白川 良和
高校受験に失敗し、未だひきづっている京都府立山下高校の2年生。
高校に入るまではクラスの中心になったりと明るいキャラだったが、高校に入ってから一転冷めキャラに。
他のメンバーが転送されるのを見ても平常心を保っていたりと冷静な一面を持つが、万が一星人と戦うことになった場合他のメンバーを見捨てようとする冷酷な一面も持つ。
スーツの重要性に気付いたりと‘‘生きる力”を持つ。
他のメンバーとは違い死なずに部屋に連れてこられた。
西尾 加奈子
京都府立東嵯峨高校3年。
美人に加え、成績はトップクラス、運動神経も抜群だが、その優秀さゆえに他人に点数をつける癖がある。
学校では口数少ないお淑やかなキャラを演じているが、実際は自己中心的な性格で、他人を振り回す。
予備校からの帰り道に車と衝突したことにより死亡。
木田 悟
塾講師をしている30歳独身。
部屋では常に冷静を保とうとするが、これはテレビだ、催眠術だと見当違いな考えを示したりと冷静さを欠く。
塾からの帰り道、トラックと接触事故を起こしたことより死亡。
吉原
下の名前は不明。
無職でヒモ。他の女との浮気がばれて付き合っていた彼女に殺される。
同じ時彼女も自殺したが、部屋には連れてこられなかった。
川崎 櫂
酒井と同じ職場で働く36歳独身。
人見知りのせいで、なかなか結果があげられず年下の酒井にこき使われる。
酒井とタクシーで移動中に事故にあい死亡。
酒井 かける
川崎と同じ職場で働く28歳既婚者。
若くして課長にまで上り詰めるなどかなりのやり手。
自分より年上なのに自分の部下である川崎を見下しており、散々こき使ってきた。
タクシーで移動中に事故にあい死亡。
浅田 真也
府内で店を開くほどのパティシエのうでを持つ32歳独身。
しかし昔は根っからの不良でよく問題を起こしてきた。
それゆえか今もヤンキーファッションをしている。
材料を運んでいる途中階段から落ちたことで死亡
【行ってくださいドス〜】
【 1 : 0 0 : 0 0 】
目を覚ますと見知らぬ住宅街だった。
どこだよここ
あたりを見渡すと近くに学校らしき建物があり、
少し離れたところでは、おっさんたちがなにやらもめている。
「俺は帰るぞ」
「ちょっと待ってくださいよ、吉原さん。これはテレビなんですよ。勝手に帰ったら怒られますって」
どうやらチンピラ男がが帰るとごねて、それを眼鏡が止めているらしい。
しっかし眼鏡はこれを本当にテレビだと信じきっているんだな。
やっぱり万が一の時は、、、。
「勝手に帰ったらあかんなら、ディレクターやなんやらが出てきて止めるやろ。つまり誰も止めにこーへんってことは帰ってもいいっちゅうことやろ」
さっきまでテレビだと信じきっていたくせに、いざ外に出れたらそれか。
まぁ俺が気にすることじゃないな。
あいつらは放っておいていいか。
問題はこれからだ。
そこで俺は重要なことに気づいた。
上から服着んの忘れてたぁぁぁぁ〜〜〜ッッ
もし誰かに特にあの2人に見られたら、、、。
しくじった。
「あなたも帰るの?」
後ろから声をかけられたから、振り向いてみるとそこにはいつの間にかスーツに着替えた西尾がいた。
「スーツ着たんだ」
俺がそう言うと
「本当は着る気は無かったわ。
でもあの球に書かれていたことが真実だとしたら最大限の努力はしておく必要があると思ったの」
やはり西尾は頭がいいらしい。
でもやっぱりいけ好かないな。
「で、あなたも帰る気なの?」
「帰れるならね」
はっきり言って俺はこのまますんなり帰れるとは思っていない。
それよりまた頭痛が。
「そう」
「まぁ吉原さんがどうなるか見てからかな」
頭痛を堪えそう言う。
ちくしょういてぇ
「ふーん。私もそうしようかな」
な ん だ と
「あなたあの連中とは違って‘‘そこそこ”優秀そうだし」
そこそこは余計だ、このやろう。
「ははは」
とりあえず笑ってごまかした。
それよりどこか落ち着ける場所に。
「私 、西尾 加奈子よろしく」
「白川 良和です。こちらこそよろしく」
「それじゃ行きましょ白川くん」
「どこに?」
なにを言ってるんだこの女は。
「決まってるじゃない、吉原さんを追いかけるのよ」
マジでついてくるのか。
それよりどこか落ち着ける場所に、、、
「早く行きましょ。吉原さん行っちゃうわよ」
俺の心の声は虚しく無視された。
side西尾 加奈子
私があの部屋に来た時、彼、白川くんは床で倒れていた。
私たち6人は倒れている彼を放っておいて互いに自己紹介を始めた。
はぁ〜、クズばっかり
それがあの5人と話した時に私が抱いた感情だった。
でも彼は別だった。
私が彼に興味を抱いたのは歌が流れた時。
他のメンバーがパニックを起こしている間も彼は冷静だった。
うーん60点
それが私が彼につけた点数。
他のメンバーは点数をつける気にもならなかった。
彼は他のメンバーと違って常識にとらわれずスーツを着た。
そこは評価できる。
でももう少し情報を集めてからの方が良かった気がする。
もしスーツが私たちに悪効果を与えるものだったら、、、
その考慮の足りなさで60点。
でもなかなか面白そうな男の子じゃない?
+++
頭いてぇ
チンピラ男の後をつけている間も、俺の頭痛は治らない。
「おいお前らなに付いて来とんねん」
後ろをつけてくる俺たちを鬱陶しく思ったのかチンピラ男が怒鳴ってくる。
「、、、」
俺たちはなにも言い返さない。
この手のタイプは言い返すと水掛け論に持ち込むことを分かっているからだ。
「ふん、だんまりか。まぁええわ。だけどよあんまなめてっとぶっとばすぞ」
部屋でこいつの本性を見たせいか全く怖くない。
それよりでかい声だすな、頭に響く
ピンポンパロン、ピンポンパロン、ピンポンパロン
突然アラームがどこからか鳴り響く。
ウルセェ
「なぁ西尾さんも聞こえる?」
「もってことはあなたも聞こえてるのね、このアラーム音」
「ええまあ」
どうやら聞こえているのは俺だけじゃないらしい。
ピンポンパロン、ピンポンパロン、ピンポンパロン、
ピンポンパロン、ピンポンパロン、ピンポンパロン
アラーム音はますますでかくなる。
「てめえらウルセェんだよ、いい加減にしねぇとまじぶっ 」
次の瞬間チンピラ男の頭が爆発した。
「うぇッッ」
俺は吐きそうになるのを抑える。
「白川くん、これ」
さすがの西尾もこれは堪えたようだ。
いったいなにが、、、
その瞬間ものすごい頭痛が俺を襲う。
「ウワァァァァッッ」
あまりの激痛にその場にしゃがみ込んでしまう。
「大丈夫、白川くん、白川くん」
西尾が俺の体を揺すってくれる。
案外優しいところがあるらしい。
「ええ、大丈夫です。もうおさまりました。
それよりここを離れましょう」
思い出した。
「どうして?」
俺はあの黒い球を見たからここに連れてこられたんだ。
つまり、
「理由は歩きながら話します」
俺たちはここから逃げることはできない。