~東京、インタビュー会場~
今日、チームEYES所属の春野ムサシ隊員は、宇宙飛行士ジャミラ・ミラーのインタビュー会場に来ていた。
「スゴいですね、ジャミラさん!無事に帰還できたなんて!」
インタビュアーが、ジャミラに質問をする。
「いえいえ。これもただ単に、安全なロケットを作ってくださった方々のお陰です」
その質問に、ジャミラは謙遜しながら答えた。
「今の気持ちを誰に伝えたいですか?」
別のインタビュアーがまた、質問をする。
「娘のカレンに伝えたいですね」
その質問を聞いたインタビュアーは、ジャミラにカメラを向ける。
「なるほど。では、カメラに向かって一言お願いします」
「カレン。おとうさんは帰ってきたぞ~」
カメラを向けられたジャミラは、
「はい、ありがとうございました。娘さんにもきっと伝わりましたよ」
「それでは、ここでインタビューを終わりにします。インタビュアーの皆さん、そしてジャミラさん、本当にありがとうございました」
インタビューが終わり、ジャミラが外に出たところに、ムサシが話し掛けた。
「あの、ジャミラさん!」
「おや、君は?」
「チームEYESの春野ムサシと言います!」
「ふむ。ムサシくんか。君もサインが欲しいかい?」
「あ、お願いします!」
ムサシとジャミラが会話をして盛り上がっている時、それを見ているものがいた…。
それはスフィア。
高度な知性を持った謎の生命体で、有機物・無機物問わずに取り憑き、スフィア合成獣にしてしまう、危険な物だ。
「じゃあ、サインを書くよ」
「お願いします!」
ジャミラ・ミラーがサインを書こうとしたとき、スフィアがジャミラ・ミラーに取り憑き、ジャミラを悽星怪獣ジャミラに変えてしまった。
この事を受け、ムサシはチームEYESに連絡する。
そして、ムサシはウルトラマンコスモスに変身した!
スフィアに取りつかれたジャミラは暴れ狂い雄叫びをあげる。
ジャミラはコスモスを確認すると、殴る、蹴ると攻撃のラッシュを始めた。
コスモスはその攻撃を避けつつも、カウンターにパンチを入れていく。
すると、ジャミラは高熱の炎を吐き出した!
これには流石のコスモスも避けきれず、モロに食らってしまう。
コスモスが動けない間を狙い、追い打ちをかけるジャミラ。
もはやこれまでか……と思われたその時、ジャミラの肩に向かって光線が放たれた。
これにはコスモスもジャミラも予想外で、ジャミラはコスモスから注意をそらして光線が放たれた場所を探す。
すると、ジャミラの周りを一機の戦闘機が飛んでいった。
チームeyesのテックサンダー1号だ。
「…グロロロロ!」
ジャミラはテックサンダーに炎を吐こうとするが、その隙を狙われてコスモスにフルムーンレクトを撃たれる。
するとジャミラは大人しくなり、みるみる体が小さくなっていく。
そして体からスフィアが出て行き、怪獣ジャミラは宇宙飛行士ジャミラに戻って行ったのだった。
「ジャミラさん、大丈夫ですか?」
横たわるジャミラに声を掛ける。
「う〜ん…。おや?私は何を…」
起き上がり、周りを見回すジャミラ。
だが、そんなことを考えている間に少女の声が聞こえた。
「お父さん!」
「おお、カレン!お父さんは帰ってきたぞ!」
少女カレンはジャミラに駆け寄る。
涙を浮かべて話し合う親子の姿に他者の入る隙はなかった