魔法少女リリカルなのはSS -blaster-if 作:sennkage
「ちょっと!ユウガ!無視するんじゃないわよ!!」
「相変わらずティアナはうるさいな・・・」
「なっ・・・!?」
俺に話しかけてきたキツメの眼を持ち、オレンジ色の髪をツインテールにしている少女の名はティアナ・ランスターという。
まさに性格はキツメ。というか親しい奴ほど噛みつく用な態度をとる。
まあ、それが友達と認めているということなんだろうが・・・
ちなみに同時期に陸戦魔導士になり訓練生時代からほとんど一緒にいた。
「まあまあ落ち着いてティア」
そして横からいつものようにティアナを止める青紫の髪をショートヘアですっきりとした感じの少女の名はスバル・ナカジマ。
スバルはティアナのパートナーであり、共に寮で生活してきた仲らしい。
らしいというのはその寮は男子禁制のためで、実際本当に一緒に生活してきたのかわからないためだ。
まあ、二人の仲を見ていると事実だろうが。
「スバルからもなんか言いなさいよ!」
「え?うーん・・・お互い試験頑張ろうね?」
「なんでそうなるのよーーー!!?」
若干天然みたいだが・・・
「大丈夫ですよ。スバル。ユウガには私がいますので」
「あ!そうだよね!アイリがいれば大丈夫だもんね!」
・・・アイリ。正確にはロストロギア『アイリ』こいつは俺が小さい頃蔵の中で見つけた。
そして俺自身もよくわかってないんだが。俺は道端に捨てられていた捨て子だったらく、それを見つけた今の俺の親がいままで面倒をみてくれた。
さすがに12歳になり迷惑をかけていると思い、ここに来たというわけだ。
当初試験らしきものがあったが俺はそれを普通にクリアしてしまった。
内容は簡単なもので術式制御と格闘技術の試験だった。まあ内容は割愛ということで。
後、俺には少しおかしな所がある。
前世の記憶が少しだがあるということだ。と言っても霧がかかったように鮮明に思い出せなく、曖昧だ。
「ユウガ?」
「んあ?なんだ?」
「どうしたのぼーっとしちゃって」
「いやちょっと昔のこと思い出しててな」
「むか・・・あ・・・」
スバルが俺の言葉を聞いて顔を暗くする。
気にしなくてもいいってのに・・・
「もう昔のことだ。今があればそれでいいんだ」
「・・・うん!絶対魔導士ランクの昇格試験合格しようね!」
「・・・おう!」
「ふん・・・精々怪我しないように気おつけなさい」
「・・・・・・・・・・」
「な、なによ?」
「スバル、アイリ、目の前にいるのはティアナか?」
「うーん・・・たぶん」
「おそらくは・・・」
酷く自信なさげに2人はユウガに答えた。
一方ティアナは肩を震わせながらうつむいていた。
あ・・・これは・・・
そう思った瞬間だった。
「・・・ふふふ。私が心配するのがそんなに不思議かしらあ?」
「ティ、ティアナ?目が三角形になってて怖いよ・・・?」
ぶっつん!
そこで何かが切れる音がした。
「今すぐこの銃の錆にしてやるからその頭こっちにむけなさい!!!!!」
「おわあ!?ティアナが切れた!逃げるぞアイリ!後は頼んだスバル!」
「了解です。ユウガ」
ティアナが銃をこっちに向けたと同時に俺とアイリは駆け出していた。
後ろからは「え?えーーーー!?」という声と「待ちなさい!今すぐ打ち抜いてやるわ!!」という声が聞こえてきたが無視。
命が一番大事である。
あ、言い忘れてた。
「ティアナにスバル!お前らも試験頑張れよ!!」
そう言って俺はすぐに背中を向け俺達が受ける昇格試験を実施する場所へと向かっていった。
ーーーーーーヘリ機内ーーーーーー
「今日の試験楽しみやわ~」
「はやてが見つけた子達の試験だよね?」
「うん。4人とも伸びしろがありそうないい素材や」
「今日の試験でいけそうなら正式に引き抜き?」
「うん。直接の判断はなのはちゃんにお任せしとるけどな」
「そっか」
「うーんでも2人はうちがもらいたいわ」
「はやてが?」
「そうなんよースバルとティアナ組と違ってこっちは特殊でな」
「特殊?」
「そうなんよ。魔法術式は古代ベルカ式なんやけど・・・」
「それだけで十分珍しいと思うけど・・・?」
「・・・・・・男の子の相方がな?女の子型のユニゾンデバイス+ロストロギアなんよ」
「え!?」
フェイトちゃんが驚くのも無理ない。それだけでも十分異質なんやけど問題はそこだけじゃないんよ。
「予測される魔導士ランクがなあ・・・平均AAランクなんよ」
「それって私となのはが出会った時のと同じぐらい・・・?」
「そうやなー少し弱いくらいやな」
「・・・異常だね。それは」
「自分で言って悲しくならへんか・・・?」
「うん。結構ブーメラン飛んできて効いた・・・」
この2人、小学生の段階でAAAクラスと同等の魔力を持っていたため同じように異常な存在であることに気付き自分の言葉で自分にダメージを与えるのであった。
「まあ、そんなわけで試験受かり次第、うちにきてもらおうとおもっとるんよ」
「仕方ないかな・・・?」
「お?そろそろ始まるようやな」
「まずはスバル、ティアナ組だね」
「そうやな」
ーーーーーー試験開始位置ーーーーーー
・・・あの人に助けられて思ったんだ。
『強くなる』って
「ふっ!ふっふっ!!てえい!!」
「スバルあんまり暴れていると試験中にそのおんぼろローラーがいっちゃうわよ」
「えー・・・ティア。嫌な事言わないでー・・・ちゃんと油もさしてきた」
カチャカチャ・・・
ティアナは自分の銃の確認をしていた。
ん・・・そろそろね。
ブウン・・・
「おはようございます!さて!魔導士試験受験者二名そろってますかー?」
「「はい!」」
「確認しますね?時空管理局の陸士386部隊に所属のスバル・ナカジマ二等陸士と・・・」
「はい!」
「ティアナ・ランスター二等陸士」
「はい!」
「所有している魔導士ランクは陸戦Cランク。本日受験するのは陸戦魔導士Bランクへの昇格試験で間違いないですね?」
「はい!」
「はい!間違いありません」
「はい!本日の試験官を務めますのは私リインフォースツヴァイ空曹長です!よろしくですよー!」
「「よろしくお願いします!」」
ーーーーーー管理室ーーーーーー
『範囲内に生命反応、危険物の反応ありません』
『コースチェック、終了です』
「うん。ありがとうレイジングハート。観察用のサーチャーと障害用のオートスフィアも設置完了。私達は全体を見てようか?」
『はい我が主』
ーーーーーー試験開始位置ーーーーーー
「ではスタートまであと少し。ゴール地点で会いましょう。ですよ♪」
そうリインフォースツヴァイが言い終えるとモニターは消えカウントダウンのマークが現れた。
「「っ!!」」
二つ目の合図が消えようとして・・・
「レディー・・・」
最後のひとつが消えた。
「「ゴー!!」」
始まるのと同時に2人は駆け出した。
「スバル!」
「うん!」
ティアナは銃を構え立ち並ぶビルの一つにアンカーを打ち込んだ。
それを知っているスバルはティアナに引っ付いた。
キュルキュルとワイヤーが巻かれていく。
「中のターゲットは私が潰してくる!」
「手早くね?」
「オッケー!!」
そしてティアナは空中で手を放した。それと同時にスバルはビルのガラスへと腕顔の前で交差させながらつっこむ。
早く倒さないと!でも冷静に・・・!
着地同時にローラーに魔力を送り回転させる。
ビュンビュン!!
ビーム上の攻撃が飛んでくる。
一気に行く!!
「はあ!!」
一体目に拳をめり込ませ、二体目に蹴りを放つ。
ドカン!ドカン!!
ターゲットが破壊されていく音が鳴る。
「ロードカートリッジ!!」
スバルがそう叫ぶと右腕にあるカートリッジシステムがカシュンと音を立てて発動した。
「リボルバァァ・・・」
キイイイーーーンン!!!
右腕のデバイスが回転し始めエネルギーをためる。
「シュウウウーーート!!!」
ドゴン!!
打ち出された魔力を追って風圧が追っていく。
それはターゲットに直撃し撃墜する。
次!
「落ち着いて・・・冷静に・・・」
もう一方ではティアナがターゲットを狙撃しようとしていた。
「っ!」
ドンドンドン!!!
連続で魔法弾が発射される。
撃墜!すぐにスバルと合流!
ーーーーーーヘリ機内ーーーーーー
「うん。いいコンビだね」
「そやけど。まだまだ難関は続くよ。特にこれが出てくると受験者の半分以上が脱落することになる最終関門・・・大型オートスフィア」
「今の二人のスキルだと普通なら防御も回避も難しい中距離自動攻撃型の狙撃スフィア」
「どうやってきり抜けるか・・・知恵と勇気の見せどころや」
「あれ?そういえばもう2人は?」
「あー・・・実践形式の
「・・・・・・相手は?」
「シグナムとヴィータ」
「大丈夫なの・・・?」
さすがにその2人組が出てくるとは思ってなかったのかフェイトは心配そうにはやてに聞く。
はやてはそれを聞き横に置いておいた資料をフェイトへと渡そうとする。
「これがあの子の得意な魔法や」
その書類をフェイトは疑問を持ちながら受け取り目を通した。
「?なんでそんなものを・・・ッ!!?これ本当!?」
「本当や。あの子はユニゾンデバイスがいなくてもそれを素でもっとるんよ」
「でも変換資質で闇、雷、氷って・・・」
「うん。今までもあっても二属性の変換資質持ちしかみたことあらへん」
「すごい才能の塊だねこの子」
「本当になーお姉さん自信なくしそうやわー」
「目が楽しそうだよはやて?」
そんな風に2人がユウガについて話していたらブザー音が鳴った。
「お?そろそろ始まるようやな」
「スバルとティアナ組も気になるけど・・・」
「こっちも中々面白そうやしな」
『マスター。ご友人からご連絡です』
「なのはかな?」
「たぶんそうやろうな」
そう言ってフェイトは通信に出た。
ブウンとモニターが目の前に現れなのはの顔が映し出された。
『フェイトちゃんそろそろ私も現地にいくね?』
「ちょうどよかったのかな・・・?」
『何が?』
「もう一組の試験を見ようかどうしようかって話したんよ」
『はやてちゃんも?』
「そうや。そっちの試験は後まかせてもええ?」
『うん。大丈夫だよ。あ、今大型オートスフィア倒したね』
「後はゴールに向かうだけやな。それじゃごめんけどなのはちゃん後、よろしゅうな」
『わかったよ。後でそっちの話も聞かせてね?』
「それはもちろんだよ」
『じゃあ後でね』
そう言うとモニターがビュンと音を立てて消えた。
「見学といこうか?」
「そうだね」
2人はそういうと少年と少女が映し出されているモニターへと目を向けた。
ーーーーーー模擬演習場ーーーーーー
「ここが試験場か?」
「そのようですね。ユウガ準備はいいですか?」
「そんなの見てたんだからわかるだろう?」
「まあ、緊張もしてないですようね」
そんな雑談をしていると女性の声が聞こえてきた。
「お前達が今回の試験受ける奴らか?」
赤い帽子にオレンジ色の三つ編みツインテール?でいいのか?それに赤いゴシックロリータの服を着ている少女がそう話かけてきた。
「はい。そうです。あなたは?」
「私か?今回の試験を担当する内の1人、ヴィータ三等空尉だ」
「これは失礼しました三等空尉殿!」
ビシっと敬礼をユウガはヴィータに向かい返す。
「気にすんな。私も気にしてないからな。ただ子供扱いしたら・・・」
「ゴクリ・・・」
「殺る」
その言葉に濃厚な殺気が乗せられてこちらへと届いた。
一瞬子供みたいで可愛いなーとか思っていた気持ちが裸足で逃げ出した。
「こら、ヴィータそんなに脅すんじゃない」
「最初にいっとかねーと絶対後で言われるからな」
「全く・・・。すまないな。私はシグナム二等空尉だ」
そう言った女性はピンク色の髪をポニーテールしている。それにピンク色のジャケットにスカート、鎧のような物を腰につけていた。
「ハッ!こちらこそ御2人に気付かなくて申し訳ありませんでした!」
「口調を戻してもいいぞ。そのしゃべり方は慣れてないだろう」
「ですが・・・」
「気にすんなって。どうせそんな敬語今に叩けなくなるんだからな」
「了解。それじゃあ普通に話す」
「・・・・・・・」
「どうかしたのか?」
「いや、本当に普通に喋るとは思ってなかったのでな」
「はあ・・・?」
「気にするな。今まで私がそう言っても聞かないのが多くてな」
それはそうだろう。自分達よりも目上の人物に敬語で喋らないとか礼儀以前に常識の問題だし。
「すまない。話がそれた。今回の試験内容だが・・・」
「
「そうだ。デバイスは非殺傷モードで使用。相手を魔力でノックアウトさせたら勝ちだ」
「力をみせろよお前ら。じゃないと一方的になるぞ」
「・・・・・・わかった。アイリ」
「いいですよユウガ」
そう言って2人は手を重ね叫んだ。
「「ユニゾンイン!!」」
アイリがスウーっとユウガに入り込むように消えていき、ユウガの髪の色が黒から蒼色へと変化し始めた。
「ユニゾンデバイス・・・?」
「はやてが楽しそうに笑っていたのはこれか」
「ふう・・・準備できましたよ」
「では時空管理局の陸士386部隊に所属、ユウガ・カムイ並びにアイリ・カムイ。本日受験するのは陸戦魔導士Bランクへの昇格試験で間違いないか?」
「「大丈夫です」」
「ではこれより試験を開始する!三十秒後にこれが音を鳴らすそれと同時に戦闘開始だ」
そう言ってシグナムは黄色い球体をユウガ達の目の前に浮かせて離れていった。
「さていくぞアイリ」
『全力でサポートしますので行ってください」
「オッケーだ!」
そうアイリに返事をして、自分の愛機である刀型デバイスを撫でる。
「頼むぞ」
「ユウガ。そろそろ開始です」
いつの間にかいままで一緒に歩んできたデバイスに心を向けていて時間を忘れていた。
「カウント5、4、3、2、1・・・スタート!!」
開始と同時に俺は立っていた場所から後ろへと大きく飛び退く。
それに遅れてガガガ!!!と何かが連続でぶつかる音がした。
「おいおいまじか。開始と同時に攻撃とかありかよ!」
「まあ、魔法の準備をしてはいけないと言っていませんでしたからね」
ビルからビルへとジャンプして移動する。
「アイリ!」
「はい!」
叫ぶのと障壁が張られるのが同時であった。
ガン!!
鈍い音が鳴った。
「さすがに防御はうまいな」
「それはどうも!シグナム二等空尉!」
音が鳴った場所にいたのはシグナムであった。
右足を軸に回し蹴りをする。
「なるほど。すぐに対応できる能力もある」
まあ、躱されるよな。そして上からの追撃がくると・・・
「カートリッジロード!!」
カシュンカシュン!!と鞘の所にあるカートリッジシステムが起動する。
数は・・・5!なら!!
「唸れ雷!サンダーセクサス!!」
抜刀したデバイスから雷があふれ頭上へと跳んでくるであろう物体に向けて飛んでいく。
1つ目にぶつかったその魔法は繋がる様に他の物体へと向かう。
そして全ての飛来物を相殺した。
「所見で防がれたのは2人目だ。よく気付いたな」
「いや、余りにも攻撃が
「・・・なるほど。頭もよく回るか」
「それよりそんなところでじっとしていていいんですか?」
「何?」
「こういうことだ!!」
ダッ!と地面を蹴りシグナムへと肉薄しようとする。
それに気づき空中へと退こうするシグナムだが浮かばないことに違和感を覚えた。
「っ!凍らせたのか!私の足場ごと!!」
「大当たりってな!くらえ!我流抜刀魔法『雷千華』!!」
放ったのは超高速連続雷斬撃。視界が埋まるほどの斬撃を見てシグナムは心が震えた。
「レヴァンティン!!」
『
カシュン!とカートリッジが音を鳴らした。
「シュランゲバイセン・アングリフ!!」
レヴァンティンが連結刃になりシグナムの周りを覆うように斬撃を放っていく。
ガガガガガガガガガガガガ!!!!!!
互いの魔法がぶつかる音が広がる。
「はあああああああああああ!!!!!」
シグナムは声を張り上げながら目の前にある斬撃をすべて弾いた。
「アイリ!!」
「はい!」
目の前は魔法が衝突した後で煙があったがそれを無視するように声が響いてきた。
「レヴァンティン!」
『
周りに広げた刃を目の前に集めるように動かす。
「ラケーテンハンマー!!」
ガン!と鈍い音が鳴った。
「ガッ!?」
「おいおい!私を忘れたな!?」
シグナムに迫るユウガ達をヴィータ横から殴り飛ばした。
「すまないヴィータ!」
「この馬鹿。熱くなりすぎだ」
「いや、ユウガの技を見て心が騒いでな・・・」
「このバトルマニアは・・・」
実際シグナムは熱くなっていた。
久々に心の踊るような相手をみつけたからである。
フェイトと剣を交えて以来、強敵との戦いは無くただ日々を鍛錬にあてるだけであったためだ。
そんなシグナムを見てヴィータはため息をこぼす。
「そんであいつらはどうよ?」
「戦力的にも問題なし。むしろあれでなんでCランクどまりなのかが不明なレベルだ」
「だよなあ・・・やっぱ理由としては飛べないのが原因か?」
「だろうな。私達はそういった物とは関係が無く飛べたからな」
「これだから上の連中は好きじゃないんだ」
「まあ言っていても仕方ないだろう」
「それよりもいつ合格を言い渡すかだが・・・」
「まあ、ハヤテ達がここにつくまででいいんじゃねえか?」
「・・・そうだな。本音を言うともう少し戦いたい」
「このバトルジャンキーが・・・」
そんな会話をしていた時だった。
「・・・?ヴィータ今日は晴れだったはずだな?」
「ああ。そうだけど・・・・・・ッ!マズイ!あいつら今どこだ!?」
自分達に日の光が当たってないことに気付き周りを見渡す。
「・・・!いた!っておいマジかよ!!?」
「ふむ・・・あの魔力量はなのはのスターライトブレイカーに匹敵するな」
「言ってる場合か!アイゼン!!」
『
「レヴァンティン!」
『
ユウガ達がやろうとしていることに気づいた2人は全力でそれに対して魔法を放とうとする。
そしてユウガ達はそれに気づいてもなお魔力をためた。
「ユウガこちらに気付いたようです」
「そりゃこんだけ暗くなればな」
「魔力装填率100%まで完了」
「もういっちょ!カートリッジフルロード!!」
カシュンカシュンカシュンカシュンカシュンカシュン!!!!!
「我流抜刀魔法・・・」
ぐっ足を地につけ、刀を強く握り抜刀の型へと移行する。
ユウガの周りに雷と氷、闇が浮き上がり始め、その三つの属性が刀へと集まっていく。
全力全開!!
「響け!『
刀から放たれたソレは斬撃。
触れれば凍り、雷が溶かし、闇が喰らう。ただ、それだけを乗せた魔法。
単純であるが故の大出力魔法。
これを使うと次の日動けないんだよなーと思いながら自分が放った攻撃が届くこと祈りながら見る。
「ギガントシュラーク!!!!」
「飛竜一閃!!!!」
シグナムとヴィータもギリギリで魔法が間に合ったようだった。
ユウガの魔法に先にシグナムの打ち出した魔法が衝突してこちらの魔法の勢いを削った。
「うおおおおおおおおおおおおお!!!!」
その後にヴィータ巨大になったハンマー型のデバイスを叩きつけた。
斬撃はまだ止まらずひたすらに進もうとしている。
「これでもまだ止まらないか!!?仕方ねえ!アイゼン!!」
『
カシュンカシュンカシュン!!
「打ち砕けえええええええええええ!!!!!」
ゴオオオオオオオ!!と斬撃と触れているハンマーとは逆の方向から火が噴き出す。
そして斬撃は止まった。
だがただ止まるだけではなかった。
ピキキキキッ!!!!と音が鳴ったと思ったら衝突したアイゼンが半分ぐらい凍った。
「さすがにあれだけの魔力量を打ち返すと反動が来るか」
「まだだ!シグナム!あいつから目を離すな!」
「ッ!?」
言われて気付いたがすでにユウガはさっきの場所にはいない。
「後ろか!?」
「当たりってな!!」
「馬鹿な!お前は飛べないはずでは!!?」
「ああ飛べないさ!だから
ユウガの足元には小さい魔力障壁が存在していた。
「まさか障壁を足場にしてここまで来たというのか!」
「その通りだ!正真正銘これが最後の一手だ!!」
そうユウガ叫び、刀を抜き放つ。
それに対してシグナムも剣をユウガに向かって振りぬく。
『そこまでやーーーー!!!!》
両社は響いた声に反応して体の動きを止めた。
ユウガの刀はシグナムの胴に当たる寸前で、シグナムの剣はユウガの肩に触れる寸前で止まっていた。
『さすがに全員やりすぎや!』
「えっと・・・どなた?」
声の主が誰だかわからないユウガはそうやって声をだすのが限界だった。
ということで今作品お読みになってくださってありがとうございます。
始めて小説を書くので誤字など多いかもしれませんがそこは優しい目で読んでくださるとありがたく思います。