において大切なものとは経験である、「どんな攻撃が過去にあったか?」はあらゆる場合に於いて対応することができるというのはコカビエルの持論である。
獣のように四つん這いになって戦闘中に移動するアモン、なるほど、確かに獣のようだ。今までに“獣”の力を制御できず、暴走したこともあったという。最近は落ち着いてきているとのことだが、あのアザゼルのことだ、何か吹き込んだに違いない。まだ獣染みた動きは抜け切れてないが、その動きはコカビエルから見てもアモンの持ち味と言ってもいい。それが失われることはあってはならない、武術の型と言える型を持たないアモンの特徴であれば。
「じゅんびはだいじょうぶ」
降りかかってくる光の槍の豪雨、当たれば、その箇所が蒸発する類のモノ。アザゼルとの最初の交戦の時に知ったもの、決まったリズムと足取りで交わしていき、唐突に軌道を変えて突っ込んでくる一槍に対しては身を捩らせる。動きやすい服装を、ということでバラキエルの妻から贈られたシャツと半ズボン姿、身を掠れば生地が焦げた匂いが充満し、その箇所が焼けた。僅かに皮膚の薄皮が焼けた気がするが、今大切なのはそこではない。
この
それは決して忘れてはならない。優しい言葉で言い聞かせてくれた養父、そんな風に言い聞かせてくれた者なんて研究所にはいなかった。別種族であること、悪魔であることを良いことに自分たちこそが至高であると、自分たちこそが偉大であると偉ぶっていただけの奴らだ。大切な者を護れるようになるには強くなることが必要だ、そうでなくてはまた誰かに搾取される弱者の立場のまま。
そんなのは嫌だ、だから、必ず―――。
コカビエルはアモンの飢えた獣のような目を好んだ。知識を吸収せんとする知識欲、経験を身につけようとする欲も含めて。堕天使というのは上位の一部を除き、基本的には悪魔と同じように上位の存在と称することが一般的である。特に人間のことは見下しており、いわゆる初期メンバーであったアザゼルやコカビエルにバラキエルのような面々を除けば、「今の」堕天使の世代というのは人間に対して知らないのもあるだろうが、人間に対して興味を抱いていない。
実際、コカビエルもアモンがアザゼルの養子でさらに悪魔の因子を体内に入れられた人間という個人的に興味のそそる境遇でなければ、戦闘訓練の教官を引き受けるつもりはなかった。アモンより年下のアザゼルのもう一人の養子は強さを求めるために孤高になり、時折、組み手をコカビエルに願うが、それくらいで基本的には手出しをしていない。強さを求めるということは孤高であること、一人で己の目指す境地に至らなければならないものだとの考えがコカビエルの根幹にあるからだ。
「今日はこの辺でいいだろう。アザゼルの奴はお前の為にに“獣”とやらの制御装置を作るだとか言っていたが、俺からすれば必要がないものだと思うがな」
「えっ、でも、せんせいは……」
「あいつに何を言われたかは知らんが、ガキに甘い性分なんだろう。当分の間はそんなモンを作って渡すと言っていた。ガキにかまけるなら、まずは自分もたまには戦うことくらい考えないのかとつくづく思う」
クカカカ、と笑うコカビエルは凶暴な顔立ちもあり、恐ろしく見えた。しかし、アモンにはどこか楽しそうに見えたのだ。
「アーちゃん、あけねえちゃんよ。いるー?」
アモンより幾分と子供らしく、可愛らしい声が聞こえてくる。つい最近、アザゼルに引き合わせてもらったバラキエルの娘なのだという。アモンの正確な年齢が分からないというのを父親から聞いていたのか、会って早々、「わたしがおねえちゃんなんだからね!」と小さな胸を張っていたのは記憶に新しい。声のする方を見てみると、小さな手で頑張って開けたのだろう、重い扉の隙間から顔を覗かせてきょろきょろとお目当てのヒトを探している。
すると、アモンの視線に気づいたのか駆け寄ろうとする。しかし、挟まれて動けないようだ。
「きをぬいちゃだめだろ、あ
「たすけてくれてありがとう、アーちゃん。……あ、コカビエルさん、こんにちは!」
「よう、バラキエルの娘。……さて、俺はトンズラするかね」
「えーっ!?もう行っちゃうの!?」
「ガキはガキで遊んでろ」
コカビエルはバラキエルの娘――朱乃から懐かれる理由が分からなかった。ただアモンに稽古をつけているだけだが、それにしたってアモンの闘争心に惚れてのこと。
朱乃がむすっと頬を膨らませているが、それを気にせずにコカビエルは踵を返して自室へと向かった。ここのアリーナは四方に入口があり、そのどれからも出ることができ、ちょうど正面にある入口からコカビエルは出ることにした。
「つれないなぁ、コカビエルのおじさんは……。ねえねえ、アーちゃん。きょうね、かあさまがおうちにいらっしゃいって!」
「ぼくがいってもいいの?」
「あたりまえだよ!アーちゃんのいえでもあるんだからね!」
初めて会って以降、アモンは自分にここまでの好意を見せてくれる朱乃に戸惑いを覚えている。しかし、彼女の両親から彼女に向けられる無償の愛を幼いながらも心に感じると、彼女がここまでしてくれる理由が分かった気がした。お節介な養父のように、養父の友人の子はお節介で優しいのである。何度か彼女の家に呼ばれて食事を共にしたことがあるが、たくさん惣菜を貰った(夫妻がいちゃつくたびに養父が血涙を流していたのは今でも謎である)。
「わかった、じゃあいくよ。きょうはさそいにきたの?」
「う、うんっ!そんなところかな!」
えへへ、と笑う朱乃。そう言った仕草が世話になっている彼女の母、朱璃を連想させる。こういったところはそっくりだなぁ、と感じた。
「じゃあ、ちょっとへやにもどるよ」
「あっ、まってよ!わたしもいく!」
汗がべたつくのに気がつき、今日の訓練後にできたクレーターを暫く眺め、派手に壊したなぁと少々の間は感傷に浸る。相変わらずの弟分の様子に呆気に取られてクレーターを見るが、すぐに自室に戻ろうとする彼の後ろを慌てて追いかける。
――
某所。
「しかし、驚いたね。彼がそうなのか?」
「ああ、あいつがそうだ」
「それにしても、あの小さな体のどこにあるのか……」
コートを購入しに行ってからしばらく、サーゼクスとアザゼルは会談の場を設けた。その場所とは人間界にある、とある建物でサーゼクスが人間界に持っている建物の一つだ。傍らにグレイフィアを従え、一応は公式の場であるため、二人とも正装をしている。かたやアザゼルは変わらぬ浴衣、しかし、そんなアザゼルの様子はサーゼクスも慣れっこなのか咎める様子もない。
サーゼクスはアモンの身体に“獣”が潜んでいることに興味を持った。事情は事情で悪魔側が悪いと分かっているのだが、四人いる現魔王達の特徴として“変人”なところがあるということに違わず、その変身した様子を想像して若干目が輝いているのをアザゼルは見逃さなかった。
「……おい、サーゼクス?」
「ああ、これはすまない。それで、彼は制御できそうなのかい?」
アザゼルから不快な視線を向けられると、サーゼクスはハッとして笑顔を浮かべた。
「抑えてもらわなくちゃ困る。力に振り回される奴を見るのは、もう御免だ」
「しかし、本当ならば、また面倒なことになりそうだね、」
“彼”に似た者が出るとは、とサーゼクスは声色を真剣なものにした。
る
曰く、かの先の大戦に於いて人間を守る為に立ち上がった英雄がいる。
曰く、その英雄は風の力で装着者を変身させる帯を腰に巻き付ける。
曰く、その者は人間でありながらも人知を超えた力を持ち、人間を守る為に悪魔であろうが天使であろうが、そして二天龍と呼ばれる強大な存在であろうが殴り飛ばしたという。
壮大な喧嘩の末、
そんな彼に対し、赤い龍は声をかけた。
『貴様、自分が二天龍と呼ばれる我らに何をしたのかわかっているのか?誇り高きドラゴンの戦い、それを貴様は汚したのだぞ?』
白い龍は言った。
『赤いのの言うとおりだ、人間。貴様は人間でありながら、そんなちっぽけな身一つでなぜ立ち向かう?矮小で寿命はここにいるどの種族よりも短い、そんな
横っ面を蹴り飛ばした赤い龍と白い龍、そして自分を取り囲む堕天使と悪魔、それらを見つめた後、“彼”は手袋に包まれた左手を握りしめ、仮面に包まれた顔に寄せた。
『確かに俺達人間はお前らよりちっぽけだ。だが、お前らがそうであるように俺達も自然の一部だ。なのに、お前らは人間の都合を考えず、戦いをしている。それで何人もの人間が死んだ、悲しみが生まれた。俺はそんな人間を守る為にいる』
そして、“彼”は声高に叫ぶ。
『俺は生きとし生けるもの、その者たちが助けを乞うのであれば、何度でも現れる。大自然の使者、風の戦士だッ!』
そして、その風の戦士は先の大戦を終わらせたという。停戦の英雄、風の戦士、昆虫のような意匠、不思議な乗り物に跨り、やってきた彼のことは冥界や天界、どちらにも名前が刻まれている。
「……オレはそうさせるつもりはないがな」
「へえ、それはどうして?今でこそ、私は黙っているけれど、このことを知られたら、過去のことはおいておいて悪魔の名家の者はこぞって彼を欲しがるだろう。なんせ、伝説の再来とあれば、その者を眷属にすれば箔がつくからね」
そういってポケットからつまんで取り出すのは、今の悪魔の眷属化の主流となっている悪魔の駒と呼ばれるチェスのピース状のモノでサーゼクスが持っているのは戦車の駒だ。
「……」
「もしかしたら、私も彼を眷属にするかもしれない。グレイフィアが痛く気に入ってね、嫉妬しそうだよ」
「オレはそんな大層なモノになってほしくはないがな。ただ一人の女を守れる強さ。それがある男になればいい」
「そう上手くいくものかな?」
サーゼクスの言葉にグレイフィアは赤面するが、アザゼルは気にせずに冷たく言い放つ。サーゼクスの言葉は冗談な七割、本気が三割。おちゃらけてはいるものの、悪魔特有の欲望が強いというのは忘れてはならない。
「行くに決まっている、アモンはオレの息子だ。……ちょっと済まない、電話だ。なに、オレも行くかだと?待っていろ、すぐに向かう」
きっぱりと言い放つアザゼルだが、その直後に着信音が鳴り響く。鉄の城がどうだこうだと言っている着信音、渋い男性歌手の声が豪奢な部屋の中に響き渡る。先ほどとは打って変わり、スケベオヤジの一面を見せたアザゼル。
「誰だったんだい?」
「アモンだ。夕飯を一緒に摂ろうってな」
「残念だ、準備しようと思っていたんだがね」
電話を切ったアザゼル、通話中の様子を見ている限りではどこにでもいる父親だ。立ち上がって軽く扉の近くにいるグレイフィアに会釈し、扉の方へと歩いていく。
「おかえりになられるのですか?アザゼル様」
「ああ、息子が待っているんでな。少なくとも、女の誘いと同じくらいには大切なことだ」
「今度は彼もつれてきてもらえませんか?料理をご馳走したいのですが」
グレイフィアの様子を見るに、サーゼクスの言葉に偽りはないらしい。あの息子はそういった人外の女性、それも強大な男の妻に好かれる素養でも持っているのかと内心苦笑した。
「伝えておこう」
「アザゼル、もしかして彼を――」
とりあえずはアモンに伝えておこうと思ったのか、アザゼルが頷くとグレイフィアの顔が明るくなった。ドアノブをアザゼルが回したとき、サーゼクスは何か気づいたのか、アザゼルを呼び止めようとするが、普段の彼らしからぬ態度で小さく会釈して部屋を出て行った。
「まさか、“彼”と彼を重ねているわけではないだろうね?」
アモンのイメージがつかなかったので、つけてみました。
鉄血のオルフェンズのすげえよ、ミカはでおなじみの我らが三日月さんでお送りします
たぶん、身長は伸びると思います