この話には霊夢ファンの方に不快な思いをさせる恐れがあります。
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「ちくしょうこうしちゃいられない‼︎」
ノッポは机にしまっていた拳銃「グロック 17」を取り出し、家を飛び出した。
「おい、待てよノッポ‼︎」
メガネも追いかけた。
「あっ 待ってください‼︎」
早苗がメガネの手をつかんだ。
「ふ、安心しろよ。俺もノッポも化けて帰ってくる事ぁねぇからよ。」
「すぐ戻ってくっから。」
そうしてメガネも家を飛び出した。
(....霊夢さん....)
NEO HACHIOJI 貿易センタービル前
「すごい事になってますね、隊長。」
「ああ。」
放射能研究班のメンバーたちだ。 いつも事件の時に放射能関連じゃなくてもやって来る。
「ん?」
隊長と呼ばれた防護服姿の男は、一台の車が走ってくるのを見た。
JPI (Japan Police International) ことこの国有数の巨大組織の装甲パトロールトラックだ。
そう、ノッポたちが来たのである。
装甲トラックは、放射能研究班のいるあたりに停車した。
「なんだ放射能研究班じゃねーか。」
「あなたですか...」
「ま、今回はどーでもいーや。んで、現在状況は?」
「依然、ビルから煙が登っているだけみたいです。爆発原因は未だ不明のようですが。」
「...それで...」
ノッポが聞いた。
「目撃されたという、少女については。」
「それについても、未だ不明ですね...」
ザワザワ...ザワザワ...
「ん?」
野次馬やTV局が騒がしくなってきた。
「出ました‼︎貿易センタービルの映像に写り込んでいた少女です‼︎」
「‼︎」
「ハアーッ‼︎」
「わああー‼︎」
ドカアアァーーンッ
少女はTV局の車を破壊し、爆発させた。
わー‼︎ きゃー‼︎
そこら中がパニックになった。
「ノッポ‼︎」
「わかってるよメガネ‼︎」
二人は少女に向かって走って行った。
「私は博麗霊夢。幻想郷ってこの世界から切り離された場所の神社の巫女で、妖怪退治が仕事。 」
「...ではなぜ、ぁ、あなたはここへきたのですか?」
TVリポーターが恐れ慄きながら聞いた。
「まず、一つ目、幻想郷から私と同じ巫女の一人が消えたの。それで私がここへ来たと言うわけ。」
「で、ではなぜそれだけでこんな恐ろしい事をするんですか⁉︎」
TVリポーターが続けた。
「もう一つの理由。この世界の科学が発展しすぎて、幻想郷に流れ着く物品のせいで幻想郷に科学物品が増えているのよ。そのせいで幻想郷では人間が妖怪を恐れない事に繋がる事になると思った。」
「だから私は外の世界の文明を一度破壊しようと考えたのよ。」
「そんな...」
「動くな‼︎」
ガチャリ
「!」
「警察だ!」
メガネとノッポが霊夢に銃口を向けた。
「あんたが探してる巫女、いや早苗ちゃんなら無事だよ」
ノッポが言う。
「...早苗を知っているの?」
「俺たちが保護したんだ。彼女は無事だから無駄な抵抗はやめるんだな‼︎」
メガネがそう言ってローマンの撃鉄を起こした。
「......それだけじゃダメなのよ。科学はあってはいけないものなのよ。」
サッ
「!」
そう言って霊夢は野次馬の1人に襲いかかった。
「グハァ‼︎」
野次馬の1人が倒れこんだ。
「野郎...‼︎」
ダァァンッ
耐えきれなくなったメガネが霊夢を撃った。
「がは...」
銃口から飛び出た.357マグナムのホローポイント弾は霊夢の肩に進入し、容赦なく体内をえぐった。
「...こんなものがあるから妖怪を恐れない事に繋がるのよ...!」
そして霊夢は力を振り絞って立ち上がり、メガネに襲いかかった。
「やべ‼︎」
その時、
「やめてください‼︎」
「!」
「はあ、はあ、」
(早苗ちゃん‼︎)
「早苗...」
「霊夢さん、もうやめてください、あなたがこんな人だとは思ってもみませんでした。」
「それは出来ないわね...この世界を野放しにすればいずれ科学という名の悪が幻想郷まで届くわ。」
「そんな事ありません‼︎なぜそうだと言い切れるんですか?」
「人間が妖怪を恐れなくなり始めたから世界から隔離されたのが幻想郷よ?」
「さあ、早苗こちらへいらっしゃい。」
「ひい...」
完全に悪魔と化していた霊夢に早苗は恐怖心を覚えた。
身体中に鳥肌が立ち、震え上がった。
「い、嫌....」
ヒュッ
「?」
ビカーッ
「⁉︎」
メガネは閃光弾を投げた。
「今の内だ!逃げるぞ‼︎」
「わかった!」
「わかりました!」
ギャオォーッ
メガネとノッポは早苗を装甲トラックに乗せ、霊夢からの逃走を開始した。
「あ!」
霊夢もそれに気づき、追跡した。
「待ちなさい!」
ノッポたちは高架道路に出た。
霊夢は装甲トラックの直ぐ後ろまで追い詰めた。が、
警察のパトヘリが援護に来た。
一台のパトヘリが霊夢めがけて急降下した。
「くっ...」
すると、
ヒュー...
パトヘリは機体下から爆弾を落とし、急上昇していった。
「‼︎」
ドカアアアアァァァーーーーーンッ....
霊夢のいたところの高架道路が崩れ落ち、霊夢はボロボロの状態で瓦礫とともに高層ビル群の中を落ちていった。
「...逃がさないわ!」 ドオォッ
霊夢は最後の力を振り絞り、ノッポたちの乗るトラックに攻撃を仕掛けた。
「うわあ!」
高架道路から放り出されたトラック、しかし...
...ゴオォォオッ
このトラックにはジェット噴射機能が付いていた。
キイイイイイイイイインッ
ドカアアアッ
そうしてノッポたちは霊夢から逃げ切る事が出来た。
数日後
「さあ、テレポート装置だ。改良したぞ。」
警部がノッポにテレポート装置を渡した。
「それとだな...」
「はい?」
「これを、彼女に渡してほしい。」
もう一つのテレポート装置だった。
「え?」
「我々警察の不注意で彼女をこんな目に逢わせてしまった。
これは改良版だ。誤作動もなく、好きな場所へ転送される。
彼女へのせめてもの償いだ。」
「借りてきたぞ!テレポート装置!」
「やったな‼︎」
「はい!」
早苗を幻想郷に帰す日がやってきた。
メガネのトラックで町外れを走りながら...
「さあ行くぞ」
カチッ
装置のボタンを押した。
すると、
トラックは街も何もない自然豊かな道を走っていた。
「うお!」
「幻想郷...本当に帰ってきたんですね!」
「成功だ!」
しばらく車を走らせていると、ある建物が見えてきた。
「あ!あれが私のいた神社です‼︎」
ノッポたちは神社前に車を止めた。
「じゃあな早苗ちゃん。」
「はい...」
「ぁ、でもその前に、ちょっと来て!」
ノッポが早苗の手を引き、トラックの後ろへ連れて行った。
「なんだ?あいつ」
「その...これ...」
「あ...!」
ノッポは早苗にテレポート装置を渡した。
「こいつがあれば、好きな場所にいつでも行けるから。」
「ノッポさん...」
早苗がノッポに歩み寄った。
「あの、私...ノッポさんの事...」
「好きでした!」
早苗が顔を赤らめて言った。
「す...すみません...だ、駄目ですよね、私なんか、へへ...」
ギュウッ
「!」
ノッポは早苗を抱きしめた。
「僕もだ!」
「ノッポさん...」
そして、
二人は口を重ね合わせた。
その一部始終をメガネは見ていた。
「じゃあな早苗ちゃん、」
「はい、また会いに行きます!」
帰り道
グオオォ...
「お前、中々いい男になったじゃねーか。」
「え?」
「と、とぼけんなよ。こっちは全部見たんだからよ...」
メガネが顔を赤くして言った。
「...ふ、まあな」
二人は外の世界に帰って行った。
そして霊夢は、
かろうじて生還し、幻想郷に帰ってきた。
「外の世界の人間は、ろくでなしだと思っていたけど、
例外があるかもしれないわね。」
THE END
FOREIGN DETECTIVE、終わりましたよー。個人的にメガネは一番好きなキャラだったかな。まあ、ノッサナ (ノッポと早苗)も良かったんですけどね。また、僕は科学崇拝主義なんで、この作品の時代を近未来の2060年にしました。 まあ、荒廃したかっこいい未来を書きたかったので、状況設定などは過酷に作ったんですけどね。(笑
(ちなみにノッポの好物はバイオマグロですw)
まあストーリーに悩んだりしましたが、ご愛読ありがとうございました^_^