「あっ、もしもし~?はるー?」
『うん、どうしたのいろは~?』
「今日泊まりに来れないかな~?」
『行けるけどどうしたのー?』
「いや~、今先輩の部屋にいるんだけどね?
帰ってきた時驚かせようかなって!」
その後部屋で先輩の話もできるし!
『うん!わかった!先輩の部屋に行けばいいんだね??』
「うん!んじゃ!待ってるね!」
あっれ~、先輩の部屋にいるって言った後のはる、なんかすごい嬉しそうだったんだけど・・・
そんなことないよね?
ガチャ
「あっ!先輩おかえりなさーい!
って、はるか~」
「残念だったね、愛しの先輩じゃなくて!」
ニヒヒっと悪い顔をするはる
「中に先輩いたら急に入ってくるのどーいうつもりだったの??」
「入る前に中から声するか確認したもーん!」
「あぁ、そうなんだ~」
侮れないな~はるは・・・
先輩早く来ないかな~
ガチャ
「ただいま~」
「「おかえりなさーい!」」
「うおっ、びっくりした~、部屋間違えたと思っちゃったよ」
「比企谷先輩!お邪魔してます!」
「四ノ宮さんも来たのか」
「はるちゃんで」
「四ノ」「はるちゃんで」
「・・・はるちゃんも来たのか・・・」
「はいっ!そうです!」
にへら~っするはる
えっ、私でさえまだ名前呼びじゃないのに!
てかなんであんなにニコニコしてんの!?
「はるちゃんはどうして一色と仲良くなったんだ?」
「それがですね~、受験日のときいろはガッチガチに、緊張してて、受験票落としたの気づかずに歩いてっちゃて、声かけても反応ないし走って追いかけてって肩つかんだ瞬間、ひゃっ!?って可愛すぎじゃないですか??
それから仲良くなったんですよ~」
「お前素でもそんな事言うんだな・・・」
「なっ!悪いですか!だってビックリしたんですもん!
いいじゃないですか!!」
「まぁ、いいけど・・・」
うー、はるめ!これは帰ったら話なにが何でも聞かなきゃ!
「比企谷先輩は今彼女さんとかいないんですか?」
はるどうしたの!?
「そんなの産まれてこの方いたときねーわ」
「そうなんですか?
先輩なら作ろうと思えばすぐ作れると思いますよっ!」
「まぁ、俺の将来の目標は専業主夫だからな
誰かに養って貰わねーと」
「本気ですか~?
そんな子いないと思いますよ~?
やっぱり比企谷先輩が養ってあげないと~!」
うふふと幸せそうに笑うはる、あぁ、やっぱりはるもそうなのかな・・・
「先輩!私を置いて話さないでください!
はるは私の友達なんですよ!」
「そりゃすまなかったな一色」
「む~」
「あざといあざとい」
この先輩は何を言ったら振り向いてくれるのでしょうか・・・
「あっ、比企谷先輩の部屋本たくさんありますね!
私も本読むの好きなんですよね~
今度オススメの本とか教えて下さい!!」
「おっ、はるちゃんも本読むのか!
わかった、今度教えるわ」
「なっ!?先輩がそんなこと言うなんて!?
天変地異の前触れですか!?」
「とんでもないことさらっと言うんだなお前・・・」
「だって!知り合ってまもない女子と先輩今までこんなに喋ったこと無いじゃないですか!」
「最近は少しくらい喋れるようなったんだよ・・・
なんか大学で声かけられること増えたし・・・」
俺のライフポイントが削られてくからやめてくれ・・・
ボヤく先輩をよそに、危機感を覚えるいろはは
「大丈夫ですよ!慣れるまで私達がたっぷりと話してあげますから!!」
やっぱり先輩は押すしかないですね!
はるとの会話でもそうでしたし!!
「先輩~、私の誕生日あるじゃないですか~?
覚えてますー?」
「あぁ、今月の16日だろ?」
「なんで覚えてるんですか気持ち悪い」
「なんで覚えてただけで罵倒されなくちゃ行けないんですかね??」
こそっとはるが
「いろは、顔にやけてるよ?」
はっ、平常心平常心
「ぷれぜんと欲しいんですけど~・・・
どうですか?」
「・・・どうせ無理って言っても小町伝いでしなきゃならなくなるしな。わかったよ。」
「やったー、約束ですからね!
絶対ですからね!!」
ここは攻めるしかない!絶好の機会を手にすることも出来たし!
「それでは先輩!私たちも時間遅いですしそろそろ部屋戻りますね!」
「また遊びに来ます!あっ!本の件も忘れないで下さいね!!」
と、2人で部屋に戻って行くのであった
次回はとりあえずいろはとはるの女子会トークですね!