仮面ライバーサンシャイン 光の導き手   作:シママシタ

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久しぶりです!
スランプと用事でなかなか書けず……
ですが、最近は余裕も出てきたんで、ドンドン書いていきます!
そして仮面ライダーホープのスピックです

仮面ライダーホープ
身長180cm
パンチ力 50t
キック力 75t
ジャンプ力 20m

光助がホープドライバー(仮名)によって変身した姿。黄金の肉体をまとった闇を絶つ戦士。
戦闘能力は変身前に比べて飛躍的に上がり、並の人間や兵器では太刀打ち出来ない。最大の特徴はseadだけを絶ち、乗り移られた人間を救うことが出来る、特殊な光を生み出すことが出来る。また、状況に応じて対応し、進化すること確認されている。
だが、それ以外の能力は未だ判明出来ず、謎が多く残り、変身するリスクもわかっておらず、危険が付きまとっている。
必殺技はライダーキックとライダーパンチ

仮面ライダーホープ ブルーフォーム
ラビット戦にて、ラビットの跳躍力とスピードに対応するために発現した、新たな姿。
全身の色は名の通り青が中心となり、頭部は竜のようになり、その姿は四獣の青竜を象ったよう。
戦闘スタイルも素手中心から、専用武器、青竜刀を使った剣術が中心となる。
必殺技はライダースラッシュ。その斬撃は例に漏れずseadだけを斬る。


思惑と疑念

辺りは夕暮れ。事情聴取が終わり、光助達は帰ろうとしていた。因みに曜とルビィと花丸はこのままパトカーで家に帰される予定で、千歌は光助に送ってもらう予定だった。しかし、その予定はある男が現れたことで破綻してしまう。

光助達の目の前に、スキンヘッドで褐色、黒いサングラスとスーツを着こなしたガタイのいい男が現れた。

 

「ちょっと、よろしいですか。」

 

「あんたらは?」

 

光助は千歌達を背中に隠れさせ、男をギッと睨みつける。

 

「先ほどの戦い、見させてもらいました。」

 

しかし、男は屈することなく淡々と話を続ける。

 

「私はOHRコーポレーションという所の者です。」

 

「OHR⁉︎」

 

「何それ?」

 

楊はその男がOHRコーポレーションの人間だと知って、驚きで声が大きくなる。そんな曜とは対照的に光助は訳が分からず、

 

「世界的大企業です。電化製品とかで有名で……。」

 

花丸に隠れながらルビィはOHRについて小声ながら説明した。

 

「へぇ。それでそんな人たちが俺に何の用?」

 

世界的大企業が仮面ライダーとわかっていて光助と接触したことが、光助にさらに疑念を持たせ、男に探りを入れるような話し方をする。だが、男はそんな探りなど無視して、誠意を持って本題を切り出す。

 

「単刀直入に言います。我々と共にseadと戦って欲しいのです。」

 

「……理由は?」

 

「無論、世界の為です。」

 

「もし、断るって言ったら?」

 

突然、seadと一緒に戦って欲しいとにわかに信じがたいことを言われて、光助は疑ってかかる。しかし、次の一言で光助の心を大きく揺らぐ。

 

「あなたの父親、舘 正義の手がかりが遠のくかも知れません。」

 

「父さんの⁉︎」

 

聞いたこともない大企業がまさか、父の名を出し、光助は驚愕する。今まで掴めなかった手がかりが、もしかすれば掴めるかもしれない。しかし、簡単に信用してよいものか。

だが、それを見極めためにもまずは話を聞いてみようと光助は決意する。

 

「……わかった。協力する。」

 

「光助君!」

 

曜が心配そうに光助の名前を呼ぶ。しかし、光助は笑顔を見せ、曜を安心させようとする。

 

「大丈夫だよ。俺には力があるから。」

 

「では、我々と共にこちらへ。」

 

そして、男の乗る車に光助はバイクでついていった。

 

♢♢♢

男の乗る車の後を光助はバイクでついていくと、たどり着いた場所はこの町で淡島ホテルであった。どうやらこのホテルもOHRコーポレーションのものだったらしい。

そして、光助は男に案内され、ホテルの中へ入る。すると、ホテルの応接間へと案内される。応接間はよくテレビで見るよう社長室のようで、高級感溢れるソファーと机がおいてあり、何処か硬い雰囲気があった。

 

「こちらでお待ちください。」

 

男は光助を部屋へと案内し終えると、すぐに退室し、光助は1人、広い部屋にポツリと取り残される。光助はとりあえず、椅子に座る。光助は待っている間、ソワソワとしていた。一刻も早く父親のことを聞きたく、焦っていたのだ。

そんな光助の心境などつゆ知らず、5分後に40代くらい白髪のダンディな男と光助と同じくらいの金髪のハーフ少女が部屋に入ってきた。

 

「やぁ、君が光助君かい?」

 

「あなたは?」

 

「私は小原 源。そして、この子は私の娘の……。」

 

「チャオ!小原鞠莉よ!」

 

源は見た目通りの渋い声で、鞠莉はハイテンションなソプラノボイスで自己紹介をした。

 

「源さんと鞠莉さんか。俺は舘光助です。よろしくお願いします。」

 

「光助⁉︎」

 

光助は手短に自己紹介すると、鞠莉は光助と聞いた瞬間、一瞬で光助の目の前までに迫り、光助は反射的に身を引いてしまう。

 

「な、何でしょうか?」

 

「光って……まさにshiny!ね。」

 

「は、はぁ……。」

 

「すまない、光助君。娘はこういう性格でな。」

 

鞠莉の独特なテンションについてこれず、固まってしまい、この先上手く付き合っていけるか不安を抱くのと同時に、苛立ちが募る。その苛立ちのせいで光助はいきなり、父親のことについて聞き出そうとしてしまう、

 

「それで父さんは今!」

 

「まぁ、落ちつきなさい。まず、私の話を聞いてくれないかい?光助君は私達と共に戦ってくれるのだね?」

 

そんな光助を他所に、源達はゆっくりと光助の反対側へと座り本題を切り出した。光助は渋々、源に合わせる。

 

「一応ですが。」

 

光助はぶっきらぼうに答える。

 

「そうか……ならありがたい。こちらも出来る限り戦力を増やしたくてね。」

 

すると、源はバッグからたくさんの資料を取り出し、光助に見せるように机に置いた。よく見ると、何かの図面や契約書など、様々なものがあった。

 

「そうとなれば、光助君にサポートをしなくてはね。まず、バイクを支給して、さらに情報公開と……。」

 

「待ってください。」

 

光助は源の言っていることに大きな違和感を持ち、一旦、源に話を止めるように割って入った。

 

「一つ聞きたいことがあります。俺は対価として何を差し出せばいい?」

 

ただ協力するだけなのに、バイクの支給など虫のいい話があるものかと光助は源に疑いかかる。

 

「それは無論、seadを倒してさえくれればいい。」

 

だが、源も先ほどの男と同じようにseadと戦えばいいと言うだけ。納得のいかない答えかつ、何か隠してるような様子に光助は苛立ちが募らせてしまう。

 

「わからねぇ。そんなのあなた達に何のメリットがある。それにまず、あなた達がseadと戦う理由もわからない!何が目的だ!本当は自分達の野望のために仮面ライダーの力を利用したいだけじゃないのか!」

 

「落ち着いて、シャイン。」

 

「シャ、シャイン?」

 

突然、鞠莉から変なニックネームで呼ばれて、完全にペースを崩され、光助の沸騰した頭が徐々に冷めていく。そして、憶測だけで自分は何てことを口走ってしまったのかと酷く後悔する。

 

「……まず、私達が戦う理由はただ一つ。君の父さん、正義の意思を汲んでだ。全く、一緒に説明しようと思っていたのだけどもね。」

 

「父さん……の。」

 

すると源は思い出話をするかのように感慨深そうな表情で語り始めた。

 

「私は3年前、この内浦で希望の光を探していた正義と出会った。その時にseadのことも同時に知った。」

 

そして、机の下で力強く拳を握り始める。

 

「初めこそは彼の言うことは信用出来ずにいた。しかし、seadを目の当たりにすれば信じざる得なかった。そして、彼が言うにはseadは救えると聞いた。それなら救えるものなら救いたいと私は思った。いや、彼のあの真っ直ぐな目を見れば自然とそう思ってしまうよ。」

 

源の表情は以前として、厳格だった。しかし、言葉には明確な思いが込められていた。そして、そんな源に少しでも疑っていたことに光助は罪悪感を抱いてしまう。

 

「すまない、熱くなってしまった。残念なことに、正義の今の行方はわからない。だけど、彼も彼なりに戦い続けているはずだ。」

 

源の真っ直ぐな言葉に光助はただ圧倒される。源の言葉には微塵も嘘も感じられず、相当な決意と覚悟が込められており、それには光助も納得せざるをえなかった。だが、結局、父親の行方がわからなかったのは光助にとっては痛手であった。ただ、源が父親となんらかの関係がある以上、協力していれば、いずれ父親の手がかりを掴めるのではと考えた。

 

「わかりました。とりあえず納得します。」

 

「……ありがとう……。」

 

光助が納得したと伝えると源は頭を深々と下げる。

そして、顔を上げると窓の外を見た。外はすっかり暗くなっていた。

 

「呼び出しておいてすまないが今日はもう遅い。バイクの支給などはまた後日にしよう。」

 

すると、わかっていたのか、先ほど光助を案内した男が部屋に入ってきた。

 

「光助様。どうぞ、こちらへ。」

 

そして光助は立ち上がり、男の後をついていった。

 

「それと光助君。」

 

光助が部屋から出ようとする瞬間、源は最後に光助にあることを願った。

 

「戦っては欲しいが……無理しないで欲しい。」

 

光助は一旦歩みを止める。そして、振り向き、こう返した。

 

「わかってます。でも、俺にも戦う理由も守りたいものもあります。そのためなら自分の犠牲にするかも知れません。だから……絶対は約束出来ません。」

 

「……やっぱり君は彼の息子だね。」

 

「……お父様、黙っていていいの?」

 

鞠莉は光助を見送った後、源を心配そうな様子で見つめた。

 

「……あぁ。今の彼に事実を伝えるのは酷だ。」

 

鞠莉の頭を優しく撫で、源は鞠莉に優しく語り掛ける。

 

「かと言って、このまま黙り続けるのもよくはないのだがな……。」

 

そして、机に散らばった資料をバックに戻し、部屋を後にする。その最中に源は一人、ポツリと呟いた。

 

「それと……そろそろ彼女を連れ戻さないとな。」

 

♢♢♢

その後、光助は無事帰宅して、現在は梨子の部屋で梨子と話をしていた。部屋には大きなグランドピアノがあり、毎日手入れがされているようで、埃一つ付いていなかった。

 

「へぇ〜、それで千歌達とダイビングするのか。」

 

すると、梨子は千歌に海の音を聞くために今度、ダイビングに行くと話した。

 

「それで、よかったら光助君もどうって。」

 

「そっか、それなら俺もついていこうかな。」

 

「それなら、今度の日曜日空けておいてね。」

 

「了解!……って!り、梨子ちゃん!」

 

「えっ?」

 

光助が右手に暖かな温もりを感じ、目をやると梨子の左手が覆いかぶさっていた。光助は恥ずかしさで顔を真っ赤にし、すぐに離れようとするが、逆に梨子はギュッと光助の手をつかんだ。

 

「ねぇ、光助君。」

 

梨子はうつむき、かすれそうな声で光助を心配する。

 

「千歌ちゃんから聞いたよ……今日のこと。怖いよ……私。光助君がもう手のと届かない場所に行きそうで……。」

 

梨子の光助をつかむ手が強くなる。考えてみれば、自分の知らない所で戦い、そして、見知らぬ誰かについていけば、誰だって不安になるだろうと光助は思う。

そんな梨子の思いに気づいた光助は梨子を安心させるため、空いている左手で梨子の手を握る。すると、梨子はうつむいて顔をゆっくりと上げる。

 

「だいじょうぶだよ。俺は何処にも行かないよ。」

 

光助は真っ直ぐ梨子の瞳を見つめ、優しく語りかける。梨子はそんな光助を見て、安心し、微笑みかけた。

 




本格的にマリーも話に絡んできて、どんどん展開してきますののでお楽しみに!
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