魔法学園の最強魔法使い   作:秋ピザ

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次の章のネタがすでに思い付いてるがとりあえず予告だ……恐らく序章はあと2、3話で終わる!



その4

「本当にウチのモンがご迷惑をお掛けしてすいませんでしたっ!」

 

いや良いのよ。ちょっと大人気なく(見た目は17)本気で勝ちすぎたし。

あれかな、今度はポーカーでもやれば良いのかな。俺得意なんだよね。

特にイライラしてる時にやると時間を忘れちゃってさ、気付いたら5000ゲームほどやってたなんて事もザラ。

それで収益はプラスに傾き続けんだよ。笑えるよな。

特にさ、テキサス・ホールデムなんて楽しいよな。あれ最初に出る札を軽く操作してやるだけでいとも簡単に勝利出来る。

まぁ、そんなことは置いといてさ。早く本件に移ろうぜ?無駄な時間は過ごしたくない。

「へ、へい!少々お待ちを!」

 

そう言ってカジノのトップ……名前忘れた。トップくんと呼ぼう。は子分達に命令して目的のモノを取りに行かせた。

そんじゃ、俺はトップのコイツが子分たちに目的のモノを持ってこさせるまでの間、ちいとここまでに何があったかを何も知らない哀れな君たちに教えてしんぜよう。

まず、俺が事務所にドナドナされたのは覚えているだろう。

そのあと俺はとある闘技場へブチ込まれた。

いやー、まさか対実力者用の処理施設があるなんてね。ちょっとイラッと来たよ。

しかし敵は雑魚中の雑魚たる混血幼体とはいえ最強と名高い龍の一種だったため、俺も本気を出した。

具体的にはその龍が分かりやすい火属性だったから『ウォーター・スパイラル・ハリケーン(水属性魔法でも強力な方の奴。水属性は強化していくと氷になり火に効きづらくなるためこれが火属性に対する最大威力に近い)』を凝縮して体を通じて体内に撃ち込んでやった。

まぁ結果はオーバーキル。普通に喰らっても死ぬクラスの一撃を体内に凝縮して喰らわせれば確実死モノだ。

しかし、それを見ていたスタッフたちは混乱していたよ。まさかドラゴンを人間が一人で殺すとは思っていなかったんだろう。

だが甘い。これくらいなら俺よりちょっと弱いアイツらは愚か人間でも殺せる奴は居るぞ。用意するなら純血の成体で繁殖期の狂暴な奴連れてこいよ。

流石にソイツはもっと凶悪な魔法じやないと沈まないしな。

 

ただ、やはりそのせいでスタッフたちは等々覚悟を決めたようだった。

トップのところまで連れてきてくれたのだ。

それで持って冒頭に戻る。

まぁこれで分かっただろう。しょっぱなからトップくんが謝っていた理由が。

俺と言うキレさせたら死ぬし勝ち目の無い相手をキレさせかけていたのだ。まぁ平謝りして怒りを静めてもらうのを待つしか無いだろう。

俺は大人だから最初っからキレてないがな!なぁに、ただちょっとクリムゾンバースト(俺の場合最大で半径3km程を焼き尽くす)を使用するかどうか本気で迷ったけどな。それくらいだから気にすんな。

「へい!例のモノ、お持ち致しました!」

 

お、どうやらトップくんは用件のあったブツを持ってきたようだ。

よし、それじゃ中身を確認しよう。俺の仕事は主にこれと秘密保持とバレないように校長の隠し部屋まで運ぶことだ。

そんじゃま、適当に3つほど。

「『クリアアイズ』『アナライズ』『プロテクトシール』」

 

カジノでも使ったクリアアイズで開かずに確認、アナライズで視認した物体を鑑定し、プロテクトシールで俺以外が開けられないようにする。

ちなみにこの封印、適当にやったとはいえ大賢者と呼ばれるレベルの奴が全生命力を捧げた解呪魔法なら確定で解ける感じの強さにしてあるから多分開かないだろう。

それにしても……中身は聞いていたとは言え、校長も大概に分からんな……

金は分かる。場所代と上納金を兼ねてる。

だが……入ってる魔導書と攻撃系以外の魔法を反射する鏡はおかしいと思うんだ。

特に魔導書の中身。あれは俺でもちょっと作ったやつの性格の悪さを理解するようなえげつない呪いだ。

しかも魔法耐性を無視するように出来てる。普通運命にまで干渉する魔法とか作れねーから!

 

……あー、魔導書へのツッコミ疲れた。さっさと帰ろう。なんというか気疲れが激しいよ。

早いことこれを渡して金を貰ってダラダラしたい。あわよくば近所の野良猫と戯れたい。

俺は中の魔導書のあまりのえけつなさに若干と言うかかなり疲れつつも、それを回収して帰ろうとした。

だがその時、たまたまここに来る前に見付けていた土と火の気配が強い魔力、それを発する何者かが近付いているのを感じていた。

ん?使い魔、捕まってやがるな……こりゃ面倒だ。

避けられるのが面倒だからと火と土のどちらで来られようと対応出来る特殊な範囲魔法で倒せない。

ただまぁ、こんなときは通常とは違うあの魔法でならやれるだろう。

何せ自由度が大違いだからな。

俺はさっきまで抱えていた用件のブツをポケットにしまうと、エンカウントを警戒し進んでいった。

 

「あ、アンタはぁ!」

 

ただまぁ、エンカウントしてなんか警戒しても意味が無いかもなって感じた。

あれだよ、相手は教師だった。アカネ・キタザキ。人間にしては強い魔力が特徴的だったが土と火の強い魔力は感じた事が無かったな。隠していたのか。

まぁ教師なら話は早い。カジノについては教師全員に伝えてあるから大丈夫……

「何故ここに居るのよ!というかなんで学園の地下にカジノが……」

 

ってあれ?情報伝わってない?しっかり伝えろよ校長。

まぁここは説明して……ん?ちょっと待てよ?確かコイツ苛立ってると話が通じないタイプだったよな……

「(マスター助けて)」

 

しかも使い魔(実は妖精の中でも凄く強い)を倒して来てやがる。うわめんどくさい。

殺したらヤバいって点もめんどくさい。本気を出せないから手加減したまんまこのレベルの敵とか……うわめんどくせぇ……

でも、コイツの事だから倒さないとカジノがバレてヤバいだろうなぁ……

とりあえず倒して記憶書き換えでもするかね。

「『万物操る理よ、我が戦いにふさわしき戦場を!』」

 

まずは俺しか使えない特殊魔法で一時的にこの空間を隔離して広いスペースを作る。

これで思う存分魔法が使えるな。

大体1000倍拡大で元々のスペースが半径5mくらいだから半径5000mくらいの大きい戦場って事だ。

まぁ本気出しすぎたら流石に滅びるけどな。このカジノと学園。

流石にそんな気は……さらさら無いけどな。

「聞いた事の無い魔法ね」

 

あ、そりゃ俺だけの魔法だもん。教えないぜ(ドヤ顔)

「あぁそう『クリムゾンストライク』」

 

俺の返答の何が気に入らなかったのか、突然火属性でも上位に入る強力な魔法を撃ってきた。

うわー、今の当たってたら俺じゃないと死ぬぞ!?

ありえんわー、教師として、人間としてありえんわー。

ハハハ……よし、俺は最強級魔法のオンパレードでもするかな!イラッと来たし!




・魔導書
超便利アイテム。どんな特殊かつ覚えるために条件が必要な魔法でも対応するこれを読めば覚えられる。
そこに制限はない。ただし使い捨て。
時に魔導書に自分自身の意思を閉じ込めて読んだ人間に乗り移るとかいう悪質な事をやったやつも居るが、それは国が魔導書の生産を一元化したため封じられるようになった。
ただしいまだ古い魔導書は多く残っている。
ちなみに作り方は簡単、発動のために必要な魔力の十倍を白紙の魔導書に流し込むだけ。
故にマダ○テ的な魔法は魔導書に出来ない。師匠から習えってワケである。
弱点は元の魔法使いにクセがあるとそのクセも一緒に継承される。

おまけ
用途の多いグラビティ系や特殊な操作で用途を変えられるような一部のエレクトリック系の魔導書は一般価格が20万円から。でも人気だから国庫ウハウハだったり。
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