side西尾
コントローラーの赤い点が示す場所。
そこには変わり果てた姿の木田たちの姿があった。
全員が口が張り裂けるまでハバネロを押し込まれていて
特に木田は下半身がなくなっていた。
これはさすがに、、、
あまりの光景にさすがに気分が悪くなる。
「白川 く ん?」
隣にいる白川くんのほうを見てるみると白川くんは泣いていた。
突然のことに動揺してしまう。
あの白川くんが泣いている?
あの部屋にいる時も、ここへ送られてきた時も、吉原の頭が吹き飛んだ時も、ここに来るまでのことを思い出した時も、動揺しなかった彼が泣いている?
そして
「ヤメローーーーーーーーー」
白川くんは泣きながらハバネロ星人たちに向かっていく。
「白川くん」
私の制止を無視して白川くんはハバネロ星人のもとへと向かっていく。
きっと白川くんは限界だったんだろう。
今まではただつよがっていただけなのかもしれない。
これが本当の白川くんなのかもしれない。
「てめぇら全員ぶっ殺す」
叫びながら泣きながらハバネロ星人たちに向かっていく白川くんを見て、私はなぜだか裏切られた気がした。
いったいなぜ?彼の気持ちは痛いほど分かるはずなのに
どうでもいいと思っていたけれど、さっきまでいっしょにいた人間がこんなことになるなんてこんなのはあまりにひどすぎる
《本当は分かってるんだろう、ニシオ カナコ》
頭の中に声が響く。
《お前はお前を生んだ両親(怪物)と同じ怪物なんだと》
違う、私はあんな人を人とも思わない両親(怪物)とは違う。
《仲間ができたと思ったんじゃないのか?笑わせる、お前に仲間なんていない、怪物に仲間はいない。ひとりぼっちだ》
違う、違う、違う
必死に言い聞かせるけれど私は私と彼とのキョリが遠くなった気がした。
「クソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソ」
俺は今俺が踏み倒しているハバネロ星人を殴って殴って殴りまくる。
「「「「ハバネロ食いやがれーーーーーーーーー」」」」
一瞬動きを止めたハバネロ星人4匹が一斉に向かってくる。
「うるせえ、このヤロウ」
向かってきたうちのハバネロ星人のうちの1匹を思いっきりぶん殴る。
「フギュッッ」
首を曲げてはいけない方向へ曲げながらハバネロ星人は飛んでいく。
「はぁ、はぁ、はぁ」
残りの3匹は近づくのは危険だと思ったのか、近づいてこない。
俺の下にいるハバネロ星人も今は見る影もないくらいボロボロですでに死んでいる。
「ハバネロたべろ 」
〈ドバーーーーン〉
一匹のハバネロ星人が隙を見て飛びかかろうとした瞬間その頭が内部から破裂する。
「大丈夫、白川くん?」
声のするほうを見てみるとXの形に変形した小型の銃を構えている。
俺も地面に置いておいた銃を手に取る。
「トリガーを2つ同時に引けば撃てるから」
西尾が叫ぶ。
目の前にいるハバネロ星人たちは今にも泣きそうな顔をしながら震えている。
そんな顔するなそんな目で見るな
俺は手に持った銃を構えトリガーを引く。
すると銃はYの形に変形しワイヤー?のようなものを出しハバネロ星人の一匹を拘束する。
「ハバネロあげます、ハバネロあげます、ハバネロあげます」
必死にハバネロ星人たちは懇願してくる。
てめぇらが悪いんだよ
てめぇらがやりすぎたんだよ
そう言い聞かせながらもう一度トリガーを引く。
そうすると空へと一本の糸のような光が伸び、ハバネロ星人の上半身が消えていく。
〈ギョイーーン〉
音が鳴り響く。
どうやら西尾がもう一匹のハバネロ星人にトリガーを引いたらしい。
「ハバネロあげます、ハバネロあげ 」
〈ドバーーーーン〉
最後のハバネロ星人の頭が吹き飛ぶ。
終わったのか?
「白川くん」
西尾が駆け込んでくる。
そしてそっと俺を抱きしめた。
「ウワァーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
俺はこれでもかと言うくらい西尾の腕の中で泣いた。
そして俺たちは再びあのガンツのある部屋に転送される。
こうして俺たちのファーストミッションはなんとも後味が悪く終わった。
白川くんのキャラが、、、
るびの振り方が分からない