ハイスクール・フリート Freedom   作:水甲

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今回はアドミラルシュペー戦です。少し改変も入れます





05

晴風の艦橋に戻った私とミケちゃん。するとある質問をされた。

 

「艦長たちはどういう関係何ですか?」

 

そう聞いてきたのは水雷長・水雷委員の西崎芽依だった。

 

「関係ですか?ただの幼なじみだよ。ねっ、ゆきちゃん」

 

「いやいや、さっきの艦長のあの泣きっぷりは凄かったからさ」

 

「まるで戦争で離れ離れになった恋人同士みたいでしたね」

 

記録係の納沙幸子からはそんな風に見えたんだ。でも確かに似たような感じだけど。

 

「えっとゆきちゃんは……」

 

言いにくそうにしてるミケちゃん。別に私は知られても困ることじゃないから言ってもいいかな

 

「私はあの事件……皆は知ってるよね。ブルーマーメイドの汚点と言われた事故の唯一の生存者なの」

 

そう告げた瞬間、乗員全員が驚きを隠せないでいた。無理もないあの事故での生存者はいないと言われているのだから。

 

「あの事故の生存者がいたなんて初めて聞きました」

 

「助けてもらってからずっとブラックホエールにいましたから、私が生きてるって知っているのは、この晴風にいる皆さんぐらいですね」

 

「だからあの時艦長はあんなに泣いたんだ。そりゃ死んだ奴が実は生きてたんだから」

 

「メイちゃん、あんまり死んだとかいったらゆきちゃんが……」

 

「ううん、別に気にしてないよ。おまけにブルーマーメイドに伝えなきゃいけないことあるから」

 

とりあえずは波奈とトシコが来るまでは今後の方針を考えないと……大艦長は融通をきかせるというけど、とりあえずは晴風と如月の補給をしないと……

 

だが突然艦橋に見張員野間マチコから報告を受けた。それはアドミラルシュペーがこちらに接近してきているというものだ。

 

「アドミラルシュペーって……」

 

「ドイツからの留学生艦です」

 

報告の内容を聞く限りでは晴風を追ってきたと考えればいい。私は波奈に連絡を入れる

 

『はい』

 

「波奈、状況は解ってるわね」

 

『えぇ、丁度そちらに出向こうとしていたのですが……艦長は戻れますか?』

 

「現状は無理ね。如月の指示は基本的にあなたに任せるわ。もしこちらで気がついたことがあったらすぐに指示を出す」

 

『了解です。あとこちらからの攻撃はいたしますか?』

 

「駄目よ。まずはこっちの事情を聞いてもらわないといけないから……アドミラルシュペーに連絡をいれて」

 

『分かりました』

 

通信を切ると同時にアドミラルシュペーがこちらに向けて発砲してきた。通信が間に合わなかったと思ったけど少しおかしい。

 

「妙ね。ミケちゃん、ましろさん。少し聞きたいことがあるの」

 

「なに?ゆきちゃん」

 

「この状況でですか?」

 

「えぇ、普通晴風のみならあちらが攻撃をしてくるのは納得できる。なにせまだ反乱していると思われているからね。でも晴風とブラックホエールの改造艦如月が一緒にいるとして攻撃してくるかしら?」

 

「それは……」

 

「まずあり得ないですね」

 

「それはなぜかしら?」

 

「先ほど私達はブラックホエール……如月が攻撃してきた時、戦闘及び逃げることは無理だと思いました」

 

「うん、シロちゃんの言うとおり、ブラックホエールの改造艦を確認した時点でまずは攻撃を止めるよ」

 

「どうしてかしら?上手く行けば改造型とはいえ如月を沈没させることだって出来る」

 

そう聞いた瞬間、ミケちゃんとましろさんが口をそろえて答えた。

 

「「ブラックホエールをただの船だと思うな。あれは怪物だ」」

 

「正解!」

 

そうブラックホエールの改造艦はいうなればちょっとした怪物に近い。如月の切り札であるウォーターカッター、第二部隊クリオネの切り札、第一部隊黒鯨の切り札はいうなれば超兵器だ。もし切り札を使用すればあっという間に艦隊を壊滅させることが出来るほどのもの。それに改造型なので見た目が普通の如月とは違うので見ればわかるし

 

だからこそさっき二人が言った言葉はそれを表している。

 

「ブラックホエールを相手するのは余程の馬鹿しかいない。なのに攻撃を仕掛けてきた」

 

海賊ならまだしも学生が乗る艦だ。ブラックホエールのことはだれだって知ってる。

 

「………」

 

しばらく考えこむが答えが出ない。今はこの状況をどうにかしないと……

 

そんな時波奈から通信が来た。

 

『艦長!そちらでも確認できていますか?』

 

「どういうこと?」

 

『シュペーから小型艇が脱出しています』

 

私は双眼鏡を借り見てみると確かにこちらに向かってくる小型艇がある。だけど攻撃を受けている。

 

(どういうこと?味方を撃っている?)

 

水柱が上がり、小型艇の乗員が海に落ちた。味方を落としたというの?

 

「私、艦長の指示には従えません!晴風を攻撃するなんて!」

 

そんな時幸子さんがおかしな一人芝居を始めた。

 

「何だとー、艦長に逆らう気か!」

 

「えーい、こんな船、脱出してやるー的なことじゃないですか?」

 

「ありえそうね。それに脱出してきたということはシュペーの状況がわかるかもしれない」

 

通信を繋いだままだったから波奈にあることを伝えようとした時、ミケちゃんが動いていた

 

「シロちゃん、ここをお願い。ココちゃん甲板に保健委員のみなみさん呼んでおいて!!」

 

「どこへ行く気ですか!!まさか敵なのに助けるつもりですか?」

 

「敵じゃないよ。海の仲間は家族だよ!」

 

艦橋を飛ぶ出そうとするミケちゃん。だけど私はそれを止めた。

 

「ミケちゃん駄目よ。艦長である貴方が戦闘中にぬけ出すのは良くないわ」

 

「でも助けないと……」

 

「解ってる。だから私が出ます!波奈、聞こえた!!」

 

『はい、わかりました』

 

「それじゃ行ってくるわね。ましろさんはミケちゃんが追ってこないように見張っていて」

 

「は、はい」

 

「ゆきちゃん……死なないよね?」

 

心配そうにしているミケちゃん。大丈夫だよ。もう貴方を悲しませないから

 

「戻ってくるからね」

 

艦橋を出て、すぐにスキッパーに乗り込み海に落ちたシュペーの乗員を救助しに行くのであった。

 

その際、波奈に連絡を入れる

 

「波奈、悪いわね。無理なことをしていて」

 

『いえ、貴方ならそうすると思っています。ご武運を……』

 

通信を切り、海に落ちた子を救出した。どうやら海に落ちた衝撃で失神しているみたいだ。

 

「救出完了。あとは……晴風と如月は逃げ切りそうね」

 

どうやら晴風の砲撃撃たれたところから出ている煙を上手く利用して何とか出来そうだ。波奈から合流地点を知らされ救助した子と一緒に合流地点へと向かうのであった。

 

 

(それにしてもミケちゃんが飛び出そうとしてたから、つい私が行くって言ったけど……あんな風に飛び出されたりすると晴風乗員不信感を抱かれそうだな~どうしてだろう?)

 

考えこむとある結論に至った。

 

(あれ?思いっきり私のせいだよね?戻ったらましろさんに伝えておかないと……)

 

 

 

 




次回は完全にオリストになります。

第二部隊クリオネが登場できたら……いいな
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