猟犬の見る悪夢   作:大2病ガノタ

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『R-TYPE Final』R's MUSEUMより
ここより自己解釈全開故にご注意ください


Team R-TYPE

 

 

 

「先輩先輩! あの人起きたって本当ですか!?」

「ん? ああ、お前は休暇中で居なかったっけ」

 

 

 

地球連合軍『Team R-TYPE』研究所本部。

若い研究員が先輩に駆け寄り勢い良く詰め寄る。

 

---西暦218X年

人類とバイドが初めて戦闘を行ってから20数年のときが流れていた。

地球連合軍はバイドとの戦いに終止符を打つべくオペレーション『Last Dance』を発動。

激化するバイドとの戦闘の最中、暴走した巨大戦艦を撃破した『RX-12 クロス・ザ・ルビコン』が衛星軌道に再び出現した異相次元より救難信号を受信。

単機で突入し、最奥でバイドツリー内部に鎮座していた『R-13 ケルベロス』と交戦し撃破した。

しかしその際、大破したケルベロスのコクピットから生体反応を確認し、パイロットを守るかのように浮遊していた『アンカー・フォース』が回収された。

 

 

 

「レポートがあるから、それを読んでおけ」

「ウッス!」

「…いや待て、まずお前は休暇明けの仕事を確認してからにしろ。おい、待て!」

 

 

 

回収されたケルベロスの残骸は、一部バイド汚染された状態だったが浄化したことで当時のデータを吸い出すことに成功していた。

 

 

 

「へー。当時のデータがあるなら、R-13系列が開発再開されそうですね」

「『サタニック・ラプソディー』後は『ウォーレリック』社も『Team R-TYPE(われわれ)』に吸収されたからな。当時の人間にとっては雪辱を晴らす良い機会だろう」

「確か異層次元航行システムをフォース側に搭載されていたことが原因でしたっけ?」

「それに加えて波動砲が通常のものとは違い電気変換されていた点だな。随分と強力だったようだが…」

 

 

 

同時にサイバーコネクタと接続されたままだったパイロットも、軽度のバイド汚染が確認されたが不思議と進行せず、日常生活が送れるほどだった。

 

 

 

「これマジっすか!? このパイロット本当にバイドになってないんですか!?」

「マジだ。しかもふざけたことに、そのパイロットは行方不明当時のまま年を取ってないらしい」

「はえ~、世の中のオバサン達が聞いたら血眼になりそうですねー…」

「それ以前にB系列とW系列の奴らが確保しようと血眼だったよ。前者はバイド汚染の被検体として、後者はサイバーコネクタ関連でな」

「うへぇ、そいつはご愁傷様ですね」

「…まぁ、そうでなくとも重要過ぎる人物ではあるがな」

「?」

 

 

 

そしてパイロットを守るような動きを見せた『アンカー・フォース』も回収され、当時の『ウォーレリック』社の技術者が調査していた。

 

 

 

「あれ? たしか当時出撃していたR戦闘機はどっちもフォースを損失してませんでしたっけ?」

「そうだ。そのレポートにも書いてあるがケルベロスも同様だったらしい」

「じゃあ回収されたフォースはどこから来たんでしょうか」

「バイド側が生み出した再生品だろうな。その証拠にコントロール・ロッド基部に致命的な損傷と当時以上のバイド係数が計測されている」

「ってぇことはつまり…?」

「フォースの無敵神話は、もう絶対じゃないってこった」

 

 

 

先輩研究者が自身の研究に戻り、後輩がそれを見送った後にレポートを捲る。

すると、とある記述が目に入ってきた。

 

 

 

「ふーん…………えっ、これって!? 先輩! 先輩ー!」

 

 

 

そのページの見出しは『バイドの正体とマザーバイドの居場所に関する証言について』と書かれていた。

内容は『R-13 ケルベロス』のパイロットの証言とこれまでのバイド研究のすり合わせを行った結果であった。

 

 

 

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