…………もう止めて、暴れないで…澪たちを苛めないで…!
うるせぇ!!ようやく強い体を手に入れたんだ!早々に手放す俺じゃない!!
お願い!
お前は黙ってろよ!!お前の出る幕はねえんだ!!
………澪…蓮子…メリー…ごめん…!
澪「空影!!…っ……ハァハァ夢だったのか…?」
蓮子「澪…貴方も空影の夢を?」
メリー「どうやら三人とも同じ夢を見たそうね…」
?「私が見せたの、空影の心の中を」
澪「お、お前は誰だ!?」
龍神王女「申し遅れたわね、私は龍神王女…空影を転生させたものよ」
澪「転生…!?」
蓮子「か、神様が何で私たちに空影の心を?」
龍神王女「空影を救えるのは貴方たち三人だからよ、私が助けようとしてもあの子は助けられない…でも助けられる三人が貴方たちだって分かったの…だから!お願い!空影の中のあいつを倒して!そうすれば空影は助かる!」
龍神王女の姿は光の粉になっていく
龍神王女「…頼むわよ…貴方たちに神の御加護があらんことを…」
そしてそれは一つの光の玉として天に上った
嵐が止んだ
龍神王女「これが私にできる事…後は三人で空影を……これは“試練”よ」
メリー「消えちゃった…」
澪「行こう、その試練とやらに打ち勝ち、空影を助ける!」
蓮子「すっかり元気になって」
メリー「それだけ空影君が好きなのね」
澪「ち、違っ…////」
蓮子「澪分かりやすいわねw」
メリー「早く行ってあげた方がいいんじゃない?」
澪「そ、そうだな…行こう」
澪は空影の場所を特定した
空影?「………ククク、此処は既に俺のテリトリーだ…怖いものも何もないな!」
澪「静かに歩いていって…奴を気絶させるぞ…」
三人は静かに歩く、空影?は笑っているので気づいてはいないだろう
空影?「フハハハハ!!俺が気づいてないと思ったか!」
空影?の足場から無数の触手が現れる、その触手の全ては口がある…噛みつかれたら肉を引きちぎられそうだ
空影?「俺を楽しませろ」
澪「二人はこれで応援してくれ」
澪の渡したものは神殺しの剣、清き魂に害はないがあしき魂には一刀両断の力がある
澪「吉良澪…此処で修羅の鬼となるっ!」
澪は新·覇·神殺しの大剣を軽軽と振り回し触手を叩き斬る、切れ味は大剣の中でも最強!
触手「ギュィィィッッ!?」
空影?「実に面白い…久々にあの感覚が戻ってきた」
空影?も太刀を手に出す
空影?「神刀·カグラに勝てるか?」
蓮子「触手が消えた!」
空影?「手加減無しで来い、お前を愛している空影が二度とお前の前に帰らなくなるぞ?」
澪「う、嘘だ!俺はあいつに親友でも何でもないって…!言った筈だ!」
空影?「そう、空影はそこで悲しんだ…昔から信頼した人に見られたくもない秘密を暴露されそうになった、だがそこにもう一つの感情があった…見てもらって痛みを分けてくれる人は澪しかいないとな、だが俺は許さなかった…そうやって信じた人間はことごとく空影を騙した……俺はあいつにあの時のようになってほしくない、だから俺が此処にいる…あの女からも聞いただろう?これは試練だと…俺はお前たちを試す…空影をあの時の感情にしてやらないかな!」
空影?のカグラが澪を斬ろうとする
澪は大剣で対抗した、しかし力量が圧倒的にあった
澪は簡単に突き飛ばされる、しかし不意に空影?が下唇を噛んでいた、何か言いたげだった
澪「ぐうっ!」
澪は壁に体をぶつける
蓮子「澪の仇!空影を返して!!」
空影?は蓮子のがむしゃらな斬撃をかわす
空影?「なら…俺を倒し奴を救え!」
空影?は躊躇なく蓮子の腕をつかみ澪と同じ場所に投げる
澪は飛んできた蓮子をキャッチする
メリー「空影を守っているつもりでもあの子の心を守ってるって言うの!?」
メリーは素早く突く、五月雨突きだ
空影?「くぅっ!!黙れ!」
空影?の拳がメリーの腹に突き入れられる
メリーは吐血しながら空影?を睨んでいる、そしてあることに気づいた
空影?は壁まで突き飛ばせていない、手を引いていないのだ
空影?「お前…!?」
澪たちは直ぐに理解した、空影が何とか力を振り絞り体の動きを止めているのだ
澪「三人で決めるぞ!」
三人の剣に光が溢れる
澪、蓮子、メリー「神光斬り·アルティメットキャリバー!!」
三人の斬撃が一つの気として空影?に放たれる
空影?「見事…」
光に満ち溢れた部屋は元の明るさに戻る
そこには空影が倒れていた
澪「空影!空影!」
澪が空影を揺さぶる、空影は目をゆっくりと開いた
空影「皆……ごめん…」
蓮子「空影、今度からは嫌なことは溜め込んじゃダメだよ?」
メリー「後、隠し事をすることもね」
空影「うん………三人とも退いて…」
三人が退くと空影が苦しむ、少したつと空影からもう一人の空影が出てきた
澪「はぁぁぁぁっ!!??」
空影?「あれ?何で俺がこんなところに…って!?はぁぁぁ!?どういう事だよ!?お前ら説明してくれ!?どうして俺は此処にいる!?」
蓮子「こっちが聞きたいわよ!?てっきりあれで死んだと思ったの私たちなんだから!」
空影「僕も何がなんだか…?」
メリー「もう今日は考えるのは止めましょう…私疲れたわ……」
空影?「え?いや、その…俺は?」
蓮子「そうね、帰りましょう!」
四人は空影?を置いていっていると思ったが
澪「おい、何でお前も来てないんだ?」
空影?「へ?」
空影「例え敵だったとしても今は仲間になってるもんじゃないか!早く帰ろ」
空影?「……本当に正解だったな、それじゃついていくよ」
澪は空影をおんぶして、メリーが空影?をおんぶしている
空影?「ちょ、ちょっと待って!ちょっと待ってくれ?何でお、おんぶなんかするんだ?俺は、べ、別に嬉しくなんか、な、無いんだからな!////」
そういいながらメリーに体を任せている空影?はツンデレだろう