ラブライブΩ/ラブライブUC   作:la55

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ラブライブUC グランドフィナーレ

ラブライブUC グランドフィナーレ

 

 「HeaT」が解散してから3年後…。

 

「はい、株式会社ビーストプロダクションです」

大阪、梅田。ここにみやこたちが創立したプロダクション、ビーストプロダクションがある。みやこたちは大学卒業を待たずにプロジェクト参加者全員で1つの会社(プロダクション)、ビーストプロダクションをつくってしまった。これは大阪では大きなニュースとして扱われた。

「はい、「ビースト」のみやこです」

「こころもいるです~」

「ここあもいるよ」

と、元気よく答える3人。ときたま会社のオフィスに打ち合わせに来る。

「ほんま、とてもいいですね」

と、ぼたん。

「でも、お高いんでしょ」

と、つくしも言う。しかし、オフィスにはいなかった。テレビからでてくる音だった。ぼたんとつくしも芸人として活動していた。

「でも、仕事ができるのも、ここにいるプロジェクトメンバー全員のおかげです。本当にありがとう」

と、みやこはオフィスにいるメンバー全員にお礼を言う。

 みやこは思った。大阪でも1番、2番のアイドルとなった「ビースト」、でも、その原点は、スクールアイドルとしてのレビューであり、こころあとの出会いであり、「ビースト」として活動はじめたことだと。

 

「「ユニドルのレジェンド、「H&H」です!!」」

はるか、はやてはまだユニドルとして活動していた。去年度、大学4年生になってはじめてユニライブで優勝した。そして、今、2人は大学院生として活動している。

「私は医師の卵として頑張っていますが、みなさんは頑張っていますか?」

東都大学病院の研修医として活躍しているはるかが言うと、

「いやいや、僕みたいに日本のトップアスリートから言われた方がみんな聞きやすいでしょ」

と、なにか意味不明なことを言うはやて。彼女も大学院生としてトップアスリート育成方法を勉強しつつ、いまだに日本陸上界のトップアスリートとして活躍していた。

 ふたりは言い争っているが、心はひとつ。

「これからのユニドル界は私たちがひっぱっていく」

と、はるかが思うと、はやても、

「そうだ。僕たちの力でユニドル界をひろげていく」

と、思うのであった。

 

「もう3年になるんだね」

と、亜里沙は空を見上げて言った。亜里沙はロシアに戻ったあと、またに日本に戻っていた。

「あの~、なにが3年なのですか」

まわりにいる人から言われると、

「いや、なんでもないよ」

と、手を振りながら断る亜里沙。亜里沙は今、外国の文化を日本に紹介する仕事をしている。いろいろあってはいるが、それでも1人で頑張っている。

「でも、ナンシーとナターシャ、元気にしているかな」

ナンシーとナターシャ、それぞれの国に戻った2人は、その国でアイドルとして活躍している。そして、その際、日本の文化、特にアイドル文化をその国で広げている。そして、このたび、日本凱旋ツアーと題して2人が戻ってくる。

「さあ、2人に負けずに頑張らないとね」

と、お茶に砂糖をいれつつそれを飲み干す。亜里沙の間違った日本作法は見ないつつ、ただ頑張っていこうと、そう思う亜里沙だった。

 

「「博多小娘」です。よろしくお願いします」

元気な声で挨拶するのは天だった。

「でも、今回も○○ミュージックランキング連続1位とはやっぱりすごいね」

ある音楽番組の司会が「博多小娘」をほめていた。「博多小娘」はあの3年前のユニライブ終了後、すぐに自分たちのためのプロダクションをつくり、小さな祭でのライブなど小さいことからこつこつと頑張り続け、ついにミュージックランキング1位を連続してとるなど、日本を代表するアイドルグループに成長していた。

「それもこれもメンバー兼プロデューサーの愛さんのおかげです」

と、天は愛をほめる。すると、愛、

「いや、まだまだですよ」

と、遠慮をしていた。

 

「「博多小娘」でした。ありがとうございました」

司会が言うと、すぐに「博多小娘」はスタジオを離れた。

「まさか、日本でも有数のアイドルになるなんて、すごいよ」

と、天は愛をほめまくる。

「いや、本当にまだまだです。だって、目指すはあの有名プロデューサーですもの」

と、愛、目指すあのプロデューサーの顔を浮かべる。

「で、ところで、例の手紙、きたのですか」

と、あやから愛に質問すると、

「ああ、きました。これは久しぶりに腕がなるね」

と、愛、元気よく答えていた。

「で、いつになったら福博女子大学の理事長になるのかな?」

と、愛、天にキラーパス。すると、天は答えた。

「まだまだだよ。だって、このアイドルの仕事、とても面白いんだもん」

すると、あや、何か言い出す。

「それだと、あの子、今ごろ悔しがっているでしょうね」

 

「ヘックション」

イリヤはくしゃみをした。

「だれか私のうわさしているのかな」

イリヤが言うと、まわりにいる学生は、

「そんなことより、指導お願いしますよ、理事長先生」

と言い出す。

「はいはい」

とイリヤは言った。イリヤは卒業後、母校、福博女子大学の講師に就任したが、それと同時に天から理事長代理の仕事を押しつけられていた。

「でも、なんで私に理事長の仕事を押しつけたのですか~、天先輩!!」

イリヤは嘆いていた。しかし、嘆いていてもしかたがなかった。心機一転、心を入れ替えるイリヤ。

「さっ、まず、最初からね。それから、心の中では楽しくやってみせてね」

「は~い」

イリヤ先生の言葉に学生たちはついていった。

 

「HeaT」のメンバーの中で一番行方がつかめないのが陸と空、川崎ツインズだった。大学卒業と同時にどこかに行ってしまったのだ。ただ1つだけわかっていることがあった。それは、今でも無料作詞作曲サイト「なぞの音楽屋さん」の運営を続けていることだった。このサイト、今では日本有数の有名なサイトにはなっているが、今だに謎が多いとされる。しかし、その運営者が川崎ツインズであることを知っているのはごくわずかである。

 そして、かぜの噂ではあるが、川崎ツインズはどこかの小さな町で音楽教室を開いているらしい。

「はい、ドレミ」

「ドレミ」

「いいよ、いいよ」

そんな声が聞こえてくるようだった。

 

 一方、カオルは大学卒業と同時に穴掘り…、

「になるわけないでしょ」

と、ツッコミをいれるカオル。

「さあ、これからはじめるよ。いい、楽しさを前面にだしていこう」

と、スクールアイドルを育てるアドバイザーとして、全国をとびまわっていた。カオルは楽しさを前面にだしていこう、というモットーでスクールアイドルを育てている。

「さあ、もう1回繰りかえしていこう。もっと、心の中から楽しさをだしていこう」

と、カオルの言葉にスクールアイドルたちも、

「はい!!」

と答えていた。

 

 ヒカリは大学卒業しても、大学院生として大学に残っていた。

「イリヤさんは先生、カオルさんはアドバイザー、なら、私は運営側にまわって、側面からスクールアイドル、ユニドルを育てていこう」

ヒカリは将来的には博士号をとり、スクールアイドル、ユニドルを支える側としてやっていこうと考えていた。博士号をとったほうがプラスになると考えていたからだった。

「でも、なんでこんな手紙がきたんだろうか。私、スクールアイドルではなかったのに」

ヒカリは不思議そうに思っていた。しかし、ヒカリはこれから先、もっと頑張れば、楽しさを前面にだしていけば、やっていける、そう思っていた。明るいスクールアイドル、ユニドルのために。

 

 そして、雪穂は…。

「雪穂先生」

ある生徒に呼ばれた雪穂。

「は~い、ただいま」

と、雪穂、その生徒に駆け寄る。雪穂は鹿児島県の離島、九龍島にて高校の先生をしていた。

「生徒全員が呼んでいます。はやく来てください」

と、生徒会長らしき生徒から呼ばれると、

「はいはい、ちょっと待ってね。でも、生徒全員といっても9人しかいないのにね」

と、少し早歩きで廊下を歩いていた。ここで気づいただろうか。雪穂がいる高校、実は生徒が9人しかいないのだ。この九龍島、人口が500人あまり。ただ、離島ということもあり、まわりの島も人が少なく、高校がない。ということで、このまわりの島の中心の島である九龍島に町立高校がこの九龍島に建てられたのだ。しかし、過疎化には逆らえず、生徒はたった9人しかいない。でも、雪穂にとってはファミリーのような感覚であり、とても居心地のいいものだった。

「みんな、揃ったかな。それでは、私から一言」

と、雪穂が言うと、

「楽しさこそが全て。人生は全て楽しければそれでいいんだよ」

と言うと、生徒の1人から、

「ああ、やっぱり。今年、入ってきたばかりだから誤魔化しているんだ。そんなに人生、面白いものじゃないでしょ、この経験不足の教師」

と言われると、雪穂、

「たしかに。楽あれば苦もあるさ。けど、人生っていうのは楽しいと思えば、本当にハッピーになれるんだよ」

と、生徒みんなに言い聞かせる雪穂、そんな雪穂に9人はいきいきとしていた(?)。

「やっぱハッピーこそすべてなんだね」

と、生徒の1人が目をキラキラさせていた。

 そんななか、町で唯一の郵便配達人の姿が…。

「高坂さん、手紙が来てますよ」

「手紙?」

雪穂は手紙を受け取ると開いた。この手紙が雪穂、そして、生徒9人の運命を変えるものとは知らずに…。

 

 これで「HeaT」の物語は終わる。しかし、まだ、この物語の登場人物のストーリーはまだ始まったばかりである。これから先の物語は君たちが心の中で紡いでいってほしい。そう、この物語は君と紡ぐ物語(ストーリー)なのだから。

 

ラブライブUC 最終章 了

 

「次回」 ラブライブΩ/UC the final story

 

「スペシャルステージ」

 

物語はついにクライマックスへ こうご期待!!

 




あとがき

 みなさん、こんにちは。La55です。ついにラブライブUCが最終回を迎えました。約1年半かけて投稿してきたこの二次創作小説。私にとってとても長かったと思います。話数も前作ラブライブΩの18話を超えて28話。これだと2クールアニメができるくらいの話数になったと思います。みなさんにとってこの物語はどうでしたでしょうか。人によっては駄作と思っている方もいらっしゃるかもしれません。その場合には申し訳ございません。でも、この二次創作小説を楽しみにしてくれている方々にはこれまで楽しんでいただきありがとうございます。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。

 で、今回は2曲も作詞しました。1曲目の「Around the world」は仲間とともに頑張っていく人たちにおくる歌です。仲間と一緒にやっていくことはとても素晴らしいことです。たった1人ではできないことも仲間とならできることもあります。仲間はとてもとても大切なものであります。そんな仲間がいるからこそいろいろなことがたくさんできます。しかし、それは仲間のメンバー同士でもいえること。かたい絆こそ力になる、それを歌った曲でもあります。
 2曲目の「スペシャルソング」は、一生懸命生きようとする私たちにおくる歌です。私たちは日頃から生きていますが、命を、心を、大事にしたことはありますか。人は生きていくうえで頑張っていますが、いろんな試練が待ち構えています。そのなかで、なにもせずにただ失敗だけを受け入れる人たち、失敗したことにより自分の命を、自分の心を自ら絶とうとする人たちもいます。でも、それでいいのでしょうか。あとひと踏ん張りできないのでしょうか。失敗したから命を絶とう、心を絶とうとしていいのでしょうか。私たちは危機的状況において悪あがきをしてしまいます。それこそ生きている証拠だと思います。失敗してもまだ立ち上がれる、そう思うこと、これも生きている証拠だと思います。もし、苦しいとき、失敗したとき、この曲のことを思い出してください。そして、力を再び出してください。

 というわけで、今回のラブライブUC、いかがでしたでしょうか。最終回ということでちょっと長くなってしまい申し訳ございません。本当なら短くするところ、調子にのって長くなってしまいました。申し訳ない。では、また会う日まで、さようなら…、ではありません。今回投稿してからたった翌々日なのですが、特別編を投稿します。ただの特別編ではありません。本編の次回予告に書いているとおり、「ラブライブΩ」及び「ラブライブUC」のファイナルストーリーとなります。「ラブライブΩ」の「ラストメッセージ」みたいな短編ではありません。ちゃんとした長編になる予定です。新曲も4曲はいる予定です。そして、特別ゲストもでます。翌々日までしばらくお待ちください。それでは、さよなら、さよなら、さよなら。
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