ラブライブΩ/ラブライブUC   作:la55

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グランドフィナーレ

 あれから3年―。

「ついに始まりました。大学生アイドルのラブライブ、ユニドル選手権。今まさに熱い火ぶたが切って落とされます」

いつものレポーターの掛け声とともに、大学生アイドル版ラブライブことユニドル選手権が始まろうとしていた。(ちなみに、ユニドルとは大学生版スクールアイドルであり、ユニヴァーシティーアイドル、縮めてユニドルである)

「では、予選を勝ち抜いてきた者達を紹介しま~す。まず、最初に全員が先生志望らしいが、なぜかアイドル続けています。日本橋女子大学のユニドル、HOT!!」

レポーターの紹介で数人を連れて出てきた女性は…、雪穂だった。雪穂は言う。

「やっとここまで来たんだね」

雪穂は大学入学してからアイドル研究部を自分から、それも初めから作り上げていた。日本橋女子大学にはアイドル研究部すらなかったのだ。

「とても長かったよ。でも、私のサポートなしじゃここに来れなかったよ」

こう言って雪穂の隣に来たのは元K9の阿蘇カオルだった。

「それは言えるかもしれないね。ちょっと空回りもしたときもあったけど」

と、カオルに答える雪穂。

「おいおい」

カオルはそんな雪穂にツッコミを入れる。

 だが、ユニドルの紹介は続いて言った。

「次はスクールアイドルに続いてユニドルも国際化、○○外国語大学のユニドル、iD(プラス)!!」

「こんにちは~」

けいちょうな日本語で出てきたのはあのナンシーだった。

「私、まだ、日本に、来た。アイドル、ロシアに、広める、ために」

と、音節を区切って話すナターシャの姿もあった。そして、

「私のこと、忘れないで~」

と出てきたのは、亜里沙だった。ロシアに戻った亜里沙だったが、今度は留学生として日本に戻ってきていたのだ。そして、同じ留学生のナンシーとナターシャに誘われてユニドルグループを結成していた。

 レポーターの紹介はまだまだ続く。

「今度は九州から。絶対女王は伊達じゃない。九州が生んだかわいい小娘達。その名は福博女子大学のユニドル、博多小娘(おとめ)!!」

「私達は楽しく、そして、勝つためにここまで来ました。私の力で!!」

と言って出てきたのは中洲天。そして、

「私の力じゃないでしょ。私達の力でしょ!!」

こう言って出てきたのは愛だった。愛は天との約束通り、福博女子大学に入学し、そのままプロデューサー兼ユニドルとして参加していた。

 そして、次の紹介は…。

「天才はどうして現れるのか。医者の卵、だが、アイドル、陸上日本のエース、なのに、アイドル。2人の天才が組んだハーモニー、△〇大学のユニドル、H&H!!」

そう言われ、出てきたのは…。

「私の知力でかなうアイドル、出てきてください」

と言って出てきたはるかと、

「まさか、僕がこのステージに立てるなんてね」

と、言って出てきたはやてだった。はるかとはやてはくしくも同じ大学に入学し、昔、スクールアイドルだったからということで、成り行きでユニドルになってしまったのだ。そして、なぜか一緒に組むことになったのだ。

 次々とユニドルを紹介するレポーター。そして、最後のユニドルを紹介する。

「最後は、去年は博多小娘(おとめ)にあと一歩及ばず準優勝。だが、今年はスクールアイドル界を席巻したあの双子が加入し、パワーアップ!!今年こそ優勝を狙う!!□□大学のユニドル、ビースト!!」

そこに出てきた3人組。

「去年は愛さんに負けちゃったから、今年こそリベンジ!!」

と、みやこが言って出てくる。

「ユニドル界も私達の天下で決まり!!」

と、ここあが張り切って出てくる。

「にこ姉様、私達達を見守ってくださいです~」

と、こころが祈りながら出てくる。みやこは大学入学してからすぐにユニドルとして単独活動をしていた。アイドルらしからぬガテン系の体つきながらダンスはピカイチ。たった一年でユニドル選手権を準優勝するほどの実力を見せた。そして、今年、そのみやこに誘われてスクールアイドル界を荒らしまわったこころあが加入していた。今年の対抗馬として目されていた。

 そして、開会式が終わり、舞台袖に移動するユニドル達。そして、8人が邂逅するときが来た。

「亜里沙、みやこ、愛、はるか、はやて、こころ、ここあ、お久しぶり」

まず声を掛けたのは雪穂だった。

「お元気でしたか」

とみやこが言うと、

「渡井は元気ですわ」

と愛が言う。はるかは、

「まさか、ここで集まるとは奇跡です」

と言うと、はやても、

「たしかに奇跡だ」

と驚いて言った。

「でも、事実は事実だよ」

とここあが言うと、

「昔に戻った感じです~」

とこころが懐かしそうに言った。

 そして、亜里沙は、

「また、私達8人で何か出来そうな感じがする~」

と言うと、雪穂は言った。

「ここで集まったのも何かの縁!!久しぶりに何かしよう」

と。これに対し、亜里沙達7人は

「「「「「「オー!!」」」」」」」

と答えた。

 こうして再び集まった雪穂達。3年前に籠から大きく飛び立った鳥達は大きく成長して戻ってきた、また何かをするために。そして、それは力強く、大きなうねりとしてこの日本を盛り上げていくのだろう。

 

 これで雪穂達の物語は終わる。だが、これで終わったわけではない。これから先、雪穂達は大きな挫折、大きな感動を経験していくだろう。

これから先の物語、それは君の心の中で紡いでいってほしい。そう、この物語は君と紡ぐ物語(ストーリー)なのだから。(了)

 

次回「ラストメッセージ」「μ→Ω→x」「新曲」

 

 




あとがき

 こんにちは。La55です。ついに最終章も最終回を迎えました。これまで読んで頂いてありがとうございます。雪穂達オメガマックスをはじめとするスクールアイドル達は大盛り上がりしながらスクフェスを成功へと導こうとしていました。今回は最終回らしく、お祭り感覚での回ともなりました。途中、スクールアイドルの卒業証書を雪穂達が受け取るシーンがありましたが、ここは、もし、3年がスクールアイドルを卒業するとき、こんなサプライズがあれば感動するのではと思い、このシーンを組み込みました。そして、雪穂達オメガマックスが最後の歌を熱唱したあと、みんなで集まって一緒に泣き出すシーン、これは、μ’sの東京ドームでのファイナルライブ最終日で、僕光を歌い終わったあと、みんなで集まって泣き出すシーンを参照にしました。自分は地元の映画館であったライブビューイングをこの様子を観ておりました。とても感動する、μ’sの6年間を締めくくるシーンだと思ってしまいました。そして、もし、雪穂達ももし解散するなら最後こうするのではと思い、このシーンを挿入しました。

 で、今回の楽曲の「TUBASA」ですが、この曲は本編第5話で雪穂達が6人になったときに発表した曲「Little wing」の対となる曲です。最初飛び立てなかった小鳥達が成長してついに飛び立つ。それを歌にしました。「Little wing」のときには雪穂達こと小鳥は「飛びたい」と言っても「飛び立てない」と嘆き、飛びたいという希望を抱くようになりました。そして、小鳥達は成長し、ついに飛び立つことができるようになりました。そして、飛び立っていく小鳥達。この曲は雪穂達がオメガマックスという巣から飛び立とうとする、それを歌にした曲。みなさんは飛び立つ雪穂達を見て、どう思いましたでしょうか。ちなみに、僕光をちょっと意識していたりします。この曲には僕光と同じ、オメガマックスメンバーの名前が散らばれております。見つけてみてはいかがでしょうか。

 と、いうことで、最終章も最終回ということで、メーンの話はこれでおしまいとなります。しかし、枝編と雪穂達からのラストメッセージ、そして、新曲を次回投稿します。これがこの「ラブライブΩ」の最終投稿になる予定です。本当に長い間読んで頂きましてありがとうございます。あと1回の投稿となります。さみしい限りですが、それでもまた読んで頂けたらと思います。それでは、さよなら、さよなら、さよなら。
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