特に西尾が
最初こんなキャラじゃなかったのになぁ
コントローラーが示す赤い点の場所
そこは文字通り地獄だった
side川崎
吉原ってチンピラみたいな男と白川と西尾の2人の高校生がどこかへ行ってしまった。
西尾って子可愛かったなぁ。
そのあと俺たちはハバネロ星人を探した。
「おい川崎、なにグズグズしとんねん。
お前もハバネロ星人探さんかい」
酒井は俺に偉そうに言う、いつもみたいに。
「偉そうにしやがって、このくそ野郎」
酒井に聞かれないように小さく呟く。
「なんだって聞こえねぇーよ。
もっと腹から声だせや」
酒井がそう言うと
「まぁまぁ酒井さん落ち着いて。
川崎さんも協力してハバネロ星人を探してください」
木田がそう言う。
「まぁ木田さんがそう言うなら。
お前もしっかり探せよ、川崎」
酒井はすっかり木田に心酔してしまっていて、木田の言うことならなんでもきく。
あの浅田って男も木田の言うことを聞いてハバネロ星人を探している。
あの3人と一緒に帰ればよかったなぁ
10分前ほどのことを後悔する。
正直ハバネロ星人とか本気で言ってるのって感じだ。
あーあ面倒くさいなぁ
するとどこからか声が聞こえてくる
「ハバネロ食べろよ、ハバネロ食べろよ、ハバネロ食べろよー」
これってもしかしてハバネロ星人?
こえがする方へ近づいていく。
ちょうど住宅街のど真ん中にある広場にハバネロ星人はいた
「みなさーん。見つけましたよ」
大きな声で呼びかける。
それにしてもあのハバネロ星人、よくできてるなぁ。
「ほんまか、川崎」
一番最初にやってきたのは酒井だった。
「ええ、ほらあそこ」
ハバネロ星人がいる場所を指差す。
「ほんまや。木田さーんいましたでハバネロ星人」
酒井があとからやってくる木田と浅田に手を振る。
お前手を振るとか何歳だよ
心の中で毒づきながら木田たちを待つ。
「お手からですね、酒井さん」
「いや、俺はなんも」
木田に褒められて嬉しそうな酒井。
はっきり言って気持ち悪い。つうか見つけたの俺だし。
「で、これからどうします木田さん。
どうやら見つけるだけじゃダメみたいっすよ」
浅田がそう言う。
「そうだね、まずは」
“ドンンン”
木田が何か言いかけた瞬間、一斉に五体のハバネロ星人が俺たちを取れ囲んだ。
「ハバネロ食べろよ」
そう言ってハバネロ星人の一体が本物のハバネロ?を差し出してくる
「なに言うとんねん、こいつ」
ハバネロ星人の前に立ち塞がったのは酒井だった。
「ハバネロ食べろよー、ハバネロ食べろよー」
ハバネロ星人はずっとハバネロを差し出し続ける。
「鬱陶しんじゃお前」
そう言うと酒井がハバネロ星人のハバネロを差し出している腕を払う。
「ハバネロ、ハバネロ、ハバネロハバネロハバネロハバネロハバネロハバネロハバネロハバネロハバネロハバネロハバネロハバネロハバネロハバネロハバネロハバネロハバネロ」
ハバネロ星人が壊れたようにハバネロハバネロハバネロと言う。
そして
「ハバネロ食べろや」
キレ出した。
「なんやこいつ」
急にキレ出したハバネロ星人に戸惑う酒井。
そして五体のハバネロ星人が酒井1人を取り囲んだ。
「なんやねんお前ら、なんか文句でもあんのか?」
酒井はハバネロ星人をビビらそうとしたのか大声で怒鳴るがハバネロ星人たちには効いていない。
それどころが酒井のほうがビビっていて、その証拠に足が震えている。
「こいつにハバネロ食わせろーーーーーーーーー」
一斉に五体のハバネロ星人が酒井に飛びかかる。
「おいお前らやめ 」
五体のハバネロ星人に押し潰され酒井の声が聞こえなくなる。
「木田さん、助けなくていいんですか」
浅田が木田にそう言う。
「ああ、そうだね。酒井さんを助けないと」
浅田の呼びかけではっとした木田と浅田はハバネロ星人が群がっているところへと近づいていく。
「君たち、いくらテレビでも少しやり過ぎじゃないかな」
「食わせろ、食わせろ、食わせろ」
木田の制止を無視してハバネロ星人たちは止まらない。
「やめろ言うとるやろ」
元不良と言っていたが、今でも充分不良っぽい浅田が怒鳴る。
するとハバネロ星人たちの動きが止まった。
そしてハバネロ星人たちの元から出てきたのは顔はボロボロで口いっぱいにハバネロを詰め込まれて、もうすでに息をなくした酒井だった。
「ウワァァァァァ」
余りの光景に後ずさりしてしまう。
木田も浅田も言葉をなくしその場を動けずにいる。
「ハバネロ食べろよ」
また二体ののハバネロ星人が木田と浅田、両者にハバネロを差し出してくる。
「イタダキマス」
ハバネロを先に受け取ったのは木田だった。
「お、美味しいです」
恐怖のおかげだろうか、ハバネロを食べきった木田。
ハバネロ星人はニコニコしている。
それを見た浅田もハバネロを受け取り食べる。
「美味いです」
これにもハバネロ星人は満足したように笑う。
すると
「もっとハバネロ食べろよ」
またしてもハバネロを差し出してくるハバネロ星人。
「いえ、けっこうで 」
断ろうとした木田を鬼のような形相で睨むハバネロ星人。
「えーとやっぱりもらおうかな」
それを見た木田は態度を変える
「俺ももらおうかな」
浅田も続く。
しかし一度恐怖心が消えたせいか、今度は2人ともハバネロの辛さに耐えきれなかったのか、吐き出してしまう。
それを見たハバネロ星人たちは
「ハバネロもっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと、食べろやーーーーーーーーーーーー」
木田たちを取り囲み酒井の時のように口にハバネロを次から次へと突っ込んでいく。
「やめろ」
隙を見た木田が逃げたそうとするが、すぐにハバネロ星人につかまり餌食となる。
逃げ出そうとしたせいか木田の足を折るハバネロ星人
あれから5分ぐらい経っただろうか
ハバネロ星人が木田と浅田らしきものから離れる。
そこにあったのはもはや上半身だけになった木田と酒井と同じような浅田だった。
そして俺は壊れたように笑った
「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、
酒井死んだか、死んだか
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、
ザマーミロ酒井のバーカ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
俺をコケにするからだ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」
「ハバネロ食べろやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
そして俺は自分が壊されるまで笑い続けた
これはひどすぎる。
赤い点が示す場所に辿り着いた俺たちを待っていたのは、あまりにもひどすぎる惨状だった。
死んでもなお口にハバネロを押し込まれる酒井、浅田、川崎
そして上半身だけしか残っていないが、それでも口にハバネロを押し込まれる木田
ここに来るまで軽い調子だった西尾もこの悲惨な惨状を見て言葉をなくしている。
これはあまりにひどすぎる
別に木田たちが死のうがどうでもいいと思っていた。
死ぬのはあいつらの自己責任だ、バカなあいつらが悪い、そう自分に思いこませようとしていた。
それでもこれはあまりにひどすぎる。
こんなの人が迎えていい最期じゃない。
「ヤメローーーーーーーーー」
我を忘れハバネロ星人たちに向かっていく。
「ちょっと白川くん」
西尾が何か言いたそうだが今はそれどころじゃない
「てめぇら全員ぶっ殺す」
こいつらを皆殺しにしなきゃならないんだ
ハバネロ星人のお披露目
次回ハバネロ星人と戦って、そのあと採点回。
それが終わったら後日談です
作者は受験生なので投稿は不定期です。
今日も受験勉強の合間に書きましたwww.
いいリフレッシュになります