ガールズ&パンツァー ある家にお兄ちゃんが増えた   作:クレイジー松本キヨシ

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強化フラグ?

どうでしょうねぇ(キチスマ)

注意
急におバカな話になります。
そしてアルトのキャラ崩壊があります。
(バカ兄成分がMAX)


まさかの師弟関係

「これで2回戦進出っと……」

 

アルトは自身のiPadに表示されているトーナメント表。そこの"継続高校"というところから、赤い線を引く。

 

 

 

お泊まり会から2日後の今日。

第63回戦車道全国高校生大会が始まった。

 

継続高校の初戦の相手は青師団高校。

これを圧勝という形で試合を終えた。

 

「でもやっぱり装甲が薄いからヒヤヒヤするよな」

 

ミカとアキ、ミッコが乗るBT-42。

機動力はバケモノだが、装甲が薄い、砲の装填に時間がかかるなど、ネックになる部分が多い。

 

その為、彼女達が相手に追いかけられていると、アルトはとても心配になる。

 

「ま、そこら辺はあの3人に任せるしかないしな……。えーと、次の相手は――「アルト師匠!?」ん?」

 

トーナメント表で次の対戦相手を確認しようとした時。

突然、後ろから自分の名前を呼ばれ、アルトは後ろを振り返る。

 

そもそもアルトの事を"先輩"や"先生"と呼ぶ人は多いが、"師匠"と呼ぶのは1人しかいない。

 

「ん、エリカじゃないか」

「こんにちは、アルト師匠」

 

逸見エリカ。

黒森峰女学園の戦車部で、副隊長を務めるアルトの1つ下の学年の女生徒。

 

「何、偵察?」

「そんなところです。アルト師匠は何故ここに?」

 

少し笑いながらエリカは答え、訊いた。

 

「あれ、言ってなかったけ?俺、継続高校の戦車部マネージャー」

「えっ!?」

 

初めて聞かされた事実にエリカは驚く。

 

「は、初めて聞きましたよ……」

「悪いね。ところで、何でここに?黒森峰は明日の試合だろ?」

「隊長が『次の相手は継続高校だろう』と」

「ふーん。エリカの所の隊長はもう勝った気でいるのか。……ん?ということは次はエリカの所とか。エリカの所が勝ったら」

「そういうことになりますね。……では私はそろそろ」

「ん。お互い頑張ろうな」

「はい。また稽古をつけてください」

「もちろん」

 

そう言って、2人は笑顔で別れた。

 

 

 

 

 

 

そもそも何故、アルトとエリカが師弟関係になっているのか。

 

それは少し時を遡る。

 

○○○

 

時は遡り、アルトが高校2年の頃。

 

日本の某所で『全国ハンバーグ選手権』なるものが開催されていた。

全国から腕に覚えのある料理人達が集う祭典。

マイナーな大会であるものの、一部のマニアの間では確かな人気を集めていた。大会の前夜祭ではハンバーグを主にした料理が屋台から出されるなどの賑わいもある。

 

そこにアルトは参加していたのだ。

 

何故?

 

その理由は、アルトの妹が目玉焼き付きハンバーグが好きという事、アルト自身もハンバーグが好きだという事、そしてアルト自身が作るハンバーグ料理に自信があったから。

 

くだらない理由だと言われるかもしれないが、アルトからしたらその理由だけで十分なのだ。

 

ちなみにアルトの知り合いで、アルトがその大会に参加している事を知っているのはたまたま観戦に来ていたアンツィオ高校の生徒だけである。

 

閑話休題。

 

アルトはファイナルステージまで勝ち残り、後は優勝あるのみだった。

 

「高校生にしてはやるじゃあないか……?」

 

相手は五つ星レストランのオーナー。

腕前は日本一と言っても過言ではない。

 

「アンタは確かに凄い。料理人の腕前なら俺は勝てないだろう。だがな、ハンバーグを作る腕は俺が日本1であり、世界1……。そして宇宙1だ」

「はぁ?」

 

思わずこれには相手もアルトの正気を疑った。

たかが高校生が自分を差し置いて1番だと言ったのだ。それも宇宙1だと。

 

そして、アルトは人差し指を立て、それを天に掲げる。

 

「妹が言っていた。お兄ちゃんが作るハンバーグは宇宙1だと。ならば俺は妹の為にも頂点であり続けなければならない」

 

そう言い終わると、何処からともなく出した包丁を手に持つ。

 

「さぁ、五つ星の料理人。負けた時の言い訳は充分か?」

「ぬかせ小僧。てめぇのそのお花畑な夢、醒ましてやるよォ‼︎」

 

「「料理(デュエル)‼︎」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

満場一致でアルトの勝ちとなった。

 

五つ星の料理人は完膚なきまでにアルトに叩きのめされた。

 

ハンバーグ王(キング)は1人、この俺だ!」

 

アルトは優勝旗を持ってない手で人差し指を天に掲げ、そう言い放った。

 

会場からはとてつもない量の拍手がアルトに送られる。

 

「凄いわ〜、アルト君」

「流石アルト先生ッス!。姐さん、ウチも負けてられないッスね!」

「そうだな!私達もイタリアン大会なるものがあるなら1位を取りにいくぞ!」

 

アルトの知り合いも、彼に賞賛の声をあげていた。

 

そんな中で、観客席の1番前の真ん中に座っていた1人の少女は、アルトの作ったハンバーグに心奪われていた。

 

それが当時高校1年生の逸見エリカである。

 

 

 

エリカはその後、アルトに弟子入りを志願する。

アルトは最初は驚いたものの、彼女のハンバーグへの熱い想いを感じ取り、弟子入りを認める。

 

ハンバーグ稽古の傍ら、彼女が戦車道もやっているという事で()()()にという形で戦車の事についても教えていく事になる。

 

そう。

彼、彼女らにとっては戦車道の稽古よりもハンバーグの稽古の方が大事なのである。

 

 

 

こうして、逸見エリカはハンバーグの腕前が上達していく中、()()()に戦車道の腕前も上達していったのであった。

 

 

 

 

この結果が次の戦いでどう転ぶかは、誰にもわからない。




ハンバーグってなんだ(哲学)
そして恐らくこの作品で1番文字数が長い(白目)

アルト
妹の事になると暴走しだすバーサーカー。
やはりノンナ達の同志であり、西住まほとは同類である。
実家の戦車道の教えを知っており、それを半分独学、半分母の自慢話で修めた。

エリカ
戦車道の腕前が原作とは大きく違う。
アルトの実家の所為でもあるが……。
ハンバァァァァグ!

アルトの妹
ある意味お兄ちゃんのマスター。
無限の令呪を持っているような物()

アンツィオ3人組
暫し待たれよ。
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