JKが大怪獣バトルの世界に神様転生(?)したら   作:トイキラー

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皆さんお久しぶりですw時間が無かったりで更新出来ませんでしたがやっと最新話です。オーブ開始前に始めた小説が気づけばオーブの次の次が発表されてます(爆)
それでは久しぶりに本編どうぞ!


5話 逃げない心導く勝利

「行かなきゃ。」

まだ空には星が輝いている。でも関係無い。結局昨日は気絶するように寝てしまった。けどそうしている間にもメロが暴走している。それを止めなきゃ。

 

 

 

 

 

メロの進んだ方に歩いて行くと、朝日が大地を照らし始めた。すると沢山のレイオニクスが倒れていた。

最後まで怪獣とのリンクを切らずに相棒と共に命尽きた者。リンクは切ったものの、仲間を失い、泣き叫ぶ者。

「ひでえ有り様だろ?これ全部あのサロメにやられたんだぜ?」

聞き覚えのある声に振り向くとそこにはスチール星人が立っていた。

「ガネル・・・」

「覚えててくれたか。奴の力は圧倒的だった。挑んだレイオニクス・・・いや、挑まなかったレイオニクスもことごとく倒された。俺も1体失った。ギリギリで逃げられたがな。」

一瞬、薄情に思ったけど、ガネルの顔を見ると目と思われる部分から一筋の涙が伝っていた。

「こんな思いする人を増やしちゃいけない!やっぱり私が止める!」

「ああ、頼んだぞ。これ、あのレイオニクスが置いていった槍だ。君が持っていてくれ。」

「ありがとう。」

私はウルトラランスをブレスレットにして腕に着けて走り出した。メロを止める為に。

 

 

 

 

 

「初めて会った時から何となく感じたよ。君は他のレイオニクスと違う。頑張れ、君ならあのサロメを止められる。」

 

 

 

 

 

頭上に太陽が輝く頃、私はメロを見つけた。メロは他の宇宙人を襲っていた。ニセ・ウルトラセブンとレイブラット星人を合わせたような姿は変わらない。私が来たことに気づくとこちらを向いて、バトルナイザーを構えた。昨日呼び掛けた時振り向いたのとは違い、ただ猛獣が獲物に気づいたといった感じだった。私も構え、メロのからは深紅に染まったベムラー、私のからはツインテールが召喚された。

ベムラーはいきなりペイル熱線を発射した。メロが指示の声を出さない分、攻撃が読み取りづらい。でも負ける訳に行かない。負けちゃいけない。ツインテールがかわすと熱線は私の上空を通りすぎた。後ろで山が爆発する音が聞こえた。背筋が凍ったが、ツインテールに距離を積めさせ、尻尾でベムラーに攻撃した。しかしあまり効いておらずベムラーは蹴りを入れ、地面に横たわったツインテールに噛みつこうとした。ギリギリでかわし、ベムラーの顔面に尻尾を絡みつけ、、ツインテールは立ち上がった。そのまま投げ飛ばし、ベムラーは岩山に突っ込んだ。怒ったベムラーは尻尾や蹴り等、目にも止まらないスピードで連続攻撃を仕掛けてきた。ツインテールの顔にも疲れが見える。いやだ、負けないで、死なないでツインテール!私がメロを止めなきゃ、暴走を止めなきゃ!

「あぁぁああぁぁあ!お願い!私達に力を!!」

その時、ツインテールが光輝いた、。眩しくて姿はよく見えないけど、全身のトゲが大きくなっているようだった。ベムラーも目を反らして攻撃を止めた。

「ツインテール!テールスマッシュ!」

2本の尻尾の間にエネルギーが溜め込まれ、巨大なボールのような形になり、ベムラーに発射された。直撃を受けたベムラーは強制的にメロのバトルナイザーに戻った。メロは一瞬戸惑ったが、私を睨み付けて襲ってきた。身構えた瞬間腕に着けていたウルトラブレスレットが輝いた。これがテレビでのアイスラッガーの役目なら・・・私はウルトラブレスレットをウルトラスパークの形状にしておもいっきりメロに投げつけた。ウルトラスパークはメロを直撃し、メロは人間の姿に戻り、気を失ったように倒れた。私はメロの方に駆け出し、地面に横たわる前に抱きしめた。夕暮れの中、静かな時間が一瞬流れた。

「俺は・・・何を?なんでるなちゃんが泣きながら膝枕してるの?」

「・・・お帰り、メロ!・・・」

 

 

 

 

 

「そっか・・・俺はレイオニクスの遺伝子によって暴走してたのか・・・」

「胸の傷、大丈夫?」

「え、傷?・・・うわ!何これ?」

メロはシャツを脱いでぎょっとした。メロの胸にはウルトラスパーク形の傷があった。

「痛くは無いの?」

「うん、特には・・・ちょ!触ると凄い痛い!」

「じゃあ、メロは暴走しない!もう大丈夫なはず!」

「るなちゃん・・・その根拠は何?」

「あー・・・えっと、女の勘?」

「考えてみればそうだ。なんでるなちゃんはそんなに情報を知ってるの?なんでそのブレスレットを使いこなしてるの?」

「・・・」

私は黙るしか無かった。別の星で1度死んで神様に頼んだらこの星に来た。なんて言ったらメロはどんな反応をするだろう・・・

「ねえ、るなちゃん、何か俺に隠してる?」

 

大怪獣バトルファイル!

 

「今日の怪獣はこれ!

宇宙怪獣ベムラー!

宇宙の平和を乱す悪魔のような怪獣で必殺技は口から出すペイル熱線。」

「メロがレイオニクスの力で暴走した時にはレイオニックバーストとして体が赤くなったわね。でも私のツインテールが光ったのはなんでだろ?」

「それよりもるなちゃん俺に何か隠して・・・あー!逃げないで!えーと次回も見てね!」




今回のサブタイはオーブ+エレメントですw
何のために戦うかによって発狂した後の使役怪獣の変化が違うって感じです。メロの暴走は止まってもシリアスは続きます。

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