最終章オープニング
「あの伝説のスクールアイドルμ’sを破ったオメガマックスのみなさんでした」
「ありがとうございました」
「カット~」
ここは東京お台場のフガクTVのスタジオ。オメガマックスはここで情報番組の収録にゲストとして呼ばれていた。実はラブライブのμ’sとの対決でオメガマックスは一躍有名になった。理由は簡単。一時期とはいえ、μ’sは伝説になるくらい人気になった。その有名グループを破ったグループとして有名雑誌に取り上げられたため、一大ブームが起きたのだ。それから一か月ものあいだ、オメガマックスはいろんなメディアに引っ張りだこになった。
「しかし、これでテレビ局とはしばらくおさらばだね」
フガクTVの楽屋にて雪穂はこう嘆いていた。
「でも、それは仕方がありません」
嘆く雪穂に愛はそれが当たり前であるという気持ちで言っていた。
「たしかに仕方ありませんね。この一か月、各メディアに引っ張りだこ。そのために学生の本分である勉学に支障がでております」
はるかは愛の言葉を裏付けるような言葉で言ってみた。そう、ラブライブ終了の一か月後の現在まで、メディアの取材、TV取材などが連日続いていた。そのため、勉学に支障を兆していた。それを重く見た音乃木坂はこの日のフガクTVの出演を最後にメディア露出禁止令を出していた。
「でも、僕にとってはこれでいいと思うぞ」
と、はやては少し喜んだ表情で答えた。
「私はもうちょっと出たかったな~。あー、緑茶に砂糖いれるところみたいな~」
と、亜里沙はちょっと不機嫌な顔で言った。
「私はとても楽しかった。けど、はるかの言う通りだよ」
と、みやこははるかに賛同していた。
「もっと出たかった、出たかった」
と、ここあが駄々をこねると、
「私ももっと出たかったです~」
と、こころも駄々をこねる。
「こころちゃん、ここあちゃん。何円後になるかもしれないけど、そのときは私を含めて3人でTVに出ようね」
と、みやこがこころあをなだめる。
「やった~。約束、約束」
と、ここあが喜びながら言うと、こころも、
「約束ですよ~」
と、喜んで言った。
「話は変わるけど、これから先、私達、活動していく…?」
と、亜里沙が皆に問いかける。すると、みんな意外な反応をした。
「それは解散でしょ」
と、雪穂はあっさりと即答して言った。
「解散しかないでしょ」
と、愛が言うと、
「「「うんうん」」」
と、はるか、はやて、みやこは力強くうなずいて言った。こころあも、
「解散!!解散!!」
「解散です~」
と、騒いで答えた。
「えっ、あっさりと解散しちゃうの~」
と、亜里沙はびっくりした表情で言った。
すると、宇城穂はその理由を亜里沙に言った。
「だって、私と亜里沙、愛さんは来年の3月で卒業するでしょ。そのまま活動してもいいけど、これから先、いろんな進路に進む私達にとってオメガマックスそのものが障害となると思うんだ」
そして、雪穂は亜里沙にこう告げた。
「だからこその解散というのが一番ベターと思うんだ」
そう言った直後に亜里沙を除く6人は大きくうなずいた。
「それなら、私もそれでいいかな」
亜里沙は雪穂にそう答えると、ちょっと心配そうにこう話した。
「でも、そんなら、いつ、みんなに話すの?あまり遅いとμ’sのときみたいになるよ」
それには雪穂が答えた。
「なら、2月下旬ごろがいいと思うよ。私にいい考えがあるんだ」
そして、雪穂ははるかにこう告げた。
「はるか、お願いがあるんだけど、解散のこと、噂話としてみんなに、それも少しずつ広げてほしんだけど…」
それに対し、はるかは、
「それならご安心あれ。私にいい案があるよ」
と、雪穂に自信たっぷりに答えた。
「それなら安心、安心」
雪穂はほっと一息をつきながら答えた。
「それでさあ、これからの進路、どうするの」
と、亜里沙は雪穂と愛に問うた。
「私はまだ…」
と、雪穂が言うと、
「私もまだ決めていません」
と、愛が答える。
「私もまだなんだよ。よかった~」
と、亜里沙は安心した顔で答えた。
「みんな、まだなんだ…」
雪穂はにっこりと呟いた。
このテレビ出演以降、メディア露出を控えたことにより、オメガマックスのブームは1ヶ月後にはしぼむことになった。嘘も75日、いや、ブームも75日、いや、ブームも30日である。人はすぐに飽きるのだろうか。
そして、はるかは3chなどの掲示板に少しずつ「解散する」という怪情報を流したことにより、そして、「解散しない」という偽情報を流すことで世間に「オメガマックスは解散する」という噂を少しずつ、プラス「解散しない」という偽情報も少しずつ広まっていくことになった。
そして、3ヶ月後…。