彩月 LP4000
モンスターゾーン
ユベル
攻撃力0
No.77 ザ・セブンス・シンズ
攻撃力4000
魔法・罠ゾーン
ドン・サウザンドの玉座
零児 LP3000
モンスターゾーン
DDD疾風王アレクサンダー
攻撃力2500
DDD怒涛王シーザー
攻撃力2400
魔法・罠ゾーン
地獄門の契約書
戦乙女の契約書
伏せカード×1
「(まさかエクシーズ召喚を使うだけでなくランクアップまでとは……。
彼女を放置する訳にはいかないな。)
私のターン、ドロー。」
「《契約書》のコスト、払いなさいよ!」
彩月の言葉を聞き、零児は不敵に笑う。
「契約?そんなものは破棄だ!
私は《契約洗浄》を発動する。私の場の《契約書》をすべて破壊し、1枚につき1000ポイントのライフ回復とドローを行う。」
契約洗浄
通常罠
(1):自分の魔法&罠ゾーンの「契約書」カードを全て破壊する。
破壊した数だけ自分はデッキからドローする。
その後、自分はドローした数×1000LP回復する。
零児 LP3000→5000
「ふむ、私はさらに《七星の宝刀》を発動する。
この効果により《DDD疾風王アレクサンダー》をゲームから除外し、2枚ドロー。
フッ、どうやら私の力を見せる事になりそうだ。
2枚目の《地獄門の契約書》を発動し、《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》を手札に加える。
私はスケール1の《DD魔道賢者ガリレイ》とスケール10の《DD魔道賢者ケプラー》でペンデュラムスケールをセッティング‼︎」
七星の宝刀
通常魔法
「七星の宝刀」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札または自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
レベル7モンスター1体を除外して発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
〜〜〜〜
「何だって⁉︎」
「まさか‼︎」
「嘘でしょ⁉︎」
突然の出来事。それは観客席に大きな混乱をもたらした。
〜〜〜〜
「これでレベル2から9のモンスターが同時に召喚可能!
我が魂を揺らすおおいなる力よ、この身に宿りて闇を引き裂く新たな力となれ!ペンデュラム召喚!
出現せよ 私のモンスターたちよ!
《DDD制覇王カイゼル》!
そしてすべての王をも統べる超越神、《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》‼︎」
DDD制覇王カイゼル
効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2800/守2100
(1):このカードがP召喚に成功した場合に発動する。
相手フィールドの表側表示のカードの効果はターン終了時まで無効になる。
(2):このカードがP召喚に成功したターンのメインフェイズに1度、
自分の魔法&罠ゾーンのカードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
このターン、このカードは通常の攻撃に加えて
この効果で破壊したカードの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。
DDD死偉王ヘル・アーマゲドン
ペンデュラム・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻3000/守1000
【Pスケール:青4/赤4】
(1):1ターンに1度、自分フィールドの
「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで800アップする。
【モンスター効果】
(1):1ターンに1度、自分フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊された場合、
そのモンスター1体を対象として発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、
対象のモンスターの元々の攻撃力分アップする。
この効果を発動するターン、このカードは直接攻撃できない。
(2):このカードは、このカードを対象としない魔法・罠カードの効果では破壊されない。
〜〜〜〜
「ペンデュラム……モンスター……。」
ペンデュラムの始祖、榊 遊矢は絞り出した様に呟く。
その事実に拒絶するかの様に。
「まさかこんな事が……。」
「LDSのペンデュラムモンスター……。」
〜〜〜〜
「君の仲間はかなり驚いているが、君はそうでも無いようだな。」
「遊勝塾という私たちの大切な場所を奪うような奴らなら当然ペンデュラムをさも自分の力の様に使うと思っただけよ。」
「なかなか手厳しいな。」
「何とも思っていないクセによく言うわね!」
「そうでも無いさ。
《DDD制覇王カイゼル》の効果発動!このモンスターのペンデュラム召喚に成功した時、相手フィールド上の表側表示のカードの効果をターン終了時まで無効にする!
さらに私は《カイゼル》の効果で《地獄門の契約書》を破壊する。」
「何ですって⁉︎」
『くっ!……力が……。』
「ユベル‼︎」
《ユベル》はその力を失い、膝をつく。
「そして《DDD怒涛王シーザー》の効果を発動。ORUを1つ使い、バトルフェイズ終了時にこのターン破壊された私のモンスターを特殊召喚する。」
「アクションマジックは……っ‼︎」
「そうはさせん‼︎
《DDD制覇王カイゼル》で《ユベル》を攻撃!」
「《ユベル》っ!きゃあぁぁ‼︎」
『…彩………月……!』
彩月 LP4000→1200
「《ユベル》は自身の効果以外で破壊された時、《ユベル-Das Abscheulich Ritter》を特殊召喚できる。」
「だが、ペンデュラム召喚した《DDD制覇王カイゼル》はこのターン通常攻撃に加えてこのカードの効果で破壊したカードの数だけ攻撃できる。
《カイゼル》で《ザ・セブン・シンズ》を攻撃‼︎」
零児 LP5000→3800
「《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》の効果が発動。このターン破壊されたモンスター1体の攻撃力分攻撃力をターン終了時までアップする!」
DDD死偉王ヘル・アーマゲドン
攻撃力3000→5800
「《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》で《ザ・セブンス・シンズ》を攻撃!【地獄触手鞭】‼︎」
「間に合えっ‼︎
やった!アクションマジック《奇跡》‼︎モンスターの破壊を無効にして戦闘ダメージを半分にする‼︎きゃあぁぁ‼︎」
彩月 LP1200→300
「バトルフェイズ終了時、破壊された《DDD制覇王カイゼル》は墓地から特殊召喚される。私はこれでターンエンドだ。」
DDD死偉王ヘル・アーマゲドン
攻撃力5800→3000
零児 LP3800
モンスターゾーン
DDD怒涛王シーザー
攻撃力2400
DDD死偉王ヘル・アーマゲドン
攻撃力3000
DDD制覇王カイゼル
守備力2100
魔法・罠ゾーン
無し
「私のターン、ドロー!」
「スタンバイフェイズ時、《DDD怒涛王シーザー》の効果が発動。
前のターン、このモンスターの効果で特殊召喚されたモンスター1体につき1000ポイントのダメージを受ける。」
零児 LP3800→2800
「このターンで終わらせてやるっ‼︎
私は《ザ・セブン・シンズ》の効果を発動!ORUを1つ使い、相手フィールド上のモンスターすべてをゲームから除外し、除外したモンスターの内1体をこのモンスターのORUにする!【スパイダー・シルク・レイン】‼︎」
「何だと⁉︎くっ‼︎」
《ザ・セブン・シンズ》の一撃により零児のモンスターは全滅し、《怒涛王シーザー》はORUにされている。
「これでとどめ‼︎
《ザ・セブン・シンズ》でプレイヤーにダイレクトアタック!【ジェノサイドスパイダーシルク】‼︎」
「アクションマジック《大脱出》!バトルフェイズを終了させる。」
「くっ‼︎カードを2枚伏せてターンエンド‼︎エンドフェイズ時に《ユベル-Das Abscheulich Ritter》の効果が発動し、フィールド上のこのモンスター以外のモンスターすべてを破壊する。
でも、《ザ・セブン・シンズ》の効果も発動!ORUを1つ使い、このモンスターの破壊を無効にする!【オーバーレイ・サクリファイス】‼︎」
彩月 LP300
モンスターゾーン
ユベル-Das Abscheulich Ritter
攻撃力0
No.77 ザ・セブン・シンズ
攻撃力4000
魔法・罠ゾーン
伏せカード×2
「私の……どうした?…何?本当か?すぐ向かおう。
申し訳無いがこのデュエルは君に預けよう。」
「逃げるつもり⁉︎逃しはしないわ‼︎
私はあなたを倒すまで……。」
そこまで言うと彩月はバタッと倒れてしまう。
「彩月っ‼︎」
「「「彩月お姉ちゃん‼︎」」」
だが、急に彩月は立ち上がるとそのまま零児を見る。
その輝くオッドアイで。
「『みんな、心配ならいらないよ。
赤馬 零児、キミに1つだけ聞きたい事がある。』」
2つの声が混じったような声で彩月、いや《ユベル》は尋ねた。
「構わないが。」
「『キミは本当に遊勝塾の乗っ取りが目的だったのかい?』」
「っ⁉︎」
零児は驚愕する。この少女は自分の目的を理解しているようだったからだ。
「『その様子を見る限り、当たりだね?』」
「………明日、LDSへ来てくれ。そこで話そう。
我々は遊勝塾から手を引く事を約束しよう。」
そう言うと、彼は遊勝塾を後にした。
〜〜〜〜〜〜〜
翌日、彩月はLDSにて零児と対峙していた。
「今日はわざわざ来てもらってすまなかった。」
「そんな事はどうでもいいわ。何の用?」
「単刀直入に言おう。
君は一体何者だ?何処でエクシーズ召喚を学んだ?」
鋭く射抜くような目で零児は彩月を見る。
だが、
「答えるつもりは無いわ。
昨日自分たちがした事を忘れたの?あんな事をしてきた相手に個人情報なんて渡すわけ無いでしょ。」
「貴様‼︎社長に向かって何て事を‼︎」
「そこのメガネはあんたの上司であって私の上司では無いわ‼︎」
「何だと‼︎貴様、今すぐ社長に謝罪……。」
「中島、やめろ。」
零児の側近である中島と彩月の口論を諌めたのは零児だった。
「し、しかし……。」
「中島、私はやめろと言ったのだ。
非があるのは我々だ。」
「くっ。」
「確かに君の言う通りだ。我々が悪かった。申し訳無い。」
そう言うと零児は頭を下げた。それを見て彩月は目を見開き、中島は呆然としている。
大企業の社長が一般人、しかも中学生に謝罪をしたのだ。
「だが、私は君を見極めなければならなかった。」
「見極める?」
「我々は今、ある男の野望を止める為に動いている。
その男の名は赤馬 零王。私の父だ。」
「社長‼︎」
自分の目的を彩月に話すのを見て思わず中島は止めに入る。
「彼女は少なくとも融合次元の者では無い。
デュエルをした私にはよくわかる。」
「それで、その話が私と何の関係があるっていうの?」
「君の持つ2体のモンスターだ。
我々はこの舞網市に召喚エネルギーを検知する装置を至る所に設置している。その機械により君と榊 遊矢のデュエルの時に強大な召喚エネルギーを検知したのだ。
だが、それは融合ともシンクロともエクシーズとも違うもの、そこで私は君を見極める事にした。
君が我々の敵、融合次元のアカデミアなのかどうかを。」
それを聞き、彩月は考える。そして口を開いたよ
「私は、私たちは転生者よ。
元々はこの世界とは別の世界の住民だったわ。
そこではデュエルはカードゲームの遊びの1つに過ぎず、他の遊びもある。
平和な世界かと聞かれると迷うところはあるけどね。」
「そうか。
だが、1つ気になった事がある。〈私たち〉とはどういう意味だ?
それは昨日の君の事か?」
「えぇ、そうよ。
あなたが会ったのは《ユベル》。カードの精霊であり、私の守護霊でもある。」
それを聞くと零児は目を見開く。
カードの精霊。それがどれだけの力を持っているのか、想像するのは容易い。その力を目の前の少女は有しているのだ。
「手を貸しましょう。あなたを信用します。」
「………ありがとう。」
〜〜〜〜〜
『彼にボクの事まで話すなんてどういう心境の変化だい?』
LDSからの帰り道、《ユベル》は彩月に尋ねた。
「確かにあの人がした事は許せない。
でもあの人は自ら頭を下げた。自分よりも下の地位にいる人に対して頭を下げたのよ。
その中々出来ない事をやってのけたあの人は信用に値するから話したの。
それに元々ランサーズには入るつもりだったしね。」
ランサーズ。それは赤馬 零児が率いる対アカデミア組織だ。最も今は彩月と零児、その弟の赤馬 零羅(あかば れいら)の3人だけではあるが。
『いざという時はボクも実体化して手伝うよ。』
「あ、できたんだ。それならさっき……。」
「おい貴様、LDSか?」
2人の目の前に不審者が現れた。
今回の話、いかがだったでしょうか?
何だか会話が多くてデュエルが短くなってしまいました。赤馬さんは嫌いじゃないですよ。作者もDD(もどき)のデッキ使ってますしね。
ギミック積み込み過ぎてデッキ枚数が中々削れないのが最近の悩みです。
次回は不審者とのデュエル。さぁ、某クロワッ咲の運命はいかに‼︎
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!