1.サブタイトルはネタ切れ防止のため各章一話以外『その○』。(第一章は例外に近い)
2.各章最初は一人称での主人公視点をやらない。つまりサブキャラの一人称とか三人称はそこ限定。
3.魔法の名前の法則は原則決める。そうでないと半ニートが厨二系のものを付けてしまうため。
以上。無駄な注意書きを長々とサンクスです。
こっから本編。主人公の一人称視点でゴー。
決して三人称がキツくなったとかじゃないからな!
そんなんじゃ、ないんだからな!
ったく………校長の奴、本来なら自分でやらなきゃなんねぇ仕事を俺に押し付けやがって………
まぁ報酬分は働くがな。例えあまり褒められたことで無くとも仕事だと割り切ってやるのが本当のプロだ。ただし俺はプロではないが。
とりあえず今日は家帰ってダラッとして英気を養い、明日仕事を実行するとしよう。
どうせ校長の事だ、明日でも問題はあるまい。いつも俺は遅れて行ってるしな。
「マスター、その………」
とにかく今日は帰って寝る。以上。
そう決めたところで、不意に使い魔が話し掛けてる事に気付き対応する。
なんだ?
「あの、脇に抱えるのはやめてください…」
あぁ、なるほど。確かにいくらちっこいとは言え脇に抱えられて良い気分なわけないもんな。
悪かった悪かった。ところでだけど今から俺エレクトリックディバイドをお前に掛けて話すよ。
今空中だから落ちたらきっと痛いぜ。
え?脅すのは卑怯?何を言ってるんだ、卑怯上等は勝利に不可欠だぞ。これ、俺のこの人生におけるルールな?覚えとけよ?
「前に言ってた事と大幅に食い違ってます」
こまけぇこた良いのよ。俺の気分次第で割と人生のルールって変わるし。
あれだ、俺の生きる道は俺が決めるって奴。
あるいは天の道を行き、全てを司るって事か?いや、これは違うな。俺が言うとこれ完全に魔法での話になっちまう。
天の道(空中)を(魔法で)行き、(魔法の属性)全てを司る………ただの自慢だ、悪いか。
「少なくとも人を抱えたまま空を飛びつつ考える事では無いですね」
うるせぇ飛ばすぞ。風の吹き飛ばし系最上位のバースト・テンペストで一気に家まで。
いくらお前が妖精でもバースト・テンペストは結構ダメージ入ると思うぞ?
いやー、今からお前がカマイタチで服の裂けた部分を隠しながら顔真っ赤にして怒ってくる光景が目に浮かぶな!
あ、でもバースト・テンペストだと服は裂けたどころじゃ済まんな、むしろ全部飛ぶぞ。
前にイラついてちょっとやたらと暗いし魔力が充満してた(俺の魔力がとんでもない量あるとは言え、魔力が充満してるとイライラしてくるのだ。普通ならイライラするどころか死ぬがな)城にお邪魔したとき壁に向かってバースト・テンペスト使ったんだったか。
そしたら壁ぶっ飛んで大変でやんの。
いやー、あいつら元気かなー。
「マスターに心配されたところであんまり嬉しくないと思いますよ?実行犯ですし」
………折角俺が行ってやってんのに魔力を充満させた奴が悪い。俺悪くない。
たしか名前は………サタなんとか。
「完全に魔王様ですよね!?なんて相手に喧嘩売ってんですか!」
大丈夫大丈夫、喧嘩は売ってない。ただちょっとお掃除してさしあげただけだってば。
ほら、あのときサタなんとかも俺の所まで飛んできて目の前で地面に這いつくばって奇妙な踊りを踊ってまで感謝の意を示してくれたほどなんだぜ?
「単にキレて飛んできたところを撃ち落として押し付けられたから抜けようとしてるだけですよねそれ!」
………知ーらね。てかもう地面に着くから用意しろよー。
減速にウィンドバレット使うとは言え、衝撃デカイからなー。
「『ウィンドバレット』」
はい、着地。
完全に言ってからノータイムで着地したけど、文句は言うなよ。忠告はしたんだ。忠告はな。
そして何かに責任を着せようと言うならば良いものを教えてやる。
校長だ。あとで電話して罵ってやれ。喜ぶぞ。
「あの変態とは出来るだけ話したくないですね」
お前もそう思うか。仕方ないがな。あれの変態さは異常だし。
まぁそんな事は気にせず家に入ろう。そして寝よう。休んで明日に備えよう。
俺はポケットを探り、鍵を探す。
なおこのポケットは魔法により拡張されているため色々入っているのだが………見付からん。
一応非常時のための方法は………ただ眠りたいのに帰れないのは非常時だし、使っても良いよな。
そう言い訳して、扉に触れる。
バレると少し厄介なことになるが、自分の家だし気にしないでくれ。
「『アンロック』」
解錠魔法、アンロック。もちろん違法性が高い。ただ使う魔力は微々たるものだから、意識して見ていないと分からないし俺くらいに魔力が多いと意識していても常に発している魔力のせいで紛れてしまうから結局見破れない。
一応鍵を開けるところを直接見られたらばれるが、まぁ大抵は体で隠せるし問題ナッシング。
あと、自分の家に使ったならバレても問題ない。犯罪には使ってないわけだし基本黙っててくれる。
警察機構もザルだよな。
「警察がザルなんじゃなくてマスターを恐れて手を出せないだけですよねソレ」
個人を恐れて手を出せない警察はやっぱりザルでしかないだろ。
俺だって反物質(1gでも首都1つが滅ぶ威力)10tを一点集中で当てられたら流石に死ぬし、本気で捕まえたいのなら完全に魔力を遮断する物質で一部の隙間もない鎧を作るといい。
ちなみに視界を残したいならガラスみたいにする必要がある………何せ1ミリでも隙間があったらそこから魔力を侵入させて純粋な魔力を爆破するという手法で爆殺できるし。
殺しちゃダメな相手だとしたら………周囲の全員に催眠系の魔法を掛けて魔力を使って血圧を数十倍にして殺すって方法だな。端から見りゃ突然死にしか見えん。
「殺す前提なのはどうかと思いますが」
黙れよ押し倒すぞ。
ちなみに俺って意外と体温高いから寄り付かれると暑いとは友人の談。
「適当に話して意識を向けさせないまま布団に潜って私を抱き枕代わりにしながら言うことではないと思います」
………先週俺の愛用する抱き枕とカバーにコーヒー遠投したの誰だっけなー。
染み抜き魔法と洗浄魔法があるから良かったけど、乾燥だけは天日干しが好きだから時間掛かるんだよなー。
あー残念だなー。これじゃ熟睡出来ずについうっかりイライラしながら出勤することにー(棒)
「分かりました受け入れます。現実って理不尽ですよね」
分かればよろしい。
ところで理不尽要素はどこよ?
言っても聞かんけど。今から眠るしな。え?聞かないなら聞くな?
フッ………俺と言う存在はそれそのものが理不尽なのさ。諦めな。
んじゃ、区切りもついたしお休み。グッナイ。また数時間後に会おう。
「おはようございます。マスター」
夜だけどな。
いやぁぐっすりと昼寝すると夜も眠くならんもんだな。
やっぱ木の上での昼寝も良いが抱き枕付きで布団で寝るのが最高だと思う。
なんというか生きてる理由の40%くらいは睡眠だと本気で思うよ。本気で。あとは知らん。
つーかなんで昼寝したんだっけか。目的思い出せんぞ。
「校長からの以来です。カジノの方でよろしくだとか」
あぁ、そうだっけ。
やっべー俺若いのに忘れっぽいわ。
まぁあれだな、寝ると直前に何してたか思い出せなくなるアレだ。つまり仕方ない。
それにコイツが覚えてるし問題ない。
そして仕事はすぐに終わらせられるし問題ない。
幸いにして着替えてなかったからすぐ出られるしな。
さぁ、お仕事に出発しようか。
今回は主人公がただグダグダしただけ。次回は主人公がのっそりと動き出す。それはもうスローリーに。
こんなんで大丈夫か?なんて感想が欲しいところ。