「ん...」
少女は意識を取り戻していた。
目がさめると、そこにあったのはパソコンやテレビなどの機械類など。
シュイインッ
「!」
「ただいま〜」げっぷ
「ただいまってなぁ、僕ん家だぜ?」
「あの...」
「おっ!気がついたかよ?」
「私、なんでここにいるんですか?」
「ええと...それはだね...」
「あっ!申し遅れました‼︎私、東風谷早苗と申します!神社で巫女のような仕事をしております!」
「へぇ巫女ねえ。あっ 俺たちの自己紹介もしなくちゃな...」
・ ・ ・
「へぇ、お二人はお巡りさんなんですね。」
「まあねえ」でへへ
「あっ、そういえば私、どうしてここにいるんですか?」
「おぉ、それだった。君、何も覚えてねえのか?」
「はい、神社の前で急に意識が遠のいて...気がつけばここに...」
「へぇ...」
「あの...ここはどこなんですか?」
「ここ? NEO HACHIOJIだけど?」
「NEO HACHIOJI...聞かない場所ですね...! もしかして、ここは幻想郷ではないんですか?」
「幻想郷?」
「やっぱり...ここは外の世界か...実はですね、」
「...という訳なんです。」
「なるほど、明治時代に現実世界から切り離された秘境な訳か...にわかには信じらんねー話だけど、嘘を言ってるようには見えねえしな」
「そうなるとここは外の世界な訳か」
「なんか難しいな」 プシュッ
「 ⁉︎ アアァッ!てめぇ人ん家のビール勝手に飲みやがって!」
「良いじゃねーか、この子が無事だったお祝いだよ」
「さっき居酒屋でやったじゃねーか、ったく...」
「ふふふっ」
次の日
「昨日、23時頃、暴力団『云々組』が警察部隊によって壊滅させられました。」
TVでは昨日の出来事を伝えていた。
「私はあの建物に囚われてたんですね...」
「仕事ってのは嫌なもんだよ全く」 ズズズ...
「⁉︎あっ!てめぇ今度は人ん家のコーヒー勝手に飲みやがって!」
「良いじゃねーか、目覚めにはこれが一番だぜ!」
「また、行方不明になっていた警察の保有する機械が云々組のビルから見つかったようです。」
「機械?んなもん見つかったのか?」
警察
「君たちに来てもらったのは他でもない。この機械について、説明しようと思ってな。」
ノッポ達の上司の警部だ。
「んで、これは何するんすか?」
「ああ、それなんだが、実はこの機械、テレポート装置なんだ。」
「⁉︎ テレポート装置⁉︎」
「ああ、そうだ。まだテスト段階なんだが、行きたい場所を念じてそこへ転送されるというシステムなんだ。時には不意に作動して、他人を突然テレポートさせる事もあるんだ。確率は低いがな。」
「ドラえもんも夢じゃねぇな」
「そして、今回行方不明になっていた所で、云々組のビルから見つかったという訳だ。」
(! もしかしてあの子が云々組にいた理由は、この機械と関係あるかも?)
「警部!紹介したい人がいます!」
「ん?」
・ ・ ・
「なるほど、つまりお嬢さんは突然意識が遠のいて、気がつけばこの街だったという訳だね?」
「はい...」
「警部! テレポート装置を使えば、彼女を地元に帰せるんじゃないですか?」
「そうだな、早速準備に取り掛かろう。」
「良かったな、君の帰る方法が見つかって。」
「はい!」
「後は準備するだけだな」
続く