“初代護廷十三隊六番隊隊長”朽木銀嶺...。彼の斬魄刀“影縫”は精神系の斬魄刀を除けば最も捉える事が不可能な斬魄刀である。彼が一度卍解を使用すると尸魂界中の影は彼の斬魄刀に取り込まれ、銀嶺の能力と化す。
彼は老いにより全盛期の霊力に劣ろうとも彼を山本重國に次いで最強の隊長であると支持する者も少なくない...
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「これが私の卍解だ。珍しい“黒影系”の斬魄刀の最強種と呼ばれている。さぁ始めよう...。“絶影領域”。」
銀嶺がそう呟き、地面に斬魄刀を突き刺すと刀身から影が凄い勢いでつたい、地面に広がっていく。するとリオと銀嶺の足元には丸い影に染まりながら伝染するように広まった。そして銀嶺が刀を抜くと影は留まりリオと銀嶺の周囲50メートルほどの影の円を創った。
「これが卍解の攻撃範囲ってことだね。強力だから周りを巻き込まないように加減したでしょ...。」
霊圧の感知能力が優れているため隊士たちがいないギリギリの所まで広げている事を察知した。
「ご名答...。“黒雨常住演舞(こくうじょうじゅうえんぶ)”。」
銀嶺は剣を空へ振るうと影が天へ昇った。すると黒い雲に覆われた。そして黒い雲からリオへ極細いモノが降り落ちた。だがリオは天を仰ぎ鼻で笑った。
「雨か...。だがこれは陽動だね...。」
リオは銀嶺の狙いを軽く看破した。この影雨は恐らくリオの頭上の氷をすり抜け、リオの目の前で実体化して攻撃するように見せかけたのだろう。仮に影の実体化をするのであれば銀嶺諸共ダメージを受けるはずであり、仮に一部だけを実体化ができるのであればわざわざこんな回りくどいことはしないと判断したのだ。そして銀嶺の攻撃へ備えようと正面を向いた。
「...ッ⁉︎」
銀嶺が目の前に居なかったのだ。そしてリオは銀嶺の霊圧を探ったが、影の霊圧により感じる事ができなかった。リオは霊圧の感覚を研ぎ澄ませた。すると黒雨は降り注ぎリオをすり抜け、足元の影へ溶け込んでいく。
「右後ろ...。」
リオは突然背後向きへ剣を振り上げた。すると銀嶺は驚いたような顔をした。銀嶺は刀で防いだ。そしてリオは素早く切り返し頭から叩き斬ろうとしたが、銀嶺は消えた。
「影の雨は陽動だけじゃないな...。影雨の中に自在に入り込めるのか...。いや影の中だな。」
すると今度は斜め下から突然銀嶺が現れてリオを斬り裂こうとしたが、リオは類まれなる反射神経で防いだ。すると無数の雨の中の一つから銀嶺が現れて次々と斬りかかった。リオは目を鋭くさせ、研ぎ澄まし銀嶺の剣を躱したり、刀で防ぎ続けた。そして銀嶺は降り止まぬ黒雨の中を一瞬で移動し続けた。
「“暗黒武闘”...。影の中に潜み、静寂に命を狙い続ける。己の命を狙われ続ける恐怖を噛み締めるがいい...。」
銀嶺は四方八方から攻撃を仕掛けた。ヒットアンドウェイを繰り返したが、リオは防ぎ続けた。だがその様子を見た銀嶺は嘲笑うかのような顔をした。少し間合いを取るとリオを手で掴むよう仕草をした。するとリオの足元の影が突然縄と化しリオを拘束した。
「“影縄”...。あとは刀を奪って積みだな」
銀嶺は拘束されたリオへ近づくとリオの掴んだ右手へ鬼道を放とうと人差し指を向けた。
だがその瞬間リオは狂気的な笑みを浮かべた。
「“縛道の61” 六杖光牢。」
リオがそう言い放つとリオと銀嶺に五つの光が胴体を抑えつけるように拘束した。そしてリオは自分の拘束だけ解くと光はパリンと割れた。すると影縄はリオを捕らえてなどいなかった。
「しまったッ!」
銀嶺は冷汗をかきながら声をあげた。捕らえたはずの敵を目の前に油断をしていた。
「影は光の中では存在できない。だから今の君は影の中にも入り込めないよね?“破道の91”千手皎天汰炮...。」
リオが銀嶺の目の前に手を突き出し、得意とする鬼道を放つ前に銀嶺は大声をあげて、自分とリオの目の前に巨大な影の盾を創りあげたが、リオの無数のピンク色の光の矢は影の盾を突き抜けた。閃光は銀嶺へ全弾が命中し爆発すると土煙が立ち込める中、リオは最速の瞬歩で銀嶺の背後へ回った。影の盾により威力の弱まった鬼道では仕留めきれないと感じたからだ。そして煙の中へ剣を突き出すと確実に突き刺さった。
「油断したね...。」
リオが静かに単調につぶやくと同時に背後から刃が貫かれリオは血を吐いた。
「油断したの...。」
そしてゆっくり振り向くと煙の中にいるはずの銀嶺が確かにリオの背後にいた
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戦闘シーンってすげー