遊戯王ARCーV 痛みを共有する者   作:寝起きイグアナ

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第1話 〜エンタメデュエルと転生者〜

「う、う〜ん。ここは?」

 

とある世界で少女は目を覚ます。この世界は異物(さつき)を受け入れ、運命を歪ませる。

 

『目が覚めたんだね、ボクの愛しい彩月♪』

「え?ゆ、《ユベル》?本物?」

『そうだよ。ボクは《ユベル》。よかったよ、神様に頼んだ甲斐があった!』

「……ちょっと待って。やっぱり私死んだ?ここって死後の世界?

だから《ユベル》と話したいっていう夢が叶ってるの?」

『違うよ、彩月。ここはね、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遊戯王ARC-Vの世界だよ。』

「……え?」

 

そう、彼女を受け入れた世界は【遊戯王ARC-V】の世界。彼女の存在により、運命は大きく歪んでいく……。

 

『彩月、キミは確かに死んでしまったけどボクが神様にお願いして、この世界に転生させてくれたんだ。』

「ん?《ユベル》が頼んだって事は《ユベル》は最初からいたって事?」

『そうだよ!ボクはずっとキミといたんだよ!キミがボクのデッキを作った時から。』

 

少女は唖然とする。現実の世界にも精霊がいると聞いて驚かない方がおかしい。悪魔が神頼みする滑稽な話も忘れt

 

『ナレーター、キミはボクにブッ○ろされたいのかい?』

 

……すみませんでした。

 

「誰に話しかけてるの?」

『あぁ、気にしなくていいよ。』

「あっ、目が覚めたのね‼︎」

 

彩月が《ユベル》と話しているとピンクの髪の少女が扉を開けて部屋に入ってきた。

 

「あなたは?」

「私は柊 柚子。あなた大丈夫?私の家の前で倒れていたから私の部屋で看病していたけど。」

「うん、大丈夫だよ。私の名前は黒木 彩月。よろしくね!(やっぱりストロング柚子か)」

「そうだ、あなたの親御さんに連絡入れなきゃ!電話持ってくるね!」

「あぁ!待って待って‼︎」

「どうしたの?」

「(マズイ。転生者だから親なんかいないよ〜。どうしよう……。あっ!そうだ!)私、田舎から出てきているからこの辺に住んでないの。決闘塾に通うためにね!」

「そうだったんだ!」

 

この一言を聞き、彩月は胸を撫で下ろす。彩月は遊戯王は全作見ているので当然ARC-Vの内容も知っている。

 

「ねぇ、彩月?まだ決闘塾は決めてない?」

「決まってないよ。」

「じゃあさ、私の塾に来ない?というか、ここに通わない?ここは私の家でもあるんだけど、実は【遊勝塾】っていう塾でもあるの!」

「本当‼︎あっ、でもその前にここで1番強い人とデュエルさせて?」

「わかったわ!じゃあ一階に降りましょう!」

 

そう言うと、柚子は早足で階段を降りていく。

 

『じゃあボクたちも行こうか。』

「そうね!」

 

柚子のあとを追うように彼女は一階へと降りていく。

 

「彩月!紹介するわね。私の幼馴染の遊矢よ!」

「よろしく!俺は榊 遊矢だ‼︎」

「私は黒木 彩月!よろしく!」

「キミが新しく遊勝塾に入る人?」

 

青いポニーテールの少年が声をかけてくる。

 

「あなたは?」

「ボクは紫雲院 素良!よろしくね、彩月‼︎」

「僕、フトシ!」

「私はアユ!」

「タツヤと言います!」

 

年少組の3人も自己紹介をしてくる。

すると、誰かのドカドカと走ってくる音が聞こえる。

 

「うおおぉぉぉぉ!君か!遊勝塾に入ってくれるという子は‼︎」

「は、ハイ(汗)」

「さっきまで倒れていた人を揺さぶらないっ‼︎」

 

スパーンという音とともに柚子が持つハリセンが暑苦しい男の頭を叩く。このハリセン捌きはもはや達人の域に達しているのかもしれない。

 

「うちのお父さんがごめんね。」

「いいよ……。

とりあえずデュエルをやらせて?」

「よーし!さぁアクションデュエルだ‼︎」

 

その一言を聞き、申し訳なさそうに彩月は言う。

 

「ごめん、私アクションデュエルした事ない……。」

「本当に⁉︎じゃあルールを説明するわね?」

「あー、でもルールはだいたいわかるよ!」

「よし、じゃあ今度こそ始めよう‼︎塾長、ランダムでアクションフィールドを選んでくれ‼︎」

 

塾長と呼ばれた暑苦しい男、柊 修造は機械を弄りだし、アクションフィールドをセットする。

 

「いくぞ!アクションフィールド《アスレチックサーカス》‼︎」

「戦いの殿堂に集いしデュエリスト達が!」

「……。」

 

謎の沈黙がフィールドを包み込む。

 

「……えーっと、彩月?」

「ん?あーごめん‼︎ボーっとしてた!

えーっと、モンスターと共に地を蹴り、宙を舞い?」

「フィールド内を駆け巡る!」

「見よ! これぞデュエルの最強進化系!」

「アクショ〜ン…」

「「デュエル‼︎」」

 

彩月 LP4000

遊矢 LP4000

 

「私の先攻ね!

私は《おろかな埋葬》を発動して、《ヘルウェイ・パトロール》を墓地に送る!」

 

ヘルウェイ・パトロール

効果モンスター

星4/闇属性/悪魔族/攻1600/守1200

(1):このカードが戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。

そのモンスターの元々のレベル×100ダメージを相手に与える。

(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。

手札から攻撃力2000以下の悪魔族モンスター1体を特殊召喚する。

 

「遊矢!私のデッキのエースを見せてあげる‼︎」

「⁉︎もう出てくるのか!」

「私は《ヘルウェイ・パトロール》を除外して、《ユベル》を特殊召喚‼︎」

 

ユベル

効果モンスター

星10/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0

このカードは戦闘では破壊されず、

このカードの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。

フィールド上に表側攻撃表示で存在する

このカードが相手モンスターに攻撃された場合、

そのダメージ計算前に攻撃モンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。

また、自分のエンドフェイズ時、

このカード以外の自分フィールド上のモンスター1体をリリースするか、このカードを破壊する。

この効果以外でこのカードが破壊された時、自分の手札・デッキ・墓地から

「ユベル-Das Abscheulich Ritter」1体を特殊召喚できる。

 

「攻撃力0のモンスターを攻撃表示だって⁉︎」

「ふふっ。私は《黄泉ガエル》を召喚してターンエンド。

エンドフェイズ時、《ユベル》の効果が発動。《ユベル》自身を破壊、または自分フィールドのモンスター1体をリリースする!《黄泉ガエル》をリリース。」

 

彩月 LP4000

モンスターゾーン

ユベル 攻撃力0

魔法・罠ゾーン

無し

 

そのプレイングを見て素良は疑問に思う。

 

「(攻撃力0のモンスターを棒立ち?いくらアクションマジックがあるとはいえ、伏せカードも無しなんて……。

一体あのモンスターにはどんな能力があるっていうんだろう。)」

「俺のターン、ドロー!

じゃあ今度は俺のエースだ!俺はスケール1の《星読みの魔術師》とスケール8の《時読みの魔術師》でペンデュラムスケールをセッティング‼︎これでレベル2から7モンスターが同時に召喚可能!

揺れろ、魂のペンデュラム!描け、光のアーク!ペンデュラム召喚‼︎現われろ、俺のモンスターたち‼︎

レベル4《EMシルバー・クロウ》、レベル5《EMパートナーガ》!

そして真打ち登場!雄々しくも美しく輝く二色のまなこ!《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》‼︎」

 

EMシルバー・クロウ

ペンデュラム・効果モンスター

星4/闇属性/獣族/攻1800/守 700

【Pスケール:青5/赤5】

(1):自分フィールドの「EM」モンスターの攻撃力は300アップする。

【モンスター効果】

(1):このカードの攻撃宣言時に発動する。

自分フィールドの「EM」モンスターの攻撃力は

バトルフェイズ終了時まで300アップする。

 

EMパートナーガ

ペンデュラム・効果モンスター

星5/地属性/爬虫類族/攻 500/守2100

【Pスケール:青3/赤3】

(1):1ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、

自分フィールドの「EM」カードの数×300アップする。

【モンスター効果】

(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、

自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターの攻撃力は自分フィールドの「EM」モンスターの数×300アップする。

(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、

レベル5以下のモンスターは攻撃できない。

 

オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン

ペンデュラム・効果モンスター

星7/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000

【Pスケール:青4/赤4】

「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」の(1)(2)のP効果は

それぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分のPモンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを0にできる。

(2):自分エンドフェイズに発動できる。

このカードを破壊し、デッキから攻撃力1500以下のPモンスター1体を手札に加える。

【モンスター効果】

(1):このカードが相手モンスターと戦闘を行う場合、

このカードが相手に与える戦闘ダメージは倍になる。

 

「俺は《EMパートナーガ》の効果発動!自分フィールドのモンスター1体を選択し、自分フィールドの《EM》1体につき攻撃力を300ポイントアップする!俺は《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》を選択し、攻撃力を600ポイントアップする!」

 

オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン

攻撃力2500→3100

 

《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》は仲間の力を得て力を漲らせる。

 

「バトルだ!《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》て《ユベル》を攻撃!【螺旋のストライクバースト】‼︎」

 

《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》の息吹が眼下まで迫りくるが、彩月も《ユベル》も動く気配は無い。

疑問に思いながらも遊矢は《オッドアイズ》の効果を発動させる。

 

「《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》の効果!相手モンスターと戦闘を行う時、相手に与えるダメージを倍にする!【リアクション・フォース】‼︎」

「遊矢、ちゃんと相手モンスターを警戒しなきゃダメだよ?《ユベル》の効果!このモンスターは戦闘では破壊されず、このモンスターが攻撃された時に発生する戦闘ダメージを0にする!

その後、攻撃してきたモンスターの攻撃力のダメージを相手に与える!【ナイトメア・ペイン】‼︎」

「なんだって⁉︎ぐああぁぁぁ‼︎」

 

遊矢 LP4000→900

 

「さぁ!まだこんなもんじゃないでしょう!もっと私を楽しませて、遊矢‼︎」

 

 

 




という訳で主人公とのデュエル前半戦でした。
いや〜ユベルは強いですよね!除外やバウンスさえされなければ……。

次回は後半戦!さぁ勝利の女神はどちらに微笑むのでしょうか?

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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