ヨハンだがこんな状況を覆す   作:刀の道

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 新年明けましておめでとうござ…もぅ二月ですけどね。
何と言いますか、書く気力が中々でず。さらに書こうと思った内容を忘れてしまった始末でした。

 とりあえず新年、最初の一話始まりま~す。


降下作戦始動

 

 ヨハン達の本拠、リーブラから戻った一行。

ハルバートン提督と副官等と避難民についての対応を協議。

ザフトがアークエンジェルの降下作戦を見逃すはずがない、という事で現状維持となった。

勿論軍の行動理由としては、避難民護送と位置付けた。

 

 これらの情報は、大西洋連邦からオーブ連合首長国に報告が行く手筈となっている。

だがその情報より早くFFにより、避難民が護送されてくる可能性もあるが……

 

 話し合いが終わり、クルー達が持ち場に付き始めたと同時に。

 

 「総員第一種戦闘配備! 繰り返す、総員第一種戦闘配備! 」

 

 艦内にアラートが鳴り響き、敵の襲来を告げる。

 

 「全館!密集陣形にて迎撃態勢へ」

 

ハルバートン提督の声と共に、艦隊が集まり始める。

一方アークエンジェルも

 

 「戦闘よー!また戦闘ー!」

 

小さな幼女が通路を走る。

彼女の手には、二つの折り紙を折って作った花がある。

ヨハンとキラに渡そうと彼らを探していたのだ。

 

 そこへ丁度二人が通る。

 

 「あ!お兄ちゃんたち! 」

 

 「ん?なんだいお嬢ちゃん」

 

 ヨハンがしゃがみ目を合わせる。

横ではキラが焦りの気持ちを持っていたが、それを手で制してまで、彼女の言葉を聞こうとする。

 

 「はい!守ってくれたお礼!」

 

 そう言ってヨハンとキラに直接手渡す。

手渡し終えた彼女は笑顔を浮かべ、「頑張ってね~!!」と元気よく廊下を走り去る。

 

 「あの…ヨハンさん」

 

 「待ってでも受け取った価値あっただろ? 」

 

そう言ってヨハンは、キラの心臓の上を指で差す。

 

 「ここの中が教えてくれるさ」

 

 そう告げて二人ともMSに向け走り出す。

キラも確かに感じていた。今までの行動が報われたような。

そして不思議と暖かで、若干の重たさを持つ物を。

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 アスカローネに乗り込んだ俺に、ムウからの通信が入る。

 

 「奴さんやっぱ来たけどさ、どうするヨハン?」

 

 まず間違いなく俺をフリーにしてはおかないだろう。

かと言ってこの厳しい状況の中は、キラにとっては相当キツイ物がある。

 

 「ムウは雑魚の牽制と、キラの援護を頼む」

 

告げたと同時にモニターには、キラも映し出される。

 

 「ヨハンさん僕は…」

 

 「キラは母艦の周囲を固めてくれ、恐らくこの戦線は長く持たん。

 降下開始の時に雑魚がいると困るしな。敵主力MSは任せろ」

 

 「了解しました! 」

 

 通信が切れた後、ELS経由で本拠からの通信を受ける。

 

 〔ヨハン、こちらは主力MSの修理が終わったぞ。予定通りでいいんだな? 〕

 

 予定とは、勿論地上に降りてから展開を開始する事。

無論丸見えの状態では、作戦を開始したりはしない。

予定では、砂漠に降下した後。降下ポイント直下にタチハロで空洞を作成。

そこに母艦をテレポートさせる。

 

 「あぁ、問題ないアークエンジェルに待機させてあるタチハロにも

 既にこの事は伝えてある。来れる段階になったら直に頼む」

 

 〔了解した。武運を」

 

 

 「アスカローネ、出撃どうぞ!」

 

 「アスカローネ ヨハン・ゾルダーク出る! 」

 

 俺が出た後に、ムウ・キラの順番で出撃していく。

既に敵もMSをかなりの数、発進させたようだ。

 

 

 「見つけたぞ! サーカス野郎!! 」

 

 デュエル、イザーク・ジュールか! 

どうやらこの前の事が相当印象的だったらしい。

 

 「ふ…。一人だけではな! 」

 

ビームサーベルをこちらも取り出し、光の十字が描かれる。

そこにバスターからの砲撃とブリッツが来るが、予想通りだな。

 

 「おいおい、俺はまだしもブリッツの攻撃まで?! 」

 

 「やはりダメでしたか…」

 

 「気配を感じるからな、まだ俺を抑えるには足りないな! 」

 

バズーカ等を所持し、こちらに近づくジンを排除しながら相手をする。

その時何か悪意の様な物が、こちらに向けられているのに気が付く。

 

 「チッ! ラウ・ル・クルーゼか!! 」

 

頭上から突撃機銃を撃ちながら、迫ってくる。

それを回避し、シグーへ逆に接近しブリッツ等の方向へ蹴り飛ばす。

 

 「ぐぅ…やはりフェイズシフト装甲は余り使えないようだな! 」

 

当たりだ。この後を考えればフェイズシフトは多用できない。

 

 「当たりだが、俺を落とすにはまだ足りないな! 」

 

 「このぉ! 」

 

 「いけませんイザーク! 」

 

 イザークは不用意に俺に突っ込んできた。

今まともに動けるのはバスターだけ。

 

 「当たらなければ、どうと言う事はないな! 」

 

 後転し足から生やしたビームサーベルで、デュエルの攻撃を抑え。

右腕のシールドで、デュエルの腕を切り飛ばす。

 

 「ぐわぁあああ!! 」

 

 「イザーク!! 」

 

 「本当に何者だよ、こいつ! 」

 

イザークを守るように3機が密集する。

その時アークエンジェルから通信が。

 

 「ヨハン戻って、降下シークエンスに入るわ」

 

 「了解した。聞こえたなキラ、ムウ」

 

味方機へと通信を開き確認する。

 

 「はい、周囲は大丈夫です! 」

 

 「了~解だ! 」

 

 しかしアスランは……。

まさか?!

 

 母艦の方向から、光が発生し懸念が当たった事を告げる。

 

 「やはりか、急ぐか」

 

 月軌道防衛艦隊がやられていく中、それらを無視してアークエンジェルへと急ぐ。




 クロスアンジュ久しぶりに見ると
実体弾多い事に気づきました。

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