城下町のゼロ   作:77

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第九章を投稿します。見て頂けると嬉しいです。


第九章 男は燃える生き物!

茜「どええええ!また今週も!?」

 

そう叫ぶ茜・・・・・・手には「買い物」と書かれた札があった。

 

櫻田家は毎週年長組(葵、修、奏、茜、岬、遥)がくじを引いて掃除・洗濯・料理・買い物・三人が休みという割り当てを決めていた(進も居候する条件としてこの行事に参加する事になった)。

 

 

茜が叫んだのはなぜか自分が引くと必ず「買い物」の札を引いていた。人見知りが激しく外に出たくない茜にとって買い物はどうしても行きたくなかった(前も買い物を引いた時、修から三週間髪の毛の位置を変える・・・・・ツインテールにする条件で掃除と変わってもいいと提案され二週間で承諾したほど)。

 

進「俺は料理か・・・・・・・・。」

 

奏「ふーん。休みじゃないんだ・・・・・・じゃあズルはしていなかったんだね。」

 

そう進に言う奏。進が引くとほとんどが休みだった。

 

進「おいおい・・・・・・・・ズルって・・・・・・言っておくけど俺は一度も透視とか能力は一回も使ってないぜ。」

 

岬「それでずっと休みだったんだ・・・・・・進(にい)はよほど引きがいいんだね。」

 

葵「進君・・・・・・・・大丈夫?料理は初めてなんでしょ?」

 

進「ま、五月さんに教えてもらいながら作ってみるぜ。」

 

光「あたし、カレーが食べたい!」

 

そう提案する光。

 

進「カレーか・・・・・・・・そういえばメビウスが人間体で過ごしていた時、カレーが好きだって言っていたな。じゃあ・・・・・カレーにするか。」

 

光「じゃあ茜ちゃん!買い物、行ってきてー!」

 

茜「ええー・・・・・・・外出るのやだよ・・・・・・・。」

 

落ち込みながらそう光に言う茜。

 

輝「姉上!お買い物は僕が行きます!」

 

そう茜に提案する輝。そんな輝を心配そうに見る栞。

 

栞「私も行く・・・・・。」

 

輝「これは試練なんだ・・・・・・・どんな危険が待ち受けているか分からないんだぞ?」

 

栞「いく・・・・・・・。」

 

そう輝の左腕の袖を引っ張りながら言う栞。

 

進「俺も一緒に行っていいか輝。今後の為にも道や店を覚えておきたいんだ。」

 

そう輝に言う進。

 

輝「栞はホントに甘えん坊で・・・・・進さんもそこまで言うのでしたら仕方ありませんね。絶対に僕から離れないでくださいね。それと栞も。」

 

栞「うん・・・・・・・。」

 

進「おう。よろしく頼むぜ!」

 

そして外に出る三人。

 

茜「(何か押しつけたみたい・・・・・・・。)」

 

そう罪悪感を覚える茜だった・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

その後、輝、栞、進の買い物はいろいろとあった・・・・・・・輝が買い物バッグを忘れたが栞が既に持っていたり途中で犬に吠えられて怯える輝だが栞のソウルメイトの能力で誤解を解いたり・・・・・・・。

 

進「(しかし栞のソウルメイトも相当な能力だな・・・・・・俺達ウルトラマンも大体いろんな生物の声は分かるが・・・・・・・無機物と会話したりあそこまで分かりやすく言葉を和訳するのは本当にすごい・・・・・・・。)」

 

そう栞の能力であるソウルメイトの事を考えている進。

 

輝「ホントはあんなヤツ・・・・・・僕のリミットオーバーを使えばどうってことないんだぞ!だけど僕の力はむやみに使っちゃいけないんだ・・・・・・・・・・これは母上との契約・・・・・それだけ強大で危険な力ということか。」

 

進「輝、お前の能力は確かに強力で危険な力かもしれない。でも五月さんがなぜお前とそういう契約をしたのかは・・・・・・いずれ分かる。」

 

輝「いずれ・・・・・・ですか?」

 

進「ああ。俺も自分の力の使い道を理解できたのは・・・・・・・・・・・・親父や師匠、仲間達のおかげなんだ。」

 

そう輝に言う進。その後、光のゴッドハンドにより大人になった光や子供になった茜と遭遇したり・・・・・・・輝が買い物メモを失くしたと慌てたり(実際は服のポケットの中にあった)など・・・・・様々な事が起きたが無事、買い物は完了した。

 

進「結構、買えたな。」

 

輝「ええ!」

 

栞「うん・・・・・・・。」

 

進「よーし!早く帰ろうぜ!」

 

そう明るく言う進・・・・・・・とその時だった。

 

「ウケケケッケケケケ・・・・・・・・・・・獲物、はっけーん。」

 

不気味な笑い声と共に現れる等身大の人物・・・・・・その姿は人間に似ていたが人間でなく・・・・・両肩には前後に伸びている角が生えていた。

 

輝「な、なんだお前は!?」

 

「ガキが二人に大人が一人か・・・・・・・・・でもそこの女の子供は・・・・・・結構な上玉じゃねえか・・・・・ヒヒヒヒヒヒヒ。」

 

栞を見てそう薄気味悪く話す謎の人物。

 

「どんな面して泣くか・・・・・・・・楽しみでならねえ・・・・・・・そこのガキと大人を殺したら・・・・・たっぷりと楽しませてもらおうじゃねえか・・・・・ヒャハハハハハハ!」

 

そう言った後・・・・・・栞に向かって行く謎の人物!だが次の瞬間・・・・・・強烈な一撃が謎の人物の腹に命中した!輝のリミットオーバーによる一撃だった!

 

輝「僕は母上とむやみに力を使わない契約をしたでも・・・・・栞を傷つけようとするヤツがいれば僕はその契約を破るぞ!!」

 

そう栞の前に立ち・・・・・・・・・謎の人物に叫ぶ輝!

 

「ぐぐ・・・・・・・・たかが人間のくせに・・・・・・・・・・・中々やるじゃねえか!すぐに殺してやろうと思ったが・・・・・・気が変わった!てめえのようなクソガキは・・・・・・・・なぶり殺しにしてやるぜ!!」

 

進「その下衆みたいな性格・・・・・・・てめえはカーリー星人ゲルザドか。」

 

そう目の前の人物・・・・・・カーリー星人ゲルザドに言う進。

 

ゲルザド「俺の名を・・・・・・まさかてめえは!?」

 

進「輝、ナイスファイトだ。よく栞を守った。」

 

輝「は、はい!当然の事をしたまでです!」

 

進「輝、今の力の使い方が・・・・・・・・五月さんがお前と契約した意味だ。お前の力は・・・・・・大切なものを守る為の力だ。」

 

輝「大切な・・・・・・ものを・・・・・・・・。」

 

進「お前は立派な戦士だ・・・・・・・俺も負けていられねえな。輝、栞を頼むぞ。」

 

ゲルザド「クリウスの野郎の言う通りだったな・・・・・・・・・・・・何度も俺の邪魔をしたお前は・・・・・必ずぶち殺す!ウルトラマンゼロオオオオオオオオ!!」

 

そう叫びと同時に・・・・・・・巨大化したゲルザドの体は人間に似た容姿から・・・・・・怪獣に近い容姿になった!

 

それを見た進も・・・・・・・・ウルトラゼロアイを装着し・・・・・・ゼロに変身しゲルザドの前に立った!

 

ゼロ「カーリー星人ゲルザド・・・・・・惑星を5個も滅ぼし・・・・・・・お前の欲望の為に犠牲になった1000人を超える種族に・・・・・・・地獄で詫びるんだな!」

 

掛け声と同時にゼロはストロングコロナにチェンジし・・・・・・ウルティメイトブレスレットからウルトラゼロランスを取り出し炎を纏わせて・・・・・・・・・構えた!

 

ゲルザド「うるせえええええええ!!」

 

叫びと同時にかつて一度はウルトラマンレオを敗退に追い込んだ突進攻撃でゼロに近づくゲルザド!

 

ゼロ「ブレージングストロングクラッシャー!!」

 

掛け声と同時にゼロもゲルザドに近づき・・・・炎を纏ったウルトラゼロランスで横一閃に切り裂くゼロ!

 

ゼロ「オラア!!」

 

そして最後にクロスでゲルザドを切り裂くゼロ!

 

ゲルザド「くそがあああああああ!!」

 

断末魔の叫びを上げ・・・・・・爆発し消滅するゲルザド・・・・・・・・最後にゼロランスを振り回してポーズを決めるゼロだった。

 

 

その後、変身を解いて輝達の前に現れる進。

 

進「大丈夫か輝。栞も。」

 

栞「うん・・・・・・・・・・あ、ありがとう・・・・・・・・輝お兄ちゃん・・・・・・・・進・・・・・・お兄ちゃん。」

 

進「おう。」

 

輝「し・・・・・・・・!」

 

進「ん?」

 

輝「師匠!これからは師匠と呼ばせてください!」

 

進「し、師匠!?」

 

輝の言葉に驚く進。

 

輝「師匠の戦いを見て・・・・・・・・僕はあなたのようになりたいと強く思いました!栞や家族・・・・・・皆さんを守る為に僕は力も心も強くなりたいと思います!」

 

進「そうか・・・・・・・・輝、お前は十分強い。力だけじゃなく心もな・・・・・・・・・よし、俺が教えられる範囲でお前を鍛えるてやるぜ!」

 

輝「お願いします!」

 

目をキラキラ輝かせてそう進に言う輝。

 

進「(師匠か・・・・・・・・ヒカルやショウの他にも出来るとは・・・・・・・・嬉しいぜ!)」

 

そう心の中で思う進。

 

進「栞もあいつにビビっていなかったな・・・・・・・お前も強いぜ。」

 

そう栞の頭を撫でながら言う進。

 

栞「進お兄ちゃんと・・・・・・輝お兄ちゃんが傍にいてくれたから・・・・・・怖くなかった。」

 

そう言って頬を赤く染めながら・・・・・・・輝と進の服をぎゅっと握る栞。

 

輝「本当に甘えん坊だな栞は。」

 

進「まあいいじゃねえか・・・・・・兄に甘えられるのは・・・・・・・・妹の特権だ。さあ・・・・・・俺がとびっきり美味いカレーを作ってやる!楽しみにしててくれよ!」

 

輝「はい!師匠!」

 

栞「うん・・・・・・進お兄ちゃん。」

 

そう進に言う輝と栞だった。

 

 

 

帰宅後、進は五月や葵に教えてもらいながら・・・・・ビーフカレーを作り櫻田ファミリーに振る舞った・・・・・・・・味の方は大変好評だった。

 

 

 

 

 

 

 

 




第九章はここで終わります。

前の章の後書きでも追記で書きましたが第九章の題名を変更することにしました。突然の事で申し訳ありません。


次の話も見て頂けると嬉しいです。
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