ラブライブΩ/ラブライブUC   作:la55

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「前回のラブライブUC」
「私、代々木はるか、東都大学の1年生。日本の最高学府かつ最高スポーツ校である東都大学。そこに私と(神宮)はやてが入学した。私の夢は立派な医者になること、そして、はやての夢は日本一のスプリンターになること。その夢を叶えるための環境がここにはある、私もはやてもそう実感していた」
「しかし、入学式の後で状況は一変する。入学式のあと、大学の事務員に呼び止められ、学長室に行くことになる。学長室のドアを開けると、そこにははやてが先に来ていた。そして、大男の学長から突然の命令が出る」
「2人ともユニドルとして活動しなさい」
「大学の絶対命題とされたユニドル活動。そこには大学側の理由があった。その理由、それは大学のイメージ戦略だった。大学の今のイメージとは頭が固すぎる、頑固すぎるというイメージだった。旧帝大の流れをくむ歴史ある大学であるがゆえ、伝統があるというだけで敬遠されてしまう、そんなイメージを払拭させたいというのだ」
「しかし、私たちの夢を叶えたい、1年のブランクがあると伝えると、最大限のバックアップを大学側で行うことを約束。こうして、私たち2人はユニドルとして活動することになった」
「それから毎日、講義と部活、そして、ユニドルになるためのトレーニングをすることになり、ついにファーストライブを開催することになる」
「しかし、お客さまは数人しかいなかった」

(OP 1番のみ)



ラブライブUC H&H編 第2話

第2話 「2人の力」

 

 たった数人の観客とはいえ、ライブはライブ、はるかとはやて、2人は全力で駆け抜けていった。

「今日は来てくれてありがとう」

はるかがこう言うと、はやても、

「僕たちは今駆け出したばかりだ。これからもよろしく!!」

と、かっこよく決めた。

 2人ともライブを最後まで行い、やりきった気持ちになった。それと同時にやるせない気持ちになった。

 

「無事にライブをやりきってくれた。本当にありがとう」

ライブが終わり、ステージ裏の控室で学長はライブを終えたはるかとはやてに労をねぎらっていた。しかし、学長とは裏腹に、はるかとはやては少し納得していない顔をしていた。

「どうしたんだい、2人とも。あんまりいい顔していないけど」

この学長の言葉に対し、口火を切ったのははるかだった。

「どうしてお客さまがたった数人しかいなかったのですか!!」

はるかの心の中は複雑だった。たった数人しかいないところでのライブははるかにとって初めてだった。はやても口に出した。

「僕たちはこれまで一生懸命トレーニングを行い、この日のためにやってきました。でも、なんでお客さまがいないんでしょうか」

 これに対し、学長はこう言った。

「素人目線で申し訳ないが、ライブの完成度は高いものだった。2人の実力不足でないのは確かだ」

すると、はるかは学長に言った。

「であは、なぜお客さまがこないのでしょうか。私たちが悪かったのか」

 そんなとき、

コンコン

と、ドアを叩く音が聞こえてきた。

「はい、どうぞ」

と、はるかが答えると、ドアが開き、

「こ、こんにちは」

と、1人の女子学生が現れた。

「君は誰だね」

と、学長がその女子学生に聞くと、

「私は代々木(はるか)さんと同じ1年生の八王子あかりと申します」

と、女子学生ことあかりが言うと、あかりは学長に一礼した。

「あかり!!」

はるかはこう言うと、あかりのところに近づいた。

「代々木さん、八王子さんとはどういう仲なのだ」

と、学長がはるかに聞くと、

「あかりは私と同じ学科で学ぶ仲です。いわゆる親友の1人です」

と、はるかは恥ずかしながら言った。

 すると、あかりはあることを言った。

「私、はるかたちのライブを見ていたんだ」

そう、あかりは数少ないお客さまの1人だった。

「あのライブ、本当に良かったよ。私、感動したよ」

と、あかり、ライブの感想を話す。

「でも、お客さまが少なかったのがちょっと寂しかったね」

と、反対の意見を言うあかり。

 だが、あかりはある言葉を言った。

「でも、今回のライブを開催されること、ほとんどの学生が知らなかったんじゃないかな」

これを聞いたはやて、あかりにある質問をぶつけた。

「あかり君っていったね。今回のライブはどこで知ったんだい」

対するあかりは、

「私ははるかから直接聞いたから楽しみにしていたよ」

 そして、ある言葉をあかりは言った。

「でも、私は気付いたのはこのライブの宣伝がこの講堂にある掲示板に貼っていたポスターだけだったことだよ」

 さらに、あかりは重要なことを言った。

「私の知る限り、ほかのサークルが催し物をするとき、学内にある掲示板全てにポスターを貼るんだって。それでも来てくれるお客さまは少ないんだって」

 これを聞いたはるか、学長に問いただす。

「学長、私たちの、今回の、ライブ、宣伝していましたか」

対する学長、意外な答えを返した。

「宣伝?たしかにライブを行う告知はした。しかし、代々木さんと神宮さんの実績からすれば、そんなもの必要なのだろうか」

そして、隣にいた事務員からある言葉がでた。

「私たちは講堂前の掲示板とところしかポスターを貼りませんでした。2人は2年前のラブライブ優勝と言う実績があります。それは日本中の人たちがしっていることです。その2人がライブを行うのですから、ポスター1枚で多くのお客さまが来てくれると思っていました」

 これを聞いたあかり、

「えっ、はるかってあのラブライブで優勝したことあるの。頭がよくてなおかつ歌もうまい。なんてうらやましい」

と言うと、はるかは、

「あかりって、私がラブライブ優勝したことって知らなかったの。優勝した当時、テレビなどでも話題になっていたでしょ」

とあかりに言う。しかし、あかり、

「たしかに2年前のラブライブのときの話題ってテレビでもよく取り上げていたね。でも、私としては、グループ名がたしか…、オメガなんとか、しか覚えていないしね」

と、不完全な記憶をたどりつつ答える。

 これを聞いたはやては学長に抗議した。

「僕たちは大学側がバックアップしてくれると思ってトレーニングをしてきました。宣伝もきちんとやってくれると思っています。けど、たった1枚のポスターのみでやっていましたって宣伝したって言えるのでしょうか」

 これに対し、学長も、

「ラブライブ優勝のメンバーである君たちの力があれば…」

と、反論するも、はやて、

「八王子君みたいに僕たちがラブライブ優勝のメンバーであることを知らない人たちが多くいます。いや、僕たちの所属していたスクールアイドルのグループ名すら覚えていないでしょう」

そして、はやては学長に堂々と言った。

「今回の件は大学側に非があると思いますが」

 これに対し、学長は、

「それはなんとも言えないが…」

と、口をすぼかしてしまう。

 しかし、あかりははやてに反論する。

「神宮(はやて)さんの言うことも一理あると思います。しかし、それははるかや神宮さんにも言えるのではないでしょうか」

これを聞いたはるか、

「どうしてそう思えるの?」

と聞き返す。

 すると、あかりははるかとはやてに力強く言う。

「はるかたちはこれまで一生懸命トレーニングをしてきたんでしょ。でも、1つ忘れていない。私、いろんな町にいくけど、そこにいるスクールアイドルたちって自分たちのライブを成功させるためにビラ配りなどしているよ」

そして、あかりは2人にさらに力強く言った。

「はるかたちってユニドル結成してからビラ配りなどして知名度あげてきた?してないでしょ。知名度をあげるため、そして、ライブなどを成功させるためにビラ配りなどの地道な努力が必要でしょ。はるかたちって大学側に任せきりだと思うよ」

これははるか、はやてとともに、

「…」

と、黙るしかなかった。

 だが、あかりの指摘はそれだけではなかった。ここからが重要だった。はるかいわく、

「これは私の意見なんだけど、みんなあまり関心がないじゃないかな。私、はるかからこのライブがあるって聞いて見てみたいと思ったの。で、ほかの友達を誘うとしたんだけど、みんな、「自分は興味がない」「見る暇があれば自分の研究を進めたほうがよい」などと言って断っていたんだよね」

 これを聞いたはるか、

「みんな、私たちのことを興味持っていないなんて…」

と、ただ絶句するしかなかった。はやても、

「そこまでライブに行こうと思わないなんて…」

と、絶句しかなかった。

 そして、はるかは、

「私たちはまだスタート地点すら立っていなかった」

と言うと、はやてにこう言った。

「はやて、私たちは間違いを犯すところだったのかもしれない」

すると、はやても、

「それは僕も同じ意見だ」

と、はるかに言うと、

「僕たちはこの大学にいる全ての学生たちにライブに来てもらえるようにしていかないとな」

と言って、ある決意をしたような顔になった。

 そして、はるかもはやての顔を見てあることを決めた。

「私、いや、私たちは今からスタート地点に立つ!!」

はるかがこう言うと、はやてに向かってこう言った。

「私、みんなに私たちのことを知ってもらうため、小さいところからやってみる」

すると、はやても、

「それなら朝夕はビラ配りなどして少しでも知名度をあげていかないとな」

と、決意を露わにする。

 これを見ていた学長も、

「2人とも凄い決意をしたみたいだな。私たちも負けてはいられない。これからは本格的に2人のバックアップを行う。これは決定事項だ。大学をあげて宣伝などしていこう」

と決めた。

 この様子を見ていたあかりも、

「はやて、私も力になれることはないかな」

と言うと、はるか、

「あかりにはあかりにしかできないことをやってもらうつもりよ」

と、あかりに言うと、あかりは、

「?」

と、少しハテナ顔になった。

 

 こうして、本格的に動き出したはるかとはやてのH&H。

「私たち東都大学初のユニドル、H&Hです」

早朝トレーニングが終わるとすぐに校門前でビラ配りをする人たち。はるかとはやてだった。はるかはこう言うと、校門を通る学生1人1人にビラを渡す。

「かわいい子猫たち、僕たちのライブ、見に来てよね」

と、はやては女子学生たちに愛想を振りまいている。

「はやて様、かっこいい」

と、数人の女子学生をメロメロにさせると、

「よかったらこのビラ、もらってくれないかな」

と、その女子学生にビラを渡した。

 はるかも負けずに、

「かわいい子猫たち、よっといで」

と、言うと、

「うわ~、かわいい」

と、なぜかおたく風な人たちに囲まれてしまった。

「う、う~、よ、よかったら、このビラもらってくれないかな」

と、はるかが言うと、

「うぉー、メガネ娘からビラもらった~」

と、大喜びするおたく風な人たち。これを見たはるか、

「こ、これでよかったのかな…」

と、顔がひきずっていた。

 

「どうも、私たちH&Hです。よろしく!!」

と、ある日の大学の中にある広場、そこではるかとはやてはミニライブを開いていた。実ははるかとはやては、ビラ配り以外にもミニライブを学内でゲリラ的に行っていた。

「みんな元気~。私、はるかだよ」

はるかがこう言うと、

「うお~」

と、おたく風な人たちが叫びだす。

「みんな、元気していたかな。僕はみんなのヒーロー、はやて!!」

と、はやてが言うと、女子学生たちから、

「キャー」

と、黄色い歓声があがっていた。

 この様子を見ていた学生たちは、

「なにが始まるんだ」

と、少し興味があるらしく、2人のまわりに集まろうとしていた。

 そして、ミニライブを始めると、時間が経つうちに、

「す、すごい」

と、2人の圧巻するような歌やダンスに興味を持つようになっていった。

 

 そして、大学側も2人に力を入れるようになった。

 東都大学新聞、東都大学の全学生、全従業員の8割が読んでいる新聞がある。その新聞の特集ページにH&H特集と銘打ちはるかとはやてをフューチャーした記事が載った。

「これからどうしていきたいですか」

という質問に対し、

「ユニライブで優勝する事です」

と、はるかとはやては口をそろえて言う。

 この記事、実は大学側が東都大学新聞を発行している新聞サークルに提案したものだった。大学側はプロジェクトチームを作り、2人を大学内外で宣伝する体制づくりをした。 

 そして、7月のある日、はるかとはやては東都大学テレビという放送サークルのインタビューが行われることになった。

「2人ともラブライブ優勝チームの一員だったそうですけど」

と、インタビュアーが聞くと、

「たしかにそうです。でも、そのとき以上に頑張っているんだなと思っております」

と、はるかが答える。一方、はやては、

「そのときはまわりに助けてくれるメンバーがいました。しかし、今ははるか君と一緒にしないといけない。それほど大変なことだと思っております」

と、答えていた。

 このインタビューの様子は7月の東都大学テレビにて繰り返し放送され、H&Hの知名度をあげる要因ともなった。

 

 一方、あかりは別の意味でH&Hの知名度をあげるきっかけをつくろうとしていた。

「みんな、あのはるかには別の顔があるんだよ」

と、はるかとは別の友達にこう言うと、

「はるかは実はアイドルだったんだ。いや、ユニドルだね」

と、元気よく言う。そして、その友達にいろんなことをおしゃべりしながらH&Hの魅力などをその友達に伝えていった。そう、あかりは口コミという手段を用いてH&Hの知名度アップに貢献しようとしていた。

 だが、あかりがしていたのはそれだけではなかった。

「今度、大学の広場でH&Hのゲリラライブがあるよ」

と、ほかの学生をゲリラライブに誘うこともあった。その友達が2人のゲリラライブを見て、ほかの友達にライブの感想を言ってファンを広げていく。その意味ではあかりも2人のプロジェクトの一員だった。

 

 こうして、秋となり、ビラ配り、ゲリラミニライブ、口コミなどによって知名度、ファン共に増やしていったH&H。ついに秋のライブを開催することにした。会場は6月と同じ東都大学の講堂。それも大学祭のメインイベントの1つとなっていた。

「大丈夫でしょうか。6月みたいに数人しかいないのでは…」

はるかは心配していた。6月のライブみたいになるのではないかと。対するはやては、

「いや、それは大丈夫と思うよ。少なくても百人くらいはいると思うぞ」

と言うも、少しは心配していた。数千人もはいる講堂にとって百人というのはあまりにも少なすぎるものだった。

 そんな2人を見ていたのか、2人の隣にいたあかりは、

「2人とも心配性なんだから。これまでやってきた2人の頑張り、いや、大学をあげての頑張りがあったんだから、大丈夫だよ」

と、2人を元気づけるように言った。

「H&Hのみなさん、時間です」

と、大学祭スタッフに呼ばれるはるかとはやて。

「ほら、頑張りなさいよ」

と、あかりに元気づけられるはるかとはやて。

「お、おう、頑張ってくるからな」

と、はやてが言うと、

「私も頑張ってくるからね」

と、はるかも応答する。

 そして、2人は講堂のステージ上に立つ。

「はたして来てくれているかな」

と、はやてが言うと、

「今ここにある現実を受け止めるしかないよ」

と、はるかも言う。2人とも緊張していた。

「それではH&Hのライブを開始いたします」

と、司会の人が言うと、幕が上がった。

 幕が上がった瞬間、2人はびっくりした。

「頑張って~、はるか~」

「かっこいいぞ、はやて~」

観客席からいろんな声が聞こえてきた。最前席にははるか親衛隊たるおたくみたいな人たちとはやて親衛隊なる女子学生たちが陣取っていた。それだけではない。会場中人、人、人。ほぼ満席状態となっていた。

「こ、これが私たちのライブを見に来てくれたお客さまたちなんだね」

と、はるかが言うと、はやても、

「こんなの久しぶりに経験したよ。こんな多いお客さまの前で教えるなんて幸せなんだろうか」

と、涙を流していた。

「はるか~、はるか~、はるか~」

「はやて~、はやて~、はやて~」

2人の名を呼ぶ声援が聞こえてきた。

「この声援のためにも頑張らないとね」

と、はるかが言うと、はやても、

「そうだな。僕たちの全力をぶつけていこう」

と心に誓う。

 そして、一呼吸おいてはるかはお客さまの前でこう言った。

「私たちは東都大学初のユニドル「H&H」。最初のライブはたった数人しかいませんでした」

そして、はやてはそれに続いた。

「僕たちはトレーニングばかりしていて、何もしてきませんでした。しかし、みんなのお蔭で自分たちをプロデュースするようになりました」

さらに、はるかはこう言った。

「今、こんなにたくさんのお客さまがいるのはみんなのお蔭です」

さらにさらに、はやては、

「みんなのお蔭でこのステージに立つことができました」

と言うと、はるかとはやて、2人とも、

「本当にありがとうございました」

と、お客さまの前で一礼をした。

 すると、

パチパチパチ

と、大きな拍手が聞こえてきた。

 それを聞いたはるかとはやては、

「「本当にありがとうございます」」

と、一礼すると、

「それではまず最初の歌」

と、はるかが静かに言い、はやては、

「これは昔の僕たちをあらわしたような歌です」

と言って曲名を言った。

「それでは聞いてください。東京(鉄道)ダンジョン」

 

H&H編 挿入歌 東京(鉄道)ダンジョン

 

どこに進めばいいのか わかりません

 

私たち 東京初心者 うふふ

今から銀座に遊びにいくよ

電車にのりついで 遊びにいくよ

はじめてだけど大丈夫かな?

 

中央線に山手線

京葉線に東北線

常磐線に横須賀戦

着いてみれば海でした

 

迷いますます 東京は

いろいろありすぎて迷います

一本道じゃないのよ 東京は

まるで悩んでいる人でした

 

私たち 東京初心者 ですよ

今から上野にパンダみるよ

私鉄に乗り継いでパンダを見るよ

はじめてだけど大丈夫かな?

 

京成線に京王線

京急線に西武線

東武線に小田急線

着いてみれば山でした

 

迷いますます 東京は

複雑からみあい難しい

袋小路やぶこうじ はいります

まるで困っている人でした

 

東京はジャングルジャングル

人の悩みもジャングルジャングル

どこへいけばいいのかわからない

ナビがあってもわからない

それだけ複雑怪奇です

 

迷いますます 東京は

いろいろありすぎて迷います

一本道じゃないのよ 東京は

まるで悩んでいる人でした

 

 2人はこの曲を皮切りに全12曲を歌った。会場は2人の曲にヒートしまくっていた。そして、ライブが終わったその後、2人は東都大学を代表するユニドルとなった。また、2人ともこのライブで手ごたえを掴んだようだった。

 

 そんな2人だったが、2人の休まる暇がなかった。大学側が関東にあるいろんな大学の大学祭にゲストとして出演するように依頼していたのだった。出演を依頼された各大学は当初慎重だった。まったくどこにも知られていないユニドルをゲストとして呼ぶのはどうかと。しかし、東都大学講堂での2人のライブの成功を受け、考え方を一変、2人をゲストとして呼ぶことになった。

 こうして、はるか、はやての名はH&Hの名とともに関東中のユニドル界に旋風を巻き起こすぐらいになっていた。

 

 そして、ユニライブが始まった。県予選は文句なしのトップ通過となり、関東予選。ここで2人はライバルになるであろうグループと対決した。それははるか、はやてと同じく音乃木坂学院のスクールアイドルオメガマックスのメンバーであり、同じくラブライブ優勝を一緒に遂げた人物、高坂雪穂率いる日本橋女子大学のユニドル「HeaT」だった。

「まさか雪穂君がここに現れるとはね」

と、はやてが言うと、

「これは強力なライバルになるな」

と、はるかも警戒していた。

 その警戒はある意味正しかった。ユニライブ関東予選通過は「HeaT」「H&H」ともにしたのだが、1位は「HeaT」で、2位は「H&H」だった。

「やっぱり雪穂がここまでやれるとは…」

とはるかが悔しそうに言えば、

「雪穂君は2年かけてこのユニドルグループを作った。僕たちももっと頑張らないと」

と、険しい表情で答えた。

 

 こうして、初出場ながらユニライブ決勝に進出したH&H。決勝ではどうなるのだろうか、楽しみである。

 

次回 ユニライブ!!

 




あとがき

 みなさん、こんにちは。La55です。今回のお話はどうでしたでしょうか。ファーストライブの失敗をもとに立ちあがろうとした「H&H」のはるかとはやて、少しは燃えるものがあったでしょうか。この物語は失敗したとしても、それをもとに頑張っていける読者たちにも読んでもらいたいと思っております。それが読者のみなさまにとって少しでも励みになればと思っております。

 で、今回の物語で出てきた曲「東京(鉄道)ダンジョン」ですが、これはある曲を意識して作詞しました。その曲とは、ラブライブ!サンシャインでおなじみのAqoursの「HAPPY PARTY TRAIN」です。この曲は夢に進む人たちを歌っている曲ですが、もし、迷ってしまうことがあればどうなるのでしょうか。夢に向かって一直線に進めればいいのですが、迷ってしまうことだってあります。それを考えた場合、人っていろいろと迷うことが多い人物です。それって東京の鉄道網と似ていませんでしょうか。東京の鉄道網っていろんなところに張り巡らせているため、一度乗り間違えると他のところに行ってしまうことがあります。特に地方に住んでいる人たちにとって東京の鉄道網は難敵かもしれません。慣れてしまえばどうってことないとしても、初心者にとっては難しいものです。それをちょっと意識して作詞してみました。あなたにとってどう感じたでしょうか。

 ここでお知らせ。ピクシブだけですが、「ねこねこらいおん」という4コマを投稿しております。もし暇があれば読んで頂けたら幸いです。

 次回ですが、ついに第2章最後の物語が始まります。前作の「ラブライブΩ」を読んでいる読者ならご存知ですが、ついに最後の一人が登場します。そして、舞台はついに大阪。どんな物語が展開されるのでしょうか。そして、大阪と言えば…。それは次回のお楽しみです。それでは、次回まで、さよなら、さよなら、さよなら。

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