白子と黒猫の誓い   作:ニルドアーニ四世

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中央四十六室

 

 

蓮華雹泉はかなり細い柄で麗しい泉を思わせる薄青、そして鞘は純白の鱗のようなモノが散りばめられている。あるものによればはこの斬魄刀により、心が浄化されるような感じがしたという...。

 

リオが蓮華雹泉を始解すると、己の霊圧を完全に解放した。開解後は自分の霊力を強く感じる事ができ、そして両親から与えられた霊力もまた完全に自分のものにすると、リオの霊圧は尸魂界に轟いた。突然現れた隊長クラスを軽々上回る霊圧に尸魂界に住む人々は呼吸すらままならぬ状況に追い込まれた。また瀞霊廷にいた死神達も同様得体の知れぬ霊圧にただ恐れをなすだけだった。

 

 

 

 

尸魂界に新たな死神(かいぶつ)が産まれた。

 

 

 

 

 

そして僅か1分も満たぬ内に屋敷にいたリオ以外の人物は命を落とした。そして総隊長に命じられ、調査へやってきた二番隊の隊士は返り血を浴びて高笑いをする純白の少年を見た。その狂気じみた様子を見た四楓院朝霧は藤堂リオに一体何があったのだと考えたが、何一つ分からなかった。そして朝霧が投降を命じると貴族としての振舞いは忘れていなかったのか素直に応じた。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

<報告書>

 

 

容疑者 藤堂リオは屋敷にいた藤堂家分家の人々、八名を皆殺しにした。

 

状況と容疑者の証言から察するに夜中に突然容疑者がいた屋敷に襲撃をかけ、九番隊第6席の始解をした藤堂忠助により、致命傷を負った容疑者は父親の斬魄刀に触れ“蓮華雹泉”の名を聞いて始解をした。そして一人残らず殺したという。

 

被害者の目的は藤堂家本家の財産が目的だったと考えられる。またほんの一部の屋敷の部屋のみの物が散乱していたことが要因である。

 

また容疑者に対する差別的で信憑性の無い噂を流し、半年以上真夜中にデモを行う人々を雇っていた。おそらく民衆に藤堂家の孤児は呪われていると思わせ、自分達が容疑者を殺す事を正当化しようとしたのだろう。無論全員が返り討ちにあったが...。

 

そして自分のモノでない父親の斬魄刀を解放できたのは、容疑者が出産時に父親の霊力を与えられたため、斬魄刀自体の能力が失われなかったと思われる。

 

 

 

二番隊隊長 四楓院朝霧

 

 

 

 

***

 

 

 

 

<中央四十六室>

 

 

 

尸魂界全土から集められた四十人の賢者と六人の裁判官で構成される尸魂界の最高司法機関とされる。死神の犯した罪咎は全てここで裁かれる。リオは死神でないが斬魄刀を扱えた事から、ここの判断を委ねられる事となった。

 

判断されるのは

『リオの罪はどれ程のものなのか?』

『解放できた斬魄刀はどうするのか?』

というモノだった。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

<判決...。藤堂リオを有罪>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが将来死神として尸魂界に尽くす代わりに懲役刑は不問となった。

 

 

 

 

理由は同情の余地あり、そして才を高く評価すべきである。そして強力な斬魄刀である故幽閉するより、尸魂界で役に立てた方がいいという理由だった。

 

 

 

 

 

藤堂リオを“24代藤堂家当主”と中央四十六室は認める。

 

 




これから字数を減らして、投稿の回数を増やそうと思っています。キリのいい所で分けた方がいいかなと思ったからです
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