約二時間半で仕上げたので荒い文章があるかと思います。
「てなわけで、このままだと大洗が廃校するから依久も戦車道に入って手伝ってね~」
「……拒否権無しですか会長?」
「依久は戦車好きなんだし拒否するわけないじゃん」
「……まぁしないけどさ」
角谷会長の言葉に私は溜め息を吐いた。
「でも戦車は残っているの? いくら昔に戦車道をやっていたからって……」
「河嶋が戦車車庫を調べたら四号戦車D型を見つけたらしいよ。後は分かんないね~」
「……よくそれで戦車道すると言ったわね」
「まぁ廃校しないためだよ」
「……分かったよ、私も調べてみるから」
「あんがとね依久」
「いいよ」
私はそう言って生徒会室を出た。はぁ……遂に原作か……。
あぁ、ぶっちゃけると私は転生者の部類ね。前世は軍オタの男子だ。
けど、暴走車にひき逃げされて気がつけば赤ちゃんに転生して性別は女。
女と気付いた時には大いに泣きまくったな……アソコが無いしな……。
まぁそれは兎も角、その後私は県立大洗女子学園に入学した。同学年に武部や五十鈴がいた事でガールズ&パンツァーの世界だと確信した。
まぁ戦車道がある時点で何となく分かってはいたけどねぇ……。
そして一年の時にたまたま図書室に向かう途中で文化祭の準備をしていた会長に捕まって(生徒会室の隣が図書室だった)裏方としてたまに生徒会を手伝っている。
今は原作時の二年だ。あぁそれと名前は五島依久だ。
たまにオタ仲間から「キャーイクサーン」と言われる。何でそのネタを知っているんだろう?
まぁそれはさておき、三式の場所に行くか。こういう時の原作を知っているのは有利だよね~。
「お、あったあった」
うん、原作同様に駐車場に三式中戦車が置いてあった。土浦駐屯地のように。
「会長に電話するか」
私は戦車発見の報告をするために、会長に電話する。
『もしもし?』
「あ、会長? 駐車場で三式中戦車を発見したから戦車車庫に送っといて」
『依久は仕事早いね~乙』
「たまたまだよ」
『んじゃあ河嶋に言っておくから帰っていいよ~』
「了解~。と、それと三式の発射装置は九〇式野砲と拉縄(りゅうじょう)を引いて撃発するから発射装置の予算をお願いね」
『オッケーオッケー。それくらいなら三万円で購入出来るよ。後で自動車部にも手伝わせるよ』
「了解~、それじゃあまた明日ね」
『うん、また明日~』
さて、寮に帰るか。今日は何作るかな。
「む、遅いじゃないかマンシュタイン」
「遅いじゃないよ里子。何で家の前にいる?」
「晩御飯をご馳走に来た。後、里子と呼ぶな。エルヴィンと呼べ」
「本名は松本里子だろう」
「うぐぐ……」
いや事実だろうよ。
「まぁいいよ。早く中に入れ」
「今日の晩御飯は?」
「カレーだ」
「金曜カレーか」
「今日は木曜だけどな」
「………」
髪は金髪のショートヘア。欧州戦史に詳しく、軍用ジャケットを着用しドイツ陸軍を模した軍帽を被ったエルヴィンこと松本里子が恥ずかしさか軍帽を深く被る。
ちなみに里子……じゃなくてエルヴィンとは家が近所であり、幼馴染みだ。
よく寮の部屋に来て宿題を写したり、(私が写しているのだよ)戦争物の映画を観たり(この間は『プライベート・ライアン』を観てた)寝泊まりしている。
こらそこ。キマシとか、立ち上がるな。座れ。
「さて、ちゃっちゃと作るか」
私も腹減った……。
その後、風呂にエルヴィンが乱入した私の胸を触ったりしたが(だからキマシとか、立ち上がるな)拳骨で叩き潰した。
「そ、それじゃあな……(まだ痛い)」
「うん、また明日」
自業自得だエルヴィン。私も寝るとしますか。
あ、三式の乗組員どうしよう……会長に相談しとくか。
~~翌週~~
「それで他の戦車は見つかったのか?」
「三突、M3、八九式、38(t)の四両だね。三式と八九式のエンジンも自動車部が改造して他の戦車について行けるようにしてあるよ」
「まぁ八九式も二五キロしか出ないもんなぁ」
「それで三式なんだけどね、依久の他に三人見つけてきたよ」
会長が三人を紹介する……まぁ原作同様にオンライン戦車ゲームのねこにゃー(猫田)、ももがー、ぴよたんの三人だけどね。
「宜しくお願いします」
三人が深々と頭を下げる。私も釣られて頭を下げる。
「教官が来るまでは整列して待機です」
小山が皆に教えている。ふむふむ、主人公の西住もいるな。
その後、航空自衛隊のC―2改が投下した一〇式戦車が学園長の車を破壊したがそれは些細な事だ。いやほんとに些細な事。
「さて、早速練習試合をやってみましょう♪」
「蝶野教官、いきなりですか?」
「大丈夫よ、戦車なんてバーッと動かしてダーッと操作してドーンと撃てばいいんだからッ!!」
それはあんただけだよ蝶野教官……。
「じゃあ、全員整列ッ!! 戦車道は礼に始まり、礼に終わるッ!! 一同、礼ッ!!」
蝶野教官の言葉に皆が頭を下げるのであった。
「取りあえず戦車動かすけど、運転は誰がする?」
「それじゃあ私がするずら」
ももがーが挙手をする。
「五島さんは?」
「取りあえず車長と砲手をするよ。改造を言ったのは私だからね」
「分かりましたにゃ。私は通信手をしますにゃ」
ねこにゃーが頷いて希望する。
「じゃあ私が装填手するだっちゃ」
「ま、暫定的にだね」
「それじゃあ動かすのよッ!!」
外から蝶野教官が叫んでいる。
「ももがー、チハ系は回転数を合わせないとギアが入りにくい弱点があるから気を付けてね」
「了解ずら」
ももがーは悪戦苦闘をしながらも三式を操縦する。その後、蝶野教官からの指示で森林の演習場で練習試合が始まった。
「車長、どうしますか?」
「ねこにゃー、この三式の運用は?」
「え?」
「そういう事だ」
「あぁ、そういう事だっちゃね」
ぴよたんは分かったみたいだな。
「歴女チームとバレーボールチームが四号を橋まで追い詰めているずら」
「ゆっくりと前進。左の草むらに車体を隠すように、木々の間に砲身を入れるように。それと装填用意」
「了解だっちゃ」
ぴよたんが一式徹甲弾を装填するが重いのかふらつきそうだ。
「ほら、私も手伝うから」
「あ、ありがとうだっちゃ」
二人がかりで一式徹甲弾を装填した。
「四号が三突を撃破ッ!! 更に八九式も撃破したにゃッ!!」
「まだまだ……」
四号が二両を撃破すると、橋の反対側から38(t)とM3が接近してきた。
四号は砲搭を戻して38(t)を砲撃。四号が38(t)を撃破した。ちなみに38(t)も砲撃しているが違うところを砲撃している。
「……下手くそだな河嶋……」
そしてM3が逃げようとしたが、泥濘に嵌まって履帯が切断した。
「やったの……?」
「まだですよ武部殿。まだ三式が……」
「ッ!? 後方に三式ッ!!」
「照準良しッ!! 撃ェッ!!」
引き金を引くと、三式中戦車の三式七五ミリ戦車砲二型が火を噴いた。
砲弾は四号の砲搭後部に命中し四号から白旗が上がった。
「……負けちゃいましたね」
「三式は仕方ないよ」
四号の車内で秋山の言葉に西住をそう苦笑するのであった。
「皆グッジョブ、ベリーナイスッ!! 初めてでこれだけガンガン動かせれば上出来よッ!! 特にAチームとFチームッ!! よくやったわね」
こうして初日の戦車道は終わった。
「あ、あの五島さん」
「ん? 西住さんか」
「負けちゃいました。流石ですね」
Aチームの面々がゾロゾロとやってきた。
「いやいや、三式の運用を真似ただけだよ」
「三式の運用?」
「三式中戦車は本土決戦に備えた旧陸軍の最新鋭中戦車なんです。でも相手のM4中戦車には火力、防御力が劣るので正面からの戦車戦は避けて戦車壕に隠蔽したりして待ち伏せ攻撃、敵を引き付けてからの肉薄攻撃をする計画だったんですッ!!」
秋山、説明御苦労。
「まぁ今回は戦車壕なんて無いから木々に隠れたけどね」
「それでも凄いですよッ!! 西住殿に勝つなんて」
「たまたまだって。正面戦闘だと此方が負けそうだよ。ま、これから宜しくね」
「はいッ!!」
私は西住と握手をするのであった。
「うむ、流石は私のマンシュタインだ」
「何時から里子のマンシュタインになったんだよ」
近くで頷いているエルヴィンに私はツッコミを入れるのであった。
そして戦車道全国大会優勝を目指す戦いが始まった。
てなわけでガルパンだと決勝戦初っぱなで撃破される三式中戦車を一番最初から出してみました。最初の捜索では駐車場は探さなかったんですかね。
エルヴィンとのキマシですが本当はカエサルとおりょうも考えてました。歴女チーム好きなんですよ。もう一人の貧乳? ……察して下さい。
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