探物語(サガシモノガタリ)   作:ピリの唄

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夢の内容を覚えていなかったので八幡の行動は変わりません。

つまりは入部決定。


それでも宿主(八幡)の行動は変わらない

『青春とは嘘であり悪である』

 

主が高校生活を振り返った結果の言葉じゃな。どうしたらこうなるのか分かりにくい言葉じゃな。

だが名言ではある。名言ではあるが迷言でもあるな。

何せ主自身も年齢的にも所属的にも青春の真っ只中じゃからな。

謳歌しているとはお世辞でも言えんが、決して言えんが。

 

それはともかく、どこぞにいるであろう吸血鬼のなりそこないに、鬼に成り損ねた人間に教えてやりたいわい。

このような救いを求めぬ考え方も自分が悪いのではなく他人こそが悪いと言うことも良いのじゃ、とな。

 

まあ、最終的な結論が『爆発しろ』、アニメ版だと『砕け散れ』になるのじゃからやはり主もまちがっているのじゃろうな。まちがっているとは言えずとも正しいとは言えん。

 

いや、それも他人に言われるようなモノではないな。自分が正しいと思っているから行動する。それが他人にとっての悪事であっても譲れないから行動したのじゃろうしな。主は特にそうじゃろ?

 

でもなぁ、宿主よ。女性に年齢の話は駄目じゃろ?殴られても文句は言えぬぞ。怪異も女性型ならサバを読むからな。それこそ例を挙げれば四捨五入と言いつつ百年近くのサバを読む怪異もおるからな?

まあ、儂は正真正銘の子供じゃがな。

……おい、宿主。その目はなんじゃ。

 

いや、腐っておるとは、濁っておるなどとは言っておらん。思うてはおるが口には出さん。

 

む、確かに今口に出しておったな。すまん。

……ってそうではない!疑っておったじゃろ、と言っておるのじゃ!

 

儂は正確な年齢になるなら一歳位じゃ!宿主の影響を受け、ある意味で個体として成立したんじゃ、してしまったんじゃ。

 

普通とは違う、ひねくれた孤毒蜘蛛。それが今の儂じゃ。

それはともかく。

あのときは感覚をリンクしておらんことに安堵したわ。殴られたくはないからな。

 

ん?儂が知っていておかしいことがあるか?主の心に住み着く怪異じゃぞ?既に一年近く住んでおるからな。主の黒歴史も全て―まあ、常に更新を続けておるがな―を知っておるに決まって……

 

こら!そこで悶えるな!目を腐らせるな!

いいじゃろ別に!主が起きる頃には忘れておるんじゃから。主自身が忘れておるのじゃから。

 

まあ、これから頑張れよ宿主。

罰であろうが美少女と言える人間と二人だけのクラブ活動じゃ。それが毒舌を持った名前の通りの雪のように冷えた態度であったとしても、な。

青春として楽しむがよかろう。

それも一種の青春じゃからな。

儂は此処から、心から主の青春を楽しませてもらうよ。

主の心の毒でも喰いながら、恐らくまちがっているだろう青春をな。

 




覚えていないからこそ八幡の行動は変わりません。
だから八幡の行動を書けません。

つまり本編はある意味で副音声でしかないのです。
孤独ですけどね。

少しでも変えた方がいいかなぁ。
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