仮面ライバーサンシャイン 光の導き手   作:シママシタ

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舘 光助
学年 高校2年生
誕生日 6月30日
星座 蠍座
血液型 AB型
身長 175cm
趣味 歴史 史跡散策
特技 大食い
好きなもの 激辛のカレー
嫌いなもの 酸っぱいもの

風都から沼津に引っ越してきた青年。容姿は極めて中性的で初見では女性と間違われることも多い。また、目の色は黄色で白髪。スタイルは極めてよく7頭身。
性格は容姿に似合わず明るく熱血漢で大胆。一度決めたら、何が何でもやるというのが光助のスタンス。
父親の影響もあり、歴史に関しては既に東大教授レベルの頭脳を持つ反面、それ以外の科目については並のレベル。
沼津に引っ越してきた理由は行方不明の父親と希望の光を探すため。




その戦士の名は

光助は防波堤に座り、遠くの海岸線を見つめる。海の匂いと心地よい潮風を肌身に感じながら、先程のことを考える。

突如、Seadが現れ、それを光助は希望の光を使って、異形の戦士へと変身し、Seadを倒した。そのあまりにも浮世離れしたことに、体感した光助ですら理解が追いつかず、答えを出そうにも色んな考えが頭の中でごちゃ混ぜになり、まともな答えが出ない。

 

「考えるの辞めた。」

 

全てを投げ出し、寝そべって青空を仰ぐ。空には雲ひとつのなく、光助の頭の中とは正反対にすっきりとしていた。

そんなスッキリとしあ空に軽く嫉妬していると、飲み物を買いに行っていた千歌と曜と梨子が戻って来た。そして、光助は起き上がり、3人を迎える。

 

「光助君、これ!」

 

そして、梨子が光助に買ってきた飲み物を差し出し、光助はそれを快く受け取る。

 

「ありがとうね。なんかパシらせちゃって。」

 

「ううん、別に平気だよ。それに光助君は戦ったんだから。」

 

梨子は優しげな笑みを光助を向け、光助はそれにどぎまぎとし、慌てて飲み物を口をつける。しかし、慌てたせいで光助はとんでもない目に遭うことになった。

 

「ブハッ!」

 

「こうちゃん⁉︎」

 

突然、光助が空に向け、飲み物を噴水のように吹き出したのだ。そのあまりのことに3人とも光助の方に注目してしまう。

 

「だいじょうぶ⁉︎」

 

梨子を筆頭に3人は何か異変があってのことなのかと一抹の不安を抱き、急いで光助の元へと駆け寄る。

そして、光助のその表情を見て絶句する。

 

「しゅ、しゅっぱぁい!」

 

目は細くなり、口はすぼんでおり、なんとも言えない表情であった。その顔はまるで本気で緊張して、プルシェンコのような顔になった宮田さんのようだった。

 

「えっと……もしかして、酸っぱいのダメだった?」

 

「うん……」

 

曜の質問に、涙を溜めながら光助は弱々しく答える。Seadに勇敢に立ち向かった光助が、酸っぱい飲み物を飲んだだけで涙ぐむ姿を見て、3人は変わってるなと思った。

 

「いや……疲れた時にはクエン酸をとるのがいいかなって思ってて……ごめん。」

 

「しょうがないよ……前もって言わなかった俺にも責任があるし……」

 

光助も曜には悪気があってやった訳ではないことなど十分承知であった。謝る曜に光助は自分が言わなかったのが悪いとフォローしたが、気まずい状況になる。

 

「酸っぱいものを買って、すっぱいだったね。」

 

すると、そんな状況を打開するためか、はたまたただ思いついだけなのか、突然、千歌がダジャレを言い、気まずい空気から反応しづらい空気へと変わる。

 

「あっ、因みに今のは酸っぱいと失敗をかけて……」

 

「説明しなくて、いいから………」

 

千歌がダジャレをし始めようとした時、真っ先に梨子が遮り、これ以上、場を冷えることを阻止した。

 

「まぁ、気を使ってくれてありがとうね。」

 

だが、何はともあれ千歌のダジャレが気まずい空気を吹き飛ばし、明るい雰囲気になる。

 

「そういえばさ、梨子ちゃんはこうちゃんのあの姿を仮面ライダーって言ってたけど?仮面ライダーって何?」

 

「確かに私も仮面ライダーが何か気になるなぁ。」

 

一旦、区切りがついたところで千歌が梨子に仮面ライダーとは何なのかと聞いた。それに梨子はとても驚いている様子だった。まさか千歌と曜が仮面ライダーという存在を全く知らなかったのだ。さらに誰もが知っているものだと梨子は思っていたので、それだけ驚きが大きかった。

 

「自由と平和のために戦う戦士ってことは知ってる。」

 

「おー!まさに正義のヒーローだね!」

 

その仮面ライダーの説明に千歌と曜は目をキラキラと輝かせる。沼津市はそのような都市伝説がなく、2人にはそのような話が新鮮に感じたのだろう。

 

「その仮面ライダーとあの姿がどう繋がるんだ?」

 

「えっと……複眼のところとか、角があるってところが似たたから。」

 

「梨子ちゃんは仮面ライダーに会ったことがあるの?」

 

「うん、一度だけ助けられたことがあって。」

 

その梨子の一言は3人を驚かせた。さらに千歌と曜にとってそんな梨子のような一般人でさえ、仮面ライダーに助けられる状況がある東京がまるで魔界のように思えた。

 

「仮面ライダーね……」

 

「どうしたの?光助君?」

 

「いや、何でもない。ただ、気持ちのいい響きだなって。」

 

曜の目には光助は異様に仮面ライダーにこだわっているように見えた。その理由はわからなかったが、おそらく光助も仮面ライダーのことを知っていて、あの姿を何か特別な思いを抱いている。曜にはそんな気がしてならなかった。

 

「なら俺は仮面ライダーって名乗ろうかな。」

 

「でも、それだけじゃ、梨子ちゃんの知ってる仮面ライダーと被っちゃうね。」

 

そう千歌が言い出し、確かにと光助は頷く。すると梨子がある名前を提案した。

 

「ホープ……希望の光だから仮面ライダーホープ……はどうかな?」

 

流石に安直だと梨子は思っており、どうかと不安だった。しかし、光助自身にとってはそれが逆に気に入り、その名前を名乗ることを決めた。

 

「仮面ライダー……ホープ……」

 

光助は太陽に手を伸ばし、かざした。自分もこんな太陽のような光になろうと一人決心した。

♢♢♢

「まさか、帰り道までも一緒だとはね。」

 

辺りは茜色に染まり、光助と梨子から伸びる影も昼に比べて大きくなっている。つい先程、千歌と曜と別れ、家が同じ方向ということで2人は一緒に帰っていた。

 

「そうだね。もしかして、家も近いかもね。」

 

梨子は不思議な気持ちに囚われていた。どちらかというと人見知りの自分が今日会ったばかりの人と、さらに男性とこんなにも仲良くなって、気楽に話せているのだ。まさか、

きっと、光助がいい人だからなのだろうと思った。

 

「じゃあ、俺はこの家だから。」

 

「え?」

 

「どうした?梨子ちゃん?」

 

光助か指差す家を目の当たりにして、梨子は驚きを隠せなかった。確かに家が近いかもとは言ったうえ、心の中でそれを願った。すると、まさかこんなことになるとは思いもよらなかった。

 

「ここ私の家!」

 

「ほへ?」

 

間の抜けた返事をして、光助はすぐさまメモを目をやる。

 

「メモ帳……うん間違ってない。ということは……」

 

何度もメモを読んだが、そこに書かれていた住所には間違いなく、梨子の家をさしていた。すると、光助は自分が居候の身であることを思い出した。それなら、梨子の家にたどり着くのも可笑しくはないという答えに行き着いた。

 

「よろしくね、梨子ちゃん!」

 

満面の笑みを浮かべ、光助は梨子に握手を求めた。状況が全く読み込めず、慌てふためくしかなかった。

 

 

 

♢♢♢

「ここが俺の部屋か。」

 

光助の部屋の部屋を見て、梨子は開いた口が塞がらなかった。それなりに広かった部屋は本棚で半分程狭くなり、その本棚には所狭しと本が置かれていた。

 

「これ全部光助君の⁉︎」

 

「正確には父さんの何だけどね。」

 

梨子は本棚に近づき、じっくりと本を見る。ほとんどの本は分厚く、題名は歴史に関するものだった。

 

「歴史が好きなの?」

 

「父さんの影響でね。」

 

「光助君のお父さんって、どんな人だったの?」

 

まだ高校2年生の光助にここまで

すると、一瞬複雑そうな表情を浮かべるがすぐに崩し、ポツポツと語り始めた。

 

「父さんは考古学者だったんだ。暇さえあれば歴史の話をしてくれて……楽しかったな……」

 

光助は感慨深そうな表情を浮かべ、思い出を振り返る。

 

「そんな父さんがある日、突然あることを話したんだ。心の海に潜む悪意の種、sead。そして、それを祓う希望の光のことを。」

 

「それがあれ……」

 

「うん。」

 

そう言ってバッグから希望の光、もといホープドライバーを取り出し、それをじっと見つめる。

 

「その話をした後、父さんは行方不明になったんだ。多分、これを探しに旅に出たんだ。」

 

そしてドライバーをぎゅっと握りしめる。

 

「それで、俺はそんな父さんとこれを探しにこの町に来たんだ。そしたら早速、お目当の物がひとつ見つかった。」

 

「でも……」

 

「本当。お父さんは何処行っちゃたんだろうな。俺も姉さんも母さんも置いてさ……」

 

光助は呆れたように笑いながら語っているが、その目には寂しさや悲しさが映っていた。

 

「それで、早く父さんを見つけて家族全員で過ごしたいな思ってるんだ。そうすれば……」

 

そして、光助は無邪気な子供のように夢を語る。そんな光助を見て、折角仲良くなったのに、離れるなんて嫌だという思いが生まれ、梨子は思わず本音が出てしまう。

 

「もし、父さんを見つけたら……戻っちゃうの?」

 

「まったく、梨子ちゃんは気が早いなぁ。」

 

そう言って、光助は梨子に薄く笑みを浮かべる。

 

「1年は絶対にいる。少なくともそれまでは梨子ちゃんの家が俺の帰る場所だから。」

 

光助は優しげな笑みでそう答える。そんな光助を見て、梨子はホッと安心したのだった。

 

 




主人公の風都出身は特にストーリーに関係はありません
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