魔法学園の最強魔法使い   作:秋ピザ

7 / 11
最近ペースをあげてる代わりに文の量が減ってる気がする。


その6

「喰らいなさい!『クリムゾン・グラビティラッシュ』!」

 

ラッシュ系の魔法は、その名の通り1つの魔法の中でたくさんの魔法を連打する文字通りのラッシュ技だ。

故に死ぬほど消費が多いのだが、対個人でもっともコスパに優れた魔法はこれだろう。

俺がやったような水を飛ばしてそこから発動するなんて荒業以外で魔法の同時発動する方法は数えるほどだしな。

いや、例えば特殊な魔法式(魔法を言葉でなく式として表したもの。ただし今回に限れば書くのに必要な文字が古代ルーン語のそれまた古代に生まれた古代龍族語なので書けるやつなんてほとんど居ない)を使えば延々と魔法を貯め続けて同時に発動、大量の魔法で圧殺するなんて事も出来るんだが……そんな物を今持っているわけでも無いし詳しくは言わないでおこう。

それよりも、今はラッシュ系魔法についてだ。

まずラッシュ系魔法だが、実はコイツ出てくる魔法がランダムなんだよ。

しかも固定で10個連続する。

その上どんな魔法でも必要な魔力を3割軽減して発動出来るのだ……まぁそれでもトンデモな消費量なんで、中々使えないが。

ちなみにセンセが使ったクリムゾン・グラビティラッシュは潰しつつ燃やす魔法×10である。

だがこんなレベルの複合属性魔法を10発なんて、もう規格外どころじゃねぇなウチのセンセは。

とりあえずそのテンプレ対応策をさせてもらおう。

簡単だ、出てくる魔法がランダムということは避けにくいと言うことでもあるが同時に何が出るか相手にも分からないという事だ。

ただランダムなラッシュでも、極端に攻められているとウォール10連とかノックバック性能の高い魔法10連なんてことにする事も出来る。

つまり相手を畏縮させれば良いのさ……こんな風に。

「『ブリザードスフィア』」

 

まず全方位に荒れ狂う猛吹雪を生み出す魔法で警戒させる。

だがこれはあくまで布石。これでウォールが出たら良いんだが、出してくれないようだし次の手を使う。

「『バイオマリオネット』」

 

人間の体外では低温化でしか生きられない代わり感染させれば相手を操れるウイルスを生み出す魔法である。

これを吹雪に乗せて喰らわせる……って危なっ!

少し対応が遅かったようでフレイムゲイザーが当たり掛けるが、ギリギリ回避に成功した。

だが流石にバイオマリオネットは恐ろしいようだな。仕方ないだろう。元々これ、寒帯辺りの警察がよく使うらしいがそれのお陰で犯人捕縛率が100%だとか。恐ろしいねぇ。

そんな恐ろしい魔法だというのをなまじ知っているから対応してしまった。

そして、ラッシュ系と言えどもそれは短い間に叩き込む魔法。

つまり一度防御に偏らせてしまえば問題は無いのさ。

何せその間に出来ることはたくさんある。

「『強化せよ』『ウインドカース・ディスペル』!」

 

例えば呪いの風で弱い魔法を解除する魔法に早口で無理矢理威力の底上げをする魔法を挟んだり、な。

まぁ一回だから大した事にはならんが、元々俺のこれは通常より解除出来る魔法の最大強度が違う。

俺のならこのセンセ相手でも牽制のフレイムバレットくらいは消せるからな。

そこに強化を重ねてその上含む魔力も増やした。

だが、これで終わったりはもちろんしない。

「この……っ!『スカーレットバスター』!」

 

センセなら対応されてもすぐに次の魔法を使うってのはなんとなく読めていた。だからそれを利用させてもらおう。

「『アクアバレット』」

 

水系の魔法。使い道は簡単だ。手元で大量の水蒸気を発生させてダメージを与えるだけ。

センセの魔法?確かに当たるが別にこの程度後で治せる。

つーか今はそれより優先すべき事がある。攻撃だ。

このセンセ強すぎるし、もうこうなったらあとでどうなろうと知らんの精神の元とりあえず威力の高い魔法を頭悪く撃ちまくってやろうと思う。

そうすりゃきっと倒れるさ。

「『クリムゾンストーム』『ライトニングスフィア』『メタルバスター』」

 

火災旋風と連続落雷、マシンガンもどきの同時攻撃。

そしてついでに……そうだ、闇と光も使おう。

「『ダークバレット』『シャインバレット』」

 

そして同時にヒットさせる。

お、ようやく体勢を崩したな……畳み掛けよう。

俺は体内で魔力を一気に放出するための準備をする。

ひたすら練り上げて溜めるのだ。

そしてそれを魔法にして撃ち出す。

使う魔法はもう決まってる。

俺が現在気兼ねなく使える中で最大の対人威力を誇る魔法。

最初は手加減するつもりだったがいい加減センセが強いからやめた。

「さぁ、これで終わりだぜ?『強化せよ』『強化せよ』『強化せよ』」

 

強化を三重に掛けて次の、必殺の魔法の威力を高める。

ここまでやったら後遺症が残りそうだが……まぁ魔法でどうにかすれば良いだろう。

ついでに言うとセンセももうあの魔法を撃ちかけで止められそうに無いし、もう終わらせよう。

「今度こそ決めるわ……『クリムゾン・グラビティラッシュ』!」

 

センセが気合いの乗った叫びと共に放った魔法は、本来はあったと思ったちょっとした隙すら無かったかのように扱い、俺に迫りくる。

だが甘い。

俺の魔法なら迫るなんてプロセスすら必要じゃないんでな。

「『マインドブレイク』!」

 

「あ……っ……!?」

 

精神攻撃の魔法でも使ったときに後遺症が残りやすいし対人で使うと捕まる魔法の1つ、マインドブレイク。

効果は精神をぶっ壊して気絶させ、更に精神に異常をもたらす事で魔法を封印するものだ。

まぁここでなら使っても誰も密告すら出来ないし、センセについては記憶を消すから問題ないが、俺としてはあまり乱用したくない魔法でもある。

 

何せ……

 

これ、治すの面倒なんだよなぁ……いや、その分使いやすいけどね?

俺は昔から使うことがあったがそれはもう殺して問題ない相手だったが、今回は相手が相手だし……まぁ、治すとするかね。

俺は、マインドブレイクで気絶しているセンセに近寄ると、センセの体をポケットに入れて回収した。

そのついでに発動させていたフィールドも解除する。

あー、なんかフィールド消したらスッキリ……って待てよ?

そういやあの時使ったのって……

「お互いの実力を拮抗させるために魔法の威力を調節したり魔力を大きい方に近付けるやつじゃねぇか!」

 

俺は、誰に言うでもなくツッコミをする。セルフツッコミだ。虚しい。

つーかなんだよ、長くなったの結局俺のせいじゃんかよ。

馬鹿馬鹿馬鹿……って虚しいな。なんか。

もうこうなったらさっくり帰るかね……そうだ、帰ったら気分転換に使い魔をいじろう。

アイツいじると楽しいし、気分転換には良いだろう……

「『ディメンションワープ』」

 

俺は転移の魔法を発動させ、すぐに帰宅した。

 




おまけ

ラッシュ系の設定
ラッシュ系はどの属性にも属さず、あくまでラッシュ系という系統に属する。
そのため一種類しか魔法の存在しない属性でラッシュをすれば同じ魔法だけが十回発動する。
つまりはマダン○にあたる魔法でもラッシュは出来る。そんなんチートや。
あとディスペルでも、エレクトリックでも出来る。
しかし魔力を結構喰うので使いどころ注意。
ちなみにマダ○テにあたる魔法でラッシュをすると死ぬほど体力を奪われるシステム。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。