GANTZ THE FIRST   作:サリバン

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今回は採点回です。
少し点数が高い気がするかもしれませんがご了承ください。


第8話

あの地獄から転送された先はガンツのあるこの部屋だった。

 

「白川くん」

 

西尾が心配そうに話しかけてくれる。

 

「もう大丈夫だ」

 

結局西尾は俺が転送されるまで俺を抱きしめていてくれた。

 

ずいぶん見苦しいものを見せてしまったな

 

「よかった」

 

西尾はそう言って少し笑った。

 

西尾の笑う姿は俺には妙に他人行儀に見えた。

 

【それでは採点を始めるドス〜】

 

採点だと?

 

「おいガンツ、木田たちはどうした?」

 

今現在この部屋にいるのは俺と西尾だけだ。

他のメンバーは戻ってきていない。

 

「どうしたって聞いてるんだよ」

 

怒鳴りながら俺はガンツに銃を構える。

 

「落ち着いて白川くん」

 

取り乱す俺を西尾がなだめてくれる。

 

【ブワーン】

 

ガンツの画面が切り替わりそこに表示されていたのは、木田たちだった。

 

【ブワーン】

 

そしてもう一度ガンツの画面が切り替わる。

 

もしかして今度は本当に‘‘死んだ”のか?

もう木田たちは生き返らないのか?

 

「もしかして今度こそ本当に、、、」

 

西尾がつぶやく。

 

【それでは採点を続けるドス〜】

 

そんな俺たちの気持ちを無視してガンツは採点を続ける。

 

【カナコちん

1 0 点

白川くんなぐさめすぎドス〜 】

 

表示されたのは西尾の写真と10点だった

なんだよなぐさめすぎって

 

【トータル

 

1 0 点

 

あと 9 0 点 で終わり 】

 

 

あと90点で終わり?

 

【ヨッシー

 

1 5 点

 

な き す ぎ ドス〜 】

「私はハバネロ星人2匹倒したから10点、白川くんは3匹倒したから15点。

つまりハバネロ星人は1匹5点ってことね。」

 

西尾がそう言う。

確かにハバネロ星人は1匹5点なんだろう。

だれが泣きすぎだ、余計なお世話なんだよ

 

【トータル

1 5 点

 

あと 8 5 点 で終わり】

 

あと85点。

つまりトータル100点取ったらどうなるんだ?

 

待てよ、もしかして

 

「これって100点取るまで続くのか?」

 

100点取ったら終わり、つまり解放されるんだとしたら、

裏を返せば100点を取らないとこの部屋から解放されない

ということになるんじゃないか?

 

「そうみたいね」

 

隣にいる西尾が俺の意見に同意する。

 

まじかよ

 

俺はとんだ地獄に迷い込んでしまったみたいだ

 

あの時あのまままっすぐ行っていればこんなことに巻き込まれないで済んだんじゃないか。

そんな考えがずっと俺の頭の中で回り続ける。

 

「白川くん、白川くん」

 

呼んでも返事がなかったからか西尾が俺の肩を揺らす。

 

「なんだよ」

 

俺は鬱陶しそうに応える。

 

「ライン交換しない?ラインないならメアドでもいいけど」

 

こんな時にラインだと?ふざけてるのか

 

「こんな時にラインだと?ふざけてるのか」

 

思っていることがそのまま声に出てしまう。

 

「別にふざけてなんかないわよ。私は次のミッションも生き残るために必要だと思うから言ってるの」

 

西尾の声は真剣だった。

 

確かに次のミッションも生き残るための情報が少なすぎる。

このスーツの性能しかり、この3種類の銃しかり

 

「分かった。

ちょっと頭に血がのぼりすぎてた、ごめん」

 

すると西尾は一瞬驚いたような顔をする。

 

「白川くんが私に謝った」

 

そう言いながら西尾は笑う。

なんだよ俺が謝るのがそんなに面白いか?

 

いやきっと違う。

西尾は俺を少しでも楽にしようとしてくれてるんだ

 

そして俺たちはラインアドレスを交換する。

 

「白川くんのライン、ゲット」

 

楽しそうに西尾は言う。

 

「これからバシバシメッセージ送るからね」

 

なんだよそれ

 

「なんだよそれ」

 

またしても思っていることが声に出てしまった。

 

【プツーン】

 

ガンツの画面がまるで電源が切れたように暗くなる。

 

もともときていた服に着替え直した俺たち2人は玄関の方へと向かう。

 

〈ガチャ〉

 

マンションのドアはあっけなく開いた。

 

「ここどこだろう?」

 

「ここは○○交差点の近くだ」

 

マンションの階段を下りながら、西尾はここがどこなのか分からないようなので教えてやる。

 

「あっそうか。白川くんは‘‘見ちゃったから”あの部屋に来たんだもんね」

 

そのあとも少し話しながら階段を下り、そして俺たちはマンションから出た。

 

「それじゃまた明日ね、白川くん」

 

そう言うと西尾はタクシーを拾い乗り込む。

 

「あぁ?」

 

また明日、ん?

 

また明日だと

 

[学校終わったら○○にあるブルーってカフェに来てね]

 

西尾からさっそくラインが届く

 

[白川くんが来るまでえいえん待ってるから]

 

これで明日の俺の放課後の予定は決定らしい。

 

少し憂鬱だけれども、嫌な感じじゃないという奇妙な感覚に襲われながらマンションの駐輪場に停めてあった自転車に乗り自宅へと帰った

 

 

 

 




あと1、2話後日談をして次のミッションです。
次はみんな大好きガ○○○星人です
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