学校が終わり、千歌の家に来ている光助は曜の衣装作りを手伝っていた。
「そりゃあ……大変なことだ。」
「だよね……どうしよう……。」
布を丁寧に扱いながら、2人は先程の事を話す。鞠莉は学校の体育館でライブを行い、満員にすれば人数関係なく、部の設立を許可してくれたのだ。しかし、ここで鞠莉の策に溺れてしまった。廃校間際で浦の星の生徒を全員集めても、体育館は満員には出来ないのだ。
「……あのおっさんの娘だけあるな。」
(侮らないほうがいいな。)
ふざけていそうな態度とは裏腹、否、あえて懐に忍び込むためなのにわざとあんな態度をしているのか。どちらにしろ、鞠莉にいっぱい食わされ、光助は苦虫を噛み潰したよう表情を浮かべる。
「だけど、まだ対策はあるんだよな。」
「うん。千歌ちゃんのお姉さん達が協力してくれれば。」
千歌が提案した作戦は姉である美澄か働いている職場の人達の仰ぐということだ。
「あっ、ちか……。」
噂をすればと千歌が現れた。額にバカチカと書かれ、ムスッと不機嫌な表情で。
そんな千歌を見て、2人は作戦は失敗したと察した。
「おかしい……完璧な作戦なはずだったのに……。」
作戦が完璧かどうだったかはさておき、失敗したのなら、また次を考えなくてはならない。
「それなら俺たちでどうにかしないと。」
「町内放送で呼びかけたら?」
「そんなことが出来るのか!?」
田舎ならではのやり方に光助は驚きを隠せない。光助が昔住んでいた風都ではありえないことだ。
「そういえば梨子ちゃんは?」
「さっき、トイレに行くって言ってたけど……長いな。」
千歌の部屋からトイレはそう遠くない。それなのに梨子は何をやっているんだ。とりあえず光助は梨子を探しに廊下に出る。
「……何やってるの?」
結論から言うと、梨子はすぐ近くにいた。それだけなら、手間がかからなかったで終わる。しかし、梨子は謎の行動をしているのだ。手すりにつかまり、襖に足をかけ、まるで橋になっているようだった。
「光……助君……助けて……。」
助けてって何を疑問に思うが、ふと梨子の下を見る。そこにはしいたけが動じることもせず、そこで寝そべっていたのだ。
「もしかして、犬が嫌いなの?」
光助がそう聞くと梨子は踏ん張った顔でコクコクと頷く。
「わかったとりあえず、しいたけは退ければいいんでしょ。ほら、しいたけ。」
少なくともしいたけは人に噛み付いたりはしないだろうと思いながらも、しいたけを無理矢理起こして、千歌の部屋へと入れた。
「あ、ありがとう。」
「……えみつん。」
「ひゃう!」
梨子は安心して、謎のポーズを崩そうとすると、何と光助が脇腹をツンと突き、梨子はだらしない声とともに地面に落下する。
「ゴメン、なんか悪戯したくなっちゃって。」
しょうがないと言わんばかりの光助の態度に梨子の堪忍袋の緒が切れる。
「光……助……君……。」
「あっ。」
光助は自分のした行いを酷く後悔した。今まで、優しいイメージしかなかった梨子。しかし、目の前にはその優しい梨子が鬼の形相でこちらを睨みつけていた。
次の瞬間、内浦全域にパンと乾いた音が響き渡る。そして、晴れた頬を千歌と曜に笑わられたのは言うまでもない。
♢♢♢
そして、日曜日。4人はチラシを持って沼津駅に来ていた。
「ねぇ、千歌ちゃん。本当にやるの?」
「うん!やらなきゃ何も始まらないよ!」
あまり目立つことが得意ではない梨子は不安な様子であった。4人はここでライブの宣伝をするのだ。
「お願いします!」
千歌が女子高生の2人組の前に元気良くチラシを差し出すも全く相手にされず、唖然としてしまう。
「あれ?」
「思ったほど上手くいかないね。」
千歌と同様に上手くいっていない、というかチラシを渡す勇気がない梨子が
「だけど……。」
千歌と梨子は反対に上手くいっている2人に視線を移す。
「ライブのお知らせです!」
元気良く、ハキハキと声をかけ、去り際にウインクと敬礼をして、無自覚にアピールをしながら、曜は順調にチラシを配っていた。
「来てください!」
曜のコミュニケーション能力の高さに千歌と梨子は驚かざるを得ない。
一方、光助は。
「ちょっと……押さないでください!」
光助は可愛い女子に囲まれて、軽く鼻の下が伸びていた。想像以上に情けない顔をしているが、可愛い女子に囲まれればそれは嬉しいに決まっている。
「光助君……。」
「こうちゃん……。」
千歌と梨子もそれはわかっている。しかし、自分達には見せない様子を見て、何とも言えないモヤモヤした気持ちになる。
「2人ともどうしたの?」
「「何でもない。」」
突っ立っている2人を見て、曜が声をかけると、2人の返事がハモる。
一方の光助はそんな2人の思いをつゆ知らず、自分の置かれている状況を楽しんでいた。
(もしかして……俺ってかっこいい?)
光助は慢心を超え、自己愛にまで膨れ上がっていた。光助が囲まれる時は大抵、この身なりで男だということに珍しがられる時か、浮ついた男に絡まれるケースが多い。しかし、今は男として見られ、囲まれている。それが何よりも嬉しかったのだ。
ただそう思っていたのは光助だけだった。
1人1人に丁寧にチラシを配っていると、黒タイツを履いた女子高生が声をかけてきた。
「ライブ、頑張ってください!」
「はいっ!……ん?ノーノー。俺は出ないけど……。」
思わずつられて返事をしてしまうも、あくまで出るのは自分ではなく、千歌達だ。それを勘違いしているようだった。
(勘違い?)
改めて考えてみると可笑しい。男がスクールアイドルなんて基本的にはあり得ない。光助に一抹の不安が過ぎる。
そんな光助を他所に今度は眼鏡をかけた女子高生が顔を赤らめながら声をかけてきた。
「あの……もしかして……彼氏とかいますか?」
「はへっ!?いないいない!だって……!」
「そうですよね!女子校に通ってるですもんね!いたとしても彼女ですよね!……良かった……私にもチャンスが……。」
「えっとね、チャンスはあるかもしれないけど、色々と誤解してるよね?」
いわゆる腐女子というものかと思ったが、そうではなかった。いや、光助にとってはそちらの方が良かっただろう。まだ、男として見られるからだ。
すると、たまたまその場に通りかかった女子高生3人が光助を見るやいな、ヒソヒソと話し始めた。
「あの人、宝塚の男役が似合うよね。」
「はうっ!」
「男装の麗人とか良さそう!」
「ロゲッツ!」
「あ〜あ、私もあんなイケメンな女性に抱かれたいわ!」
「ブゲラボッ!」
急速に積み上げていった塔は度重なる攻撃を受け、最終的に会心の一発をくらい、ボロボロ崩れ去る。そして、光助は真っ白になりその場に座り込む。
「光助君……。」
梨子は慌てて、光助の元に駆け寄る。真っ白になり、燃え尽きた光助は弱々しい声で問いかけた。
「……なぁ……俺ってそんなに女の子に見える?」
「……。」
梨子はバツが悪そうに目線を逸らす。
「何か言ってよ!」
光助は目を潤ませる。実際、そんな表情をされると女子にしか見えない。その後、光助は何とか立ち上がり、いつも通りに戻る。
すると、千歌が女子高生にいわゆる壁ドンとものをし、そして呆気なく逃げられていた。
「何やってんだ、ちかっちは。」
「こうちゃんみたいなことすれば、いけるかなって。でも無理だよね。こうちゃんみたいにかっこいい女の子じゃないと……。」
千歌はニヤニヤと笑いながら女扱いされていた光助にちょっかいをかける。これには優しい光助でも癇に障り、千歌の柔らかい頬をつまんで引っ張る。
「ちかっち……何て言ったかな?」
「い、いひゃい!ほへんなひゃい!」
目を潤ませ、チワワのような目で反省したと訴えかける。そんな様子から反省していると判断した光助は千歌の頬から手を離す。
「全く、ちかっちは。」
「それじゃあ、この調子で梨子ちゃん行ってみよう。」
「えっ!?無理だよ!?……私ってこういうの苦手だし……。」
千歌は頬をさすりながら、梨子に同じようにやってみようと言う。だが、
「何でこの調子でいこうと思ったのか疑問に思うけど、まぁ、挑戦するのは
「光助君まで!」
光助まで便乗してきて、梨子は戸惑ってしまう。
「大丈夫だって。梨子ちゃんならやれるよ。」
「ねぇ、そこの美少女。今夜暇かな?」
「ほら、梨子ちゃん。あんな風にやるんだ……レイ!?」
光助の隣で、先ほど千歌から逃げた女子高生がレイに壁ドンされ、顔を赤らめたいた。
「おお、光助。それにかわいこちゃんたちじゃない。」
光助達に気づいたレイは、壁ドンしていた女子高生を頭を撫で、連絡先が書かれた紙をこっそり手渡す。すると、女子高生はその紙を大事そうにし、その場から走り去っていった。
「レイちゃん!こんにちは。」
「てか、何でこんなところに!?」
「まぁ、ナンパしにね。」
「全く……レイは……。」
相変わらずのレイに拓人は頭を抱える。
「あっ!花丸ちゃん!ルビィちゃん!」
すると、千歌は緑色の風呂敷を背負った花丸もその後ろにルビィに気づいて、声をかける。
「こんにちはずら。」
「おお!ロリ!」
花丸とルビィを見て、レイがまるで獲物を見つけた狼のように狙いを定め、舐め回すように見る。花丸の成長途中の小さな体に似合わないたわわに実った胸。ルビィの高校生とは思えない体つき。
2人を例えるなら、まだ甘くは青い果実。しかし、レイにとっては十分食べごろだ。
「おい。いくら女同士だからって、それは犯罪だぞ。」
だが、レイの暴走は寸前で光助によって止められる。
「花丸ちゃん達は何してるの?」
「今まで、本屋に行ってました。」
流石図書委員のことだけあると、千歌達は感心する。すると、光助は
「その風呂敷は?」
「本ずら。」
「はぁ?」
あまりの予想外の答えに光助は間の抜けた声を出してしまう。この時代に本をバッグやリュックではなく風呂敷で持ち運ぶとは、なかなか風情があるというか、時代遅れというか。
「あはは!全く、花丸ちゃんだっけ?面白い子だね。」
「それで、先輩達はここで何してるずら?」
「私達ね、今度ライブやるんだ。よかったら花丸ちゃんたちも来てよ。」
すると、曜が花丸にチラシを渡す。
「ルビィちゃんも。」
「ピギィ!」
そして、千歌は今まで花丸の後ろに隠れていたルビィにチラシを渡す。ルビィはおどおどとしながらもチラシを貰い、すぐに目を通す。
すると、ルビィがあることに気づく。
「あの……ちょっといいですか?」
「どうしたんだい?」
「グループ名ってないんですか?」
「……あっ!」
この時、指摘されて4人はやっと気づいた。自分達はまだグループ名を決めていなかったことを。
「あはは……考えてなかった。」
「というか、そんな余裕もなかったしな。」
千歌と光助は互いに苦笑いを浮かべる。確かに、光助の言う通り、梨子の勧誘や練習、作詞作曲、そして、seadの襲撃などでそんなことを考えて暇はなかった。
「まっ、名前なんかなくても大丈夫でしょ。」
「いや、名前は大事だ……ろ。」
「こうちゃん!レイちゃん!どうしたの?」
突然、光助とレイに激しい頭痛が起こり、同時に頭を抑える。
「おい、光助!」
「わかってる。」
突然訪れる時は決まって、seadが現れる。2人はあたりを見回す。
「ねぇ!あれ!」
梨子が何かに気づき、指を指す。その先には小さな竜巻が起こり、風が集まっていく。そして、その竜巻の中から緑色のマントを羽織ったウインドseadが現れる。
『ははは!下等な人間どもに儂の力を見せてやる!』
すると、ウインドは右手を高くあげる。その右手を中心に竜巻が起こり、あたりの物を吹き飛ばしていく。
「強い……風……。」
「それだけじゃない……みんな何処かに隠れなさい!」
その突風は物を飛ばすだけだと梨子は思っていた。しかし、レイはそんな生温いものではないことを直感で感じ取る。すぐさま、光助以外の5人を建物の影に隠れるように指示する。
「グオッ!この風!やっぱり!」
突風はまるで刃のように鋭く、光助の腕を切り裂く。
「光助君!」
「構うな!速く逃げろ!」
光助の怒声に背中をど突かれ、5人は急いで建物へと避難する。
「というものの。」
だが、安心するのはまだ早い。何せ、seadが繰り出す切り裂く風だ。当然、人の肌を切り裂くだけには止まらない。
『フウンッ!』
ウインドはさらに強い風を起こし、窓ガラスを割り、辺りの建物を豆腐のように簡単に切り裂いていく。
「建物が……こんな簡単に……。」
目の前で起こっている、現実でありながら現実離れした状況にルビィは今にも泣きそうになる。
「好き勝手しや……マジかよ!」
好き勝手に暴れるウインドに怒りを覚え、光助は直ぐに変身して迎撃しようとする。しかし、不意にあるものが目に入り、変身する暇などなくなった。
「光助!?……嘘っ!」
突然、ウインドとは違う方向に走っていった光助をレイは目で追う。すると、光助の向かう先には、マスクとサングラスをした人の真上から瓦礫が迫っていたのだ。
「間に合えぇぇぇ!」
自分の危険など顧みず、光助はただ人を救うために全力で走り続ける。そして、何とかその人の元へたどり着いた。
しかし、その瞬間、2人に重い瓦礫が覆い被さる。
「こうちゃん!」
「光助君!」
押し潰される瞬間を見た、千歌と梨子は真っ先に光助の名前を叫ぶ。いくら光助が仮面ライダーとはいえ、生身の状態で瓦礫には押し潰されるだろうと思っていた。最悪のビジョンが頭に映し出される。
「いっ……つ!」
だが、光助は希望だ。誰かを絶望に陥れることなど決してしない。瓦礫をまるで布団のように軽々と退け、光助が現れる。
「危なかった。」
体や顔には砂がついてはいたが傷に関しては一つもない。
「良かった……。」
光助が無事で千歌達はホッと安心する。しかし、梨子はそれと同時に大きな疑問を抱く。
何故、あんな瓦礫を軽々しく扱っているのか?何よりあれほどのことがあって、傷1つ無い。普通に考えておかしい。
確かに光助は仮面ライダーなのだから、特別なんだと思えばそれでいいかもしれない。しかし、そんな簡単な問題ででは無いと梨子は感じとっていた。
「君!大丈夫?」
「う……えっ!?私は……。」
マスクとサングラスをつけた少女は光助が覆い被さっていたおかげで、擦り傷などはあったが大きな問題はなかった。
それならと光助は彼女の手を取り、無理矢理立ち上がらせる。
「早くこの場から離れろ!」
光助は彼女にそう言う。すると、彼女は何か言いたそうに様子だったが、光助の切羽詰まった表情を見て、結局、やめることにして、その場を後にした。
そんな彼女を見送っていると、レイが光助の元に駆け寄る。
「大丈夫か?」
「あぁ、大丈夫だ。」
「だよな。それじゃあ、どうする。」
「まぁ、とりあえず……変身しないとな!」
このまま生身でいても、いずれ細切れのサイコロステーキになるだけだ。2人は懐からドライバーを取り出し、腰に巻く。
「「変身!」」
その掛け声とともに、光助は光に、レイは闇に包まれ、仮面ライダーへと変身する。
「嘘……レイさんも仮面ライダーなの!?」
レイの正体を知らなかった千歌、梨子、曜は驚きを隠せない。
『仮面ライダーホープ!悪を断ち、希望を紡ぐ戦士!』
『さぁ、喰らってあげる!』
2人は決め台詞を吐き、ウインドに攻撃を仕掛ける。
『ぬしは仮面ライダー!』
『ご名答!』
仮面ライダーに気づいたウインドはすぐさま、2人に向け、突風を起こす。だが、2人は左右に避ける。
『ハァッ!』
そして、ウインドの懐に忍び込み、強烈な2つの拳がウインドに炸裂し、吹っ飛ばされる。
『ぬぉっ!貴様ら!』
『さぁて、よくも暴れてくれたわね!』
手を鳴らしながら、狼渦は野獣のようにウインドを睨みつける。
『暴れたも何も、人間という下等生物を減らしてるのだ。この上位の存在である儂らseadがな。』
『ふざけんじゃねぇ!』
ウインドの勝手な戯言に光助は怒り、一気に殴りかかる。だが、ウインドはその拳を何とか両手で受け止める。
『お前達の勝手な理由で、無関係な人達を傷つけるなんて許さない!』
『許さないもなにも、所詮、淘汰されだけの存在なのだよ!人間は!』
ウインドはそう言い切って、ホープの拳を弾く。
『クッ!』
『さぁ、切り裂いてやる!』
左手を前に突き出し、風のカッターを繰り出す。
『光助!逃げろ!』
『無駄だ!この刃は左右からお前を挟み撃ちにする!よって、逃げることは不可能!』
『果たしてそうかな?』
確信を持って言い切ったウインドをホープに仮面の奥で嘲笑う。その瞬間、ホープは青い光に包まれその場から消える。
『何!?消えただと!?』
あれほど自信があった攻撃を簡単に避けられ、さらに忽然と姿を消され、ウインドは動揺を隠せない。
『俺はここだ!』
その声はウインドの真上から聞こえ、ふと上を向く。そこには青い鎧へと変化したホープが青龍刀をウインドに向け、落下していた。
『ウオォォ!』
そして、ホープはウインドに刃を叩きつけるが紙一重で避けられる。
『ははっ!残念だな。あと少しだったのだがな。』
『ウルフストライク!』
ホープの攻撃を避けただけなのに慢心するウインドの背中に狼渦の両足のキック、「ウルフストライク」が決まる。
『何ぃ!』
ウインドはそのまま激しく吹き飛ばされ、壁へと叩きつけられる。
『爪が甘いのよ、バーカ!』
大口を叩く割りには弱いウインドに狼渦は激しく挑発する。
『光助。あんな奴、ちゃっちゃと倒すわよ!』
『あぁ!』
そして、2人は必殺技のために構えを取る。すると、ホープの左足に光の頃が、狼渦の両足に闇の衣が纏われる。
『『ハァッ!』』
そして、2人は高く跳び上がり、ウインドに足を向ける。
『ライダァァァァァキィック!』
『ウルフストライク!』
2人の必殺の蹴りは問答無用にウインドに迫り、この戦いは決着を迎える。
はずだった。
『ヌワッハァッ!』
2人の最高威力の蹴りはたった2つの剛腕に憚れ、弾かれる。
『何だ!今のは!』
素早く着地して、狼渦は前を睨みつける。少なくともウインドが止めた訳でないのは明白であった。
『ぬははは!貴様らがライダーか!俺の名前はゴウダメ!さぁ、生尽くす限り戦おうぞ!』
ライダーの視線の先には、鬼のような強面に角。赤く屈強な筋肉を持ったseadの幹部、ゴウダメがまるで仁王像にように、2人の前に立ちはだかっていた。
いかがだったでしょうか。
投稿日の今日、希一さんのラブライダー企画に自分の作品が投稿されます。
もし、よろしければ目を通していただければ幸いです。