第三章を投稿します。見て頂けると嬉しいです。
ゼロが別世界の地球に来てから二日が経過していた。
「ふう・・・・・・今日も収穫はなしか。」
ビルの屋上に戻りそう呟くゼロの人間体。この二日間はゼロの姿に戻りクリウスを捜していたが・・・・・・収穫なしで終わっていた。
「奴の気も感じねえしな・・・・・・仕方ねえ。寝よ。」
ゼロの人間体がそう呟いて睡眠を取ろうとしたその時だった。
「視聴者の皆さま、こんにちわ!」
「んあ・・・・・・?」
突然の大声に目を開けて下を見るゼロの人間体。
「なんと今週の櫻田ファミリーニュースは王家ご兄妹全員に来ていただいております!」
「皆さま、よろしくお願いします!」
画面からそう話すアナウンサーらしき男性と女性。下にはたくさんの人々がいた・・・・・・その中でも髪の色が様々な男女9人がいた。
「ん・・・・・・あの二人は二日前に・・・・・・・・。」
そう呟くゼロの人間体。彼が見た先には茜と青髪の少女が立っていた。
「国民の皆様もご存じのとおり王族の方々には特殊能力が備わっています!」
「王族・・・・・特殊能力・・・・・・あの子達がそうなのか?」
そう呟くゼロの人間体。彼らは櫻田家9人兄妹。名前だけなら普通の大家族に見えるかもしれないが・・・・・・・彼らは王族だった。
「本日はあるゲームに挑戦しその力を披露していただきたいと思っています!」
「ふーん・・・・・・・なんか面白そうじゃん。」
興味が出てきたのか・・・・・・そう呟くゼロの人間体。
茜「へっ!?そんなの聞いてないよ!?」
アナウンサーの男性の言葉を聞いて驚く茜。
「そのゲームとは!」
「危機一髪!ダンディ君を救え!」
「屋上に取り残された人々に見立てた人形・・・・ダンディ君!それを制限時間内に多く回収し下に用意した籠に入れていただくというシンプルなルールです!」
「そういえば・・・・・結構な数の人形があるな。」
ゼロの人間体が振り返ると・・・・・・ビルの屋上には大量の人形が置いてあった。
「国王からも激励のメッセージを頂いております。」
そう男性が話すと画面が切り替わり王様らしき男性が出てきた。国王陛下であり櫻田家の9人兄妹の父でもある「櫻田総一郎」だった。
総一郎「皆、惜しみなく力を発揮し国民の皆様に自分達の事をよく知ってもらえるように頑張ってほしい。一番成績の悪かった者には城のトイレ掃除をしてもらう。」
そう9人兄妹に言う総一郎。
「ええ!」
「お城のトイレ掃除~!?」
そう叫ぶ桃色の少女と金髪の少女。
茜「(なんだ・・・・・トイレ掃除か・・・・・ならビリでもいいや。目立つよりもトイレ掃除の方がまだマシ・・・・・・・。)」
「それにしても今日はやけにSPが多いな。」
「二日前に怪物と巨人が出たからね・・・・・・・父さんが増やしたんだと思うよ。」
そう会話をする高校生ぐらいの少年と中学生ぐらいの紫色の髪の少年。二日前のゼロ達の戦いはテレビでも大きく取り上げられていた。
「でもカッコよかったです!一人で二体の怪物らしき相手を倒しましたし!」
そう叫ぶ茶髪の髪の少年。
「いいな~!葵お姉ちゃんと茜ちゃんはその巨人を見かけたんでしょー?どうだったー?」
茜「どうって言われても・・・・・・・・私もいきなりだったから・・・・・・。」
会話をする金髪の少女と茜。
「分からないわよ。もしかしたらこの世界と地球を侵略しに来た宇宙人かもしれないし・・・・・・・・・簡単には信じられないわ。そもそも宇宙人が来ることが衝撃的よ。」
「そうかな・・・・・・・・そんな感じはしなかったけど・・・・・・・・。」
会話をする黒髪の高校生ぐらいの少女と青髪の少女。
「制限時間は60分!皆さま、準備はよろしいですか?」
「それではスタートです!」
「(ただエレベーターを使って昇るんじゃ芸がないわね・・・・・・・。)」
そう心の中で分析する黒髪の少女。すると最初に茶髪の少年が前に立った。
「僕はこのビル!昇ります!」
そう叫んだ後、少年の体の周りが橙色に光った。
「三男輝様の能力は
そう叫ぶアナウンサーの男性。茶髪の少年の名は櫻田家三男の小学校一年生の櫻田輝。
輝「よし!とう!」
そう叫んだ後、高くジャンプしビルにしがみついて昇り始める輝。
「へえ・・・・・・・まだあんな小さいのにすごいパワーを発揮しているな。」
そう輝を見て呟くゼロの人間体。
「ものすごいパワーを発揮し順調にビルを昇っています!」
そう解説するアナウンサー。だが途中で右手で掴んでいた壁の破片が崩れてしまい落下してしまう輝。
「おおっと!ここでアクシデント発生!」
叫ぶ男性・・・・・だがもう一度昇り始める輝。
「見ているこちらもハラハラしますね・・・・・・・・。」
「まだコントロールに不安があるな・・・・・・。」
輝を見てそう分析するゼロの人間体。
「よし!あたしだって!」
「あんまり無理しないでね!」
「分かってるって!よいしょっと!」
そう言った後、木に登る金髪の少女。
「じゃ、始めちゃおっかな!ふん!」
そう言った後、体を黄色に光らせて木に触れる金髪の少女。
「五女光様の能力は
「生命の成長を操る能力か・・・・・・・・ウルトラマンでもその能力は持ってねえな・・・・・・あ、キングの爺さんとか出来そうだな。」
「考えましたね!樹木の成長を操り屋上へ一番乗りです!」
輝「さすがです光姉様!」
そう嬉しそうに言う輝。ドヤ顔の光・・・・・・だが木はどんどん成長し・・・・・・ビルを超えてしまった。
光「伸びすぎたーーー!」
「ああっと残念!24時間は元の大きさに戻りません!」
「デメリットもあるみたいだな・・・・・・・。」
「なーにやってんだか・・・・・・・よく考えたら自分で昇るなんて効率悪いですねえ・・・・・・・。」
そう言った後、黒髪の少女の体は緑色に光り出した・・・・・・・その後、少女の周りに数機のドローンが現れた。
「ではよろしくお願いします!」
「次女、奏様の能力は
「あらゆる物質か・・・・・・・・もしかしたら俺のイージスも生成できるかもしれねえな・・・・・・・大地達はそれを可能にしたし・・・・・。」
そう呟くゼロの人間体。
奏「(でも生成した物の価値に等しい金額が通帳から引き落とされるのよね・・・・・・・このドローンは200万ぐらいかしら。)」
そう心の中で呟く奏。
その後、数機のドローンはダンディ君の人形を掴み籠の中に入れた。輝も屋上で何個かのダンディ君を取って地面に降りて籠の中に入れた。
「輝様4ポイント!奏様5ポイントを獲得です!」
「わ、私も頑張らなくちゃ!」
そう叫んだ後、体を桃色に光らせる桃色の髪の少女・・・・・すると少女の周りに少女と同じ容姿の少女が七人現れた。
「四女、岬様の能力は
「七人か・・・・・・・俺でも二体までしかだせねえからすげえな。」
そう呟くゼロの人間体。
岬「頼んだわよみんな!」
そう七人の自分に指示する岬。だが七人の反応は様々でいろんな性格をしていた・・・・・・その後、各自別々に行動を始める分身達。
「そうなの・・・・・・ごめんなさい・・・・・・・ちょっと分からない・・・・・・・。」
「栞、どうしたの?」
消火栓の前で話す五歳の少女「櫻田栞」に声をかける青髪の少女。
栞「あのね・・・・・・せっかく消火栓さんが近道を教えてくれたんだけど分からなくて・・・・・・・。」
「何だって?」
栞「B2・・・・・・・荷物用エレベーター・・・・・27階で乗り換え・・・・・・・。」
「ああ、あのルートね。」
茜「お姉ちゃん、分かるの?」
「前に一度、見学に来たことがあるから。」
そう茜に言う青髪の少女。
「六女、栞様の能力は
そう栞と青髪の少女、櫻田家長女「櫻田葵」の事を紹介するアナウンサー。一方、建物の中に入る葵と栞。
「生物はともかく無機物と会話か・・・・・・・・それと青髪の少女も完全に記憶か・・・・・・・ちょっとほしいかも。」
「じゃあ俺も。」
茜「えっ?」
「ずっと映りっぱなしもな。」
茜「うわあ!忘れてたーー!!」
叫ぶ茜。一方の少年は体を水色に光らせた後・・・・・・一気に屋上に移動した。
「長男、修様の能力は
「テレポートか・・・・・・・・ウルトラマンの能力を使用できるとは・・・・・・人間も想像以上に進化しているって事か。」
「皆さま、能力を発揮しはじめてゲームも盛り上がってきました!」
「ますます目が離せません!」
そう叫ぶアナウンサー達。櫻田家の9人兄妹達もそれぞれゲームを盛り上げていた。
場所が変わり・・・・・・・・遠くからゲームと・・・・・・ゼロの人間体を見ている人物がいた・・・・・クリウスだった。
「まさかゼロがあそこにいるとは・・・・・・でも丁度いいです。私の怪獣兵器で・・・・・・あなたを始末するとしましょう!現れなさい・・・・・・・・吸血怪獣ギマイラ!タコ怪獣ダロン!」
クリウスがそう叫ぶと二体の怪獣・・・・・・・吸血怪獣ギマイラとタコ怪獣ダロンがクリウスの前に現れた・・・・・・。
第三章はここまでにします。
第四章はゼロのあのフォーム形態の登場や櫻田ファミリーとの本格的に関わっていきますので・・・・・・・次も見て頂けると嬉しいです。