上ノ恵が上条当麻に出会って一週間がたってしばらくの出来事である。
「動き出した……」
光が差し込む大聖堂な教会で、修道服をきた一人の女性は遥か遠くの日本。学園都市にいる一人の人物の存在を感知した。
「それは本当ですか…!?」
祈りを捧げる少女の後ろから一人の女性がやってくる。それは、聖人の一人である。
「うん。魔術による大規模な結界が貼られている学園都市で、一つだけ、小さな歪みを見つけた」
「歪み、ですか。ということは彼は生きているということですね」
「間違いないはず」
『だが、それは喜ぶべきことではない』
高身長の神父の男は怪訝な顔をし、二人の女性に近づく。
「あの化け狐の勘が正しければ、僕たちの取るべき対処は彼を……」
「ステイル、もう少し気を使ってください」
「…………」
「だが、……いや、すまない」
★☆★☆
とある男性の招集で世界が少し、ざわついた。
「お、久々に……」
「どうした?」
「上条ちゃんから連絡が来たんだよ」
「へー、あの上条当麻からね。で、なんて?」
「戦争を始めるとだとさ。それでその招集」
「はぁ、それはまた………え、戦争?」
「学園都市のてっぺんをヤるらしいよ。その戦争への招待状」
「……なんだそりゃ」
流されてしまった今の上条ちゃんに価値はないし、正直行かなくてもいいんだけど、
どうしたもんか
☆★☆★
「おい、お前ら、全員きけー!!」
「な、なんだよベアトリーチェ…」
「叫ばずにはいられるか、、ついにこの時がきた。上条当麻からの招集だよ」
「「な、」」
「お前ら全員どういうことかわかるな?」
「当然だ!」「この時を待っていた!」
「この街にいる全ての者達よ。忠義を尽くす時がきた。最大の戦力を集め、世界を跨ぐぞ」
★☆★☆
「ボス、」
「ん、何だ」
「何だじゃないでしょ。宝具や礼装を持ち出すどころか、大アルカナまで所持して何してるんです」
「やかましい。まだ、持っていけるものは持っていくぞ。それとパトリシアに、ここはしばらく任せるからな」
「だから、何をしようとしてるのかおっしゃってください」
「何をか……。何が出来るかはわからないが、今回は傍観者でいるわけにはいかないのさ」
「は、はぁ」
「警戒態勢を整えておけ。流れが変わるぞ」
上条当麻への元へと着々と人が集まっていく。
これは、まだ、序章にすぎない。